2011ワークショップ

2011年12月15日 (木)

2011/12/14 幼稚園先生研修

2011/12/14 鎌倉市にある、玉縄幼稚園で、先生方向けのワークショップを行いました。
神奈川県立近代美術館のMuseum Boxアートカードを用いたアートゲームと、レクチャーのほか、多くの図版をご覧いただきました。
後日レポートをアップします。

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2011年9月 5日 (月)

7/5 玉縄幼稚園年長児WS、保護者向けWS

<子どもWS>
幼稚園の講堂にて、スタッフ紹介から始まったオープニング。
「美術館をしっていますか?」
ほとんどの子が手を挙げてくれましたが、知っているけれど、行ったことがないという声がかなりありました。
紙芝居をプロジェクターで見ました。どのお子さんも真剣でよそ見や、おしゃべりはありません。
美術館にいく、三つのお約束を反復します。
「天使は、何と言ったかおぼえていますか?」
「後ろだよ。」とすぐ声があがりました。
お約束を確認後、各お教室に移動。
子どもたちは、立ち上がったとたんに、「ゆっくり歩く」、「ひそひそ声で」を実行してくれて、担任の先生たちがびっくり。
講堂の外でクラスごとにならびましたが、子どもたちは、二人組で手をつないで、早速、ひそひそ声でお話しています。

子どもたちは、落ち着いた様子で、各お教室へ。
2つのグループに分かれて床に座ってもらい、あいさつ後、再び、美術館へ行くための3つのお約束を確認。ここでは、先ほどよりすんなりと3つ出ました。
美術館にある絵のカードでこれからゲームをします。と簡単に説明し、部分あてゲームに入りました。
1枚目、イサムノグチの彫刻。
カードをさっと取った子に「触っちゃいけないんだよ。」という声が。
この発言を利用して、「わかったらカードに触らずにお隣のひとの手をぎゅっとしましょう。」という言葉をかけました。すこし間をおいて、正解の近くのひとが代表して、答えのカードを掲げるということにしました。
他、3問。問題なく終了です。

次は、カードのまわりをまわりながら気になる絵の前で止まってもらいます。すきだなぁ、だけではなく、へんだなぁとか、色がいいなぁとかなんでもいいですよと、「気になる」ということについて話しました。
ゲームの前に「ゆっくり歩く」ということを確認します。
あっという間に気になる絵が決まり、すんなりとお隣のひととおててでおはなし。
男の子のグループにこそこそでおはなしを聞きました。

「では、上手にできたので、いよいよ『あさがお組さん美術館』で絵を見てみましょう。」
先生と、あらかじめこどもたちが描いたパイナップル絵を貼っていただいているホワイトボードを出しました。二人組で手をつないで、ゆっくりホワイトボードのまわりを歩きます。みんな真剣な表情。
しかし、一生懸命見ている様子は伝わりましたが、あまりお話をしていない様子だったので、どれが好き?どれが気になる?とすこしキーワードを言ってみました。すると、「これ!」とそれぞれに気になる絵を指差します。「どこが気になるところかな?」と聞くとことばが出る子と出ない子が。「色かな?形かな?」と聞いてみると「いろいろな色だからいい。」、「丸い形がいい。」「メロンパンみたいなところがいい。」など、良い言葉をたくさん聞くことができました。

「上手に美術館で絵を見る練習ができたので、ほかの美術館にも行ってみましょう!」
再び、3つのおやくそくを確認して、担任の先生に先導をお願いして、他のクラスの美術館へ。

クロージング
「鎌倉の近代美術館には、このカードと同じ絵がありますよ。」
「本物は、もっと大きいよ。」などと言うと
子どもたちは、「人より大きいの?」
「大人よりも大きいの?」
などと興味津々の表情を見せていました。

<大人WS>
名前を書いて胸に貼ってもらいました。
オープニング
「一分間、目をつぶって音を聞きましょう。」
拾った音は、いくつでしたか?
感覚が開かれた状態になったと思います。

宝箱カード
*納得ゲーム
*物語つくり
*絵本
*美術鑑賞についてのおはなし、展覧会のご案内


~感想~
有馬先生の「子どもを文化の担い手として尊重する。」ということをしみじみと思いました。彼らは、ルールを守れないのではなくて、ルールを知らないだけなのかもしれません。
子どもたちにわかる言葉で、納得のいく説明さえあれば子どもたちは、ルールを守ることを楽しんでくれます。あらためて、ルールについての絵本の魅力を感じました。

よく考えれば、幼稚園時代に絵を描くことはあっても絵を鑑賞するということは学ばないかもしれません。しかし、しっかりものを見るということ、見たことや思ったことを言葉にして表現すること、誰かが言ったことをしっかり聞くこと、その言葉に共感すること、また自分の想いに共感してもらう喜びを感じることなど、どれも大切な体験になるのだと思います。パイナップルの絵の鑑賞で子どもたちから出てきた言葉は、私自身にとっても、心が動かされるようなものでした。

大人のWSでも、宝箱のゲームは、同じ絵であってもそれぞれ人によって見るところ、感じるところの相違があることが明らかになり、勉強になりました。
近くで部分をみる、細部までよく見るに加えて、小坂が言った「絵を離れて見る。」ということも鑑賞のうえでは、忘れてはいけない大切なことだと思いました。
今回、氏川の「みなさんの税金で買ったみなさんの素晴らしい宝物を見に行くという感覚で気軽に美術館に行ってください。」という話もすばらしいと思いました。

(レポート;山口)

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