2010ワークショップ

2010年8月26日 (木)

はじめまして、美術館。2010  親子時間

いよいよ、みんなで美術館を訪問します。

蓮池の見えるテラスに集合。まずは美術館でのお約束を思い出してみましょう。

 ひそひそ声でおしゃべりしましょう
 ゆっくり歩きましょう
 作品にさわらない

 そして、手でおはなししましょう


思いだしたところで、ママと手をつないで美術館に入りましょう。

みんな、とってもゆっくり歩いて一つ一つの絵を見ていきます。
気になる絵があったら、ママの手をギュっ。
たくさん、たくさんママにおしゃべりしたいことがあって、いっぱいママの手をギュっしたお友達もいました。

テラスに帰ってきたら、気になった絵を教えあいましょう。
一つに絞り切れないお友達もいました。
こどもにとって、抽象画は想像力をとっても膨らましてくれるもののようです。
もしかしたら、先入観のない大人よりずっと、絵を感じることが出来るのかもしれませんね。

「鬼の足がぎゅってなってる、キックするんだ、鎌倉にふってきて、鎌倉がつぶれちゃうよ。美術館の上に鬼がきて、美術館ぺしゃんこにつぶれちゃうよ、ピザみたいになる。食べられちゃうんだ。でも、ぺって吐き出されて、大きくなって、美術館、勝つよ。」

みんなの気になった絵がわかったところでもう一度館内へ。
お友達の意見を聞いたら、ちょっと絵を見る目が変わったかもしれませんね。

黒い絵に黒い鬼がえがかれている作品の前でスタッフが声をかけました。
「あれ、黒ばっかりじゃないわね。他にも色があるみたい」
「ピンク」
「ピンクは何かしら?」
「トンネルの向こうの宝物」
「宝物の中に何が入ってるの?」
「知らない」
「トンネルの中に何があるのかしら?」
「…うさぎとか、りすとかのおうち」
「ここ通って宝物とりにいく?」
「行かない、上飛んでいく」


本当は黒いトンネルの中、ちょっと怖かったのかな・・・。
でも、こどもは二次元の絵に奥ゆきと時間の流れを見ているのですね。

たくさんの素敵な言葉をいただきました。
でも、まだ言葉の少ないこどもは、自分の感じたことを言葉に置き換えることが出来ないので、大人が思っているよりもずっと多くのことを心の中に秘めているのかもしれません。

美術館の外には、大きな蓮池が広がっています。
最後に白鷺、鯉、小さなお魚、アメンボ、トンボ、チョウ・・・、たくさんの生き物も見つけました。
水面のキラキラが天井に写っているのも気がつきました。
何か一つのものを一生懸命見る、これは絵画、等の芸術作品に限られたことではないでしょう。
生き物からも、こどもを取り巻くすべてのものの中にたくさんの学びがあると思います。

こどもがママと手をつないでくれるのも短い間。
たくさん、手でお話をしないともったいない・・・。

これから、社会の一員として大きくなっていくこども、ルールを守ることによって、より快適に過ごすことが出来ることを覚えて、これからもどんどん美術館初め多くの素敵なところにお出かけしてください。

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はじめまして、美術館。2010  親&子時間

はじめまして、美術館。2010
今年のキーワードは「手で、お話しましょう。」でした。

昨日(8/19)は、生涯学習センターに集合。
おとなチームとこどもチームに分かれて、それぞれカード遊び、造形遊びなどで楽しみながら、親子それぞれ美術館とマナーをまなびましょう、というワークショップです。

美術館でのお約束。
 
 ひそひそ声でおしゃべりしましょう
 ゆっくり歩きましょう
 作品にさわらない

 
そして、、お母さんと一緒に美術館に行く小さいお子さんに今回特にお話したのが

 ママと手でおはなししましょう

美術館にママと手をつないで入って、気になる絵が見つかったり、何だろうな、と思ったりママとお話したい時には、ママの手をキュッッと握ってみます。ママはなあに?と、小さい声で話しかけてあげましょう。

絵本でルールをまなんで、一緒に体を動かして練習してみます。
こどもたちはなんでも遊びにしてしまいます。
とっても楽しそうに、間違えて走ってしまった私に「違うよ。」と教えてくれました。

クイズがわかった時もわかったこどもはわかったよ、というしるしに手をキュッとします。

そして、今回は、お母さんとこどものコラボで一つの作品を作ってみました。
こどもが書いた絵とお母さんの作った立体造形。
それを一つの作品として完成させます。
こどもたちが非常に高い集中力で絵を描き上げたのにもびっくりしましたが、もうひとつ、紙粘土を手にしたお母さんたちが何の躊躇もなく作り始められたのにも予想外でした。
失礼ながら、かなりひさしぶりに粘土を触られたのだと思いますが、頭の中にある完成形をあっさり形にされていらっしゃいました。

この、作品は11月に横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校で行われるなんとかナーレで展示させていただきます。(希望者のみ)

翌日はいよいよ、美術館に行きましょう。
お約束を忘れずに、ママと手をつないでね・・・。
<staff:kosaka>

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2010年7月16日 (金)

はじめまして、美術館。2010  親時間

小さい子供が美術館に行くということ。

小さい人たちは一人で美術館にはいけません。
当然、身近な大人が子供を美術館に連れていくことになります。

子供が騒いだらどうしよう。
飽きちゃうんじゃないかしら。
子供が抽象画を理解するとは思えない。

今日は、夏休みに親子のワークショップに先駆けて、ママたちだけのワークショップを行いました。
神奈川県立近代美術館の全面協力を得て、親が自分が鑑賞するコツを学んでいただき、子供と美術館に行くことへの不安や、疑問を少しでも解消していただけるよう、ゲームや実際の作品の鑑賞を行いました。

まずは皆さんの気持ちを美術館モードにしていただくべく、今回の展示、『渡辺豊重展 鬼と遊ぶ』をそれぞれに鑑賞してきていただきました。
そして、気分が盛り上がってきたところで、2チームに分かれてカードゲームの開始です。
今回は近代美術館の収蔵品カードで遊ぶMuseum Box「宝箱」を使用して、なっとくゲームと    をしました。
初めのうちこそ多少の戸惑いもあったでしょうが、みなさん初対面だったにも関わらず、どんどんゲームのコツをつかみ沢山の素敵な言葉をいただきました。
ゲームのコツをつかんだということは、鑑賞のコツもつかんだということ?
早速、もう一度展示室に戻り、再度鑑賞。ただし、今回はスケッチブックをもって頭に浮かんだ言葉や疑問に思ったこと、何でも構わないのでどんどんそこに書いてきていただきました。
もちろん、絵で描いてきてくださってもかまいません。
絵画の見かたは自由です。
ルールはありません。
当然、正解もありません。
ちょっと頭を柔らかくするだけで、新しい何かが見えてくるかも知れません。
みんながお互いのことを思いやって快適に作品を鑑賞できればなんでもありなのです。

ただし、小さな人たちは、お互いのことを思いやって快適に作品を鑑賞する、というのがどういうことなのかまだわかりませんよね。
だから、いくつかのルールを大人が教えてあげなくてはいけないと思います。
・・・してはいけない、ではなく、・・・しましょう、と。
これが次回、8月のワークショップのテーマの一つです。

みなさんの感性にスタッフも刺激を受け、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
そして、みなさんとお話しすることで、こんなことを心配していらっしゃる、こんな要望がある、など沢山のことがわかりました。
小さな組織のフットワークの良さを遺憾なく発揮して、出来るだけ皆さんのご要望をふまえて次回につなげていきたいと思っています。


一ヶ月後に小さい人たちと一緒に作品を鑑賞するのがとても楽しみです。

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2010年2月24日 (水)

一言感想

二回目の鑑賞で思い浮かべていただいたひとこと感想を、うらかた日記にアップしました。どうぞご覧ください。

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