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2009年7月21日 (火)

1回目(7/9) 開催レポート

蝉の声が賑やかに響く、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館。
子どもたちが幼稚園、小学校に行っている時間を利用して、ママ向けの第1回目を開催しました。

参加者の中には、この美術館は初めて訪れたという方も。
美術館の学芸員・稲庭さんに、神奈川県立近代美術館について、そして現在開催中の美術展、
「美術館はぼくらの宝箱 ~子どもたちの視点がくれるもの~」
について、また今回の美術展のテーマとなっている美術館体験キット「Museum Box 宝箱」についてお話を伺いながら、作品をひとつひとつご堪能いただきました。

一部の作品には、子どもたちがその絵から感じた言葉も一緒に展示してあります。
7才から18才の子どもたちがみずみずしい感性で感じたものの結晶には、大人である私たちがはっとさせられるような視点も発見できます。

時折質問も交えながら、美術館を鑑賞しました。
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カフェタイムでは、子どもと一緒に美術館を訪れるときに、気になっていることが活発に質問されました。
参加者の方々のほとんどは、子どもと一緒に美術館を訪れたご経験がおありで、そのほとんどは都内などで開催される有名な作家や美術館のコレクションを中心とした大型展のようでした。
たとえばお話しに出ていたのは、
・サーッと見て、好き嫌いで終わってしまう。
・子どもと一緒に絵を見ていて、たとえば裸婦像に「どうして裸で恥ずかしくないの?」というような現実的な問いかけに困ってしまった。
など、一緒に訪れた経験があるからこその疑問や不安。

稲庭さんからは
・親の趣味に付き合わせるという形ではなく子どもに主役感を感じさせることが大事
・好き嫌いであれば、なぜ嫌いなのか問いかけてみては?
・現実的な問いかけも良い、親が「こう見なきゃいけない」という制約をはずすことが大切。子どもの言ったことを肯定すること、つまり、絵には「こう見なきゃいけない」というものはなく、自分が感じたままでいいということを覚えてもらいたい
という鑑賞のヒントをいただきました。

また絵本『ぼくのたからもの』を通して、そこに描かれた世界がまさに美術館の活動と同じであること、作品を通して分かり合う楽しさを味わうこと、共感することが大切というお話も伺いました。
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親子で鑑賞するときの楽しみであり、喜びは、互いの考えに「共感」するということ。

次回、8月4日(火)は、子どもたちと一緒に美術館のマナーを楽しくまなびながら、作品カードにふれ、いよいよ親子で美術館を楽しみます。
それではまた、次回をお楽しみに!!

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コメント

先日、プログラム1日目に参加しました。
久しぶりに心から美術館の空気を楽しんで帰ってきました。
それは、娘とではなく一人でのんびりできたことはもちろんですが、それだけではありませんでした。
今回、鑑賞した絵の周りには子供たちのコメントがつけられている作品がありました。
その言葉1つ1つは、普段私たち大人が絵を前にしたときに考えてしまう時代背景や技法など難しいことを抜きに、感じるがまま自由なものでした。
鑑賞後、学芸員の方にお話を伺い、子供が絵を見て何を感じるかは全く自由で、例えそれが作品の本質とは無関係な発想だとしても、その中に1片でも親と共感できる「何か」があれば子供の中にその絵は残るということを教えていただきました。
私も今度、娘と美術館に行くときは、これまでのように、イヤホンから聞こえてくる「正しい知識」にばかり頼らず、率直な共感を共有し美術館を楽しみたいと思います。
最後に、このように素敵な機会を与えてくださった、学芸員の稲庭さんと、スタッフの皆様に感謝いたします。

投稿: りんちゃんママ | 2009年7月21日 (火) 17時09分

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