October 14, 2008

仕立てあがりました

仕立てあがりました
仕立てあがりました
お仕立てをお願いしたお着物が、出来上がってきました!
いざ、見てみるとホレボレ…
裾回しは梅鼠色のぼかしを選びました。
生まれ月・2月の花=梅、と選んだのですが、そしてなんとも今年は、「ねずみ」年ではありませんか(子年に気づいたのは今なんだけれども)。

驚いたのはやはり、着心地の良さです。
ぴたりと体に添ってくる感じで、のびやかに着物を楽しめる気がします。
ああ、着物本来の着心地とは、この感じなのだと嬉しくなってしまいました。

がしかし、悲しいかな、柔らかものなので、私の我流の着付けでは着物に翻弄される一面も。
今までテキトウにやっていたごまかしが、こうもぴたりと体に合う着物を前にすると、どうも気になってしまうのです。
裾丈の1センチ、いや、5ミリが気になる。

これを機にちゃんと「美しい着付け」を…と着物雑誌の着付け特集号を前に四苦八苦。
はたして美しく着られるようになるかはわからないのですが…
「粋」を目指して、せめて野暮にならないよう、頑張っております。

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September 13, 2008

反物が届きました。

たんも
反物が届きました。
やっぱり、とっても素敵!と嬉しくなっています。
画面上で見ているのと少し違った点は、地色の淡いグレー。
これがまた雰囲気を添えてくれ、とても素敵です。

実は、やわらかものの反物を見た・触ったのは、これがはじめて。
こんなにやわらかいんだ!こんなに薄くて軽くて、肌触りがいいんだ!と驚きです。
(到着前、丹後縮緬ってどんなの?と母に聞いたら、あんたそんなことも知らずにそんなイイモノ手に入れたの?と呆れられてしまいました。江戸本を開いたら、ちゃんと「丹後縮緬」、近畿の名産品に数えられていました。)

まだ反物なのに、早速家の帯を引っ張り出して、これもいい、あれもいいとコーディネート中。
これが楽しいんですよね。
お着物の楽しみのひとつは、コーディネートで着物の表情がまるで変わること。
帯ひとつとっても、粋にもはんなりにも、雰囲気を変えて楽しめるのがたまりません。
着物ひとつに帯みっつ、の法則、なるほどなと思いました。

Sa3b0190_2さて私が一番このお着物にあわせたい帯は、塩瀬の切手柄。
購入以来、もったいなくてもったいなくて、使っていなかった特別な帯です。
歌麿の「ポッピンを吹く女」が素敵で素敵で、たまらず惚れこみ惚れぬき…大事なひとにはそうそう手を出せないと同じ論理で(?)、いまだ未使用の帯です。
なんとも粋じゃあ、ありませんか?
 
Sa3b0188_2やわらかく、女性っぽさを出したい時には、今の季節、この菊柄の染帯もいいかしら。
この時期ならもちろん、贔屓にしている音羽屋の観劇にも、欠かせない一本です。(なんたって、「菊」之助「菊」五郎贔屓なわけですから。そのときは、長襦袢は「よきこときく」…袖だけの、うそつき袖で。見えないところにこだわる江戸人の気持ち、なりきってしまいます)
今まで渋好みの私には濃い目の色の着物しかなかったので、この帯がピシリといきるコーディネートが見出せずにいたのですが、これならばっちり。
 
Sa3b0189_2金糸のたくさん入った鼓の柄なら、パーティやお祝い事にも似合うはず。
洒落たレストランでのお食事や、観劇や…。
と、いろんなシーン、思い浮かぶ割にあまりそんなシーンはないのですが(笑)。
流石に子ども連れでの着物姿、赤ちゃんがいるうちは無理ですが、自分ひとりでのお出かけの時にはぜひ着物を着たいなぁ。
 
今年は夏でもお着物姿の素敵な方をあちこちでお見かけしました。
汗1つかかずに、さらっと涼しげなお姿は、本当にすてき。
夏着物は私はちょっとまだ手を出せずにいるのですが、今からは、お着物日和が多い、良い季節です。

反物はこれから、お仕立てしてくださる方にお送りをします。
一ヶ月ほどで、出来上がってくるとのこと。
どんな風に仕上がってくるのか、今からとても楽しみです。

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September 08, 2008

着物心、ついに決心。

さあやが生まれてから、1度しか着物を着ていない私なのだけど、それでもお着物への情熱は、失われていません。
いままでどなたかのものを譲り受けて着ていたお着物――。
ついに、とうとう、私の中で「禁断の一線」であった「お仕立て」を、することにいたしました。
なぜ禁断かといえば、もちろんそれはお値段のせいなのだけど…。
「まあまあいい」着物を5着手に入れるのと、「これぞ!」という1着を手に入れるのと、天秤に掛けた結果。
ついに清水から飛び降りてみることにしたのであります。

というのは、ずーっと憧れていた万筋のお着物、それに私がこの世で一番好きな文様・雪輪が散った、たまらなく私好みのお着物を見つけたのですが、それが反物売りだったわけなのです。
七日七晩悩みぬいた挙句、やっぱりこれは「買い」だと結論して、だとしたらお仕立てが必要になり…急遽、お仕立てデビューに相成りました。
せっかくの「はじめて」なので、ドキュメンタリー風に、反物の入手から出来上がりまでを追っていってみたいと思います。

反物は、こんな柄です。
まだPCの画面上でしか見ていないお品ですが、無彩色のしっとり粋な万筋に、愛らしい摺り疋田の雪輪模様が散って、チャーミングさをはなつ一品ではないかと思っています。
万筋も、シンプルな筋だけではなく、節のある筋が、味わいがあっていいなぁとほれ込みました。
生地は、丹後縮緬。…といっても、生地の良し悪しなんて、相変わらずわからないのですが。

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この着物なら、うちにある帯がいろいろ合わせやすい!はず。
染めの着物には織の帯、織の着物には染めの帯…と母からは教わったのですが、この着物(染めの着物)に合わせてみたい帯はいずれも染めの帯。そんなコーディネートって、許されるのでしょうか?
落ち着いたピンク色に菊の花が手描きされた塩瀬の帯。
白地に真っ赤な椿と鮮やかな葉が描かれた同じく塩瀬の帯。
黒地に歌麿の「ポピンを吹く女」切手の柄が描かれた塩瀬の帯。
それ以外では、母から譲られた、臙脂色に和花が刺繍された帯も、いいかもしれません。
お友達Sちゃんからいただいた、濃紺色に琳派風の花が織られた帯も、しっくりしていいかもしれません。
お着物の大先輩、お茶の先生Oさんからいただいた、ピンク色の献上帯だって、似合うだろうし、購入以来一度も締められずにいるピンク地に白いアザミのような花が刺繍された帯も、活躍してくれるはず。
祖母の形見の藍地に縞の細帯をきりりと貝の口に結んで、お稽古だっていいに違いありません。

…とまあ、考え始めればきりがないくらい、「万能!」なお着物に思えたのです。

そんなわけで、購入に踏み切り、今は、お仕立て先を探しているところであります。
(もうちょっとダイエットしてからでも良かったわーとも思うものの、思い立ったがなんとやらです)

お仕立てにあたり、お着物は反物があればいいだけじゃないことも、よおっくわかりました。
袷仕立てにするなら、胴裏や八掛が必要だし、ガード加工を施すかどうか…
本当にいくつもの手といくつもの作業を経て、お着物が成り立っているのだとわかります。
手軽にリサイクル品やいただきものを楽しんできたけれども、じっくり「お着物」に取り組む「お仕立て」、それはそれで、なんだかとても大事なものを教えてくれているように、思います。

余談ながら。
お着物のデザイン力に圧倒!されつつも、先人達のお洒落センスを楽しめる展覧会が、サントリー美術館で開催中。
小袖 ~江戸のオートクチュール~
お着物って本当に、「纏う芸術」だなぁとしみじみうっとり、楽しめます。
このお着物に、どんな帯を合わせていたのかしら?と、そこがまた気になります。
着物(小袖)だけでも素敵だけれど、ここにまた、目を見張るようなコーディネートをしてくれちゃうんですよね、江戸のお姐さん方は!
展示にはコーディネートまではないのだけれど、そこはまた、あまたある浮世絵などから、エッセンスを感じるとしましょうか…。

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January 15, 2008

晴れのきもの。

昨日は、成人式。
ちょっとお出かけをしたら、成人式帰りの、振袖姿のお嬢さんたちをたくさん見かけました。
ハレの日にお着物を着る、という習慣の、代表的なものが「振袖で成人式」ではないかと思います。

今ではお着物が大好きな私ではありますが、成人式には振袖を着なかった一人。
きらびやかな着物の海の中を、ホコモモラの赤いスーツ姿でかき分けていました。
どうも昔から、あの振袖というのは、好きになれなかったのです。
お着物が好きになった今ならどうか…といえば、やはり昨日も、ちょっと苦手だなと感じてしまいました。
振袖自体というよりも、もしかしたら、「お仕着せ感」に抵抗を示していたのかも。
なんというか、こそばゆい。
蝶よ花よと育ったわけでもないので、あまり素直じゃないせいか、「成人しました」「こんなに綺麗になりました」と飾り立てるのが、とても気恥ずかしかったのです。
(両親は、私を「鉄の女」マーガレット・サッチャー女史のように育てたかったらしい…その弊害と思われます)
「ハレ」の舞台なわけですが、どうせなら、自分が晴れ晴れしい気分になる「晴れ着」を着たらいいんじゃないか、と思って、いかにも可愛らしい振袖よりも、スーツを手に取りました。
着物文化が普段の暮らしから遠のいてしまっただけに、成人式という一日のためだけに(あるいは着たとしても数回のもののために)、お着物を仕立てる感覚が、よくわからなかったのでした。

それでも「成人式に振袖」は、本人と言うよりは家族の願望のようです。
私も、おばあちゃんがあまりに嘆くものだから、おばの昔の振袖を着せられて写真をとられたのを覚えています。
半分イヤイヤ、おばあちゃん孝行と思って従った私でしたが、いざ着物を目の前にしてみたら、心がほぐれました。
その着物には、あまり抵抗感がなかったのです。
アンティークな振袖は、柄も色も控えめで上品で、きれいなお着物だなぁ、これなら好きだなぁと思いました(でもせっかくのその時の写真、それ以来封印されています。メイクのおばさんに、あまりにも太く眉毛を強調されて、オバサンぽくなってしまったのがショックだったのです…)。
今の振袖は、きらびやか過ぎて私の目にはチカチカ映ってしまいますが、昔、着物がもっと身近だった頃の振袖は、しっとりと綺麗で、ハレの日を祝う家族の愛情そのものが織り込まれているように思えました。
もしかすると、成人式の時にだって、ちゃんと探せばそんな素敵な振袖にも出会えたのかもしれません。

結局私は、振袖のかわりに…と申し出て、両親が振袖のために貯めていたお金で、フランスに短期留学させてもらいました。
今でも母は「心に振袖を着せました」と、恥かしいことを言って歩いていますが、このときの選択はやっぱり良かったと思っています。

もちろん成人式の頃には、12年後に自分が着物をこんなに好きになっているなんて思いも寄りませんでした。
でもお着物を着るようになった今も、いわゆる着物らしい、綺麗な色や柄にはちょっと抵抗感があるのは、単に私が渋好みだからなのかもしれませんが、少しだけ、あの成人式のお着物に対する、気恥ずかしさ、こそばゆさが手伝っているように思えてなりません。
もしかすると、一生に、七五三と、成人式の3回くらいしか着ないかもしれない着物。
だからこそ、綺麗できらびやかなものが好まれるのかもしれませんが…
そんな中を、藍大島に黒繻子の帯、黒の絵羽織で通り抜けると、いろいろな意味で、「ああ、年をとったなぁ」と実感する日でありました(常々、母たちからは「あんた渋すぎ、婆ぁすぎ」と苦言をいただきます)。

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November 16, 2007

おそろしや。

ちゃんとした和ダンスのない我が家。
「いつか桐の箪笥を…」なんて夢みたいなことを言っている間にどんどん時は過ぎ、しかも留守にしたため着物には最悪の環境となっていたこの5ヶ月間。
ようやく片付けの手が着物類にまわり、収納を開けてみると…なんとなんとなんと、一番の「宝物」着物が、大変なことに!
母から譲り受けた、とっておきの訪問着。
それははじめて見た時からうっとりと見入ってしまうほど美しく、着る機会こそないものの憧れの一枚でありました。
クリーム色地にあっさりと、しかし丁寧に描かれた梅と紅葉の柄。そこにアクセントのように、江戸紫色の光琳菊が咲く、優雅でしっとりと美しい、大好きな着物。
そこに、ポツポツと黄色い斑点や、もやっとした黄変のシミが浮き出ていたのです。

正直なところ、これがいつ出たものかも、よくわかりません。
もしかしたら母からもらってきた時には既に、ちょっとダメージの気配はあったのかもしれません。
だけど、ここまでひどい状態ではなかったはずなのです。

頭の中が真っ白になってしまいました。
もともとこれは、祖母が母に作ってくれた着物だと聞きました。
母方の祖母は、大きな染屋さんのお嬢さんだったひと。
贅沢をする人ではありませんでしたが、日常の着物は全て大島紬だったという着物好きであり、日本画を趣味にしていた祖母が、母の嫁入りに当たって誂えたという、思い入れのある着物なのです。
祖父は母の誕生直前に他界しており、祖母は、母にとって唯一親と呼べる存在でした。
時間の経過を言い訳にしても、これは明らかに、私の管理が悪かったせい。
憧れの一枚ということを抜きにしても、なんだか、祖母の母への思い自体を自分が踏みにじってしまったようで、ひどく心が痛みました。

諦めるにも諦めきれず、着物屋さんでそんなお話をしていたら…
たまたま同じお店にいたお客さんで、お着物に詳しい方が、「黄変にも段階があるものよ。早めに悉皆屋さんに相談してご覧なさい」と教えてくださいました。
「ちょっとでも薄くなれば、大丈夫!昔の人は、毎日毎日着物着ていたんだから、ちょっとの痛みなんて気にしなくて平気よ」とも言い添えていただき、希望が見えてきた気配。
というわけで、本日早速、Webで見つけたとあるお手入れ専門店に、訪問着を託すところです。
時を同じくして、着物のための桐箪笥も(本当に桐なのか疑わしいくらい安い奴だけど)、届く予定。
着物雑誌の「収納」特集で、こんなおそろしいことが二度と起きないように、勉強中です。
ホント、着るのが好きなだけじゃいけないないと思い出した、着物生活3年目を迎えた晩秋なのでした。

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November 29, 2006

素敵な織の帯。

061127_16420001先日書いた、歴史の勉強会でのお着物美人さんが、「あなたに似合うと思って…」と、とても素敵な織の帯を譲ってくださいました!!
「ちょっと現代風でしょ」と言いながら取り出されたのは、とっても素敵な織の帯。
「この間の着物に似合うと思うわ」とのこと!

伺えば、お若い頃に気に入って使われていらっしゃったものとのこと。
「昭和30年代くらいのなのだけど…」と仰る。
私のとっても気になる時代!
しかも、なんだか、今見ても新しい感じだし、どことなくアールデコを感じさえするデザイン。
とっても私好みなのです。

ご本人、お着物がお好きで「着物の方が洋服よりも楽なの」と仰る大先輩。
しかも、「この次は、もう着ないお着物を探してきてみるわね」と言ってくださる。
私は着物を着始めたときに参考書のようにしていた『平成着物図鑑』という本を、気に入ったらそのまま持ってらしてください、とお渡ししました。
「着物はもちろんだけど、今の本の作り方みたいなものもわかって、楽しいわ」と仰ってくださいました。
私が大正~昭和初期頃が大好きだというお話をすると、「やっぱり!大正ロマンの色の使い方だわね。お勉強なさっているのかと思っていたのよ」と納得いったご様子。
私よりも少し年上の娘さんがいらっしゃるのだけど、お着物の趣味が合わないとか。
「あなたみたいにお若い人がお着物を着てらして、とっても嬉しいわ」と言っていただき、私も嬉しい限り。

歴史のお勉強だけでも楽しいのに、楽しみがまた増えたような気分です。

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November 20, 2006

思わぬところでお仲間が。

7月から参加している歴史の勉強会、10月以降はお着物で出かけています。
今年は昨年に比べて暖かいような気がして、家で着物を着る日は少ないのですが、せっかく鎌倉の歴史を勉強する会、こういう機会を逃すのはもったいない。
そんな思いで、着物で出かけはじめたのでした。

以前お花をいただいた方から、「お着物でこういう会ってとても合うわね!ぜひまた着ていらして、楽しみにしてる」と声をかけていただいたのも嬉しく、さらに講師の先生からも「和服ですか!いいですねぇ、きれいですねぇ」と言っていただいたのも嬉しく、すぐ調子にのる私はいそいそと着物で出かけていたのでした。
そうして3度目ほどになる日の会に、着物美人登場。
素敵な秋色、深い茶色の紬に、織のきれいなグラデーションの帯。
まとめられた白髪には透かし彫りの木のバレッタが控えめで美しく、とってもとっても素敵なのです。
帰りがけ、思わず素敵なお着物ですね、とお声がけしたら、
「私、あなたのお着物姿に触発されて着てきたの!」
との、嬉しいお言葉。

どうも、私自身意識していないのだけど、「現代風」の着方をしているらしい。
最初は崩しすぎだという意味かと恐縮していたら、そうではなくてどうやらコーディネートの問題らしい。
半襟の色とか、着物と帯とのコーディネートが、斬新に映るらしい。
「この間の着方も、とっても素敵だったもの!」と、言っていただいた。
着物のリサイクルのお店を利用していることを話していると、その方も、隣にいらした方も、目をきらきらさせて聞いていらっしゃる。
ちなみにその日私は「穴場」のリサイクル店で購入した500円のウールの着物を着ていて、その価格にも皆さん驚くばかり。この近くのお店なんですよ、と申し上げると、お二人とも「ぜひ連れて行って!」とのこと。
お話を聞いていた方は「私も、お着物、これを機に着てみようかしら」とおっしゃる。
「もう、是非に!」ということで、次回、帰りにご一緒する旨お約束してきました。
さらに、お着物でいらした方は、お若い頃の、着なくなったお着物を譲ってくださるという。

思わぬところで、思わぬお着物仲間ができ、とっても嬉しいばかり。
何より、お着物を着る方とご一緒に、お着物談義ができるのが、とっても楽しみな私なのでした。
昔、その方たちがお若かった頃のお着物のお話など、伺いたいなぁと思います。
今よりもっと、身近にお着物の暮らしがあったはず。
にしても、ファッションの話って女性は世代を選ばず、盛り上がりますね。
特にお着物のお話は…

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October 01, 2006

待望の季節

夏の間は暑くて1~2度しか着られなかった着物。
ようやく袷の季節が来て、日常に着物がある暮らしが戻ってきた感じです。
袷の季節が本格化するのを前に、数度の練習を経てお太鼓も結べるようになりました。
これで本当に、着物暮らしを楽しめるというものです。

先日東京に出かけてきました。
国宝である俵屋宗達の風神雷神図屏風を見に、出光美術館へ。
宗達、光琳、抱一と3つの風神雷神図を見比べられる、とても贅沢で至福の展覧会。
会場でも、お若い方からご年配の方まで、着物をお召しになっているご婦人を何人も見かけました。
丸の内を着物姿で闊歩する若いお姉さんもいて、お着物文化がますます広がったなぁと思いました。

私ははると一緒だったので洋服で出かけましたが、素敵な着物姿の方にはついつい見とれてしまいます。
皆さん暗めのお色味のお召しや紬が多く、そこに暖色系の帯をしてらして、秋だなぁ…なんて見る人に思わせる、とっても素敵なお着物姿でした。

ああ、私も早く着物が着たい。
そう思って帰路につきました。

幸い今日は、日曜日。
朝から衣替えをして、午後にはお着物でちょっと近所のお買い物に行こうかしら、とわくわく。
そうそう夏着物のお手入れも、ぬかりなく行わなければ。
夏着物、とっても好きなの色・柄なのだけれど、暑がりの私には少し贅沢品かもしれません。
だって、1年に1度しか着ない衣類…これは着道楽の域ですね(笑)。

袷の季節を前に、憧れだった真綿紬を1着新調しました。
(新調と言ってもお誂えではなく、オークションを利用したユーズド品、ささやかな新調です。)
着物生活、満1年の記念のつもりです。
まだまだ粋に着こなせるようにはなりませんが、自分なりの楽しみ方、今年も楽しもうと思います。

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April 23, 2006

ひさびさ着物。

060422_09340002旦那さんの骨折以来、久しく着物を着ていません。
が、友人と出かける予定ができたので、彼女とふたりでお着物でお出かけすることになりました。
どうも洋服ばかり着ていると、頭の芯が「洋服モード」になっていて、自分なりの着物のドレスコードがあやふやになります。

この日のテーマはひとまず、「萌ゆる」。
黄緑が着たかったのだけど、お気に入りの黄緑の紬はちょっと気取りすぎかな、とも思い、紺色に小さな矢絣のお召しに、半襟の、黄緑をのぞかせることに。
黄緑がちょっと覗いているあたりが、萌え出ずる木の芽のイメージなのです。

帯は最後の最後まで迷って、白地に緑と赤の結び文が散ったもの(この帯、よく見ると織で「大吉」と書かれている。なんだか縁起よい気分の帯です)。
帯締めは紺に白のラインが入った三部紐(帯留めを通すタイプのもの)で、そこに露を含んだ花のような真珠のブローチの帯留めをあしらいました(このブローチは「しらたま、しらたま」の回で登場)。

着物の世界では特に「見えないおしゃれ」のことを耳にしますが、本来なら見えない長襦袢を紅くしてみました。
紅い長襦袢、昔は粋筋の女性(主に遊女や芸者)が着たため、ちょっと前の世代のいわゆる一般のお嬢さんは着なかったという話も聞きます。でも、ちらりと覗く紅い襦袢は、一瞬どきりとするような美しさがあると、私も思います。
近頃はむしろ粋筋のお姐さん方が格好良いという風潮。
それにあやかって私も、菊のような花火のような模様の紅い襦袢を手にしました。

この日一緒に出かけた彼女の装いも素敵で、一緒に着物のバーゲンなぞに繰り出し、着物着物な一日を存分に楽しみましたが、このお話は、また別の機会に。
ひさびさの着物は、やっぱり心地が良かったです。

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January 30, 2006

人魚姫と蛇女。

060126_12050001先日私はネットオークションで、青海波の着物を落札いたしました。
淡い黄緑と黄色のぼかしの着物は、写真だと見づらいですが織りで水飛沫をあらわしたような水玉模様が入り、とてもかわいらしい柔らかな着物です。

落札したばかりの写真を目の前に、この着物に身を包んだら、人魚姫みたい…なんてメルヘンなことを考えていたのです。(夢見るうお座だし)
帯を青にして、半襟は…と考えているところに旦那さんが帰ってきました。

「見て見て、かわいいでしょう?これ着たら何に見えると思う?」
すっかり人魚姫の気持ちでメルヘン気分の私に、彼が間髪居れず言い放った一言。
「蛇女?」

いざ手に届いた着物を見ても、なんだかいまいち着る気になれない、私なのでした…。
感性の違いは時に残酷なものですね。

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