September 07, 2012

イエイエ妄想、実現のはこびとあいなり。

ちょうど一年前の記事は、倉敷への旅立ちの記事になっていました。
あの旅から、暮らしというものを見つめ、家について考えてきた私たちでした。
そうこうしている間に、住んでいる宿舎の耐震強度調査で、強度が足らないということが分かりました。
各階の一室をぶちぬいて耐力壁にする、耐震補強工事がおこなわれることが決まりました。
補強工事のために別室に移動していくご家族や、
それならばと出立する引っ越しのトラックもたくさん見送ってきました。

私たちは、自分たちが根をおろす場所を探しもとめ、
郷里のひとたちと話をかさね、
自分たちの思いを形にしてくださるただ一人をたずねあて、
自分たちにとっての「暮らし」を改めて考えぬきながら、
この一年を送ってきました。

いま、
私たちの新しい生活がはじまるはずのイエには、
カタチが与えられました。

その場所は、今住んでいるところからもうすこし奥まった場所にあって、
鎌倉野菜の生産地でもあります。
すこし歩けば、畑がひろがっていて、
ご近所の庭先で新鮮なお野菜を売っていたりします。

イエは、ひとりのすばらしい建築家さんの手によって、
家族それぞれに居心地のよさそうな、
こぢんまりと落ち着いたカタチを与えられました。

実際にどのようにつくりあげるかはここからのお話になり、
いま思い描くカタチからいくぶん変わってもいくのでしょうが、
冬の声が届くころにはもう、現実のカタチを持ったイエが、つくられはじめるはずです。

イエイエと妄想した、あのときから一年。
実現のはこびと、あいなりました。
長いのか短いのかはわかりませんが、
ただ、今は、この先の時間がそこで過ごす日々につながっていると、
そう思うだけで、いちにちいちにちの短さを感じ、
こつこつと積み重ねるちいさなことの繰り返しを、
とても大切に思えるのです。

本当をいえば一日もはやく移りたい。
秋になり、たつとさあやの喘息の虫さんが、活性化している今、
切実に、新しい環境に移りたい。
あと、ひとふゆ。
ひとふゆだけだから、と言い聞かせながら、
あちこちこまごまと掃除にいそしんでいます。
でも、一年前の時には、喘息の事なんてわからなかったのだから。
しかるべき時だったというか、ご縁だったというか、
サインとして事前に知らされていたのかもしれません。

そうそう、私たちが決めた落ち着き場所は、
結局、探し始めたときに一番最初に提示された場所でした。
区画こそ違いますが、同じ場所。
そこから半年くらいあちこち探し回って、結局そこに落ち着いたのです。
ご縁、なのでしょうか。

なにか大いなるところから届くメッセージに、
たすけられて生かされているような気がする、
このごろです。

| | Comments (0)

January 26, 2012

手のひらから

スマホになって初、アプリからの投稿です。iphoneやipad使っている人にはわかりやすいだろうけれど、アプリ探しって、ひと手間ですね。
四六時中マーケットの中をぐるぐる探し回っている感じ。

そんな中で目にとまるのって、結構どうでもよさそうなアプリだったりもして(笑)

肝心のシステム系のアプリを試したりしながらたまに「暦変換機」アプリで「ほほう、私は400年前に生まれていたら天正4年生まれなのね」などと、それこそどうでもよいことを調べて悦に入っています。

なにより、手書き認識が楽で楽で…
前の携帯にも入っていた機能ではありましたが、使えない感じだったのでこの2年ほどでの進化はすごい。
自分はといえば、なんだかこの2年はるのことで学ぶこと悩むことばかりで過ぎた気がして、この2年の世の中の技術の進歩の形が手のひらにのっていることが心底すごいと思うと同時に半ばちょっぴり、羨しくもあるのでした。
ようやく私も、少しずつではありますが、自分が楽しいことにも目を向けられるようになってきました。もちろんお仕事はもう廃業のつもりなので表立って受けはしませんが、春始動の母関係のわくわくプロジェクトに首をつっこんだり、発達障害児の親の会関連でデザインまわりをやったり、Npo活動も楽しくやっているので、いわゆるビジネスからは身をひいたけれども、収入と期限のタイトさがなくなった分、自分のペースで楽しく動いてはいますし、実際には社会から遠ざかっているのではなくて世の中の先っぽから、ちょっと離れただけなのですが(笑)

属する場所が変わるだけで、人って、大きく変わるものなんですね、きっと。

今、楽しみ、いろいろあります。
春に向けてのわくわくが、いろいろ。
いずれここでも皆様にご紹介させていただきますが、被災地復興にもつながるようなこと母と楽しさまじえてやっていきます。
いやもう、これが楽しいのなんの。
楽しいがイチバン、ですね。

今日も楽しく!

追伸

↑先日つくった、おせちです。喜んでいただけて嬉しかった、まずエビとこぶ巻きからなくなっていって、文化の違いを感じて面白かった。まずエビをとる。とりたいけど遠慮しちゃうでしょ?ああ、スナオでいい!と上海からの学生さん達に教わった気がしました。私もエビからいける人になろう。人生短いもんね。



| | Comments (0)

April 27, 2010

伊豆旅行

約ひと月、と大変な遅ればせですが、伊豆旅行、ちょこっと書いておこうと思います。
というか、この記事を書いてから、と思ってどんどん更新が遅ればせになり、開店休業中になっていました、心配おかけした皆様ごめんなさい。熱を出して出しっぱなしなわけではありませんで、四川先生も三日後くらいに熱が下がって、今は少々風邪と花粉症だけれど元気にしています。
旅行について、このブログ上の空白の間、コメント付きのアルバムとDVDを作成していました。両家に送り終えたので、ようやっと、ひと息。幼稚園の新学期もはじまり、今年は役員を引き受けることにもなり、子どもの進学のことを考えたり、そろそろ夏のWSも考え始めたり。そんなふうに、ちょこまかと動いています。

【初日】
○伊東から修善寺へ
レンタカーをお義父さんの運転で。修善寺で昼食後、冷たい雨のため、予定していたミニSLやイギリス・カナダの建物のある場所は、あまりにも寒いので予定変更、駿河湾にぬけて伊豆三津シーパラダイスという水族館を見ました。

○天城越え…未満
お義母さんの要望で「天城越え」のため南下。雨が雪になり、積ってきてしまいました。わさび沢を過ぎ、浄蓮の滝(ここも雪で車から降りられず)を超えて、わさび屋さんに寄った頃にはだいぶ雪が積もり、ほんの少しの間に真っ白になっていました。わさび屋さんの忠告で峠越えを断念、伊東へ戻ったものの、バイパスが雪のため渋滞、普通なら1時間足らずの距離を、4時間もの間じりじり過ごしました。夜になってどんどん気温が下がる中、しんしんと積る雪、そしてこちらはレンタカーのノーマルタイヤ…。肝も冷える決死のドライヴでした。
写真は、満開の桜に降っている雪。
窓ガラスに飛び込んでくるのは、吹雪なのか、桜吹雪なのかわからない、とても幻想的な光景でした。
Dscf0790_2


【二日目】
○下田へ
下田に出かけ、海中水族館へ。
イルカに餌をあげて握手をすることができるとのこと、はるは大喜びで、自分の回の三回前からずーっとはりついて見ていて、体が冷え切ってしまいました。握手やジャンプのサインを教えてもらって、上手にできると餌をあげて、という体験なので、はるは大興奮。イルカって意外と大きくて、歯もぎざぎざあるので、はるの手はぶるぶる震えていたのですが、それ以上にがんばれました。すごく怖がり屋さんなのに、怖さ以上に関心がまさったのを見るのは初めて。私にもうれしい体験でした。
イルカショーやアシカショーなどたっぷり堪能後、ようやくのお昼ごはんにありついたのは午後三時。キンメダイのおすしを食べました。
水族館が寒かったのか、夕食時から体調を悪くしてはるが発熱。39.6℃まで出て、タクシーを飛ばして伊東の夜間救急病院まで行き解熱剤をもらいました。伊豆半島広しといえども、夜間救急はここのみとか。気持ちのよいところなので伊豆に住むのもいいねえなんて言っていましたが、うちのような救急病院とべったり仲良しな子育て環境ではちょっと難しいのかも。
Dscf0842_2


【三日目】
○伊豆高原、テディベアミュージアム
伊豆高原のテディベアミュージアムで開催中の、トトロ展を見に。私はテディベアが楽しみだったのですが、誰ひとりとして興味を示さず素通り。もったいなさすぎる!!唯一はるが電車と駅のワンシーンを示した展示にだけ関心を示していました。
トトロのワンシーンをぬいぐるみで展示したものや、実物大のトトロに子どもたちは目を丸くしていました。はるは熱心で、みんながカフェに行こうとするのにも「ぼくはここでみてるから」とそっけない様子。おじいちゃんがつきあってくださり、何周も何周もしました。どうも、ボタンを押すと走るネコバスが気に入ったらしい。その前から離れずに、あとからは「ぼく、ネコバスに乗ったんだ!」と言っていました。あのとき、はるはトトロと一緒にネコバスに乗っていたらしいのです。
Dscf0905_2

そんな、旅でした。
ふう、やっとこれから、書きためたほかの記事をアップします。もうすぐ、五月になっちゃいますね(笑)

| | Comments (0)

January 11, 2010

今年の運勢

2010年の運勢を無料公開!というYahoo!のネット広告を見て、鏡リュウジさんの占いを試してみました。
結果。
「今年は恋愛運が飛躍的に良い年。
顔をあげて目があった人が運命の人というようなことも!」

PCから顔をあげると、…ああ、目が合いました。
うちの書斎は、PCを向かい合わせて作ってあるのです。
「なに?」と四川先生。
「…いや…」と私。
まあ、外れてはいないのでしょうが。

| | Comments (0)

January 04, 2010

三が日。

お正月の三が日。
皆さんはいかがお過ごしでしたか?

私たちは今年帰省せずにいたら、元旦に義母の姉である横浜のおばからお招きをいただきました。
年末から微熱続きの風邪っぴきの私は失礼して(付属してたつも失礼して)、四川先生と上二人がお伺いしたのですが、お昼に行ったのに、暗くなっても18時を過ぎてもなかなか帰ってこないのです。
その間私はとっても優雅な時間が過ごせました。ゆっくりと寝たり、本を少しめくったり、自分でなにか書きたくなってPCに向かったり。こんなに自由気ままな時間は、一体いつ以来かしら?というくらい、ゆっくりと。年のはじめ、神様からお年玉をいただいた気分です。
結局三人が帰ってきたのはなんと23時半。
とろとろに酔った四川先生を心配して、車で来ていた東京の従兄弟さんがわざわざ遠回りしてお送りくださったとのこと。
はるは大好きな車に乗れて上機嫌、さあやはお菓子をいただいて上機嫌、四川先生は千鳥足で上機嫌、三人とも踊りながら家に入ってきました。
四者四様の「楽しい」お正月でした。

二日は、二日酔い気味の四川先生はじめ全員がのーんびりとくつろぎ、夜に少しだけ、駅ビルの初売りをのぞきに私とはるがでかけました。
狙いはアルミ製のお弁当箱だったのですが、女の子向けのが1点ある以外に見つけられず、結局成城石井でお菓子の福袋を買っておしまい。

三日の昨日は親友I嬢が我が家を訪ねてくれ、飲み食いしながら話の花を咲かせたり、過去の歌舞伎俳優祭「鯛多二九(たいたにっく)」を観たりと、楽しい一日を過ごしました。
タイタニックは、ジャックならぬ孔雀丸を染五郎、ヒロイン苅谷姫を菊之助。まだご健在だった頃の猿之助が団十郎とともに演出をしており、三津五郎さんが襲名前年でまだ八十助、坂田藤十郎が中村鴈治郎時代。
ガン「ジロ(白)」ウに対抗してガン「グロ(黒)」山姥を菊五郎、平成十二年(2000年)というちょうど十年前の世相を思い出しながら、しっちゃかめっちゃかのドタバタ劇を楽しみました。
当時I嬢は秋田にいて、昼は雪道を社用車で攻めながら営業に走り回り、夜は秋田のおいしい日本酒で研鑽を積み酒豪になった頃でした。
私は仙台でまだ営業から企画の仕事に変わったあたり、月に一度のホームパーティを欠かさず、気心知れた仲間たちとラジオのパーソナリティもやっていて、休日には赤いオープンカーでのひとりドライヴを、岩手福島山形の隣接3県まで「ふと思いついて」ふらりと出掛けてしまう人でした。
昔っからの才女・I嬢の大学受験時の苦労秘話を初めて聞いたり、互いの実力試験の最低順位を暴露しあったり、当時教わった先生の何人かが鬼籍に入られた話を聞いたりと、十年の歳月を感じた一日でした。
四川先生は「二人ともマシンガンみたいにしゃべってて入り込めなかった」との感想。
そこに子供たちがI嬢と遊んで欲しくてかまってくるから、それはもう賑やかなんてものではありませんでした。


楽しい三が日がおしまい。
結局おせちもおもちも残りましたが、まあ、それもまたよし。
子どもが大きくなったら少し変わってくるのかもしれないし。

今日は私が半年ぶりに美容院に行くつもりが、予約いっぱいで明日に延期、宙ぶらりんの1日です。
いつもならもっと放っておくのですが、来週取材でプロの方に写真を撮っていただくので、ちょっと奮起。
あわよくばそのまま駅ビルのセールをのぞいて、お洋服も見てしまおうかなとたくらんでいます(これは四川先生には内緒。美容院に行く前と行く後では、ファッションに対するモチベーションが格段に違うのはなぜなんでしょうね?)

のんびりゆったり始まった2010年。
今年はずーっとこんな風に、ゆったりと過ごせるかしら…?

| | Comments (0)

October 06, 2009

ぐりとぐらのかすてら

ぐりとぐらのかすてら
ぐりとぐらのかすてら
先日子どもたちと、絵本『ぐりとぐら』に出てくるかすてらを作った。
卵3個をふわっふわに泡立てて卵の力でふくらませるかすてら。
正方形のケーキ型で焼き上げたら、断面がきれいな黄色になっていた。

市販のカステラは私がなにより好きなおやつで、たまに買ってくるのだけど、手作りのほかほかもなかなか悪くない。
今回のレシピは素朴な、卵の味がしっかりするかすてら。
いざ焼きあがったら市販のものに比べて幾分しっとり感は少ないものの、素敵なおやつになった。

その数日後、はるが「かすてらの作り方」を書いて持ってきてくれた。
ボウルで卵を泡立てているところとか、四角が二重に描かれたオーブンで焼き上げるところ、割る前の卵に、牛乳や小麦粉を足したボウルなどが書いてある。
なんとも素敵なレシピ!
思わず写真をとらせてもらいながら、子どもとはいえ手順を結構覚えているものなんだ、と驚いた。

子どもの絵の線は、思い切りが良くていい味が出ている。
画家・松本竣介は自身の子どもの絵をお手本に作品を描いたりしていたそうだけれど、そんな気持ちもわかる気がする。

はるが描いてくれたレシピは、なんだかここのところ精を出している「おやこ料理教室」のご褒美のように思え、嬉しかった。

さて次は、何を作ろうか?
…というより、いつまでおやこ料理教室を続ければ、赤さんは出てくるのでしょう(笑)。
予定日をついに一週間過ぎてしまったというのに…

| | Comments (0)

September 30, 2009

予定超過妊婦

予定日を超過し、晴れ晴れと検診に出かけた私。
目指す10月は目前、ここまで持ちこたえたことが誇らしいほどで、病院に向かう足取りもいつもより心なしか軽やか。

待合室にははると同じクラスのお友達ママが偶然来ていて、最近幼稚園どう?と話にも花が咲いた。
彼女は12月に助産院で出産予定なのだけど、今日はたまたま検査にきていたらしい。
新型インフルどう?なんて話からしばらく、名付けや出産話など、14時予約なので13時半過ぎから過ごす、いつもより心なしか長い待ち時間も楽しく過ごした。

検診は月1回、28週から2週に1回、37週から週1回になったのだけど、なんと予定日40週を過ぎると週2回になるのだそうだ。
加えて毎回超音波検査とNSTという胎児の元気度をはかるモニターをつける。
…つまり、今まで簡単な面接程度だった検診が結構濃厚になるというわけなのだ。
また、このモニターが曲者で、赤さんが寝ていると、うまくない。
今日は、モニターをつける前までは待合室で10分間隔の張りが来ていて、このまま陣痛突入?なんて妄想すらあったのだけど、モニターをつけた途端赤さんが寝てしまい張りも遠のいて、そこから寝返りしたり起き上がって体を揺すったり、都合40分ほどモニターとにらめっこ。
ようやく起きた赤さんを5分ほど観察して、検診のすべて終えた頃には17時をゆうに回っていた。
次回は土曜日。
それまでに陣痛がこない限り、また、丸ごと半日がかりになりそう。


さて、明日10月1日は、日本酒の日なのだそうです。
この日に産まれたら、呑んべえの子どもにしたらケッサクだなぁと思っています。
そろそろ産まれてくるかな?

| | Comments (0)

September 22, 2009

みかづきくん。

みかづきくん。
予定通り、今朝は焼きたてのスコーンで朝食。
はるは今日、生まれて初めて生卵を割った。
加減がわからないからひびを入れたあと、両手で殻を握りつぶしてしまい、呆然としていた(笑)。
クリーム状に練ったバターに、卵と牛乳、スコーンミックスを混ぜる。
牛乳をはかっていれるまでがはるの担当、スコーンミックスをいれるのがさあやの担当。
そこまでやったら満足したのか、2人ともこども番組を見にテレビに向かう。
生地を半分に分けて、片方にはフルーツグラノラを混ぜ合わせ、冷蔵庫で寝かせて整形。
こども用は丸く形抜きし、大人用はNYスタイル(らしい)で三角に整形して、表面に牛乳を塗ってオーブンでこんがり焼き上げた。
焼きたてのスコーンはサクサクしっとりで、たまらない美味しさ!
生地を寝かせている間にサラダなど付け合わせの準備もできるので、休日のゆっくり朝ごはんにはもってこいかもしれない。
思いつきで混ぜたフルーツグラノラがなかなか具合が良く、四川先生のお気に召したよう。
作り始めから出来上がりまで一時間かかるけれど、ちょっとやみつきになりそうだ。


さて。
いま我が家の至るところには、名付けの本、歳時記、暦、歴史の人物伝など、蔵書の中から役に立ちそうなのが置いてある。
書斎はもとよりキッチン、リビングのソファ、寝室の枕元。
気が向くとそれらのページをめくり、ぼうと考えるのだけど、なかなか名前が決まらない。

ソファで虚空を睨んでいたところ、なにしてるの、とはるに問われて、赤ちゃんの名前を考えてると話したら、
「じゃあ、ぼくも考えてあげる!」と名付けの本を持っていって、ひとつずつ読み上げている。
しばらくしてから本を返しにきたので、いい名前はあった?と聞くと、
「ううん、なかった。でもぼくいいお名前考えたよ」と言う。

「みかづきくん、がいいんじゃない?ぼく、みかくんって呼ぶの!」

ほほう、なかなか個性的で素敵な名前だ。
なにより、本からじゃなく自分で考えたってところが、我が子ながらすごい。
以来、はるの中では赤さんは「みかづきくん」に決定してしまったので、私たちがまだ考えていると「もうぼくがお名前つけたからパパもママも考えなくていいよ」と自慢気。
でもさすがにそこまで個性的な名前をつける勇気は私たちにはなくて…。
まだじりじりと、考えているところだ。

みかづきくん、に少々ビクついているのは私。
明日は三日月。
子ども特有の勘による予言では!?とドキドキ。
まだおしるしがないからわからないが…

今日から39週、予定日まで一週間。
湘南鎌倉総合病院の産科部長の研究によれば、予定日に産まれる赤ちゃんはほんの17%ほどだという。
うろ覚えだが確か一番多いのは40週、次いで39週、41週。
年間1000件以上のお産を扱うこの病院でのある年の統計データから導かれた結果なのだけど、棒グラフで示されたデータは意外と後ろに山があって驚いた。
はて、うちの赤さんは、どうなるんでしょうか。

| | Comments (2)

September 21, 2009

焦りの結晶スイーツ。

焦りの結晶スイーツ。
夜中、2時過ぎから陣痛があった。
最初は少し間隔があったけれど、3時半を過ぎた頃には10分間隔になっていた。
前回お産の進みが早かったので今回は15分間隔になったら病院に連絡、という段取りになっている。
けれども、陣痛特有の息もできないような痛みが、まだない。
ここから進んで痛みが出るかもしれないと起き出して、時計とにらめっこした。

結局6時半頃までずーっと10分間隔の陣痛はあったけれども、痛みは出てこず、前駆陣痛だった。
この間隔・この長さの前駆陣痛があるということは、本当にもうカウントダウンなんだなぁ、と思い、心なしか焦りを感じ始めた。

白状しよう。
今回、こんな前駆陣痛が頻発する時期にあってなお、私にはまだ新しい赤さんが来る実感がないのだ。
新しい産着も、入院準備も整った。
日々感じる胎動に、赤さんが確かにここにいることはわかっている。
なのに、その赤さんがこの世に生まれいずることに(自分の妊娠生活が終わることに?)実感がない。

もう生まれてくるのに実感はないし、名前は決まらないし、どうしよう?
前駆陣痛がひいていった朝方、ようやく眠れたのに、焦りのせいかほんの一睡ほどで目がさめてしまった。

誰もまだ起き出してこない休日のことである。
朝食の用意にはまだ早いので、昨日たくさん作った焼き芋を、スイートポテトにすることにした。

なぜかここのところ「もう出てきてしまうかも!」と焦る度に一番に私が手をつけるのは料理で、家の中の食糧と子どものおやつのチェック。
おかげでいつになく冷蔵庫の中が賑わっている。
陣痛開始の連絡を受けた母が鎌倉に到着するまで、四川先生が一人で子どもたちに食事をさせなくてはいけないから、それを心配してなのだと思う。
いざとなれば出前をとるなりなんとでもなるとわかっているのだけど、焦りが高じるとついつい冷蔵庫の扉をあけてしまうのは、私が人一倍食いしん坊だからだろうか(笑)。

焼き芋の皮を剥いてボウルに放り込んでいると、はるが「ママ、なに作ってるの?」と、目をこすりながら起き出してきた。
「スイートポテト。お芋のケーキだよ」と答えると、この間のパンづくりがよほど楽しかったのか「ぼくも作りたい!」と駆け寄ってきた。
卵を割る、牛乳をはかって入れる、お芋をブレンダーで潰す…と一連の工程をやらせてあげると、今度は小さな声が「ママー」と聞こえる。
はるが寝室に走っていき「お芋のケーキ作ってるんだよ!さあやちゃんも一緒にやりたい?」と誘って、妹の手をひいてくる。
お砂糖を足して味見させると2人は夢中になり、すごい勢いで人差し指をボウルに繰り出すので、思わず笑ってしまった。

スプーンでアルミカップに生地を入れるところまでやってもらったのだけど、一人はカップを経由せずにスプーンを直接口元に持っていくし、もう一人は頑張って作業しているけれども、ねっちりした生地がスプーンからなかなかカップに落ちてくれないので振り回し、手や皿に飛び散ったのを食べる方に忙しい(笑)。
2人とも朝ごはんが半分も食べられないほど味見したので、いざスイートポテトが出来上がっても食べられなかった。

おやつの時間にようやく完成形のスイートポテトにありついた2人は、やっぱり気に入ったらしく、おかわりしてパクついていた。

こんな時間を過ごせるのは、あと少し。
出産・産後はしばらくこういうこともしてあげられないから、今、赤さんが待ってくれているうちに、子どもたちと遊んでいようと思う。
…なんて、本当のところ、焦りのために何か手を動かしてたいだけなのだけど。

明日の朝は早起きできたら、焼きたてスコーンを朝食にする予定。
スコーンが何より好きなはるは、今から楽しみにしている様子。
本陣痛までしばし、親子料理時間が増えそうだ。

| | Comments (0)

September 18, 2009

どうぶつパン。

どうぶつパン。
どうぶつパン。
ずーっと幼稚園をお休みし続けている我が家。
地区一帯に新型インフルエンザが蔓延しているので買い物さえネットスーパーでの宅配に頼り、この2週間、検診以外一歩も家から出ずに過ごしている。
さすがにストレスがたまりがちで、子どもたちは家中おもちゃをバラまき妙にハイテンションで駆け回り、私はそれをおこりながら片付けて回り、お互いに疲れ果ててしまった。

これは気分を根本的に転換する「装置」が必要、と目をつけたのは、以前はるがパン食にはまった時買っていたロールパンミックス。
なんとレンジで発酵させるため、ほんの40分でロールパンができる。

「パン、作る?」と声をかけると、動物園できく雄叫びのようなのが2つ、子ども部屋から伸びてくる。
ほどなくドタドタと足音高らかに声の主たちが、リビングでロールパンミックスと牛乳、バターをいれた丼を抱える私のもとに集まってきた。

生地作り、一次発酵まで、さっきまでの喧騒が嘘のように真剣に、混ぜたりこねたり。
発酵が終わった生地を等分して、さあロールパンをと思ったらはるが「これでクロワッサンも作れる?」と言い出した。
それは別の作り方でバターがもっといるのだけど、ミックス同封の作り方によればロールパンの他に、動物パン、ベーコンパン、ソーセージロールが作れるらしいと説明すると、しばらく考えこんでから「じゃあぼく、動物パンつくりたい!」ブタの形のパンをつくる、という。
さあやも一緒に万歳するので、君はウサギにしようか、とやらせてみることに。

生地の中に板チョコをいれ、整形して、パパの「おつまみ種ミックス」からレーズンとクコの実かぼちゃの種を失敬して顔をつくる。

はるは、どうやったらブタの顔らしくなるのか考え考え、レーズンとかぼちゃの種をああでもないこうでもないとつけたり外したり。
さあやはとにかく生地のプニプニの手触りが気に入って、指先でつぶしにかかる。
ウサギの目をクコの実でつけさせると、嬉しそうに「わあ!」と目を輝かせる。

私が概ね整形したウサギは、はるには「それはウサギじゃなくてキツネ」と酷評されたけれども、オーブンから出てきたそれは、なかなかおいしそうに焼きあがっていた。

「ぼくのブタパン、最高!」とはる。
特別ひと口あげるね、なんてさあやに食べさせたり、私にも「ぼくのブタパン、味見してみてよ!」と自慢げ。

パンを食べ終えたら、不思議といい子になった。
おもちゃを片付けたり、「勉強する」といって、いつもは車の運転ソフトばかりやっているキッズコンピュータも、珍しく時計の読み方ソフトをやりだした。

目先が変わることって大きいなあと思った。
あんなに叱ってたのが嘘のように穏やかだ。
たまには面倒なこともやってみるものだ。

にしても、はるのブタパン、目のたれ具合が本人に似ていて面白い(笑)。
これって偶然かしら、作者の意図なのかしら。

| | Comments (2)

より以前の記事一覧