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September 2010

September 01, 2010

蝸牛

***再開、にはまだ至りませんが、いまこんな感じです。まだしばらくお休みします***

ブログをお休みして以降、過労で2回倒れて連日点滴のお世話になり、毎日数回ドリンク剤を投与してなんとか動き、という生活を繰り返しています。
かたつむり(蝸牛)並みの速度です。
まわりの時間はとびさっていくのに、私自身は何もできないまま、悶々としたまま、波に飲み込まれています。

先週の土曜日に、はるの診断がゆるぎないものとしてつきました。
知能的な発達に遅れのない自閉症の名前がつきました。
この特性の子は優れた能力を持っている子も少なくないとのことですが、うちはそういうわけでもなく、知能も平均的でただただ社会の中で生きるには不得手なところが多いだけということがわかりました。

その分、親の役割が重要で、この子を生かすも殺すも親の導き方次第なのだそうです。
どういうお子さんでもそうだと思われるでしょうが、私たちの場合ツーカーで通じる部分がないので、苦労しています。彼の特性として、イマジネーションが決定的に弱いためです。
1教えて1を知る子どもに対して、いろいろな経験を、ふつうのお子さんよりずっと多く積ませないと彼が来るべき小学校生活で困ってしまうので、とにかくいろいろなところに連れだしたり新しい体験をさせたり、毎日彼のために動いています。
自閉症の子や彼と同じ特性の子向けに開発された、発達の手助けをするトレーニングの本なども見ながら、本当に毎日格闘の日々です。
うまくいきません。
彼に響いてるかわからないし、難しい。
毎日毎日毎日毎日毎日。
行動の見通しが立たないと不安が大きくなるので、毎日朝にスケジュールを紙に書いて、その内容についてもなにをどうするのか明記して説明し、予測されるすべてのことを説明し…毎日毎日周到に準備して毎日毎日とびさっていきます。
たぶん、それでもなにも前進していない。
はるには微々たる変化のようで、彼の不安が取り除かれたわけではないし、毎日あまり変わらない。
底のない瓶に水を注ぎ続けています。

私は鬱傾向が出てきました。
WSD仲間の心理カウンセラーの方が時々声をかけてくださり、お話してもらっています。
以前鬱を患ったときもそうでしたが、結局自分で自分になにか決着をつけるまでこれは続くので、時間がかかります。
できることならなににもだれにも関わらずに、(昨年の新型インフルで閉じこもっていたように)引きこもりたいです。
けれども、幼稚園も始まるし、そういうわけにはいきません。

先日割と仲のよいママ友が、他のママ友仲間と小学校入学について話しているときに、「入学前健康診断で発達障害を疑われて検査を勧められた子」のことを「ちょっとおかしい子がいて精神病院にいってみてもらえと言われたそう」と表現していました。
彼女ははるのことも知っているし、同じクラスで一緒に役員をやっていることもあり、心を許して話していた相手でもありました。元幼稚園の先生で、おそらくそういったこどもの発達についても詳しいはずです。
とても胸が痛みました。
ああ、私の子どもと私は今後ずっとこのような待遇を受けるのだなと思いました。
胃の腑に鉛が落ちたまま、ごろごろと違和感ばかり持っています。
私の場合、自分が小学校の時に経験したひどいいじめの場面をそこに重ねてしまうからかもしれません。
彼女だけじゃありません、彼女を責めるわけでもありません、たぶん、私も定型発達の子どもの親だったら、知りえなかったし知ろうともしなかった、けれどもそうじゃなくて当事者だから傷つくだけ。ただそれだけのことなのです。
けれども、ただそれだけのことの積み重ねが、とても苦しいです。
人と違っても私自身は別によいと思うのです、ただそこに他者が介在してきて、悪意のない刃を向けられることが辛いのだと思います。

なので、蝸牛のように、殻の中にただ閉じこもっていたいです。
外界を完璧に遮断してしまいたい。
理解ある方の優しいお言葉も、ごめんなさい、今はすこし、辛いです。
つい、大丈夫、と言ってしまうから。けれども本当はあまり大丈夫じゃないから、
大丈夫じゃないと言っても言われてもどうしようもないし、自分で自分のその先が見えないのだからいつになったら元気になると約束できないから。
なので、ご連絡いただいたまま、お返事できずにいる方達、ごめんなさい。
すこし暖かく見守っていてもらえたらありがたいです。
今の私は「元気になりたい」と思えないので。
そういうことを考えるまでもなく、自然に元気になるのが、本当の回復だと思うので。
蝸牛の速度ではありますが、いつか山は、越えられるのだと思うので。
越えたらきっと、霧が晴れると思うので。

夏のワークショップ、私は何もできなかったので、素晴らしいスタッフや美術館のみなさんのきめ細かなご配慮で、無事行えました。多くの方の手をお借りしながら、なんとか行うことができました。お力添えくださったみなさんに心からの感謝と私のふがいなさについて心からのお詫びを。

追伸;今回の件があって、こどものときからの宝物(夢)を手放すことになりましたが、ほんのちょっといいこと(?)もありました。以前出来心で応募した女性向け携帯ゲームのシナリオコンテストでベストシナリオ賞を頂戴しました。九月末にアプリで配信されるのだそうです。子ども向けのものなので恥ずかしいので詳細は控えますが最期を飾る花火になりました。

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