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May 2010

May 26, 2010

重力がにくい。

なにって、重いんです。
重すぎるんです。
私じゃありません(少なくとも今日の話題としては)。
たっちゃんです!!!!!

常々、たつを抱えて、さあやをベビーカーもしくは手を引き、はるを一人でそばを歩かせているのがうちのスタイルなのですが、なにせ発育良好な彼がめちゃくちゃ重いのです。
近頃は片手で持っていると、腕がぷるぷるしてきます。

そのせいで、肩が岩のように凝り固まっていて、とうとう夕べ肩と腰の痛みと腹痛、嘔吐に襲われました。
ここのところ病気のひとたち(さあやとたつ)もいて、4時間くらいしか寝ていないからそれも手伝ったのだと思いますが、とうとう。
肩って、凝りすぎると吐き気がしてきますよね。
しかも夕食に揚げ物もあったのがよくありませんでした、食べ合わせっていうか(でもマンガ『深夜食堂』を読んでいたら、どーうしても、オニオンリングが食べたくなったんです、新玉、季節ですものね)本格的に具合が悪くなって、ヒトじゃなくなっていましたもの。
原因は絶対、たつが重すぎるせいなのだと思います。
四川先生が全体重をかけてもみこんでくれても、30分以上びくともしませんでしたもの、筋肉。
本人、とても無邪気に笑っていますが。
その笑みにつられて、家でも抱っこしなくてよいときまで抱っこしちゃいますが。
ほんと夕べは、ベッドで寝ていてこみあげてくると個室にかけこみ、ドアをあけたところで転がって動けず、心配してよってきた子どもたちにおんぶされたり手を貸してもらったりしてベッドに戻る、という状態をえんえんと繰り返しました。

ちびなさあやが「ママねんね?」と寄ってきて、「ぐあいわるい~」という私の手をひき、びくともうごかないとわかると背中を向けて背負いこんでひっぱってくれる姿には涙が出ました。
ちょっとでも力を預けると、床にビタンと倒れてしまうのに何度も何度も懸命にひっぱってくれるわが子に、体調が悪いうえ腕立て伏せのままほふく前進という苦行を課せられながらも、しみじみ優しい気持ちをたくさんもらいました。
こどもで疲れるけど、こどもに元気ももらいます。

ということで、大岡裁きでは、悪者は重力なのですきっと。
これが月面みたいに1/6の重力だったら、きっと私の肩もここまでガチガチにならずに済むから。
成長も発達も嬉しいですが、さあやと1歳半の年齢の開きがありながら、体重はほんのちょっとしか差がないっていうのはクセモノです。

いよいよ常時シップ、欠かせない時期になりました。
近頃は皮膚がかゆくなって長い時間シップもつけられないし、液体やジェルのタイプだと効き目がどうも弱いし、いい方法ないか研究が必要です。
なにか「これがおすすめ!」という方法があるかた、ご教示くださいませ…!

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May 23, 2010

複数形。

出版社がもよおすフェアというものに、私は踊らされがちである。
とくに初夏から夏にかけて、文庫本のフェアが各社目白押し。
こと、人気のイラストレーターを投入してのおまけ合戦は、参戦して踊らされるのが実に楽しみなのだ。
集英社文庫の山田詩子キャラクターのみつばちもかわいいし、新潮社の100%オレンジキャラクターのYONDAパンダも愛らしい。
そこへきて、今まで私にとってダークホースだった講談社文庫フェアが参入してきた。
2冊購入するともれなく、ムーミンのエコバッグプレゼントだそうな。

私はものすごくムーミンが好きというわけではないけれどアニメしか知らず、以前ヴァイオリニストの方に「かりにも文章を志す者ならば、ムーミンの原作の文章のあの透明感は必ず触れてほしい」と言われたことを思い出して、さっそくムーミントロールの物語を一冊、手に取った。
デザインとして北欧が注目される中、ムーミンひとつきちんと知らないのではいかんよなあとも思い。
アニメのかわいくデフォルメされたものではなくて、原作の味のあるムーミンが果樹の下でうたたねしている絵柄もデザイン的になかなかかわいらしい。
アニメではニヒルなスナフキンが好きなのだけど、今まで会ったひとの中でスナフキンが好きだというのは決まって男の人で、あの風来坊的なところに憧れるらしい。
でも、私の中のスナフキンのイメージは、オトナな感じで世界に距離を置きながらも世の中のすべての知を自分の内に蓄えていそうなひと、だったのだけど。
はて、原作では実際のところ、どうであろう。

もう一冊を適当に選んで、家に帰ってからさっそくフェアの応募券を切り離していると、はるが「それはなに?」と聞いてきた。
「ムーミントロールなのです」と答える。
そうすると、ムーミンになんて今まで一度も触れたことのないはずの息子が、「ああ」と納得した様子。
「なんで?ムーミン知ってるの?」と聞くと、以前実家の父が息子にムーミンのアニメを見せてくれたことがあったらしい。本人いわく「ぼくがずっともっと、赤ちゃんくらい、ちいさかったときだよ」とのこと。ほんっとに、記憶力がいいですね…。
「それで、どうだった?ムーミン」と聞くと、「紫色のいっぱいにょろにょろした生き物がこわくてさ」と言う。
紫だかなんだか知らないけれども、ニョロニョロのことだろうか。
色が変わってしまうというお話かなにかだったのかしらと思い、たぶんニョロニョロという生き物なのだと教える。
ふうん、と言った彼。
「ああ、いっぱいいるから、ニョロニョロなんだね。一匹だけだったら、ニョロだね」と、活用をしている。
目からうろこ。
複数形になると言葉が変わるという変化、英会話ででも習ったのかしら?
ニョロニョロというのは複数形だったのか?
はて、実際のところ、どうであろう。

最近読んだ小説、伊坂幸太郎『チルドレン』では、複数形がうまく使われていた。
子ども一人ではチャイルド、それが集団になってチルドレンになると、別物にかわっちまうんだ、と。
ちなみにこれも、講談社文庫です。
ムーミンファンの方、ぜひ書店へ。

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May 18, 2010

もぐりこみたい

もぐりこみたい
もぐりこみたい
気候がよくなったせいか、幼稚園への行き帰りや庭で、リスの姿をよくみるようになった。
もこもこの黒い影ががさがさっと動いて、木の葉の影からしっぽがちらりと見える。
リスをみると、1日良いことがありそうな幸せ感があるけれども、実は困ったチャンで、台湾リスによる被害は鎌倉全域でもんだいになっている。
かわいいけれども小憎い彼らはチップとデールそのもの。
たとえば善良なドナルドダックのパンケーキをこずるいやり方で掠めとっていったりするわけなのです。
でもリスとかアライグマに困っていますと言っても、たぶん自分のテリトリーを侵されたことのない私は、あのつぶらな瞳でじっと見つめられて許しを請われたら、二つ返事で応じてしまいそう。
小悪魔とわかっているのだけど心を許してしまう気持ちってこういうのに似ているのかなあ。

閑話休題。
中学校と植物園の境目に気持ちよさそうなところがありました。
いい匂いに誘われて近寄ってみたら、バラでした。
花の名前は詳しくないけれども、モッコウバラってこれのことではないかしら。
蔦とバラとのもこもこした木陰。
いろいろなものから逃れて、この中にもぐりこんでいたい、魅力的な木陰でした。
今の姿のままそれをやるときっと不審者通報されるので(なんせ隣が中学校ですし)、リスくらいの大きさになって潜り込みたいです。
いいにおいだからきっと食べても美味しいんだろうなあ、私がリスならば。

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May 11, 2010

カネとれるメシ

先日弟がうちに(たぶん初めて)泊まった。
たまたま一緒に関われそうなお仕事関連の話があり結局それは実現しなかったのだけど、派生でやろうと言っている「おあそび」があって、その流れで、美術館で開催中のアニメーション映像作家の展覧会を一緒に見に行こうということになった。
弟と二人でこうして出かけると、仙台で働いていた時代を思い出す。あの頃は休日に一緒に郊外までドライヴしたり、図書館に行ったり海に行ったり、カレーハンティングに繰り出した。
なんだかお互いを取り巻く環境は変わったけれども、お互いに鬱をやったり仕事を変わったり恋したり別れたり手術したりしてちょっとずつ大人らしきものになったけれども、弟と話しているのは楽しい。

手放しで無責任な夢を語っても恥ずかしくない相手、というのは、私の場合、弟だ。
大風呂敷を広げようが、語りっぱなしになって実現が叶わなかろうが、遠慮なく無責任に夢を語れる。
若い頃はそれこそ若人の特権で誰彼かまわず語り合っていたけれども、三十路を過ぎて人生の足跡に責任が伴う年齢にさしかかるとそうもいかなくなる。仮に話すとしても具体的ではなく多少オブラートに包んでしまう。

その点弟は、彼自身「つくるひと」であるし、話しやすいのだ。
伊達に同じDNAは持っていないなと思う。


美術館を一緒に観て、夜は三人でお酒を飲んで(私はノンアルコールだけど)、翌日は子どもと遊んでくれ、帰って行った。
美術館そばで海をみたり、波打ち際でシーグラスを拾ったり、ここが裕次郎がヨットを停めていた川だとか他愛のない話をしながら、またお互いの大きな風呂敷を広げあって面白かった。
お客さんなのだけど気負う相手でもないので、普段食事するような素直な料理でおもてなしをした。
イタリアン風の酒のつまみ夕食と、中華粥の朝ごはんと、焼きたてパンのシンプルランチ。
レバーペーストをしこたま食べて、焼きたてパンのパリふわ感に感嘆符をうち、中華粥に何のだしも入っていないのに驚いて帰って行った。
「これは、カネとれるメシだなぁ」
と、ぽつり、弟が呟いた。

最高の賛辞、すなおに嬉しかった。
実家に帰っても、感想を聞かれて、何食ってもうまかった、と答えたそうだ。
素っ気ない言葉だからこそじんわりくる。

また泊まりにおいでね、と声をかける。
今度は何をつくってあげようかと考えながら。

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May 10, 2010

疑い、濃厚

たった今、はるの発達検査を終えたところだ。
結果、やはりドクター診察を必要とする、という結論になり、その予約も済ませてきた。
「非常に特徴的な発達」と言われた。
特徴的、つまり何らかのケアが必要なこどもだというわけ。

今まで時折感じていた違和感の正体も検査で判明。
これから少し、私も彼のために勉強しなければ。

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May 09, 2010

連休のすごしかた

大型連休。
世間がお休みだと、空気がいつもよりかのんびりと漂っている気がします。
それも明日でおしまいと思うと残念なような感じがしますが、連休中も私はコマネズミのように働いています。
何をしているかというと…お裁縫です!
どうしたことでしょう、以前は2年に一度だった裁縫熱が、ここ数年はシーズン1回はあらわれるようになりました。
でも、「やりたい」と思った時に忙しくてとてもそんな時間が取れなかったりすることがほとんどで、布と型紙を握りしめて諦めることが多いのですが、世間がお休みしているこの期間ののんびり空気も手伝ってか、ミシンを引っ張り出しました。
あれ、そういえば、昨年もおととしもその前も、五月にミシンを引っ張り出していた気がします(笑)。
衣替えがしたくなる季節なのでしょうか。

あの、雪まで降った天気が嘘のように、ここ数日暑いですよね。
四月の世界と五月の世界の間には、きっと関所があるのだと思います。
季節は温度という手形なくして、その関所を通ることが許されない。
たぶんそんな気候に押されて、五月になると、私はしぜんと衣替え方向に向かっていくのだと思います。

まず、年明けからずーっと作りたかった、白いリネンのキャミソールワンピースを作りました。
一月に作ったチュニックワンピースの下に合わせて着たいと思って、布を買ったところで忙しくなり、ストップしていたもの。
ちょっと慣れた頃から型紙通りじゃなくて自分好みにアレンジを重ねる私流お裁縫(なんといってもこれが自分クチュールの良いところ)、今回もボタンホールをやめてループでとめる形にして、スカート丈を途中で切り替えてギャザースカートとレースをふんわりつけて、ちょっと甘めのテイストに仕上げました。
着てみたら、なかなか形がいいのです!たぶんパターンが素敵なせい。
それから、切り替えたおかげで足元がふわふわ、軽やかです。

続いて、五分袖のカットソーを作りました。
二年前にお気に入りのネットの布やさんのセールで手に入れた、ジャージー生地のリバティプリントで。
買った時には「厄払いのウロコ紋~」と言いつつ(笑)、もう厄明けしましたが、デニムに合わせたり白い麻のパンツに合わせて着たいなあと思います。

それから携帯ケースに、ミニバッグを作りました。
全面画面になっている携帯なので傷をつけないようにとずっとケースを探していたのですが、気に入ったものが見つからず、小型のがまぐちをオーダーメイドしたのですが、なんと私の携帯は若干大きくて僅差で入らなかったのです。
というわけで、その残り布(全部に接着芯がついて戻ってきました)で。
こちらも大好きなリバティプリント、今年の春の柄です。
甘い砂糖菓子のようになった、ロンドンの町並みデザイン。

と、いろいろ作っていたら子どもたちが寄ってきて、「ぼくたちのは?」というので、今度はこども服です。
ショートパンツがほしいと先日言っていたはるのために、青耳リネンの青耳をそのまますそにしてショートパンツを。
昨年私がピンクのリネンのワンピースを作ったときの余り布で、さあやにピンクのキャミソールワンピースを。
ちなみにこれ、幼稚園に送りに行って、帰ってくるまでに2着仕上がりました。えっへん。
簡単なものしか作らないので、いつもだいたい、6時間あれば作り終われます。
大物は2日がかりになったりしますが、待ち針を刺したままの生地を置いておかれないので、なるべく一気に作ってしまいます。

そこまでが昨日までの顛末ですが、欲がまた出てきています。
今度は…と、まるで布の在庫整理のように作りまくっているのですが(笑)、そろそろ連休もおしまい、月曜日からは毎日午前午後と月末まで予定がびっしりの生活が戻ってきてしまいます。
せめて今日明日はまだ、のんびりだらり、布と戯れていたいなあと思っています。
(写真はそのうちアップします、気が向いたら…)

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