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January 16, 2010

とっとり。

とっとり、とっとり。
鳥取?まさか。
さあやが頻繁にそう言うので、なんのことだろう?と首をかしげていた。
鳥取といえば水木しげるロードだけれど、いくらDNAが継承されているとはいえ、1歳児が妖怪に目覚めるのはまだ早い。
抑揚が上下するので、なにか歌らしい、とも思っていた。
あるとき判明。
トトロ、だった。
(これも一種妖怪っぽいですけれどね、たぶん産土神ですよね。祀られているからいいけれど、注連縄切られて暴走したらトトロってこわいだろうなあ)

この子は「い」の段が好きらしく、特に語尾には他の音に比べていきしちに…のいの段ばかりが目立つ。
トトロ、とたたみかけるような音は大人でも発音がたどたどしくなるけれど、子どもにはもっと言いづらいらしくて、途中で弾んでしまうようだ。
とっとり、と。
それで、あのテーマソングを「♪とっとり、とっと~り♪」と楽しげに調子っぱずれにうたっている。

むずかしいさあや語に「こち!」があった。
ときに「こち!」はこっち、で。
ときに「こち!」はおいしい、で。
私はどうも「○○ね」という言い方をよくするらしく、それもよく真似る。
「まま、こち!ね~」(まま、おいしいねえ)と小首を傾げられたりすると、めろめろになってしまう。
「こち!こち!」(おいしいのをもっと、こっちにほしい)など重ねての用法もある。
音が似ている「かち!」は、うれしいだったり、たのしいだったりする。
漫画みたいな歓声を発することもあって
「わーい、わーい、かち!な~」(わーい、わーい、うれしいなあ)と両手をあげて回転していたりする。

ちなみにはるとさあやは今、ジブリに夢中。
トトロとポニョがお気に入りのようで、何度も見たり、歌ったりしている。
ふたりが子供部屋で大声でポニョを歌いながら練り歩いているのは、なかなかほほえましい。
ちなみにさあやはポニョは「こにょ」になる。
用例としては「こにょ!こにょ!かち!な~」(ポニョ、ポニョ、うれしいなあ)など。

それから「かな」というのも使いだした。
「にゅにゅ、かな?」などと使われるのだが、これは「にゅにゅ(=牛乳)」プラス疑問符の「かな?」だと思っていたら、「にゅにゅ、かな?にゅにゅ、かな?」と連発して怒り出してびっくりした。
四川先生いわく、「かな」には英語ならばwantの意味、つまり強い欲求を示すことがあるそうで、上記の場合であれば「牛乳をくれ」と言っていたのである。
もっとも、普通の疑問の語尾としても使用されるので、要注意語である。
短気なさあやは、自分の言うことが相手に伝わらず怒りが頂点に達すると、目の前のものを投げ散らすというよろしくない癖があるので、通じないとわかった場合には、私はすみやかに自分のコーヒーカップや皿などを守る体制に入らなければならない。
最近我が家の食器がさらに減っているのはこうした理由もある。
(はるにもよく割られたものだった)

はるの時も「はる語」おもしろかったけれど、さあやも楽しい頃にさしかかってきたようだ。
さて、ちゃんと話せるようになるまで、どれだけ食器が減るでしょう。

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