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September 17, 2009

糠漬け化現象。

妊娠後期に入ってから、どうもものを考えるのが億劫になったり、文章を書くのに筆や指が重かったり、活字を読むのにやたら時間を要したり苦痛すら感じたり、という変化があった。
最初は疲れているせいかと思ったのだけど、たっぷり睡眠をとった後でも状態は同じなのだ。
ああ、とうとう私のちっぽけな脳みそは発酵し過ぎて糠漬けになってしまった…と悲しくなった。
もともとスペックがいいわけじゃないのに、糠みそになってしまったら、全く使いでがないではないか…と感傷的に髪をかきむしる。
落ち着いて考えてみると、脳みそが活発に動いていた時も大したことを考えていたわけではないのだけど、それでも知的活動の根源である読書や思考へのある種の拒否・拒絶は、軽いショックである。

人間は考える葦ではなかったのか。


でも、驚くなかれ。
違うのだ。
少なくとも、ある条件下においては。
妊娠が進むと「ものを考えない」ように、脳みそも改造されていることが判明したのである!
改造したのは、お腹の中の人。
たまたまマタニティ記事を読んでいて、この糠みそ化現象が妊娠中盤以降特に後期に往々にして見られる現象だということがわかったのだ。

考えすぎて眠れなくなる、というご経験はきっと誰もあるだろう。
妊娠中というのは、体の変化も気持ちの変化や起伏も大きいし、ともすれば考え込んで心身休まらぬ状況に陥りがち。
そこで、母体の十分な休養を必要とするお腹の人としては、「眠らせる」手段として、「考えすぎない」ように、ある種のホルモンを分泌させて、脳みその活動を鈍化させているのだそうだ。
お腹の人がホルモンを出しているのかお腹の人を守るべく母体が分泌するのかは定かではないが、なんだかそんな風に、脳みそまで改造されているなんて、ちょっとした驚きでもある。

出産て、本当に、神秘だ。

考えることに限らず、何もかもが億劫な今。
これもきっとお腹の人の「休め」ホルモンの影響のはず、と拡大解釈して、今日もまたシロクマ化するとしよう。
糠みそ脳みその奥深くに思考のモトやタネをうずめてじっくり漬け込み、おいしいかくや(古漬け)になるまで。

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Comments

ここには日記を手に汗握りドキドキしながら読んでいるのがひとりいますよ!
ご家族揃って力を合わせ 新メンバー の登場を待っていらっしゃるごようす・・・胸がいっぱいになりました。
≪秋の陣≫無事をお祈りしています。
   
   

Posted by: スズエリ | September 17, 2009 at 06:05 PM

スズエリさん!ありがとうございます~、がんばります!
前回が早かったので、今回は本陣痛と気づいてから病院に行くまでの時間が勝負、と緊張しています。ドキドキ。

Posted by: zok | September 18, 2009 at 05:15 AM

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