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September 21, 2009

焦りの結晶スイーツ。

焦りの結晶スイーツ。
夜中、2時過ぎから陣痛があった。
最初は少し間隔があったけれど、3時半を過ぎた頃には10分間隔になっていた。
前回お産の進みが早かったので今回は15分間隔になったら病院に連絡、という段取りになっている。
けれども、陣痛特有の息もできないような痛みが、まだない。
ここから進んで痛みが出るかもしれないと起き出して、時計とにらめっこした。

結局6時半頃までずーっと10分間隔の陣痛はあったけれども、痛みは出てこず、前駆陣痛だった。
この間隔・この長さの前駆陣痛があるということは、本当にもうカウントダウンなんだなぁ、と思い、心なしか焦りを感じ始めた。

白状しよう。
今回、こんな前駆陣痛が頻発する時期にあってなお、私にはまだ新しい赤さんが来る実感がないのだ。
新しい産着も、入院準備も整った。
日々感じる胎動に、赤さんが確かにここにいることはわかっている。
なのに、その赤さんがこの世に生まれいずることに(自分の妊娠生活が終わることに?)実感がない。

もう生まれてくるのに実感はないし、名前は決まらないし、どうしよう?
前駆陣痛がひいていった朝方、ようやく眠れたのに、焦りのせいかほんの一睡ほどで目がさめてしまった。

誰もまだ起き出してこない休日のことである。
朝食の用意にはまだ早いので、昨日たくさん作った焼き芋を、スイートポテトにすることにした。

なぜかここのところ「もう出てきてしまうかも!」と焦る度に一番に私が手をつけるのは料理で、家の中の食糧と子どものおやつのチェック。
おかげでいつになく冷蔵庫の中が賑わっている。
陣痛開始の連絡を受けた母が鎌倉に到着するまで、四川先生が一人で子どもたちに食事をさせなくてはいけないから、それを心配してなのだと思う。
いざとなれば出前をとるなりなんとでもなるとわかっているのだけど、焦りが高じるとついつい冷蔵庫の扉をあけてしまうのは、私が人一倍食いしん坊だからだろうか(笑)。

焼き芋の皮を剥いてボウルに放り込んでいると、はるが「ママ、なに作ってるの?」と、目をこすりながら起き出してきた。
「スイートポテト。お芋のケーキだよ」と答えると、この間のパンづくりがよほど楽しかったのか「ぼくも作りたい!」と駆け寄ってきた。
卵を割る、牛乳をはかって入れる、お芋をブレンダーで潰す…と一連の工程をやらせてあげると、今度は小さな声が「ママー」と聞こえる。
はるが寝室に走っていき「お芋のケーキ作ってるんだよ!さあやちゃんも一緒にやりたい?」と誘って、妹の手をひいてくる。
お砂糖を足して味見させると2人は夢中になり、すごい勢いで人差し指をボウルに繰り出すので、思わず笑ってしまった。

スプーンでアルミカップに生地を入れるところまでやってもらったのだけど、一人はカップを経由せずにスプーンを直接口元に持っていくし、もう一人は頑張って作業しているけれども、ねっちりした生地がスプーンからなかなかカップに落ちてくれないので振り回し、手や皿に飛び散ったのを食べる方に忙しい(笑)。
2人とも朝ごはんが半分も食べられないほど味見したので、いざスイートポテトが出来上がっても食べられなかった。

おやつの時間にようやく完成形のスイートポテトにありついた2人は、やっぱり気に入ったらしく、おかわりしてパクついていた。

こんな時間を過ごせるのは、あと少し。
出産・産後はしばらくこういうこともしてあげられないから、今、赤さんが待ってくれているうちに、子どもたちと遊んでいようと思う。
…なんて、本当のところ、焦りのために何か手を動かしてたいだけなのだけど。

明日の朝は早起きできたら、焼きたてスコーンを朝食にする予定。
スコーンが何より好きなはるは、今から楽しみにしている様子。
本陣痛までしばし、親子料理時間が増えそうだ。

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