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September 2009

September 30, 2009

予定超過妊婦

予定日を超過し、晴れ晴れと検診に出かけた私。
目指す10月は目前、ここまで持ちこたえたことが誇らしいほどで、病院に向かう足取りもいつもより心なしか軽やか。

待合室にははると同じクラスのお友達ママが偶然来ていて、最近幼稚園どう?と話にも花が咲いた。
彼女は12月に助産院で出産予定なのだけど、今日はたまたま検査にきていたらしい。
新型インフルどう?なんて話からしばらく、名付けや出産話など、14時予約なので13時半過ぎから過ごす、いつもより心なしか長い待ち時間も楽しく過ごした。

検診は月1回、28週から2週に1回、37週から週1回になったのだけど、なんと予定日40週を過ぎると週2回になるのだそうだ。
加えて毎回超音波検査とNSTという胎児の元気度をはかるモニターをつける。
…つまり、今まで簡単な面接程度だった検診が結構濃厚になるというわけなのだ。
また、このモニターが曲者で、赤さんが寝ていると、うまくない。
今日は、モニターをつける前までは待合室で10分間隔の張りが来ていて、このまま陣痛突入?なんて妄想すらあったのだけど、モニターをつけた途端赤さんが寝てしまい張りも遠のいて、そこから寝返りしたり起き上がって体を揺すったり、都合40分ほどモニターとにらめっこ。
ようやく起きた赤さんを5分ほど観察して、検診のすべて終えた頃には17時をゆうに回っていた。
次回は土曜日。
それまでに陣痛がこない限り、また、丸ごと半日がかりになりそう。


さて、明日10月1日は、日本酒の日なのだそうです。
この日に産まれたら、呑んべえの子どもにしたらケッサクだなぁと思っています。
そろそろ産まれてくるかな?

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September 29, 2009

いよいよ予定日!

今日29日、出産予定日を迎えました。

はるが38週と2日、さあやが39週と4日で出産だったので、お腹に赤さんがいる状態で予定日を迎えるのは初体験!
身の回りで今年出産した方々10組中8組ほどは、いずれも予定日を過ぎてから出産を迎えていたので、実はちょっと憧れていました。
今までこんなに頻繁に「予定日を過ぎて…」という言葉を聞いたことがなかったから、「丑年だからゆっくりやって来るものなのかなー」と安易に考えています。
ちなみにはるは申年でひとまねこざるのジョージよろしく私の胎教に忠実に(?)やって来てくれたけどせっかちに早めに出て来たし、さあやは子年、はりねずみのごとく強く自分の確固たる意思を貫いてこちらの意図に関係なく生まれました。
その頃の日記を読み返していたら、妊娠・出産本で見つけた「胎内の性格と生まれてからの性格は同じ」と書き留めてあって、お腹の中〜出産時、今を比べてみると確かにそうだなぁと思えました。

今回は予定日を2日超過したい「大人の事情」という邪な(笑)意図があり、必死に「10月に産まれて」と頼みながら私はなるべく動かずに横になっているのですが、そうはいっても二人のやんちゃ坊主を抱えながらの臨月は気ぜわしいもの。
予定日超過なんて夢かなあと思っていたけれども、赤さんはとても頑張ってくれています。
そこから察するに、周りを良く見て流れに合わせられる感じの子かなぁと性格を類推。
そういえば、子どもたちが私のまわりできゃっきゃと騒ぎ合っている時には一緒になってお腹を蹴っていることもあります。

今週から忙しさ本番の四川先生に代わり、昨日から母(通称まいちゃん)が手伝いに来てくれています。
子どもたちは嬉しくて興奮状態。
さあやはおままごとキッチンで何か作ってきてはまいちゃんに振る舞い、常に後ろをくっついて歩いています。
はるは張り切って「まいちゃんの朝ごはんにスコーンを焼いてあげる!」と朝から料理してくれました。
チョコチップとレーズンのスコーン、まいちゃんが喜んでくれるととても嬉しそう。

さて明日は40週検診。
明後日は待ちに待った10月です。
フライングしないよう、今日もベッドにのっそり寝て、10月の声が聞けるよう頑張ろうと思います。

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September 28, 2009

またひとつ、お兄さん。

またひとつ、お兄さん。
昼食に好物のたらこおにぎりを食べていたはるが、突然泣き出してびっくりした。
「固いよ、固いよ!」と泣く口元からは、わずかだけれども出血がみてとれる。
何事かと思いきや、おにぎりに固いものが入っていたと金切り声で訴え、歯茎を触ってついた指先の血に悲鳴をあげる。

はるが指し示すおにぎりのあたりを見てみると、炊飯器の縁にあたり乾燥してやや固くなった米粒が2〜3粒発見された。
…だが、こんなものごときで出血なんてするだろうか?

訝しむ私に、はるはまたしても金切り声でなにやら泣き叫ぶ(パニクっていて聞き取れない)。
口をあけさせてようく見てみると、下の前歯の根元から血が出ていて、その歯がぐらついている。

これはもしや!

ティッシュ片手に泣き続けるはるに、歯が大人の歯に生え替わろうとしているんだよ、と教えた。
こういったこと、普段は私が言ったところで信じないのだけど、今回はスムーズだった。
ちょうどこども向けの知育番組で歯の生え替わりを扱ったものを見た後だったのだ。

乳歯の生え替わりって、こんなに早い時期からだったろうか。
そんなことを四川先生と話していたら、
「ママ、歯、とれちゃったからゴミ箱に棄てたよ」
と、先ほどまでのパニックぶりからケロリと立ち直ったはるが報告に来た。
今度はこちらがパニックになる番(笑)。

慌ててはるにゴミ箱から歯を発掘してもらう。
やっぱりきれいに、根元からコロンと取れていた。

下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に。
そう言う私に、四川先生は「そういう迷信はいいよ」と怪訝な顔をするので、西洋式に保管することにした。
日本では、骨の一部である歯が生え替わるという通過儀礼は、子供が健康に育つようにとの願かけの側面があって、まっすぐ「伸びる」よう、下の歯は上方に、上の歯は下方につまり生える方向に向かってまじないをかける。
一方、西洋では歯の一本一本に歯の妖精がいて、願いを叶えてくれるんだったか幸運を運んでくれるんだったか、とにかく良いことが起きるといって、歯をお守りとして保存する。

…まあ集合住宅だから屋根の上は五階の上、大人の私でも届かないだろうし、保管で良いか。
なんであれ、はるの成長を祝うのが先決だ。


ちょうど昨晩、はるが「焼き肉たべたいねぇ」と言っていたので、夕ご飯はお祝いに焼き肉にしよう、と持ちかけると、
「わぁっ、じゃあケーキも焼いて、みんなでパーティーしよう!」と大はしゃぎ。

早速冷蔵庫にバターと卵を確認しにいくはると一緒に、今日はブラウニーを作ることに。
「ママ、これ、なんていうの?」
「ブラウニーだよ」
「ムラウニ?」
「ブラウニーってブラウンなやつってことなんだけど、ブラウンて何か知ってる?」と聞けば、
すかさず「茶色!」の答え。
「じゃあチョコレートって何色?」
「茶色!」
「じゃあブラウニーは、何味になるでしょう?」
「ぼくの大好きなチョコレート味!」
にっこり笑う歯にちいさな空洞があって(心なしか発音も息が抜けてちょっと舌ったらずっぽい)、少しばかり間の抜けた感じにこちらも笑みをもらしてしまう。

くるみを砕いてプラリネして、レーズンも細かく砕いて、焼き菓子用チョコチップも一緒に混ぜ込んで、ブラウニーを焼き上げた。
ミックス粉を使ったし、他はフードプロセッサが活躍してくれるレシピのため、ほとんどはるでも作れるケーキだ。
しかも「一番好きなチョコレート味」なので、目の輝きも一段と増している。
くるみのプラリネとそれを砕くくらいしか私は手をださずサポートに徹したので、はるは「ぼくが作った!」と大いばり。

もちろん楽しみの焼き肉もいつも以上にペロリと平らげて、夕食後にはみんなにブラウニーを得意満面で振る舞って、少し残っていた分もべそをかきながら
「ぼくみんなに食べてほしかったよ」と一人一人に配って歩いた。
普段は食事を残してばかりのはるだけど、作ったものをみんながおいしいと喜んで食べてくれることの嬉しさがわかったら、残す量も減るかしら?

もう一人のお兄さんになるのを目前に、またひとつ成長する、はるなのでした。

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September 27, 2009

真夜中のハンバーガー。

真夜中のハンバーガー。
十分夜なのだけどまだ眠くならない、真夜中。
なにげなく、ひかりTVでジョエル・ロブションの料理番組をつけた。
わずか5分でひと皿のフレンチの作り方を紹介する秀逸な番組なのだけど、夏のレシピに「ハンバーガー」なんてのがある。
フレンチのハンバーガー?と興味をそそられ、つけてみた。

ニースの丸パンのサンドイッチ、パン・バニエがハンバーガーの原型だったら、ハンバーガーを発明したのはフランス人だ――そんなセリフから始まって、ジョエルと一緒にシカゴ出身の料理人がタルタルステーキ、クラシックスタイルハンバーガー、ニューオリンズ風スパイシーハンバーガー、目玉焼きのせハンバーガーの作り方を紹介(もちろんひと皿5分で!)。
なんのことはない、アメリカ式のハンバーガーだった。
でも「今日は質にこだわって」とジョエルが言うように、パンひとつとってもブリオッシュ生地の丸パンを使ったり、挽き肉も自分で叩いてつくる。
見ているうちに、なんだか無性にハンバーガーが食べたくなってしまった。

食い入るように見ていたら、背後に人の気配。
蚊にさされて起きてきたはるが、やはり画面のハンバーガーに心奪われていた。
「はる、食べちゃう?ハンバーガー」と声をかけたら、一度は断られたのだけど、全部のレシピを見ているうちにやはり無性に食べたくなったらしく、今度ははるの方から「ママ、ハンバーガー、すごく食べたくなっちゃったね」と弾むような声。

かくして2人、真夜中のキッチンに立って、ミニチュアハンバーガーをつくることに。

バンズはもちろんないので、食パンを四つ切りにしてバターを塗ってフライパンで焼き色をつける。
玉ねぎのみじん切りと挽き肉づくりはフードプロセッサ任せ、操作ははるがやってくれた。
小さく丸めてフライパンでこんがり焼き上げ、その間に野菜の準備をする。
あっさり食べたいからレタス代わりに火を通した小松菜の葉を食パンにのせ、ほどよく焼きあがったハンバーガーを重ねて肉汁に少しのバターとしょうゆを合わせたソースを塗り、スライスしたプチトマトを飾って、食パンをのせれば、四川家式ミニチュアハンバーガーの出来上がりだ。

頃良く肉が焼けるにおいにつられてさあやが起き出してきて、真夜中の夜食タイムのはじまり!
カロリーを気にして辞退した四川先生以外、みんなペロリと平らげた。
ミニチュアハンバーガーおいしいねぇ、と何度も繰り返すはる。
さあやにもちょうど良いサイズらしく、両手でハンバーガーを持って、笑みをこぼしながら上手に食べた。

食べたい時に食べたいものを食べる満足感は格段に大きくて、体重がカロリーが胃の機能が…なんて心配事も頭の片隅に追いやってしまう。
体重&カロリーは非常時ということで差し引いても、朝には絶対胃が痛くなるとわかっているのに(笑)。
だけどベッドに入っても、
「さあやちゃんハンバーガーおいしかったね。みんなで食べるのたのしかったね」と何度も繰り返すはるを見ていると、胃の痛みくらいまあいいかという気持ちにも。

ミニチュアハンバーガー。
今度は食事どきやおやつに、活躍しそうです。

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September 26, 2009

ままおつかれ。

幼稚園にずーっと行っていない我が家では、毎日はるの「お勉強」は、ひかりTVを通じて配信されている動物のドキュメンタリー番組「はろ~あにまる」ビデオでの生態系についての考察と、同BBCの「ウォーキング・ダイナソー」のダイナミックなCGによる恐竜についての理解、トミカによる交通ルールの実践、1日1回のお料理体験と、絵本の音読など。
多い時には絵本を1日に20冊くらい読んでいる。しばらく絵本から遠ざかっていた分を取り戻すかのごとく、大量に読んでいるようなのだ。声に出して読むから、さあやもそばに行って聞いているときがある。

こういったこと、やらせようと思ってやっているわけではなく、私はいつもどおり食事の準備の時に手伝えることを声がけする程度で、基本的に放置しているのだけど、人間には学習意欲というのは、基本的に備わっているものらしい。
しばらくテレビをつけていると、「そろそろ見過ぎだからやめよう」とか、「ずいぶんトミカで遊んだから絵本にしよう」とか、自分のペースで遊びを進めているように思える。

そんな中、こどもちゃれんじの次号が届いた。
新しいおもちゃが増えたので、はるは大喜び!
またこれがすごくて、「ひらがなコンピュータ」という。
ひらがなが並んでいる電卓のようなもので、かつて一世を風靡した「ポケベル」の50音版のような感じ、ひらがなを入力すると「メール」が打てる、という代物なのだ。
2行程度が表示される液晶部分に、文字が表示される。
つまり、とーっても、はる好み。
しばらく触って、ピコピコ電子音がなっていたなーと思ったら、私のところへやってきて、「ママメールがきたよ」という。
表示画面には、

「ままおつかれ」
と書いてあった。

一番最初に打ってくれたメールが、「ままおつかれ」。
39週検診に行き、帰ってきて休んでいるところに差し出された「メール」、なんだか心がほっこりと温かくなった。

今回の検診は連休の後なので待ち時間がすこぶる長かった。
先週予告もされていたしあらかじめ予想していたので、14時予約なのだけど、午後受付開始の12時半過ぎに病院に出向いて、必要な検査等をすべてこなして、外出して待っていた。
(この産科はことに待ち時間が長いので、受付に携帯番号を伝えれば外出OK、順番が近付くとコールしてくれる)
病院の向かいにある和食系ファミリーレストランのお座敷に陣取って、食事して足を伸ばして、お茶をすすりながら順番待ちをした。
結局呼ばれたのは16時近くなってから。
助産師外来はほんの10分ほどで終了して、検診では特に目新しいこともなく、おしるしや陣痛の感じを聞かれたのみで、引き続き「陣痛まち」と言われて終わった。
会計やら何やら終わったのが16時半。
都合4時間かかり、すっかり待ち疲れて帰ってきた。

そこにはるのこの「ままおつかれ」。
ちょっと、じーんとしてしまった。
そうなの、とっても疲れたの。
わかってくれるのね、ありがとう!!

あと4日、火曜日には出産予定日を迎える(願わくばプラス2日ほどお腹に入っていてほしいが)。
連休最後の日に名前が決まり、その翌日に決定が覆って、さらに二転三転して、結局まだえびのすけ(仮)の名前は未定。
ファミレスでの待ち時間も、字画の計算をしたり、頭をひねったり、そのことばかりで頭がいっぱい。
ぴかっとひらめくようなインスピレーションが降ってこないことには、どうにも決まらないだろうなあと思う。
しかしそれもまた陣痛と同じで、一体いつどうやって降ってくるのか、こちらにはまるで意図できずに、ただ待つことだけしかできないわけで。

そんな「自分の力ではどうにもならない状況」に身を置いている心もとなさも、はるが察知してくれて「おつかれ」と言ってくれているようで、いたく感動してしまった。
あの「小皇帝」だったわがまま坊主が、しっかりお兄ちゃんしてくれているだけでなく、こんな風に私を気遣ってくれるまで成長したのかと思うと、子どもの1年2年というのは、本当に大きいものだと思う。
幼稚園の存在も、大きいと思うのだけれど。

連休前に続々罹患者が出た幼稚園での新型インフルエンザも、今週は落ち着いているらしい。
殺気立って休ませているのは、うちくらいのものだろう。
しかしながら…。
私が罹患してしまったら出産できなくなるし、家族が罹患したら看病する人がいなくなるし、手伝いに来てくれる母には基礎疾患(心臓)があるし、仮に新生児が生まれてからだと、なおさら心配…。
この最悪のタイミングでの流行と、はるの幼稚園、どう折り合いをつけるのか、悩みどころである。
ワクチン接種ができるのは、来月下旬、医療従事者から順にという。
その順番を待っている間のリスク管理、非常に頭を悩ませている。

どうしたものでしょう。

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September 22, 2009

みかづきくん。

みかづきくん。
予定通り、今朝は焼きたてのスコーンで朝食。
はるは今日、生まれて初めて生卵を割った。
加減がわからないからひびを入れたあと、両手で殻を握りつぶしてしまい、呆然としていた(笑)。
クリーム状に練ったバターに、卵と牛乳、スコーンミックスを混ぜる。
牛乳をはかっていれるまでがはるの担当、スコーンミックスをいれるのがさあやの担当。
そこまでやったら満足したのか、2人ともこども番組を見にテレビに向かう。
生地を半分に分けて、片方にはフルーツグラノラを混ぜ合わせ、冷蔵庫で寝かせて整形。
こども用は丸く形抜きし、大人用はNYスタイル(らしい)で三角に整形して、表面に牛乳を塗ってオーブンでこんがり焼き上げた。
焼きたてのスコーンはサクサクしっとりで、たまらない美味しさ!
生地を寝かせている間にサラダなど付け合わせの準備もできるので、休日のゆっくり朝ごはんにはもってこいかもしれない。
思いつきで混ぜたフルーツグラノラがなかなか具合が良く、四川先生のお気に召したよう。
作り始めから出来上がりまで一時間かかるけれど、ちょっとやみつきになりそうだ。


さて。
いま我が家の至るところには、名付けの本、歳時記、暦、歴史の人物伝など、蔵書の中から役に立ちそうなのが置いてある。
書斎はもとよりキッチン、リビングのソファ、寝室の枕元。
気が向くとそれらのページをめくり、ぼうと考えるのだけど、なかなか名前が決まらない。

ソファで虚空を睨んでいたところ、なにしてるの、とはるに問われて、赤ちゃんの名前を考えてると話したら、
「じゃあ、ぼくも考えてあげる!」と名付けの本を持っていって、ひとつずつ読み上げている。
しばらくしてから本を返しにきたので、いい名前はあった?と聞くと、
「ううん、なかった。でもぼくいいお名前考えたよ」と言う。

「みかづきくん、がいいんじゃない?ぼく、みかくんって呼ぶの!」

ほほう、なかなか個性的で素敵な名前だ。
なにより、本からじゃなく自分で考えたってところが、我が子ながらすごい。
以来、はるの中では赤さんは「みかづきくん」に決定してしまったので、私たちがまだ考えていると「もうぼくがお名前つけたからパパもママも考えなくていいよ」と自慢気。
でもさすがにそこまで個性的な名前をつける勇気は私たちにはなくて…。
まだじりじりと、考えているところだ。

みかづきくん、に少々ビクついているのは私。
明日は三日月。
子ども特有の勘による予言では!?とドキドキ。
まだおしるしがないからわからないが…

今日から39週、予定日まで一週間。
湘南鎌倉総合病院の産科部長の研究によれば、予定日に産まれる赤ちゃんはほんの17%ほどだという。
うろ覚えだが確か一番多いのは40週、次いで39週、41週。
年間1000件以上のお産を扱うこの病院でのある年の統計データから導かれた結果なのだけど、棒グラフで示されたデータは意外と後ろに山があって驚いた。
はて、うちの赤さんは、どうなるんでしょうか。

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September 21, 2009

焦りの結晶スイーツ。

焦りの結晶スイーツ。
夜中、2時過ぎから陣痛があった。
最初は少し間隔があったけれど、3時半を過ぎた頃には10分間隔になっていた。
前回お産の進みが早かったので今回は15分間隔になったら病院に連絡、という段取りになっている。
けれども、陣痛特有の息もできないような痛みが、まだない。
ここから進んで痛みが出るかもしれないと起き出して、時計とにらめっこした。

結局6時半頃までずーっと10分間隔の陣痛はあったけれども、痛みは出てこず、前駆陣痛だった。
この間隔・この長さの前駆陣痛があるということは、本当にもうカウントダウンなんだなぁ、と思い、心なしか焦りを感じ始めた。

白状しよう。
今回、こんな前駆陣痛が頻発する時期にあってなお、私にはまだ新しい赤さんが来る実感がないのだ。
新しい産着も、入院準備も整った。
日々感じる胎動に、赤さんが確かにここにいることはわかっている。
なのに、その赤さんがこの世に生まれいずることに(自分の妊娠生活が終わることに?)実感がない。

もう生まれてくるのに実感はないし、名前は決まらないし、どうしよう?
前駆陣痛がひいていった朝方、ようやく眠れたのに、焦りのせいかほんの一睡ほどで目がさめてしまった。

誰もまだ起き出してこない休日のことである。
朝食の用意にはまだ早いので、昨日たくさん作った焼き芋を、スイートポテトにすることにした。

なぜかここのところ「もう出てきてしまうかも!」と焦る度に一番に私が手をつけるのは料理で、家の中の食糧と子どものおやつのチェック。
おかげでいつになく冷蔵庫の中が賑わっている。
陣痛開始の連絡を受けた母が鎌倉に到着するまで、四川先生が一人で子どもたちに食事をさせなくてはいけないから、それを心配してなのだと思う。
いざとなれば出前をとるなりなんとでもなるとわかっているのだけど、焦りが高じるとついつい冷蔵庫の扉をあけてしまうのは、私が人一倍食いしん坊だからだろうか(笑)。

焼き芋の皮を剥いてボウルに放り込んでいると、はるが「ママ、なに作ってるの?」と、目をこすりながら起き出してきた。
「スイートポテト。お芋のケーキだよ」と答えると、この間のパンづくりがよほど楽しかったのか「ぼくも作りたい!」と駆け寄ってきた。
卵を割る、牛乳をはかって入れる、お芋をブレンダーで潰す…と一連の工程をやらせてあげると、今度は小さな声が「ママー」と聞こえる。
はるが寝室に走っていき「お芋のケーキ作ってるんだよ!さあやちゃんも一緒にやりたい?」と誘って、妹の手をひいてくる。
お砂糖を足して味見させると2人は夢中になり、すごい勢いで人差し指をボウルに繰り出すので、思わず笑ってしまった。

スプーンでアルミカップに生地を入れるところまでやってもらったのだけど、一人はカップを経由せずにスプーンを直接口元に持っていくし、もう一人は頑張って作業しているけれども、ねっちりした生地がスプーンからなかなかカップに落ちてくれないので振り回し、手や皿に飛び散ったのを食べる方に忙しい(笑)。
2人とも朝ごはんが半分も食べられないほど味見したので、いざスイートポテトが出来上がっても食べられなかった。

おやつの時間にようやく完成形のスイートポテトにありついた2人は、やっぱり気に入ったらしく、おかわりしてパクついていた。

こんな時間を過ごせるのは、あと少し。
出産・産後はしばらくこういうこともしてあげられないから、今、赤さんが待ってくれているうちに、子どもたちと遊んでいようと思う。
…なんて、本当のところ、焦りのために何か手を動かしてたいだけなのだけど。

明日の朝は早起きできたら、焼きたてスコーンを朝食にする予定。
スコーンが何より好きなはるは、今から楽しみにしている様子。
本陣痛までしばし、親子料理時間が増えそうだ。

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September 18, 2009

どうぶつパン。

どうぶつパン。
どうぶつパン。
ずーっと幼稚園をお休みし続けている我が家。
地区一帯に新型インフルエンザが蔓延しているので買い物さえネットスーパーでの宅配に頼り、この2週間、検診以外一歩も家から出ずに過ごしている。
さすがにストレスがたまりがちで、子どもたちは家中おもちゃをバラまき妙にハイテンションで駆け回り、私はそれをおこりながら片付けて回り、お互いに疲れ果ててしまった。

これは気分を根本的に転換する「装置」が必要、と目をつけたのは、以前はるがパン食にはまった時買っていたロールパンミックス。
なんとレンジで発酵させるため、ほんの40分でロールパンができる。

「パン、作る?」と声をかけると、動物園できく雄叫びのようなのが2つ、子ども部屋から伸びてくる。
ほどなくドタドタと足音高らかに声の主たちが、リビングでロールパンミックスと牛乳、バターをいれた丼を抱える私のもとに集まってきた。

生地作り、一次発酵まで、さっきまでの喧騒が嘘のように真剣に、混ぜたりこねたり。
発酵が終わった生地を等分して、さあロールパンをと思ったらはるが「これでクロワッサンも作れる?」と言い出した。
それは別の作り方でバターがもっといるのだけど、ミックス同封の作り方によればロールパンの他に、動物パン、ベーコンパン、ソーセージロールが作れるらしいと説明すると、しばらく考えこんでから「じゃあぼく、動物パンつくりたい!」ブタの形のパンをつくる、という。
さあやも一緒に万歳するので、君はウサギにしようか、とやらせてみることに。

生地の中に板チョコをいれ、整形して、パパの「おつまみ種ミックス」からレーズンとクコの実かぼちゃの種を失敬して顔をつくる。

はるは、どうやったらブタの顔らしくなるのか考え考え、レーズンとかぼちゃの種をああでもないこうでもないとつけたり外したり。
さあやはとにかく生地のプニプニの手触りが気に入って、指先でつぶしにかかる。
ウサギの目をクコの実でつけさせると、嬉しそうに「わあ!」と目を輝かせる。

私が概ね整形したウサギは、はるには「それはウサギじゃなくてキツネ」と酷評されたけれども、オーブンから出てきたそれは、なかなかおいしそうに焼きあがっていた。

「ぼくのブタパン、最高!」とはる。
特別ひと口あげるね、なんてさあやに食べさせたり、私にも「ぼくのブタパン、味見してみてよ!」と自慢げ。

パンを食べ終えたら、不思議といい子になった。
おもちゃを片付けたり、「勉強する」といって、いつもは車の運転ソフトばかりやっているキッズコンピュータも、珍しく時計の読み方ソフトをやりだした。

目先が変わることって大きいなあと思った。
あんなに叱ってたのが嘘のように穏やかだ。
たまには面倒なこともやってみるものだ。

にしても、はるのブタパン、目のたれ具合が本人に似ていて面白い(笑)。
これって偶然かしら、作者の意図なのかしら。

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September 17, 2009

糠漬け化現象。

妊娠後期に入ってから、どうもものを考えるのが億劫になったり、文章を書くのに筆や指が重かったり、活字を読むのにやたら時間を要したり苦痛すら感じたり、という変化があった。
最初は疲れているせいかと思ったのだけど、たっぷり睡眠をとった後でも状態は同じなのだ。
ああ、とうとう私のちっぽけな脳みそは発酵し過ぎて糠漬けになってしまった…と悲しくなった。
もともとスペックがいいわけじゃないのに、糠みそになってしまったら、全く使いでがないではないか…と感傷的に髪をかきむしる。
落ち着いて考えてみると、脳みそが活発に動いていた時も大したことを考えていたわけではないのだけど、それでも知的活動の根源である読書や思考へのある種の拒否・拒絶は、軽いショックである。

人間は考える葦ではなかったのか。


でも、驚くなかれ。
違うのだ。
少なくとも、ある条件下においては。
妊娠が進むと「ものを考えない」ように、脳みそも改造されていることが判明したのである!
改造したのは、お腹の中の人。
たまたまマタニティ記事を読んでいて、この糠みそ化現象が妊娠中盤以降特に後期に往々にして見られる現象だということがわかったのだ。

考えすぎて眠れなくなる、というご経験はきっと誰もあるだろう。
妊娠中というのは、体の変化も気持ちの変化や起伏も大きいし、ともすれば考え込んで心身休まらぬ状況に陥りがち。
そこで、母体の十分な休養を必要とするお腹の人としては、「眠らせる」手段として、「考えすぎない」ように、ある種のホルモンを分泌させて、脳みその活動を鈍化させているのだそうだ。
お腹の人がホルモンを出しているのかお腹の人を守るべく母体が分泌するのかは定かではないが、なんだかそんな風に、脳みそまで改造されているなんて、ちょっとした驚きでもある。

出産て、本当に、神秘だ。

考えることに限らず、何もかもが億劫な今。
これもきっとお腹の人の「休め」ホルモンの影響のはず、と拡大解釈して、今日もまたシロクマ化するとしよう。
糠みそ脳みその奥深くに思考のモトやタネをうずめてじっくり漬け込み、おいしいかくや(古漬け)になるまで。

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September 16, 2009

タテよりヨコ

今の私になにが辛いって、体を起こしておくことである。
小一時間机やPCに向かうことすら辛い。
PCに向かうと体が多少前傾するため、お腹が圧迫されるのかすぐに張って痛みを伴うのだ。
食事の準備や後片付けで立っていても、重力のせいか下方への圧迫が強まるしぱんぱんにお腹が張って、その場にうずくまってしまうくらいの痛みを感じる時さえある。

こうした状況に違和感を感じるのは、やっぱり今までの里帰り出産で楽々していたのと、日常を引きずりながら臨月を迎えている環境の違いによるのだと思う。
里帰り出産は楽だった。
自分の実家でも四川先生のご実家でも甘えさせてもらい、楽だったからうなぎのぼりに体重も増えたけど(笑)、今から考えると楽ばかりさせていただいた。
今回ははるの幼稚園があるからと鎌倉での出産を決めたけれど、結局新型インフルの影響でうちはずっとお休みしているので、これだったら里帰りしても変わらなかったのかも。

でも私としては、大変だけれども、家族意識を強く感じられる貴重な機会のように思えている。

一番大変なのはこれまで出産の度にプチ独身生活を謳歌していた四川先生なのだけど、仕事帰りに買い物してくれたり、子どもをお風呂にいれてくれたり、時には料理や後片付けをやってくれる。
さらには子どもたちも彼らなりに手伝ってくれているつもりらしい。
はるは私が横になって休んでいる間ずっとさあやの面倒を見てくれ、遊んだりおやつや牛乳をあげたりテレビを楽しんだりしているし、いつの間にか電話番スキルを身につけ、しっかり取次してくれるようになった。
さあやは私が食事の後片付けを始めると自分の皿やコップをキッチンに下げに来たりするし、お風呂に入れれば顔や髪を小さな手で洗ってくれたり、横になっているとおままごとの料理を皿に載せてせっせと運んで食事介助(?)してくれたりする。
眠っているときに2つの大きさの違う手が、頭を撫でていくこともある。

みんなが「新しい赤ちゃん」が来ることをしっかり実感し、いのちの働きを間近に見てくれているように思う。
特に子どもたちは、そこから「自分がなにかしてあげなくては」という意識を自然に育ててくれている気がする。
これは、家族だけで頑張ろうとしているからこその、特別な作用なんじゃないかと思う。

夏場のシロクマみたいにでれんと寝転がっている方が圧倒的に長いけれど私も、みんなの期待に応えるよう、元気な赤ちゃんを産めるようにいざ陣痛まで体力を蓄えておきます。
なんせ、"陣"。
女の命がけの闘いなのですから。

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September 15, 2009

陣痛待ち。

38週検診。
今の体の状態を助産士さんと話したら、
「近いですね、一週間以内くらいじゃないかな?陣痛待ちですね」と微笑まれた。

お腹のトップポイントの下方修正や前駆陣痛に加えて、このところ良く眠れない。
夜は早く寝付けば真夜中に、夜更かしして寝ても明け方に、必ず目が醒めてしまう。
数時間寝て、数時間覚醒して、また数時間寝る。
体のリズムが、赤さんと付き合って授乳するペースに、強制的に変えられているのだ。
人間の体って本当にすごい。

助産士さん、一度は予言したものの「そうは言っても経産婦さんはまるで予想つかないですけどね」とも。
昼間検診時には全く兆候がなく、長引きますねと話した妊婦さんとその夜出産で再会したこと、まもなく生まれそうですねと話しながら待てど暮らせど本陣痛にならない妊婦さんもいること、など。
やっぱり、出たい時にしか出てこないものなんですね。
さあやの時に十分思い知ったので、一応こちらの希望は伝えつつ(笑)赤さんの意思を尊重するつもり。

来週、世間一般では浮かれムードの「シルバーウィーク」だけど、今臨月の妊婦にはちょっとした困難。
暦通りの診療になるため、週後半の2日間に一週間分の妊婦検診が詰め込まれているので、ただでさえ2〜3時間待つのが、一体どのくらいかかるのやら。
今臨月を迎えて週1回検診の人たちが一番大変なんです、と助産士さん。
あまりべらぼうに待つようなら一旦帰ってもらい、呼び出しを待っての検診になるのだそう。
「いっそ連休中に生まれちゃった方がいいかもね」と、気の毒そうに眉をひそめられた。

陣痛待ち。
名前がまだまだ決まらない今は、楽しみよりも半ばパニック寸前。
果たして名前が決まるのが先か、陣痛が先か。
連休中といわず、29日の予定日を通り越して10月に生まれてほしい私。
張りも強まり頻度も高くなってきている、前駆陣痛。

緊張のピークを迎え、気持ちの引き締まる思いです。

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September 13, 2009

柑橘香中毒。

さあやの出産が近づいた時に気づいたのだけど、私は出産が近づくと柑橘系の香り、ことにグレープフルーツとレモンのほろ苦い香りが無性に欲しくなる性質らしい。

今回は悪阻の時もそうで、外出時はいつもハンカチにグレープフルーツの精油を一滴たらしたものを鼻にあてがい、電車に乗ったりしていた。
悪阻最盛期にはマスクの鼻先にグレープフルーツとレモンの精油をたらして、常にマスクの下でクンクン鼻を動かしていて、何を隠そう、その怪しい風体で歌舞伎座に菊之助と玉三郎の京鹿子娘二人道成寺を拝みに行きもした。

そして出産が近づいた今――まさにその傾向はピークを迎えている。
中毒にかかったように、食事時以外はまず、クンクン香りをきいていたいのだ。

だいぶ赤さんも下がってきて、骨盤へのギシギシした圧迫を感じるようになってきたので、なるべく横になって、無駄かもしれないが少しでも出産が先延ばしできるよう努力している。
そうすると1日の大半を枕とともに過ごすわけなので、枕に数滴精油をたらしたり、ハンカチに染み込ませて鼻先にあて、思い切り吸い込んだり。
柑橘香ジャンキーと化しているのだ。

そもそも、グレープフルーツがたまらなく気持ちいい!と気づいた発端は、さあやの妊娠時に友人のアロマセラピストが作ってくれた「安産ブレンド」のバスソルト。
グレープフルーツをベースにいくつかの香りをブレンドしてくれていて、すこぶる心地よかったので、出産間際には、ピローウォーターと練り香を同じ香りで作っていただいた。
今回は、彼女も初めての出産直後のママさんなので、自分でオイルだけ使っている。
柑橘系の精油には恐ろしい力もあって、例えば鼻に精油がついたまま日光にあたるとそこがシミになってしまうのだとか!
なので最近私は日光にあたらないように、日陰で暮らしている(もちろん一番は肌に直接触れないように注意しているのだけど、万が一ってこともあるので)。


今までと違うのは、精油に限らず、もちろん生のレモンとグレープフルーツも冷蔵庫に常備!していること。
香りは確かに気持ちよいのだけど、「霞みを喰う」心地で満たされない感があることもあるので、満足し難い時には、現物を食べてしまうに限る。

ところで最近の私のお気に入りのグレープフルーツのいただき方は、ヨーグルトに混ぜるもの。
時間のあるときにグレープフルーツは房からはずして密閉容器にいれておき(うちでは葉山のプリン屋さん、マーロウのガラス容器が活躍)、プリンカップ1杯くらいのヨーグルトに対してスキムミルクを大さじ1杯混ぜて、グレープフルーツの果肉を1/3〜1/4個分いれていただくのだ。
妊娠中はカルシウムや鉄分が大事。
鉄分を吸収するにもカルシウムが必要で、また、カフェインは鉄分吸収を妨げたりするのだそうだ。
カルシウムは夜にとると良いと聞いたので、時々デカフェ・コーヒーのカフェオレと一緒に夜食にしてる。
ちなみにカフェオレに使っている牛乳は、四川先生がさりげなく鉄分強化タイプに変えてくれていた。
効果あってか、妊娠中期にぐんと落ち込んだ鉄分が、後期の血液検査ではばっちり回復!
レバーを良く食べたりしていたから複合効果もあると思うけど、鉄分強化牛乳って本当に効果あるんですね。
食養生、侮れません。


産後、憑物が落ちたように柑橘香への執着はなくなるのもまた、自然の不思議。

準備してある出産準備セットには、陣痛用のレモン&グレープフルーツのオイルと、産後に使用するジャスミンのボディシャワー、ミストをいれてある。
産後の気持ちのふらつきには、ジャスミンが良いらしいのだ。
…果たして陣痛時にアロマなんて言っていられる余裕があるのかは、甚だ疑問だが(笑)。

今しばし柑橘香ジャンキー、続きます。

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September 10, 2009

ついに幼稚園にも…

先日、渡辺竜王の欠場で大きく話題になった新型インフル。

はるが通っている幼稚園でもついに、罹患者が出た。
いつくるかどきどきしていたので、ああついに来たという感じ。
昨日一昨日とそのお子さんが休園だったそうで、休園や学級閉鎖はしない、とのことだけれども、「登園は各家庭にお任せします」とのこと。
もちろんハイリスク群の妊婦・乳幼児がいる我が家は、恐ろしいので、沈静化するまでひきこもる予定。

いつかは来ると思っていたけれども、ついにこのあたりにも押し寄せて来ました。
近所への買い物も控えようと、ますます出不精になる私です。

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September 09, 2009

ふるさと論争。

今週の幕開け。
開いたネットのトップニュースに、懐かしい風景が見えた。
山形の、大芋煮大会。
かつて私の住まいは、この大会が行われる川のすぐ隣にあって、その川で同級生と芋煮をしたり、ヴァイオリンの練習をしたり、たそがれたりしていた。
小さなアパートから北上すると、歩いて5分もせずに消防署があって、すぐ隣にはこの芋煮に使われる大きな鍋・なべ太郎がでんと構え、年に一度の活躍の時を待っているのだった。

そんなわけで、ひときわ懐かしい、この風景。
私には郷愁をそそる風景のせいか、無性に山形風芋煮が食べたくなってしまった。
夕食の予定を急きょ切り替えて、イトーヨーカ堂のネットスーパーに早速材料を発注。
なにしろ、いつ陣痛が来るかわからないのだから、思い立ったが吉日、なのだ。

ノスタルジックスイッチが作動して、山形風芋煮以外にも、山形の漬物・おみ漬や、名物玉こんにゃくまでどっさり買い込んで、「山形夕食」を作った。
が、これが論争の元となった。

おいしいおいしいと喜んで食べるのは、私一人。
結婚当初、山形風芋煮に感嘆の声を漏らした四川先生、この日はなぜか乗り気ではない。
ぼそっと、
「俺、やっぱり芋煮は味噌がいいな…」
それもそのはず、仙台風芋煮というのは、味噌味でじゃが芋と豚肉を使う。
一方、山形風は、しょうゆ味で牛肉と里芋なのである。
「だいたいアナタ、山形の人じゃないでしょうに」とつっかかられる。
山形の人ではないんだけど、学生時代を過ごした山形、好きだったんです、やっぱり。

笹谷峠一本はさんで、仙台と山形は、文化圏的には全く別の国。
山形のおおらかさが私は大好きだし、そのおおらかさの中で、多様性を認め合うような(というか、マイペースであまり他の人に介入してこないけれども、人情はたっぷりという)ところが、たまらなく居心地が良かった。
仙台は割と出る杭を打つ傾向があって、打たれる側だったことの方が多く、私にはあまり好意的な感じが持てない。
どちらでも自分なりに楽しんでやってきはしたけれども、山形に関しては特に、学生時代特有の開放感も手伝ってか、特別な感情がそこに生まれているのだ。

ひときわ長い学生時代を仙台で過ごしている四川先生もまた、仙台信奉が強い。
私が仙台のことをあまりよく思っていないのに対し、彼の場合、特に夜の国分町への郷愁がそこに加わる。


そもそも、「ふるさと」とは何か。
そこで生まれたという条件以外にも、心のよりどころとして、自分をあたたかく包み込んでくれる場所として、考えるべきなのではないか。
そうしたときに、私には、仙台よりも山形の方が、その条件にあてはまるのだ。
就職で仙台に戻ってからも、なんだか山形に行くたび、「帰ってきたな」という感じがしていた。
こころもからだも、ほっこりと包み込まれるような気がするのだ。

対する四川先生は、いいや、生まれ育った場所である、と断固譲らない。
(そういう本人は、小学校5年生くらいまで、弘前、千葉や長野など転勤族だったのにね)


さんざん言い合ってから、もしかしたらこれ、学生時代をどこで過ごしたかという、その場所へのシンパシーを争っているだけのでは、と思った。
勝ち負けが決まるべくもない。
お互いに、学生時代の特別な時間について、どっちが優れているかなんて、比べようもないのだから。
四川先生が広瀬川の河原で作った仙台風芋煮(いまだに豚汁との違いが私にはわからないのだが、四川先生いわく「芋の煮込み加減がサラッとしていること」だそうな。本当だろうか?)は格別の味がしたろう。
私が馬見ヶ崎川の河原で作った山形風芋煮同様に。
結局、
「じゃあ今度、つくってよ、仙台風芋煮」
「いいよ」
ということで、ふるさと論争は決着、というか保留。

夫婦間芋煮対決の日は近い。

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September 05, 2009

一文字。

満月期に伴う前駆陣痛は、さあやの時にも体験したけれど、ひとまず今は一段落。
ただし、足の付け根や尾てい骨の痛み、骨盤が軋む感じと、妊娠前は毎月一度お目にかかっていた下腹部のシクシクした感じがあるので、着実に「その日」が近づいているのがわかる。

慌てて準備をしたから、辛うじて形だけ入院への備えは整った。
あとは心の準備のみ。

――そう、名前も含め。
昨晩ついに突っ込んだ話をした。
まるで逃げているかのようにその話題をのらくらかわしていた四川先生、よくよく聞いてみたらやはりやる気をすっかり削がれていた。
「もう両家に公募でいいよ」などと投げやりなことを言い出すので、私の眉根が吊り上がる。
「こちとら命張って産み出すってのに赤ん坊の顔も見ねぇうちにてめぇの役割投げ出すなんざぁ、一体どういう了見なんでぃ!」
と喧嘩っ早い火消しの若衆のように腕捲りして胸倉につかみかかり――
たいのは山々だったが、ここはひとつ穏便に進めようと、慈母観音のごとくまろやかな声で聞いてみた。
「では、あなたはなぜ、そのようなことになってしまったのでしょう?」
答えはこうである。
四川先生は、愛してやまない武将(ことに智将と名高い個人)の名を候補としてウキウキ考え悦に入っていたのだが、ご実家でご両親から問われた際に現状として答えたところ、その武将の家にまつわる(四川先生の思い描く武将の時代からだいぶ後の)良くない点を挙げられ、別の名を挙げればそれも評判が悪く否定されるので、やる気がなくなってしまったのだそうだ。

両家に公募などという事態になれば、不採用になった方は非常に不愉快になるであろうし、それが原因で上二人に注がれるような愛情が目減りしては、ただでさえ三人目で薄まっている期待と感動に水を注ぐ結果になってしまう。
断じてそんなことになってはならないと私は拳を固く握りしめつつ、なおも柔らかく慈愛に満ちた作り笑顔で、四川先生が名付けに燃えていた時のことを話題にした。
万事、計画的に。
「この間、大陸で馬に乗って草原走ってたらインスピレーションが湧いたと言っていましたが、それはどんな印象だったのです?」
「…なんかこう、雄大でさぁ、こういうのもいいなぁと思ったんだよ」
「ほほう、して、その『こういうの』とは?」
私はずい、と身を乗り出した。
「…ジンギスカンとかね」
羊肉を帽子に似た鉄板で焼く、あれのことを言っているのだろうか?
同時にジンギスカンを連呼する、腕を組んでぴょんぴょん飛び跳ねる陽気な舞踏音楽が頭に鳴り響く。
目が点になった。

――かくして、そこからまた議論は続けられ、最終的に、名前に使われる文字が一文字決まった。
この一歩はちいさな一歩だが、我々にとって偉大な一歩である。

ジンギスカンが名前にどう反映されるのかはお楽しみに。
(ドンデン返しで全然変わる可能性もあるけど?)
全部が決まる日、そう遠からんことを祈って。

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September 03, 2009

前駆陣痛始まり

あれっ?と思うとお腹が定期的に張ってきます。
さすがに三度目の余裕で「あらよく練習してるわねー」なんて悠長に構えていたんだけど…なんか違う?!
腰がピリピリし、重力に従ってズンズン圧迫を感じるわけなのです。
いっときは張りが大分強くなってきて、10分間隔になり、本気で焦りました。

そのまま少し落ち着いてくれたので、もちろん今すぐに本陣痛ってわけではなさそうなのだけど、さあやの時のブログ記事を慌てて見たところによると、産前2週間ほどの頃に良く似ている。

大慌てで入院準備。
まだ買っていないものをネット注文&四川先生の帰宅時に買い物お願いして、ハラハラドキドキ、横になってみています。

本当にこればっかしは、こちらの思惑通りにはいかないので、いつなんどきなにがおこっても良いように備えあるのみ。

でも一番準備が整っていないのは、一番大事な名前のこと…!
「最悪生まれて7日で決めにゃならん。できるか?」
「やるしかないだろう、その時は」
と、後ろ暗い密約を交わしつつ(笑)、そうならないように毎日少しずつ考えています。

…なんだかんだで、予定日までたっぷりお腹にいてくれた方が赤さんには良い環境なので、10月までゆっくり休んでいてほしいのですが。

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September 01, 2009

産休スタート

今日から臨月、そして産休スタート。
といっても、勤めてるわけでもなし、仕事でのお取引ある方々に「臨月なんで産休します」とメールしたのみ。
前回は「で、産後いつから連絡できんの?」と聞かれていたので、今回は先んじて「一年お休みします」と書いてみた。
…ほとんどこれ、実質上廃業宣言に近いんじゃなかろうか(笑)。
ここ数年、秋口~春先はお仕事、春先~秋口は美術関連のボランティア、という「二毛作」だったので、仕事が入り出す今頃からの休業は職務放棄みたいなもの。先日のキャリアカウンセリング通り、シフトする感じになるのかもしれない。
それならそれで良し…なんて思っていたりもして、あとは商売の神様の御手にすべてを委ねます。

さてようやく、と言うべきか、もはや、と言うべきか、臨月。
相変わらずまだぴったりの名前は探しあてられずにいる。
はるの時は妊娠が判明した時から、さあやの時は里帰りした8ヶ月半からつけはじめたマタニティノート、えびのすけ(仮)の分をようやく今日からつけはじめた。
また今日はさあやをお風呂にいれようとして滑ってすっころび、早々に陣痛が来たらどうしようとドキドキしながら夜を過ごしている。

そんな、臨月の始まり。

仕事もワークショップもワークショップデザイナー講座も全て終わり、私の中では終業式みたいな感じなのだけど、実際はこれからが大仕事だよなぁ、とまだ(この期に及んで)他人事みたいに思いながら。
今日まで過酷な母体環境に耐えながらも良く育ってくれたよなぁと、えびのすけ(仮)に感謝しながら。
風呂場でさあやを庇って捻った足首と、棚に激突して破壊した肘のジンジンする痛みに耐えながら。

更けていく夜に虫の声が響く、長月なのでした。

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