« コミュニケーションのカタチ | Main | 新しい楽しみ »

June 07, 2009

NINAGAWA十二夜

本日初日、NINAGAWA十二夜。
花道横の五列目で菊之助菊五郎を堪能してきた。
2005年の初演時は歌舞伎に目覚める直前、2007年再演時ははるか北京の空の下で、とうとう今回、熱望の観劇である。
立役も女方も兼ねる役者である菊之助だからこそ十二分に味わえる作品だし、逆にこの作品だからこそ菊之助の芸をあますところなく魅せてくれる。

2007年の再演を歌舞伎チャンネルで見ていたのだけれど、ロンドン凱旋公演ではぐっと上演時間が短縮され、幕間も一度休憩を挟むのみ。
テンポが良くなって、ストーリーが際立った感じがした。

なににおいても菊之助の美しさといったら!
立役・斯波主膳之助の胸のすくような男ぶり、女方・琵琶姫の花のようなたおやかさ、そして琵琶姫扮する男装の麗人・獅子丸のけなげさ。
三つの声色を巧みに使い分け、それぞれにそれぞれの魅力を引き出された人物に、引き込まれるばかり。
文字どおり、夢のような時間を過ごした。

脇を固める人物もそれぞれに個性的で、物語の特質もあり、コミカルだ。
菊五郎の豹変ぶりには思わず声をあげて笑ってしまったし、指先や爪先まで細かい小技連続の亀治郎には何度となくニヤニヤさせられた。
その場にいるだけでも可笑しい役どころもあり、極上のエンターテイメントである。

A嬢とkanameさんとご一緒させていただいたのだけど、お二人ともご満足の様子。
松島屋(仁左衛門)ファンのA嬢は古典との違いや斬新な演出を楽しんでくださり、この日学生時代の芸術鑑賞以来しばらくぶりで歌舞伎に触れられたkanameさんはもともと素晴らしい審美眼をお持ちなので、歌舞伎空間にも菊之助の美しさにもすぐに反応されて、ハマっていただけた模様。
またお一人、歌舞伎に付き合ってくださる方が増えたよう。
嬉しい1日だった。

叶うことなら毎日劇場に通いたいくらい、素敵な作品!
機会ある方はぜひ、お運びください。

|

« コミュニケーションのカタチ | Main | 新しい楽しみ »

Comments

いや~。夢のようなひと時でしたねlovely
早速、6月歌舞伎申し込んじゃいました。こういう時の行動は早い(笑)
また、ぜひ行きましょうupup

Posted by: ai | June 08, 2009 at 12:46 PM

こちらこそありがとうございました!
めくるめく一日でしたね~(うっとり)。
六月歌舞伎、ぜひぜひ感想お聞かせくださいね。
またご一緒できるのを楽しみにしています!!

Posted by: zok | June 08, 2009 at 11:04 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« コミュニケーションのカタチ | Main | 新しい楽しみ »