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April 2009

April 29, 2009

うかれない連休

よのなか、連休でどことなく華やいだムードに包まれている。
行楽の予定や、ゆっくりのんびりする予定など、いかにも「お休み」然とした雰囲気を、指をくわえて見ている私である。

平日は幼稚園や病院通いに追われ、合間を縫って仕事をし、煩わしさの少なくなる休日や丑三つ時にようやくまとまって仕事する時間を確保する身としては、連休というのは決して「お休み」などではなく、あくまでも「作業時間」でしかない。

そんな仕事がなかったら、じゃあ旅行に出たり遊びに出たりするのかと言えば、十中八九しないのだけれども、「作業に時間をとられるから何もできない」という精神的な縛りは、まるで面白くない。
もちろん連休で世間がお休みな分、急対応が求められたりせずにゆっくり仕事が進められるのは有り難いのだが、なんだかいまいち面白くない。
理由はわかっている。
仕事漬け、の期間が長すぎたのだ。
あと一歩で完成、という局面まで進んできているものの、2月くらいからずっと、平日も土日祝日も、人と会う予定があった日以外はずーっとかかりきりなのだ。
それでも3月前半くらいまでは、まだ自分の小説を書くという気分転換があったから良かったものの、1ヶ月以上、自分の心身をリフレッシュさせることもないまま、仕事漬けなのだ。
たまに外出すると、そのしわ寄せがくるのでストレスはたまる一方。
これじゃ鬱々ともしてくる。

世間が連休を終えて浦島太郎出勤を始め出す頃、ようやく一段落する予定。
ここ数年、連休を楽しみにしたことなんてないのだけど、今年は「手に入らない」と思うからこそ、腑に落ちない気分である。
こんなとき、ああ、私って本当に天の邪鬼だよなーと思う。

さて、そんな私の連休中せめてもの娯楽は、5月末の美術館ガイドの原稿づくり。
それにまつわる「お勉強」に、わくわくするつもり。
浮かれない連休気分、美術漬けでリフレッシュしようっと。

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April 25, 2009

上野詣出

今日25日から始まる「日本の美術館名品展」、来月特別鑑賞会でお手伝いさせていただくので、その下見とご褒美で、昨日は関係者向けの内覧会&レセプションにお邪魔させていただいた。
全国から集められたよりすぐりの作品たち、受け持ちはわずか20分なのだけど、私が担当するエリアだけでも山ほど作品(しかもどれも紹介したいような!)があって、匙加減にえらく迷ってしまう。
内覧会のあとには交流会があったのだけど、初代の私たち11名中6名が最初にプラド展でお手伝いさせていただいた頃からぐんとメンバーが増え、30名ほどの方々とお目にかかった。
素敵なお仲間が増えて嬉しい限り!
その最中にも、ガイドツアーの担当メンバーは、あの作品はマストアイテムだよねぇ、あっちも紹介したいよねぇ、どうしようねぇ、と別日程を同じエリアでご担当される方や、同じ日に違うエリアをご担当される方と、こっそり相談会。
美術館ボランティアをなさっている方が収蔵品の資料を持ってきてくださったり、この作家の資料ならあるよーとお声がけくださったり。
いつも思うのだけど、どうしてアートナビゲーターの関係者は、素敵でいいひとばっかりなのだろう!
本当にみなさんそれぞれ素晴らしい方ばかりで(ゴマすりとかじゃなく、ほんとにそうなのだ。嘘だと思われたら、一度覗きにいらしてください!)、よのなかにはこんな人たちが集まる稀有な場所があるんだ、と思う。
幸いなことにここ数年、心底苦手な人に会うことが少なくはなっているのだけど、にしても、こんなに人間的にも素敵な方々ばかりが集まっているなんて、すごいことなんじゃないだろうか。
アートナビゲーターの方と関わってしばらくは、よのなかがまんざらでもないと思うし、なにより元気と生命力をわけていただく気がする。
年に一度か二度あるアートナビゲーター活動、私の活力の源なのである。

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April 21, 2009

クレーム。

クレーム。
先日掲載したベランダでの花見の写真にクレームがついた。
クレーム主はわが夫、四川先生である。
なにごとかと思ったら、
「一応さあやは女の子なのに、あの顔のあの写真はひどすぎる。なぜもうすこしかわいい写真を載せてやらないのか」とまあ、そんな言い分なのでした(笑)。
「でも、さあやの写真に限っては、かわいらしいのなんて撮れないよ。かわいいと思って撮ったものの、見たら迫力満点だったりさー…」と私が渋ったら、「じゃあ俺が撮る!」と先生。
(この人は、「娘」という幻想にとらわれて、それが目の前の「この人」だという現実を直視していないのでは、と私は思ったが、余計な不和をうむこともないと、口には出さなかった)

数日後。
「どうよ」と送られてきたのが、この写真。
「……これは、あなたにとって『かわいらしい』『女の子らしい』なの?」と思わず聞き返してしまった。
「かわいらしくも女の子らしくもないけどさ(←ひどい)、かわいいじゃん!」と先生。
「えー…でもさ、虎持ってるよ、虎。加藤清正みたいじゃん、素手で虎を捕まえたっていう…」
「……」
「……」

ということで、以来我が家では、「女の子らしい、かわいらしい写真」をどちらが先に撮影できるか、無言のうちに勝負が始まっているのですが、当の被写体はそんなのお構いなしに、今日も迫力満点です。

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April 16, 2009

なぞのやまい。

3月の中旬を越した頃から、咳と鼻のトラブルに見舞われ、少々難儀なのである。
異変に気づいた日はちょうど仙台から友人ririちゃんが、先日の中華街占いのブログ記事を見て、占いたい!と来てくれた日。
「花粉症なのかなぁ?きっとそうだよね」なんてほったらかしてたら、ずんずんひどくなって、喉も鼻も故障したみたいにフル活動をはじめてしまった。
頭が痛くなって熱が続くようになってから、「もしや風邪?」と気づいたのだけど時既に遅し。
近所の内科では妊婦には絶対薬を出してくれず「風邪ってのは栄養をとって寝ていれば治るもんなんです。ま、肺炎おこしかけなんて時は別ですが」という調子で帰される。
どうしても薬が欲しけりゃ産婦人科に行けというのだ。

でも、である。
時間を予約してさえ予定より約一時間半〜二時間待つ産婦人科に、当日予約なしで急に行ったとしたら、一体どんなことになるのか?
それだけで気持ちがメゲて、ベッドに倒れこみたくなる。
そして更に悪いのは――この最悪のタイミングで、締め切りがフル稼働…。
寝てりゃよい、というわけにもいかず、結局39℃近い熱を出してプレゼンを一回パスした以外、基本的に1日3〜4時間の睡眠で馬車馬のように働いていた(いや、本当はもう少しスムーズに進むはずだったのだ、でも風邪で重く雲がかかったような頭と頭痛とで、作業効率は下がる一方。眠れる予定がどんどん削られる悪循環なのだ)。

罪を憎んで人を憎まず。
風邪を憎んで仕事を憎まず、である。

が、そのせいですっかりこじらせてしまったようだ。
先週末、同じ幼稚園のママさんから妊婦にも薬をくれる近くの内科を教わり、ようやく医者にかかったら…
「えっと、もうこれは風邪じゃありませんね。長すぎますから。風邪をきっかけに、粘膜が過敏になってアレルギーか何かになっちゃったんですね」
と、驚くべき回答が!!

今も鼻は詰まっているか湯水のごとく流れ出るかのどちらか、そのせいか頭痛にも悩まされるし、耳も塞がったような感じで違和感がある。咳も一度出たら小刻みに何度もしばらく続くのが出る。
一体、どうなっちゃったんでしょう、私のカラダ。
アレルギーといっても、家でも外でも出るのだから始末が悪い。

ハーブ、ホメオパシー、西洋医学とさまざま試していますが、どうもこれといっては変化が…
はてさて、これって回復する見込みあるんでしょうか?

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April 11, 2009

たのむからさ。

たのむからさ。
昨日の親子遠足で植物園をまわり、親子ゲームでさあやを抱きながら小走り、その後幼稚園に戻りECCで英会話教室、買い物して公園ではるを遊ばせて…と6時間動きまわっていたら、さすがに出血が。
やっぱりそうだよなあ。
気が張っててわからなかったけど、家についたらだいぶ体も辛くて、重いし、お腹は張るし、ベッドに倒れ込んだら動けなくなってしまった。
そうだよなあ、だってまだ、不安定な妊娠初期なんだもんな。

でも前回の北京での経験があるせいか、このくらいの出血なら病院レベルじゃないな、と自己判断。
(ちなみに北京は鷹揚で、日本なら一週間入院コースになるレベルの出血でも笑顔で『寝てください(絶対安静)』のみでした・笑)
とりあえずベッドに転がって、体を休めている。

そんなの意にも介さず、「ママー、さくらがふってくるから、ベランダでお花見しようよ!」と、ベランダにレジャーシートとおやつを持ち出す息子。
おやつにつられて誘い出される娘。
ベランダでは小さな猛獣によってはる秘蔵の「プリンシェイク」が起毛のレジャーシートの上にぶちまけられ、あちこちにチーズ味のカールの粉と踏まれて潰されたらしいのとが散らばり、私はすっかり青ざめたのだけれど、それでも彼らはきゃっきゃと喜んでお花見をしている。
その傍若無人ぶりは酔っ払いひしめく巷のそれと変わらないのだけど…だけど…
お願いですからこんなときくらい、休ませてほしいです。

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April 10, 2009

さくらふぶき。

好きな季節がまた巡ってきた。
桜が、風にその花びらをやさしく漂わせるこの時期は、そのはかない美しさについ目が離せない。
春が来て、桜が咲いて、よのなかが一歩、前進する。
お正月よりも、新学期・新年度の方が、「年があらたまった」気がするのは、桜が咲いて、また散って…という時期と近いせいかもしれない、とこの頃思う。

最近、まったく本を読んでいない。
ここでいう「本」というのは、私の好きな怪しげな蘊蓄本のことで、小説に関して言えば、3月は忙しかった割に手帳にはずいぶんと読んだ本のタイトルが書き連ねられた。
今思うと、仕事の締切に加えて、自分自身の締切(文学賞に応募した)、家族の締切(年度末に関わる諸事務や、幼稚園関連の雑事など)など、締切尽くしのひと月だったのだけど、だからこそ余計に、わずかな暇を見つけては本を読んでいたのかもしれない。
少しでも時間を無駄にできない、と切に思っていた。
勉強のためにと、今まで敬遠していた作家のものも、食わず嫌いせずに読んでみたり、以前から気にしていたけれども読んでみてやっぱりこの人はすごい!と思う作家を確認したり、あるいは好きだなぁと思っていた作家の作品が、作品を書いた時代のせいだろうかあまりピンと来なかったり。
例えば、やっぱりすごい!と思った作品のひとつ。
自分の作品を書き終えてからようやく、冬に読むと宣言しておきながら叶わなかった『清談佛々堂先生 わらしべ長者あるいは恋』を読んだ。
読み進めるうちに、自分が書いたのと同じ「材料」がいくつか発見できて、当然調理の仕方は専門家の方が断然上で、ぎゃっと叫んだものの、そこはやはり料理法が違うわけで。
その材料について、自分はこういう表現を見つけたけれども、例えばこんな別な方法もあるのだよと、天からメッセージが降りてきたのだと思った。
こういうのは、ただ読むだけでは得られない。
自分の手で、下手なりに書き上げるからこそ、得られる助言のような気がするのだ。
昨年末、四川先生から「修業中意識をいい加減捨てなさい」と助言をもらって、「いつかやりたい」から「いまやれることをやれるだけやる」姿勢で取り組むようになったのだけど、やはり自分はまだまだ。
ひとつの作品を書き上げ、特に今回は本の形にしたせい、応募したせいもあって、桜吹雪の舞う今の季節と私の心がかさなりあっているような気がする。
私自身の桜の花も花吹雪で、次の季節の養分になるべく根元で土に還っていくところ。
そんな気がしている。

…とまあ悠長に言っていても、現実というのは非常に厳しく、今後も徹夜を余儀なくされるお仕事が下手をすると連休明けまで続く。
今までにやったことがないタイプの新しい挑戦だけに、苦しい、という思いの方が強いのだけれども、負けじと歯を食いしばっている感じ。信じて任せてくださった方があるのだから、それを裏切りたくない、という気持ちと、それ以上にもしかしたら、この程度じゃ負けてられないぞ、と自分に言い聞かせている部分もあるのかもしれない。
こういうとき役にたつのは、「自分はもっとやれるんじゃないだろうか?」という勘違い。これがないと、自分はもうい歩も進めない、と打ちひしがれて本当にそうなってしまう。
躓いた時は、嘘でも、「自分はもっとやれるんじゃないだろうか?」と問うてみる。
そう問い続けている間に、不思議と「嘘からでたまこと」に、なっていくのは、言霊のせいに違いないと思う。

さてその辛くもやりがいのある仕事が終わると、ほっとひと息つく楽しいお仕事、アートナビゲーターとしてのガイドや、昨年やらせていただいた美術館での親子イベントの準備をはじめられ、一年間で一番気持ちがのびやかに解放される時期となる。
今年はそこに、「学生」の立場も加わる。
厚生労働省と青山学院大学&大阪大学が提携した、ワークショップのプロを養成する講座に通うのだ。
20人と少ない人数での開講だったのだけど、なんとか合格することができたので、これを機にしっかりと学んできたいと思っている。
そんなわけで、5~8月の週末はだいたいいつも、学校(青学)に通うことになる。
臨月に入る8月末に終わる予定なので、非常にうまいぐあいにスケジューリングされている(笑)。

こうやって見てみると、いつもの年よりも「新年度」感が強い。
学校を離れてからはそんな意識、あまり持ったことがないから、ずいぶんと久しぶりだ。

我が家の幼稚園児も進級して、「たんぽぽぐみ」から「さくらぐみ」に変わった。
年中さんになった、というのが本人も嬉しい模様。
「さくらぐみです!」と、会う人会う人に言って歩いている(笑)。
さてさてその新年度、幼稚園マタ―もとても多い。
今日は親子遠足と言って強制的に連れ出されるし(しかもわかったのは2日前の始業式)、新年度の説明会、クラス懇談会、保護者面談、お稽古事の新年度…この先二週間ほどは、めまぐるしいほどの予定が詰まっている(しかもそこに前述の仕事のピークがかぶっているから、たまったものではない)。

まだ私、安定期じゃないんですけど、大丈夫なんでしょうか、とおなかに問いかけてみる。
でも当然ながら返答は帰ってこないので、恐れ入りますがどうぞよろしく、とだけ添えておく。
さ、遠足のお弁当をつくるとしますか。

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April 04, 2009

完配御礼。

先日告知いたしました作品につきましては、予定数が終了となりました。
ご注文いただきましたみなさま、ありがとうございました。
お陰さまで配布予定数を上回るご用命をいただき、まったく私はひとに恵まれているなぁと実感した次第でした。
知人等に配布したいからと複数のご注文をくださった方もありがとうございました。

これを励みに!ますます精進していきたいと思います。
また、読後の感想なども、ビシビシと忌憚なきご意見を浴びせていただけましたら、今後の勉強に大変役立ちまして、恐悦至極に存じます。
どうぞ見放さず(笑)、末永く見守ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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April 01, 2009

読んでくださる方募集。

新しい作品が書きあがりました。
ここ数年の傾向からちょっと離れ、幻想的ではない感じです。
ささやかで不器用なひとたちの、ちいさな物語です。
限定、私家版を30部のみ作成いたしました。

読んでくださる、というお優しい方いらしたら、コメントからでも、メールからでもご一報ください。
謹んで送らせていただきます。

ちなみに本日は四月馬鹿の日ですが、これは嘘じゃありませんので、あしからず。

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