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March 02, 2009

おそるべし、占い師。

2月の下旬、母が来た折に、中華街に出かけた。
はるが、さあやの誕生日に乗ったシーバスが気に入って、ぜひとも乗りたいと言ったため、じゃあせっかくだから茶荘に行こうか、とあいなったのである。
横浜中華街にある悟空茶荘、雰囲気もとても素敵で、北京で感激した茶館の雰囲気に少し似ており、先日ティータイムを過ごして以来、我が家のお気に入り指定になった。
四川先生はここの肉まんとマーラーカオがお気に召し、私は茶荘の雰囲気に酔いしれ、子どもたちはおみくじクッキーの虜になっている。
きっと母も好きだろうということで、はると私と三人で、お散歩がてら出かけた。

母と出かけると、大抵こちらが振り回されるのだけれども、この日も例外なく。
茶荘でお茶して、シーバスでみなとみらいにいって、横浜でさようなら、という予定だったのだけど。
「せっかくだからお参りしていくわ!」とさっさと関帝廟に入って行ったり、「あ、占い、したい!」と通りがかりの占い屋さんに飛び込んでみたり。
母は、横浜だし、春節は終わったけれどもまだ春節ムードだし、関帝廟そばだし、ということで、普段はあまりやらない占いを、急にひやかしついでにやってみようと思ったのだそうである。

ところがこれが、思わぬ方向へ進んでいった。
三十数年付き合っているけれども、こういう時の母の勘というのは妙に冴えていることが多く、思わぬ幸運にばったり出会ってみたり、逆に不幸を免れたりと、第六感が働いているとしか思えない「スゴイコト」が起こる確率が高い。

一見、近所にいるちょっと小ぎれいなおばさま…といった風貌の占い師の前に座り、一人995円だというので、母が私と2人分と支払い、手相を見てもらった(客引きのおばさんが気を利かせて、はるの分を無料にしてくれた)。
この人がすごかった。
母の手相を見ただけで、性格や来歴、まわりの人間関係まで、ビタリと言い当ててしまう。
申し添えておくが、事前の情報記入もないし、世間話もしておらず、本当に純粋に、手のひらの皺を見るだけで。
えーっ?!と二人で顔を見合わせてしまった。
「手相は変わるけどね、その時その時で見ていくと、いろんなことがわかるのよ」と。
母はしきりに「お金を貯めなさい」と言われていたのが面白く(笑)、いわく、お金が入ってくる人なんだけれども使う楽しみも知っているので貯めるように、とのこと。

いよいよ期待して私も見てもらう。
生真面目、自分で自分の道を決めて進んでいくタイプ、以前は友人とべったり親しかったけど今は距離を置く関係に変わってきている、ツメが甘い、男っぽくさばけた性格で噂話とか女性的な付き合いが苦手…ああ、そう、おっしゃるとおりです。
「結婚は一度。今のままで大丈夫。」
ホッ、今のところ見捨てられる相は出ていないらしい。
「相当ビビッときたんじゃないの?」
はい、会って3回、2週間で結婚決めました。
占い師は、さもありなん、としたり顔でうなずく。

一番気になることで、占いしてもらう時に必ず見てもらうことを聞いてみた。
文章を書きたいんですが、芽はでるものでしょうか。
まず言われたのが、
「それはね、手相だけじゃわからないのよ。手相は、今の状態はわかるけどね。変わっていってしまうものだから。そういうのは、生年月日で見ていくの、別料金になっちゃうんだ。」
それでも、手相からわかる限りのことを彼女は読んでくれ、
「誰が何を言っても、自分で決めて自分で進む人だから。いくつになっても、それをやっているし、続けていると思う。その中でどう、っていうのは、運命との絡みがあるからね、手相でわかるのはここまで。」
生年月日で詳しく見るのはプラス2000円だというので、こちらは鼻息を荒くしてさっそく財布を取り出す。

結果――。
「あー、あなた、男だわ。」
一瞬なにを言われたのか、わからなかった。
「男星」と言われる社会性を司る星が、ふたつもついているのだ、という。
「社会に出ないとね、勿体ない感じ。今なにかやってる?」
アートナビゲーターのお話をすると、「やっぱりね。そういうの、すごくいいから続けなさい。あなたは資格運があるから、資格をとってそれを生かして活動していくと、そこに人間関係も財運も地位も、ぜんぶくっついてくる。」
そして気になる文筆の方、これまた「天職」の欄に燦然と輝いていた。
「がんばりなさいよ!」と喝を入れられ、こちらもガッツでにんまり。

さて占い師さん、家族の関係をより詳細に見てくれた。
四川先生や子供たちとの相性だ。
「あなたと旦那さんね、相性は『大凶』。価値観がまるで違うってことね。その違いを『面白い』と思えるなら大丈夫、『そうじゃない』ってあなたが対等な立場のつもりででしゃばると、三人の子どもを一人で育てなきゃならなくなる」
…お、おそろしい…、しかもぴったりと言い当てられているではないか。
そう、夫婦喧嘩が発展して、私がプチ家出をするのはいつも、そんな時なんです。
私がちゃんと一歩控えなきゃいけないなぁ、と反省を(少しね)しました。
子どもたちは、はると秋に生まれる三番目が、四川先生と相性の良い子で、さあやは私と相性が良いのだそう。
「上の子(はる)は、旦那さんに預けて、旦那さんとできるだけいい関係を保ってもらうといい。あなたがあまり関わらない方が、うまくいく。でもこの子はとても親思いだから、地元を離れずに、そばにいてくれるよ。」
「二番目(さあや)は、放っておいても育つっていうか、あなたにとって『育てやすい子』のはず。」
おっしゃる通り。

占い、結婚前はたまに興味を持ってやっていたけれど、結婚後ちゃんと占ってもらうのはこれが初めて。
こんなに当たるなんて!!と本当にびっくりした。
天職のひとつだというから、たとえ職業にならないにしても、励まされたような気がして、書く方もがんばろう、と改めて気合が入る。(プラス料金まで払って占っておいてなんなのだけれども、近頃こちらに関しては欲がなくなった。職にならなくてもいいや、と思うようになってきた。いい意味で肩の力が抜けたのかもしれない。好きなものを書いて、それを誰かが読んでくれたとしたら、それでもういいや、と思うようになってきた。その分、自分でちゃんと納得のいくものを、極めていきたいと思うように。)

私が詳細に見てもらったのを横目で見ていた母が、「私も!」と占ってもらうと、弟に今年から3年間幸運がやってくることが告げられ、母は本当に嬉しそうだった。
弟は、ようやく自殺未遂の悪循環から抜けて、昨年末からは恋人もでき、少し前向きになってきた。
来年には結婚の星がついている、とも聞き、占い師さんは彼女と弟の相性も見てくれていた。良い縁のよう。
弟と似たところのある、とても素敵なお嬢さんなので、あの二人がうまくいってくれたらいいなぁと私たちも思っている。

にしても、ホント、すごい占い師さんがいるもんです。
そしてまた、それを嗅ぎわける母も、すごいもんです。
ちなみにこの日、こんな調子で予定よりもずいぶん遅くに横浜で別れた母。
東京駅に着いたら、それまで事故で止まっていた東北新幹線がようやく動き出すタイミングだったのだそう。
…ほんっとに、この人の勘ってのは、すごいもんです。

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Comments

きゃあheart01三人目のお子さん、おめでとうございますshine
興奮してしまいましたheart02
三人兄弟いいですよ!
大人になった今でも助け合ってますshine

占い師さん凄いですね!
そこまで当たるんですね。
私は赤ちゃんの時、四柱推命で
「男より男らしく、強い。結婚は三回する。」
と結果が出たらしいです。
これは当たってない事を祈ります。。。

Posted by: ゆいぽんママ | March 03, 2009 at 10:50 AM

ゆいぽんママさんこんにちは~!
ありがとうございます~。三人兄弟はいいよ~って、私の知っている三人兄弟はみんな言うので(笑)、三人いたらいいなぁと思ってました。
…こんなに早く実現するとは思わなかったんですけどね…(笑)。年子は双子より大変よ、と周りからさんざん脅されているので(笑)、がんばりますっ!

ゆいぽんママさんの占い、前段は納得しちゃいました(笑)、精神的に絶対そうですよ!だからこそ、着実に夢を現実にされていかれるのだと思います。応援してます~♪♪
後半は、きっと手相で見ると変わっているのでは?3回分を凝縮して1回になっているとか!

Posted by: zok | March 03, 2009 at 10:34 PM

すごい占い師さん!
背中を押してもらうタイミングだったんだね。
zokさんの文章ファンの一人としては、ぜひぜひ頑張ってもらいたいです。

今、引っ越しの準備をしていて(仙台市に移ることになりました)、物を整理していたら昔zokさんから頂いた旅の綴り、みたいなものが出て来て思わず読みふけりました。懐かしいなあ〜とか思いながら。
知り合った頃から本当に引きつける文書を書くと思う。

陰ながら応援していまーす!

Posted by: しげよ | March 03, 2009 at 11:27 PM

しげよちゃんありがとう。
お引っ越しなんだね!くれぐれもお体に無理のないようになさってね。
なんかあの頃は、ただ夢中で書いてました、左脳全然使わず(笑)…
今もあんまり変わってないような気がするんだけど、出来れば、重ねてきた年の分が文章にたちあらわれてくるような、そんな変わり方をしていたら嬉しいなぁと思います。
いつかまた、出来たものをしげよちゃんに読んでもらえたら嬉しいなぁ!

Posted by: zok | March 04, 2009 at 11:43 PM

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