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December 05, 2008

ゆめの夜。

今年も、夢のような一夜が舞い降りた。
年末の恒例となったお芝居『ア・ラ・カルト』。
「甘くてほろ苦い」この舞台、今年もkanameさんご夫妻とご一緒させていただいて、夢のようなひとときを楽しんだ。

高泉淳子というひとは、どうしてこんなにキュートで、明るくて、人をHappyにする力を持っているのだろう!
お芝居の中にひそむほろ苦さは、彼女自身のまなざしが捉えた「世界」の一端なのだから、そんなHappyだけでもないのだと感じる。
けれども、そのほろ苦ささえも、さばさばと受け入れて、順応していく。
そのほろ苦い世界であっても、その中で自分らしさを貫いていく人々が登場する。
なんだかその様子は、どんな料理にも柔軟に寄り添いながら、決して自分の味を失わない、極上のお酒のようにも思える(知る人ぞ知る日本酒?)。

実際に、お酒や料理にまつわるエピソードがお芝居では登場し、レストランという場を舞台に、さまざまな人間風景が鮮やかに描かれていく。
毎年お約束の登場人物がいて、今年初の登場人物もいる(ゲストは羽場裕一、私の中でもはや伝説になっている舞台『半神』で重要な鍵を握る家庭教師役を演じていた人。あのとき私は中学生だった…!彼をあのとき観なければ、今の私はないと断言できる。人生のマスター?それとも狂わせた人?そういえば5年前、開店15周年/私と四川先生が結婚した年のゲストも、彼だった。四川先生の初芝居体験でもあった)。
テーブルの上には本当のお料理。
またこれが、おいしそうに台詞に描写され、実際おいしそうに俳優達が食べる。
そして18時半開演に、時計とにらめっこしながら駆け込んだ(私達のような)観客のおなかはグゥと音を立てる。
(幕間のワインサービス、例年の空腹に耐えかね、今年は初のおつまみ持参で臨んだ・笑)

アルコールがなくても、くらくらに酔ってしまうのは、ひとときのショウタイム!
近年、好きな歌手は?と問われると、私の答えは「ペギー富岡」。
『ア・ラ・カルト』の専属歌手(白井晃の女装)で、観客を威嚇しながら(笑)熱唱する。
今年は開店20周年とあって、アツ~イアツ~イ背筋も凍るようなメドレー(この逆説的な表現はアラカルト経験者にしか納得してもらえないだろう…)。
続いて普段はダンディな佇まいが素敵!な陰山泰のブッ飛んだダンス。
力が入っているのかどうなのかわからない、へろへろの脱力系ダンスは、なんとも私のツボであり、これを見ると、「来年またこれを見るためにがんばろう」と思える(?)活力源でもある。
そして全員がアフロのカツラをかぶっての、激しいダンス!ダンス!ダンス!
おおっと、昨年も熱弁ならぬ熱指をふるったのは、やはりショウタイムでしたね(笑)。
ゲストのROLLYがベラ・ノッテを歌う中、ミラーボールの星空も出現。
甘くて、少しほろ苦い、おいしい夜。
そして最後にはみんなが笑顔になる、格別のステージを味わったのでした。

終演後は、ご一緒したkanameさんご夫妻と、渋谷駅前で日本酒に舌鼓。
話題が豊富なご主人様と知的でしなやかなkanameさん、若輩の私達にも気さくにお話してくださり、様々に心配りしてくださって、そのたびにいつも感動を与えてくださるとても素敵なご夫妻で、憧れの方々。
四川先生と一緒に、あんな素敵なご夫婦に、私達はいつになったらなれるのかしら、と話しながら帰ってきました。
kanameさん達から素敵なクリスマスプレゼントをいくつもいただき、その上、気持ちの上でもとっても大きなプレゼントをいただいたような、ゆめのような一夜。
一足先にサンタクロースに出会ったような気分でした。

そうそう、実家から両親が援軍にかけつけてくれ、こどもたちの相手をしてくれていたことも明記しておかなくては。
たまたま東京出張の予定があった父は日程を調整してうちに一泊してくれることになったし、母は子守担当の強力な助っ人として父と一緒に来てくれました。
はるもさあやも、じいじたちとたーっぷり遊んでもらって、大興奮。
それだけではなく、行き届かない娘のかわりに父があちこち掃除していってくれたり(すみませんでした)、母がさあやに新しい芸を仕込んでいたり(拍手とか、乾杯とか!)、いつまでたっても、親に頭はあがらないものだなぁ…とつくづく。
お父さん、お母さん、本当にお世話様でした。

ア・ラ・カルトが終ると、今年も年の瀬。
もう終わりなんだな、とセンチメンタルになりだす頃。
そして、来年の予定がちらほら入り始める頃。
やり残したこと、来年やりたいこと…うすぼんやり考えながら、ア・ラ・カルトの余韻のHappyに包まれて。
残すところあと3週間、師走の夜がふけていきます。

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