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September 08, 2008

着物心、ついに決心。

さあやが生まれてから、1度しか着物を着ていない私なのだけど、それでもお着物への情熱は、失われていません。
いままでどなたかのものを譲り受けて着ていたお着物――。
ついに、とうとう、私の中で「禁断の一線」であった「お仕立て」を、することにいたしました。
なぜ禁断かといえば、もちろんそれはお値段のせいなのだけど…。
「まあまあいい」着物を5着手に入れるのと、「これぞ!」という1着を手に入れるのと、天秤に掛けた結果。
ついに清水から飛び降りてみることにしたのであります。

というのは、ずーっと憧れていた万筋のお着物、それに私がこの世で一番好きな文様・雪輪が散った、たまらなく私好みのお着物を見つけたのですが、それが反物売りだったわけなのです。
七日七晩悩みぬいた挙句、やっぱりこれは「買い」だと結論して、だとしたらお仕立てが必要になり…急遽、お仕立てデビューに相成りました。
せっかくの「はじめて」なので、ドキュメンタリー風に、反物の入手から出来上がりまでを追っていってみたいと思います。

反物は、こんな柄です。
まだPCの画面上でしか見ていないお品ですが、無彩色のしっとり粋な万筋に、愛らしい摺り疋田の雪輪模様が散って、チャーミングさをはなつ一品ではないかと思っています。
万筋も、シンプルな筋だけではなく、節のある筋が、味わいがあっていいなぁとほれ込みました。
生地は、丹後縮緬。…といっても、生地の良し悪しなんて、相変わらずわからないのですが。

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この着物なら、うちにある帯がいろいろ合わせやすい!はず。
染めの着物には織の帯、織の着物には染めの帯…と母からは教わったのですが、この着物(染めの着物)に合わせてみたい帯はいずれも染めの帯。そんなコーディネートって、許されるのでしょうか?
落ち着いたピンク色に菊の花が手描きされた塩瀬の帯。
白地に真っ赤な椿と鮮やかな葉が描かれた同じく塩瀬の帯。
黒地に歌麿の「ポピンを吹く女」切手の柄が描かれた塩瀬の帯。
それ以外では、母から譲られた、臙脂色に和花が刺繍された帯も、いいかもしれません。
お友達Sちゃんからいただいた、濃紺色に琳派風の花が織られた帯も、しっくりしていいかもしれません。
お着物の大先輩、お茶の先生Oさんからいただいた、ピンク色の献上帯だって、似合うだろうし、購入以来一度も締められずにいるピンク地に白いアザミのような花が刺繍された帯も、活躍してくれるはず。
祖母の形見の藍地に縞の細帯をきりりと貝の口に結んで、お稽古だっていいに違いありません。

…とまあ、考え始めればきりがないくらい、「万能!」なお着物に思えたのです。

そんなわけで、購入に踏み切り、今は、お仕立て先を探しているところであります。
(もうちょっとダイエットしてからでも良かったわーとも思うものの、思い立ったがなんとやらです)

お仕立てにあたり、お着物は反物があればいいだけじゃないことも、よおっくわかりました。
袷仕立てにするなら、胴裏や八掛が必要だし、ガード加工を施すかどうか…
本当にいくつもの手といくつもの作業を経て、お着物が成り立っているのだとわかります。
手軽にリサイクル品やいただきものを楽しんできたけれども、じっくり「お着物」に取り組む「お仕立て」、それはそれで、なんだかとても大事なものを教えてくれているように、思います。

余談ながら。
お着物のデザイン力に圧倒!されつつも、先人達のお洒落センスを楽しめる展覧会が、サントリー美術館で開催中。
小袖 ~江戸のオートクチュール~
お着物って本当に、「纏う芸術」だなぁとしみじみうっとり、楽しめます。
このお着物に、どんな帯を合わせていたのかしら?と、そこがまた気になります。
着物(小袖)だけでも素敵だけれど、ここにまた、目を見張るようなコーディネートをしてくれちゃうんですよね、江戸のお姐さん方は!
展示にはコーディネートまではないのだけれど、そこはまた、あまたある浮世絵などから、エッセンスを感じるとしましょうか…。

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