« 穏やかな一日 | Main | 庭先の花木 »

March 06, 2008

マユツバ万歳。

バタバタと入院したものだから、自分の「必需品」がいくつも手元にない状態になる。
病院やホテルで欠かせないマスクと首に巻くもの…このふたつがなかったために、小児科病棟に移ったその晩、私は風邪をひいてしまった。
翌朝すぐに売店でマスクと手ぬぐいを求めたのだけど、軽い悪寒と鼻づまり、喉が軽くヒリヒリする症状は消えない。
家でなら、あったかいお風呂につかったりお茶をのんだり、この程度なら薬などなしに、三日もあれば治ってしまう筈だ。

だが今は状況が違う。
今のさあやに伝染ったら大変。
と、ひきはじめの段階から対処しようと看護師(例の相田翔子もどき)に相談すると、「薬は症状を抑えるだけで、治すものじゃないんです。授乳されているから、積極的に薬を飲むのは、熱があるとか症状がどうしても辛い時にした方が良いかも…」とのこと。
つまり、今打てる手は、「マスクして赤ちゃんに接する、うがいする」ことのみ、という(そしてあの、困ったような眉根)。
なんと心もとない!


そこでめげなくなったのは、もしかすると大陸暮らしで培われたバイタリティーなのかもしれない。
「没有(メイヨー)」、ならば別の手を考えよう。

幸い、妊娠中に「風邪薬」だった、ハーブを思い出した。
エルダーフラワーのコーディアル(シロップ状の液体)、爽やかな酸味がある飲み物。
それから、出産で使い始めたホメオパシーもいいだろう。
本来の使い方ではないが、常に肌身離さず持ち歩いているフラワーレメディの万能薬・レスキューも、変則的ではあるが、試してみよう。

たとえ効かなくても、「マユツバ」と決め込んでいるものだから、腹も立たない。
だが、効果がないわけじゃないとは、経験的に知っている。
これは大きな強みだ。
マスクとうがいだけでハラハラしているのではなく、何かしら積極的に働きかける手段がある、良い方向に向かう努力が出来る選択肢があるというのは、希望を与えてくれる(ただじっと嵐が過ぎるのを待つスタイルはどうも苦手だ)。


毎日昼食を届けてくれる母(ちなみに夜と翌朝の分は毎日夕方に義母が届けてくれる)に早速ホメオパシーのレメディとエルダーフラワーコーディアルを頼むと、「なんか『風邪』に効くレメディだけでもいろいろあったから、詳しくは自分で調べて」と、ホメオパシーのキットと入門書が届けられた(キットはこのまま譲ってくれるそうだ、得をした)。

コーディアルを水で割ってひたすら飲み、ホメオパシー書を読みふけり(今の私ならアコナイトが効きそう)、人体実験の始まりである。
鼻づまりがひどく、悩んでいたのだけど、そういえば母が火傷した際にレスキューを塗って効いたと言っていたのを思い出し、試しに鼻に一滴投じてみた。
本当に「花のエネルギー」とやらが作用しているのか、あるいは保存料として配合されているブランデーが「アルコール消毒」になったのかは知らない。
果たして数時間ののち、鼻づまりは八割方解消していたのだ!
(※よいこのみなさんは真似をしないでください)

作られ方こそマユツバで、なんで効くのかは良くわからないけど、結果が出るならなんだって儲けもの。
マユツバ結構。
すでに結果が出てきているのも、期待膨らむ。
小学生の頃にやった人気RPGゲームでは、敵との戦闘を終えレベルアップすると、軽快な電子音が鳴り響いて「○○は●●のじゅもんをおぼえた!」と表示された。
まさにあの気分。あの快感。
選択肢が広がる、使える手段が広がるのは、大袈裟に言えば人生の幅も拡がることかもしれない。
マユツバ万歳。

|

« 穏やかな一日 | Main | 庭先の花木 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 穏やかな一日 | Main | 庭先の花木 »