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February 14, 2008

梅は咲いたか桜はまだかいな

以下、長〜い長〜い、短いお産のお話です。

12日午前の受診結果は「まだお産は先。週末の検診もキャンセルして来週明けに再度検診」という結論だった。
念のため入院準備をしてくるようにと言われた私は、その家出人のような格好ですごすご帰路についたのだ。
食事したり簡単な家事したり、いつものように過ごして、お昼寝しようと横になった午後4時頃、腰に響く痛みが定期的に始まる。
またちょっと強めの前駆陣痛だろうと思った。
最初から7〜8分の間隔だったからだ。
痛みは弱まることなく、ずんずん定期的にやってきて、一時間もすると5分間隔、4分間隔と縮まっていく。
本陣痛かもしれないけれど、記憶の中の陣痛はまだまだ痛いもの、苦しいもの、という意識があって、今晩の徹夜はもちろん、14日あたりまでかかってお産になるかしら、とぼんやり考えていた。

陣痛中は、義母のボディボールに座るとだいぶ楽になるようで、痛み出すとボールに腰掛けて、波がくるたび息をフーッとゆっくり吐いた。
が、それもはるに見つかるまで。
はるが「玉ころがし」するボディボールなので、「はるちゃんの!はるちゃんの!」と陣痛の最中に何度かボールを奪われ、全く涙が滲んだ。
はるはかわりにプーさんのクッションを持ってきてくれたのだが、痛みは少しも和らがない。
ボールが下半身全体をサポートしてくれるのと、あの弾力が良いようだった。
最終的に「ママのパソコン」と「はるのボール」をトレードしてようやくボールを獲得。
このとき大体17時半、病院にいつ行くか、タイミングをはかりかねていた。

波が来ている間は話すこともできず、ただ息をするだけで精一杯。

それでも誰もが長くかかるもの、と思っているから、ボールに座って夕食をしっかり食べ、今晩は様子を見て夜中か明朝に病院かしらなどと話していた。
義父も「痛みの間に笑顔と余裕があるし、まだまだだろう」と言っていたのだけど、痛みの間隔が短くなってきているのを気にした義母が病院行きを薦めてくれる。
「帰されたら帰されたでいいじゃない」との言葉に、それもそうかと病院と実母に連絡。
親友と母がそれぞれ送ってくれたホメオパシーの出産用レメディを口に放りこむ。

実母とともに、ボディボールを抱えてタクシーで病院に着いたのが19時過ぎのことだった。


着いてすぐの診察結果では、子宮口は5cm程度の開き(お産の進みの約半分)。
パジャマに着替え、モニターをつけて、赤ちゃんの心拍とお腹の張りをチェックすることに。

30分ほどと聞いたモニターの最中、私は陣痛の数で時間を図っていた。
5分間隔だったから、30分かかるなら、6回ほど波があるはず。
波のない間は眠りに入る間際のように、そして陣痛の波が来たら息を吐いて赤ちゃんに酸素を送るイメージをする。
半分眠っているせいか、陣痛の回数は4回を越えたあたりから覚えていない。
そのあたりから腰の方にググーッと下がってきて、じわじわいきみたいような感じが出てきていて、ああ陣痛が強くなってきた、お産が進む、と思った。
モニターは「もう少し様子見ます」と延長され、最終的に「3分から1分間隔になっています、いい張りが来ていますね」と告げられ、驚く。

再び診察。
そこで信じられない一言を聞くことになる。
「もう生まれますね」

そこからバタバタと分娩室へ移動。5〜6回いきんだろうか。


分娩室へ移動したのも知らず、徹夜の陣痛付き添いに備えて面会ロビーでサンドウィッチを食べていた母は.「生まれましたよ、おめでとうございます」と声をかけられ、思わず「嘘でしょ?」と聞きかえしたという。

四川先生は電話の向こうで笑い転げたという。

入院から実に一時間半。
陣痛開始から約四時間半。
はるの時の1/12の時間で、私は娘を胸に抱くことができた。

全く、人体の神秘というのは、図り知れない。
今こうして赤ちゃんと寝ているのが、まるで夢の中のように現実感がない。
お産て人それぞれだけれど、超難産の次が超安産だなんて想像していなかった。
あれだけ何をしても出て来なかったのに、本人が出ると決めたら早いものだ。

そんな顛末で、我が家に新顔がふえました。
以後どうぞお見知りおきを!

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Comments

おめでとうございます~

長い長いお話も
少し余裕があったから
でしょうか

四川先生同様
にまにましながら
読ませていただきました

それにしても

出てくると決めたら
早いこと
将来楽しみ、ですね!

Posted by: えいぜと | February 14, 2008 at 09:51 AM

えいぜとさん

ありがとうございます~

にまにまの後日談をおひとつ。
助産士さんに「ボール持参で入院した方は初めてです」と言われました(笑)。
密かにスタッフ全員に「ボールがあるから夜中に転ばないように!」と申し送りされていたそうで…(笑)。
ある助産士さんは私の話を聞いてから陣痛室に置く!と頑張ってらしたのですが、今のご時世、病院のボールで転んで怪我をしたなんてことになると大問題だからと上からNGが出たとか。
せちがらい世の中ですね。
ベッドで陣痛にのたうちまわる妊婦さんの救世主、個人的に普及なさるそうです。

以後この病院にボール持参で入院する人が増えたら、私のせいかもしれません?!そのうち流行するかも?

Posted by: zok | February 16, 2008 at 08:44 AM

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