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February 17, 2008

酢とおせんべい。

酢とおせんべい。
さて、産まれてすぐ、新生児育児の基本となるのが、母乳育児である。
私たちがいる病院は、ユニセフ提唱の「母乳10ヶ条」を推奨しているためか、産後の母乳のケアがとても丁寧だ。
母乳の指導だけでも日に3〜5回はスタッフが見にきてくれ、その都度アドヴァイスしてくれる。

母乳のトラブル、これもお産同様人それぞれだけれど、「出ない派」「出過ぎる派」の2系統がある。
私は後者の方で、比較的順調なのだけど、出れば良いかというとそれも違っていて、適時メンテナンスしていないと乳腺炎につながってしまったりする。
はるのときはパンパンに張って痛いほどになっても、彼の哺乳力が強かったのか、授乳後は割りと楽になったように思うのだけど、今回はそこまで張らなくても、たっぷり飲んでもらった後も飲み残しがあったりして、女の子ってやっぱり違うものだなぁ、と思いながらメンテナンスしている。


食べ物にも「母乳分泌に良い食べ物」というのがあるのだけど、私のような出過ぎてしまう人には、危険物。
その筆頭が、お祝いにつきものの「甘いもの」…というわけで、義母が持って来てくれたゴディバのチョコレートを眺めながらじっと我慢の子になっている。


四川先生が来てくれるにあたりお土産のリクエストを聞いてくれたのだけど、東京駅を思い浮かべるだけでも、好物のカヌレやヌガー、和菓子などの甘いものばかりが脳内をかけめぐる。

あ、と思い出して、「お酢」をお願いした。
東京駅グランスタで見かけた、酢の専門店。確か飲む酢を扱っていたはずだし、酢なら甘くない(砂糖じゃない)ばかりか、体にもよさそうに思える。
それからおせんべいと、ちいさなガーゼのハンカチもお願いした。
ガーゼハンカチは、濡らしてから、張って熱を持った母乳にあてて冷やすのに使う。
私は水だけじゃ物足りず、水に濡らしてから冷蔵庫で冷やして使っているのだけど、結構熱をもつようで、小一時間もすればガーゼはカラカラに乾いており、人間ハンカチ乾燥機になっているらしい。
「柄はなんでもいいよ」と頼んだのだけど、用途を話したせいか、四川先生、かわいい桜柄のを買ってきてくれた!

おせんべいも、牡丹唐草の包み紙に入って、とてもかわいらしくて、私好み。
酢もデザート酢という、いちごとブルーベリーとシトラスフルーツのセットを選んでくれた。

こういうお買い物、いつもは面倒がる上に、照れくさがって、女性の多いお店など入るのも敬遠する人なのに。
「おねえさま方が買っている」ものをわざわざ観察の上、買ってきてくれたらしい。

私と娘のことを思い浮かべて選んでくれたこと自体がとても嬉しかった。

先生自身も、よほど感慨深かったのか、買物後と新幹線で一人祝い酒を飲み(白状した分だけでビールを1リットル)、病室に入ってきた時は感動からか酩酊からか終始顔が緩みっぱなしでハイテンション。

初めての娘との対面は「ちいさい!ちいさい!こんなにちいさかったっけ?」と驚いたり、「目鼻がくっきりしてるから美人になる!」と親バカしたり、いつか一緒に飲む日を夢見、早くも嫁入りを考えてしみじみ沈んだかと思ったら、「(美人になったらが前提)女子アナにして一流の野球選手と結婚させよう!」と妄想を暴走させたり…
父親が娘に感じるロマンは、果てしないよう。

パパの喜びと期待と妄想を、私は食べて飲んで母乳にして、ちいさなひとの栄養にしようっと。

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