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February 16, 2008

噂のマタニティ・ブルー

噂に聞くマタニティ・ブルー。
今私はその真っ只中らしく、涙がハラハラ、鼻グジュグジュ、およそ6日間の入院では使いきれないボックスティッシュがみるみる消費されていく。

落ち着いて考えたらどうでもいいようなことで、ぐずぐず思い悩んでは泣けてきてしまう。
マタニティ・ブルーとは、ほんとに摩訶不思議な作用だ。

今日は四川先生が娘を見に来てくれた。
事前になんと言っていようが、当日本当に新幹線に乗るまで、彼の予定は定まらない。
その四川先生が、本当に来てくれたのだ!
それだけでなく、お土産のリクエストを聞いてくれたり、いつもなら嫌がりそうな頼み事を聞いてくれたり、破格の待遇(上を見たらキリがないが、我が家にしたらすごいことなのだ)。
それだけで四川先生がどれだけ喜んでくれているかわかるというもの。

なのにマタニティ・ブルーの身には、「ほんとに顔(しかも寝顔)見ただけで一時間ちょっとで帰ってしまった」と、さめざめ泣くことになる。

その一時間ちょっとのうちに来客が幾組かあり、二人でゆっくり話す暇もなく、明日も午後に帰ってしまう四川先生。
実は出産以来、話す機会も初めて。
四川先生の時間と病院の時間が合わないので、いつもメールだったのだ。
ゆっくり話して子どもの誕生を一緒に語り合いたい…のに、四川先生、運ばれてきた私の夕食を見て、腹ペコに負けて退散。


こんな状況もいつもなら「まったくもう〜」の一言で終わるところが、またグジグジウジウジして、大粒の涙をこぼしてしまうのは、自分でもなんだか異常な感じ。
どんどん寂しくなってきて、一人泣きぬれて病院食を食べた。辛味のないマーボー豆腐がまた侘しい味がして、感情だけが昂りどんどんエスカレートしていく。


「もしやこれが噂に聞く…」と気付いたら、落ち着いて考える自分がたちどころに現れて、泣きぬれる私と落ち着いた私が交互に、泣いたりピタリと止まってみたり、どうにも怪しいことになる。

しばらくそうしていたら、大事件が起こり(オムツ替えの最中に次なるムーヴメントがあり、てんやわんやで、おくるみ・長短着・オムツカバーにオムツと、一式まるまるお着替えに)、はたと気付いたら、マタニティ・ブルーは過ぎ去っていた。

ふとしたことで起こる作用だから、ふとしたことで治るらしい。

しかし、一旦没入したらすごいことになるものだ。
まだマタニティ・ブルーの不安定な心持ちはしばらく続くという。
その頃にはボックスティッシュ、使い果たしているだろうか。

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