« かおり小物。 | Main | アートという手段。 »

January 20, 2008

居候生活にくじけそうになるとき。

四川先生の実家に居候させていただくようになって、早くも4週間が経った。
居候というのは、良いこともあるし、そうでないこともある。
居候される身に比べて、居候する身の方は暢気なものだけれど、それなりに悩みもあるのだ。

今、私が一番悩んでいるのが、食事のことである。
口に合わないわけではない。
義母の料理は格段においしいので、食事の仕度をしながら料理を教えてもらうのが楽しみのひとつでもある(そしていくつかの料理については、「覚えてくるように」との四川先生からの密命もある)。
むしろ悩みは、そのおいしさでもあって…。
おいしいとどうなるかというと、つい「あとひとくち…」と食べ過ぎてしまい、結果体重がうなぎのぼりということになる。
ここまでは、ある程度想定していたことでもあった。
だが、ここへきて、更に過酷な事件が起こってしまったのである。

義母は、料理がおいしいばかりでなく、漬物を作らせたら天下一品。
とにかくそのおいしさと言ったら、市販の老舗漬物屋も舌を巻くだろうと思われるほど。
卑近な例では、食べ物にまるで執着しない実家の父(理想の食事は忍者などが用いる「丸薬」だと言う信じられない感覚の持ち主)が、義母の沢庵だけは「なくなるからこれ以上食べるな!」と皿を死守するほどなのである。
居候する私は、毎食毎食、この格別な美味をそれこそたらふくいただいていて、それが至極幸せだったのだが…

妊婦というのは厄介で、「薄味」厳守が基本。
そうでないと、「妊娠中毒症」というのになってしまい、極端な場合には母子ともに危険な状態になってしまうそう。
漬物は当然のことながら塩分が強い。
つい先日の検診の結果、「塩辛いものは控えるように…」とのお達しが出てしまった。
さらには「体重増加も、ここまでで押さえておきたいので、あとは横ばいになるよう、量に注意してくださいね」とのこと。

おいしいものの山を前に、これは本当~に切ない。
料理は断腸の思いで控え目にするにしても、沢庵、嗚呼沢庵…。
赤ちゃんのため、とはいっても、後ろ髪を非常にひかれる私なのである。
せめて一時的にでも、実家の父のように、食事に興味が持てないようになりたい。

なんて、贅沢なことを言っているのも、気楽なものですが…。

|

« かおり小物。 | Main | アートという手段。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« かおり小物。 | Main | アートという手段。 »