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November 29, 2007

鎌倉産院事情。

家から一番近い産婦人科が、たまたま鎌倉で唯一の出産施設である病院だ。
救急体制が整っている総合病院なので、ついいつもの調子で予約などせずに訪れたら、「完全予約制で…」と難色を示されてしまった。
それもそのはず、改めて電話で問い合わせてみると、「初診の予約は1ヵ月以上先」になる、とのこと!
市内のここでしか産めない、という事情もあって、多くの妊産婦を抱える病院、もちろん他に婦人科の患者もいるのだから、予約がとりにくいのも仕方なかろう。

しかし、いまや私は妊娠後期の身。
2週に一度検診に訪れなければならない時期に突入しているのである。
妊婦検診だけなら他の病院でも対応してくれるはず…とインターネットであちこち探してみたのだけれど、いずれも「~○○週までの妊婦検診」の○○部分が、私にとっては既に過去であったりする。
結局、「週数が近いので、やむをえぬ事情ということで、受入できます」と仰ってくださった、総合病院にお世話になることになった。
無理やり押し込めてもらった、という状況だろうか。
いざ診察に出かけていくと、接する医療スタッフ一人ひとりが、本当に申し訳なさそうに、「待ち時間が長かったり、予約が取りづらかったり、本当にごめんなさい」と仰るので、無理に詰め込んでもらった私はかえって申し訳ないようだった。

全国に先駆けて高齢化している、鎌倉である。
子ども関連事業は結構充実しているらしいというハナシも聞くのだけれど、国全体がいくら「産めよ増やせよ」と声高に言っても、近年下降の一途を辿った出生率におされ相次いで廃院した産院の影響が妊婦に来るのでは、産みたくても産みにくい状況である。
私など、海外からの情報不十分な上での転院で、しかもまた渡り鳥のように里帰り先に転院していく予定で、数回の検診のみちゃっかりお世話になる身の上であるから、肩身が狭いような気すらする。

診察には、はるも一緒に連れて行った。
上記のような混雑具合、当然長~い待ち時間に、暴れん坊放題の彼が耐えられるはずもなく、助産婦外来の壁を叩いたり、私の膝の上に座って前屈体操を始めたりと、大暴れ。
しかしながら、赤ちゃん、というのは、ちょっとずつわかってきたらしい。
助産婦外来で子宮の大きさを測ったり、心音を聞いたりしたら、はるは自分の洋服をまくって、「はるも、あかちゃん、いるの!」と診察を要求し、爆笑された。
そうそう、診察の一番はじめの問いは、「あなたは日本人ですか?」からだったのには、こちらが思わず失笑してしまった。
同じアジア人である中国からの転院だからだろうけれど、北京でも私、中国人と間違われていたもんなぁ(笑)。

ずっと気になっていた採血検査(本来は初期にするもの)もようやく済ませられたし、今のところ「動きすぎの際にお腹が張る」以外の異常はないし、性別もとうとう確定したし、ようやくちょっとだけ肩の荷が下りた。
病院で騒いだ時に、はるには「注射」という一言を持ち出すと効果があることもわかった。
診察室を出る時に、はるが呟いた一言「赤ちゃん、楽しかったね」が意味不明ではあるけれど…、それがはるなりの「赤ちゃんが来る」ことにつながる認識のステップだとしたら、嬉しい。
出産予定の仙台の病院は、兄弟立会いはできないのだけれど、はるも一人の「家族」として、赤ちゃんを彼なりの方法で迎えてくれたらいいな、と思う。
…できれば、赤ちゃん返り以外の方法で…(笑)

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