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November 25, 2007

船便がとどきました。

北京から送った船便が、昨日届いた。
三週間弱、予想よりもとっても早いご対面。

日本語でことを済まそうと、現地の日本企業ブランチに連絡を入れたのが、たしか一月前くらいのはず。
「北京から日本に送る荷物は、とっても高いよ」と伺っていたのだけど、いただいた見積書は、私達の想像をまるで超えていた。
「引越し」とは言っても、家具つきのマンションで暮らしていた私達、さすがに本は多いけれど、その他は身の回りの衣類やお土産品ばかり。嵩のある荷物でもない。ダンボールにしたら、少し大きめのもの(みかん箱くらい)で7、8個になろうか。
実際にいただいた見積もりは、余裕を持っても3立方メートル、とのことだった。
3立方メートルというのがどのくらいのものかイメージがわかないけれども、たしか数年前、大手引越し業者の国内単身者用の引越しパックが2立方メートルでだいたい2万円くらいだったような気がする。
だから、単純計算で10万は覚悟…と思っていたのだけれども。
出てきた見積もりは、船便でその3倍、航空便では5倍のお値段だった。
海外引越しというと、大体は企業の方が行うのだろうから費用は会社持ちで済むのかもしれない。
しかし、私達のようなタイプの滞在者には、おいそれと払える額ではないのである。
ここでも、海外での暮らし、というものがいかに大変であるか、またその中でも留学や企業の海外赴任のように整ったシステム外の滞在者にとって難問が多いかを、痛感せざるをえなかった。

引越し業者についで浮上してきた手段が、郵便局経由での宅急便、それから物流会社経由での宅急便。
結局引越し業者は見送って、Nさん・社員さん方のお力をお借りし、料金などを問い合わせていただいた結果、国際郵便局から宅急便を送ることにした。

引越し業者と宅急便の、料金に次ぐ違いは到着までの時間だ。
引越し業者が発送後航空便1週間、船便2週間ほど、というのに対し、郵便局経由の宅配便では、航空便1ヵ月、船便2~3ヶ月、といわれた。

それから、手間とリスク。
引越し業者は、梱包もしてくれるし(自分たちでやるから、と言っても、料金は割り引かれない)、自宅まで引き取りに来てくれる。
郵便局は、梱包は基本的にある程度済ませてから国際郵便局に直接持込し、担当者が荷物のひとつひとつを確認するのを待って封をするスタイル。

私達は結局、全て船便の形で荷物を送ることにした。
私の本は、大半を泣く泣く捨ててきた。
航空便にしたかったお土産などは、ちょっと大変だけれどもスーツケースにぎゅうぎゅう詰めにして、飛行機で持ってきた。
ふたつあるスーツケースの片方は、お土産だけで一杯になった。
もうひとつのスーツケースには、身の回りの衣類の一部と、四川先生がすぐに使いたい資料のみ。
それでも、お互い3つ~4つの荷物を抱え、体中に荷物を縛り付けているような出で立ちでの帰国となった。
だが言い換えれば、それだけで済んでしまうほどの荷物量だったということでもある。

そんなわけで、荷物が届くのは、年末くらいかな、と思っていた。
でも結局、3週間ほどで届いた。
案外やるじゃん、と思った。
終りよければ全てよし。
こうして住みなれた書斎でキーボードを叩いていると、まるで夢の中の出来事だったかのような、はるかな北京である。
瑣末なところからだんだんと記憶が薄らいでいく。
それで希釈された「印象の中の北京」は、なんだかとても、親しみ深くて味わい深い町のように思える。

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