« 名残のスイカ。 | Main | ドロップ事件。 »

September 27, 2007

思いは、離れて、募るもの。

ここのところとても、恋しいのです。
恋しさの相手は、着物。
10月、袷の季節が近づくにつれて、体の内側からなにかムズムズと、恋しさがこみ上げてくるのです。
帰ったらあの着物に、あの帯を合わせて着たいなぁ…と、机上に積み上げられた江戸の本を横目に考えるばかり(おかげで、肝心の勉強の方はさっぱりはかどりません)。

そうやって思いを馳せているうちはまだ良いのですが、うっかり行動に出てしまうのが私の悪い癖。
帯といえば、あの着物に合う帯ってどんなかしら?と、YAHOO!オークションをチェックし始めてしまったらもう、運の尽き。
「えっ、これがこの値段?!」と、安さにかまけて、入札のはかどることはかどること…。
お店をふらふらする楽しみがないせいか、日夜オークションサイトを見ながら、あの着物にこの帯に…と架空のコーディネートを楽しみ(そして時に「闘い」に挑み)、取り憑かれたようになっています(笑)。
お着物は今までの2年間で、見初めたもの&お譲りいただいたものなどで随分揃った感があり、今回の重点目標は、ようやく締められるようになった名古屋帯。
お着物の方は、これからの季節の普段着に着られる、ちょっと身幅が広め(妊婦のお腹周りに配慮して…)のウールのものを1000円~3000円で入手しました。
お陰でへそくりは随分目減りしましたが、帰国後の楽しみも増えることに。

中継地点にしている実家の母が、ぞくぞく届く和装関連品に驚き、身代を潰しやしないかと心配して国際電話までかけてきたほど(笑)。
その母も、それぞれの値段を聞くと、母達世代が考える「常識的な価格」とは桁違いの安さに仰天。
また、私のモノを選ぶ目が着物を着るようになってから随分上達したことに関心されました。そういえばもう3年目です。もっとも、私は見る目なんてまるでなく、なんとなーく気に入ったものばかりを狙っているのですが。
母が「これなら私も欲しいわ」と言っているうちはいいものの、しまいには、今回一番張り込んだ「お目当て」の塩瀬の未使用品の帯、帰ったらすぐに締めようとおもっていたのに、「使うのが勿体無い」「締めずに眺めているだけで十分」とかなんとか言って、最低でもお正月までおろしてもらえないことに…(苦笑)。
着物談義で母娘きゃあきゃあ言い合えるのは楽しいけれど、なまじ相手が上手なだけに、良し悪しです(笑)。

今回は念願だった四川先生の着物まで、入手しました。
本人、着てくれるかどうかわかりませんが、とても着物の似合う体型(注:男性の着物はお腹が出ている方が、格好良く着られるのだそうです)だと思うので、私はひそかに楽しみにしているのですが。

ああ、恋しや着物。
なんせ、多少体型が変わっても対応できる柔軟さ、妊娠+食べすぎの私にはやっぱり、愛の対象です。
そうそう、妊婦なのに着物?!って思う方、意外といらっしゃるようですね。
しかし!着物は妊婦にとっても強い味方らしいのです。
一回でも冬場にお着物を着られた方はおわかりのように、何よりあったかいですし、帯があるため前かがみにもならず、日常生活での胎児への負担も少ないそう。
腰紐をしめる位置をお腹の上(か下)にすることや、楽ちんな帯の結び方(カルタ結びなど)をしていれば、日常の着物生活にほとんど不便はないらしいのです。…まだ実践していないので、聞きかじりの知識ですが。
普段着お着物推進・着物ライターのきくちいまさんが、お着物妊婦生活を『きもので出産!』という一冊にまとめているそう。
帰国したら、早速チェックせねば!と思う、私なのでした。
やっぱり、思いは、離れていれば離れているほど、焦がれていくようです(笑)。

|

« 名残のスイカ。 | Main | ドロップ事件。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 名残のスイカ。 | Main | ドロップ事件。 »