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July 05, 2007

食卓のニュートン。

我が家には、ちいさなニュートンがいる。
自分のスプーンから、フォークから、いままさにこぼれ落ちんとしている食品を、じっと、落下の一部始終を観察するように眺めている。

たとえばフォークにからまっている二本のうどん。
そのうち1本が落ちたとしよう。
そうしたら、もう1本を早くに食べてしまうとか、皿の上に落下するように移動させるとか、私達はついそのように考えてしまう。

しかし、ちいさなニュートンは違うのである。
もう1本の落下を待つ。
ただ待つだけではない。
ある場合には、落下を早めるべく、上下に振ってみたりして、満願成就させるのである。

こどもは謎の生き物である、とつねづね思うけれど、この落下物観察はその最たるものといえよう。
自分でスプーンを握るようになって早一年。
日に3度の食事のうち、必ずこの場面に遭遇する。
それも少しの間だろうと思っていたのだが、こどもにとって一年という時間は決して短くはないはずである。
なにか思うところあっての、所作なのか。
あるいは単に、注意力/理解力が、まだ追いつかないのか。
謎である。

かくしてニュートンは、今日も食卓まわりにいろいろなものが落ちるのを、じっと観察している。
観察はよいとしよう。
しかし、落ちたものに対して神経質に「拾え」と言うのだけは、なんとかしてやめてほしい私なのであった。

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