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May 03, 2007

初、初日観劇。

070501_102501歌舞伎座ではいま、團菊祭がはじまったところだ。
いつもは舞台写真購入を意図して、中日以降にチケットをとるのだけど、今回は中国行きの件もあったので、はじめて初日に観劇してきた。
実に、華やかである。

芝居の楽しさに、芝居以外の楽しさも加わって、芝居通が好みそうだと思った。
どんなところかというと、台詞をとちってしまう役者さんがいたり、あるいは華やかな夫人の姿を拝見できたり(今回もひときわ華やかな團十郎夫人・希実子さんと、菊五郎夫人・富司純子さんを拝見)、観客の中に意外な人が紛れていたり。
この日は、小泉前首相がいらしていて、芝居が終わったあとの出口が騒然としていた。
ミーハーにもその流れの中で流されて、握手していただいてしまいました、私(笑)。

この日の演目は、三津五郎と松緑の「泥棒と若殿」、團十郎と菊五郎の「勧進帳」、海老蔵と菊之助の「与話情浮名横櫛」、芝翫の「女伊達」。
もう、すばらしい舞台であった!!

勧進帳は、昨年11月に、海老蔵の弁慶・菊之助の富樫で見ているのだが、さすが團十郎&菊五郎の舞台はそれはそれは迫力で、ああ芸というのはこういうことなのだと、芸事の奥深さを改めて見せていただいたような気がした。
團十郎が花道を去っていくラストでは、おそらく芝居通の方からなのだと思うが、
「たっぷり!!」
「ごゆっくりおねがいします!!」
という掛け声が飛んで、それに応えていただいて、たーっぷり!堪能させていただいた。

「泥棒と若殿」では筋の面白さと、役者さんそれぞれの持ち味(&洒脱さ)がまた素敵。
コメディテイストで進んでいくお話に笑いながら、最後にはほろりとさせられて、お芝居の楽しみを改めて感じた。
芝翫の風格はさすが、の一言。
私は舞踊のことはちっともわからないのだけれど、なんというか見ていてとても気持ちが良かった。

そして。
お目当ての、海老蔵×菊之助。
海老蔵の与三郎、若旦那ぶりが面白かったのだが、そのとき座席の後ろから「地が出ているね~」と男性のささやき声が。関係者の方なのかしら?
青いくっきりした縞の着物に、淡藤色の絞りの羽織(裏はなんと花柄!)が、なんともぼんぼんらしさを出していてとても素敵。
そして――菊之助。
語りだしたらとまらなくなるので、とても婀娜っぽくて美しくてうっとりと見惚れてきた、とだけ申しておきましょう。

ああ、本当に、中国に行く前に、菊之助(の女形)が見られて良かった。
さすがに、狂おしいほど見たい「NINAGAWA十二夜」頃には日本にはいないと思うので、
次の菊之助の舞台は帰国後のお楽しみということになる。
伝説作の再演、見逃すのは本当に断腸の思いなのだけど、
こちらの中国行きも一生に一度のこと(?)なので仕方あるまい。
(※七月大歌舞伎@歌舞伎座 「NINAGAWA十二夜」平成19年7月7日~29日)

そんな風に思わせてくれる、とびきりの役者さんなのです。
早く帰ってきて菊之助の舞台が観たい(女形の舞台なら最高)。
夏の松竹映画『怪談』公開を前に、
菊之助ブームが来てしまうかもしれないけれど(ブームはあまり好きじゃない)、
やっぱり白塗りしている菊之助が一番素敵です。
ずっとずっと舞台を見続けていきたい、役者さんです。

余談:
菊之助の写真展が6日まで丸ビルで開催されているらしい。早速今日にも足を運ぼうと思っている!

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