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April 20, 2007

旅ラッシュ。

どうも身の回りに旅の予定をよく聞くとおもったら、来週は黄金週間でした。
私の存じ上げている方だけでも、海外旅行や国内旅行、さまざまなお話しを伺います。
韓国、台湾、アメリカ、中国、その他。
行き先に特に海外が多いのは、なんとなく「優雅な世代」の仲間入りをしたような気がして、ちょっと嬉しくもあります。

人さまの旅行話を伺うのが私は実は大好きで、旅に行ってきたという方に会うと、もう、わくわくしてしまいます。
たいていの方は旅で何か困ったことに出会われていて、それを切り抜けて帰ってこられる。
スケールの大小はあれど、ふだんと違う環境だからこそ起こる事件、とても興味深いものです。
食事のメニューが読めなくて困ったというお話しから、スキミングにあったという恐ろしい話まで。
旅の話しをするとき、その方の目は、こどものときのようにキラキラしていてとても楽しげです。

先日、歴史の会でご一緒させていただいている方から、その方のお知り合いのご主人さまの自分史をいただきました。
ニューヨーク赴任されたときの思い出を一冊にまとめていらっしゃるのですが、これがまたとても面白く、ほろりとさせ、旅先(海外赴任も、すごく大雑把にいったら、旅のようなもの?)だからこその人間模様や、家族の絆などがさらりと描かれていて、とても素敵でした。
その方が経験されたことをつづられているのに、まるで上質な小説を読んでいるような、そんな気持ちになりました。
たとえば、長期滞在していたホテルで、夜にいつもひとりごとを言いながら食事をしている老紳士がいる。
その方はご夫婦でそこに滞在していたのだけど、あるとき奥様が娘さんの家に出かけ心不全で亡くなってしまった。けど、老紳士は「いいや、必ず帰ってくる。ちょっと遅くなっているだけだ。」と仰って、同居を申し出る子供たちを退けてホテルを引き払おうとせず、いつも目の前の奥様に語りかけながら食事をしている。ウェイターが「彼には、奥様が見えていらっしゃるのです」と目配せをする――そんなお話とか。
お互い毎日顔を合わせているけれどぎこちなかった、他の滞在客との関係が、勇気を出して言った「ハロー」のひとことで急速に親密になっていくエピソードとか。

そう、旅って、それまでは思ってもいなかった人と出会えること――とりわけ、善意に出会えること。
それが醍醐味です。

今日から、仲のよい友人夫妻が世界半周の旅にでかけます。
なんでも、そういう「世界一周」専用のチケットが、あるのだとか。
建築家とアロマセラピスト夫婦、世界遺産を中心に半年間いろいろと巡り歩いてくるのだそうです。
普段からとてもユニークなふたりなので、旅のおみやげ話が楽しみです。
なにせお金に困ったときのために、折り紙と剣玉を持っていくと言って(大道芸をするつもりらしい)、本気で練習をつむような二人です。素敵でしょう?
いったいどんな楽しいことに、出会ってくるのでしょう。

おでかけになる皆さん、Bon Voyage!!

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