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April 11, 2007

ちからもち。

070401_194701もうひとつ、鎌倉のお菓子で近頃気に入っているのが、この「力餅」。
鎌倉権五郎景政公をまつる、御霊神社の門前にある。
彼は平安末期の実在の人物で、鎌倉開拓の祖と言われている人物でもある。
そして、歌舞伎ファンなら、市川団十郎家の「歌舞伎十八番」のひとつでもある、「暫(しばらく)」のヒーローでもある彼を、きっとご存知のことだろう。

その武勇にあやかり、景政公のように強くあれと、力餅をつくったのだそう。

1つ84円、というお手ごろな値段。
おやつにいつつほどいただくと、丁寧に力餅の由緒の書かれたリーフレットまでいれてくださっていた。
ちなみに餅を餡でくるんだ力餅は無添加無着色なので、あまり日持ちがしない。
より日持ちさせたいなら、求肥のタイプを求めることをおすすめする。

御霊神社の境内には、一時期、国木田独歩が住んでいた。
たしか何かの本に、宮司の持ち家の一棟を借りていたと書かれていたように記憶している。
川端康成邸も、徒歩でそう時間のかからない距離にある。

鎌倉には文士が多く住んだり滞在したりしたが、随筆や日記を読んでいると、時折「力餅」の話を目にする。
力餅がうまいというのはもちろん、だれそれが来るというので力餅をもってこいと言った、とか。
おねだりするほど、愛されていたのだ。

力餅は、鎌倉文士のペンにも、力を与えていたというわけだ。
いまも昔ながらの方法で、手作りされている。
ぜひ一度、ご賞味あれ。

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