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March 16, 2007

出会いの季節。

万年筆じゃないとどうにも調子が出ずに困っていたこともあって、旦那さんに擦り寄ってみた。
「延期中の誕生日のプレゼント、欲しいのリクエストしていいって言ってたよね?」
我が家のプレゼントはいつからかリクエスト式になっていて、私は超多忙につき一ヶ月申請を延期中であった。

最初は遠慮がちに、旦那さんが持っている万年筆をねだってみた。
(買いに行く手間も無く、すぐ使い始められるから。)

旦那さんは万年筆嫌いなので、快く応じてくれた。
父上から譲り受けたというモンブラン、
どなたかから頂いたという金ぴかのウォーターマン、
来歴のわからないパイロット。
もともとウォーターマン派だった私は、一瞬ウォーターマンを手にし、
しかしあまりにも金ぴかぴかなその姿にひるんで、モンブランにした。
ところがこれは、カートリッジ式ではなく、インク吸入式であった(めんどくさい)。
これも返した。
それで、最後の砦のパイロット――、これは手にずっしり重すぎた。

仕方が無いので、新しいのを手に入れることにした。
なんだか、突然豪勢な気がして、嬉しいながらも当惑した。
モンブランの、あの星のようなマークが頭をちらついて離れなかった。
書き心地を賞賛する人がほとんどだが、私は、あのマークだけでも賞賛に値すると思う。美しい。
しかしモンブランといえば、高級万年筆の代名詞である。
高すぎてNGだろうが…もし買ってもらえるのだとしたら、私にはお目当ての一本があった。
銀色の、細身の、モンブラン(もちろんカートリッジ式)。
早速サイトをチェックしてみると…思い描いているものが、ないのである(あっても、高すぎて諦めたかもしれないが)。
どうやら、そのタイプは、とうの昔に販売を終了していたようだった。
(そういえばおばあちゃんが持っていたのだから、もう何十年も前の品だったのかもしれない)

こういうのは私に有利に働いたわけで、
非常にリーズナブルに、その目的の万年筆を手に入れることができた。
ユーズドで。
中古だけあって前の持ち主の癖が少しあり、私の手にはまだ馴染まないのだが、
なに、これしき問題ではない。
「前の持ち主が使った以上に使えばいい」のである。
幸か不幸か私はメモ魔であるし。

そうして我が家に、新しい万年筆、通算5本目の万年筆がやってきた。
ここ10年でもう5本、全然「万」年じゃないのだけど…そこはご愛嬌。
さて今度は、何年持つでしょう。
070312_173201

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