« 香水をつくること。 | Main | 初浅草。 »

February 26, 2007

香りのふしぎ、嗅覚のふしぎ?

香水づくりをした夜。
母とふたり、後片付けをしていると、旦那さんが興味を持ってやってきました。
彼も香りにはなかなか気をつかう人なのです。
(余談:ご存知の方もおありかと思うのですが、私と彼が結婚した裏には、130種もの香りの中から、「これが一番すき!」と選んだものが、全く同じだったという体験も大きく関係しました)
最近は、気に入った香水がなくなり、新しい香水を探しに行く時間的精神的余裕にも恵まれず…という生活だった彼が、興味を示さないわけがなかったかもしれません。

かくして、夜間部開始。
母は「じゃあ、誕生日プレゼントね」といって、もう一回講座をやってくれました。
(旦那さんは、去る22日がお誕生日だったのです。講座の準備等で、盛大にお祝いするのはこれから、ですが)
レクチャーは省いて、いきなりブレンドするところから(笑)。
それでもさすが香りに普段から興味を示しているだけあって、うまい具合にブレンドしていきます。
一人のためにやるのは、あまりにも勿体無いとこじつけて、私ももうひとつ作らせてもらいました。
こちらはこちらで、私の「誕生日プレゼント」、です(笑)。

「玉響(たまゆら)」とは全く別の種類の香りを作ろうと意識して、ブレンドしていきました。
イメージしたのは、雨。
今度は森の中に降る雨のにおいを、作ってみたかったのです。
(「玉響」は、実は今書いている物語の中の重要な人物をイメージした香りでした。人に対して、今度は自然を。そしてこの雨は、物語の中の森に降っている、雨なのです。)
使ったオイルも配合も、意識的に違えていきました。
メインに香るのは、シダーウッド。
使用したのは、ローズウッド、サンダルウッド、ゼラニウム、フランキンセンス、ベルガモット、パルマローザ、ローズマリー。
できたときは、まるで「玉響」とは違う香りでした。

ところが、です。
一晩あけて香りをきいてみたら…
全然違うはずの香りが、どこか似ているのです。
系統も、もちろん使用したオイルも、全く違うのに。
意識して、違えたはずなのに。

香りの不思議に、改めて驚かされた一日でした。
体調によって、気分によって、香りが織り成されていくというのを、改めて感じました。
嗅覚の不思議、というのでしょうか。
アロマテラピーでは、「気になる香りは必要な香り」。
うーん、まさに。とうなってしまいます。

先日ご参加くださった皆さんも、また別の機会に作られたら、きっとまた違う香りを作られ、でもその中に、なにか共通したものを感じられるのかもしれません。
香りの奥深さ、実感です。

それで、旦那さんはといえば。
とっても素敵な香りを作っていました。
名前は公表不可だそうですが、なんというか、しっとりとして、すっきりとして、うっとりもするような。
香りが人をあらわすような、彼のイメージにとても合った香りでした。
彼としては、途中の過程で「ベスト!」と思われるタイミングがあり、そこから冒険したことで香りが変わってしまって、自分のイメージそのものの香りにはならなかったようでした。
「このレシピはとっておいて、次に作るときには、ここでやめる!」と断言。
…ということは、香水講座、また「次」をのぞんでいるのだろうなぁ(笑)。

完成するのも楽しみながら、
「次はどんな香りを作ろう?」と考える過程もまた、楽しいものです。

|

« 香水をつくること。 | Main | 初浅草。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83670/14054135

Listed below are links to weblogs that reference 香りのふしぎ、嗅覚のふしぎ?:

« 香水をつくること。 | Main | 初浅草。 »