« 陰影礼賛…? | Main | 大正なもの。 »

February 07, 2007

おうち飲み会。

私のかつての自慢は、とある年の12月、31日中25日、それぞれ別の人たちと、忘年会をしたことだった。
つまりそれだけ「飲み会」というシチュエーションが好きだったのだが、酒には飲まれるタイプなので、おそらく迷惑をかけられたという諸姉諸兄も大勢いたことと思う(この場を借りてお詫び&御礼申し上げます)。

で、結婚して以来、何がなくなったかというと、この「飲み会」がまるでなくなった。
年に一度、極楽三十路堂の面々と旅行に行ったときが、せいぜいその様相を呈しているくらいのものである。
実際に、主婦が、飲み会に出かけようと思うと障害があることの方が多いように思う。
子供があるならなおさらで、かつての「飲み始め」時刻は(仕事柄一般のそれに比べるとやや遅いのも手伝って)、大抵子供の寝かしつけの時間帯に重なっている。
口惜しいことではある。

そんな状況において、束の間、「飲み会」の楽しさを味わえることがある。
そのイベントこそまさに、家で旦那さんとはると一緒に行う「おうち飲み会」だ。

つい昨日も、そんなイベントを行ったばかりである。
ことの発端は、旦那さんが仕事帰りに、私がずっと見たがっていた『間宮兄弟』のDVDを借りてきてくれたことだった。
原作小説がすっかり気に入っていた私は、そのためにわざわざ暮れなずんだ町の中を、カレーの材料と飲み会のつまみを買いに、スーパーまで出かけたほどである(『間宮兄弟』ではカレーパーティが行われるのだ)。原作ではいったいなんのカレーを作ったのだったのか思い出しきれず、相当悔しい思いを抱えながら、会計を済ませた(結局スペアリブカレーにした。奮発してワインも買った。キャンティの赤)。

そして、飲み会。
カレーができて、食卓についてからDVDをかけはじめたので、予告編が終わるまでに一杯目のカレーを食べきってしまい、少々せつなかった。はるには、ルーをいれる前の、ポトフの状態で食べさせていたのだが、意外とカレー味も良かったらしく、味のしもった大根(日曜日にちろりん屋さんから大根を買いすぎたのだ)を、もしゃもしゃと食べていた。
はるは飽きるとDVDを変えたがるので、それを阻止するためにさまざまな手練手管を必要とした。
サラダ味のうまい棒(はるはこれが世界で一番おいしいものと思っている)。サッポロポテトベジタブル(はるはこれが世界で二番目においしいものと思っている)。それから餅焼き(これは添え物らしい)。うす塩味のポップコーン(これは私の趣味)。ヤクルト。アンパンマン印の飲むヨーグルト。
時にはるの横から大きな手がひとつふたつ伸びて、一緒に平らげた。

おかげで最後までDVDは完走し、エンディングに流れるラップ(?)にはるはノリノリで、小刻みにステップを踏んでいた。
私はといえば、ワイン1/2本(でも、もともとがハーフボトルだ)、ビール1缶、カクテル1缶を開けて、実に久しぶりに、ほろほろ酔い気分。
「飲み会」こそなかなかお目にかかれなくなったけど、家での、こんなひとコマが、なんだか妙に楽しく嬉しく感じる。

その気になれば、毎日一緒に「飲み会」ができる同志がいるってことが、結婚の真髄ってやつなのかもしれん。
しかも、酔った後、家に帰る心配がいらない。なんて素晴らしい。
ほろほろ酔いの頭には、我ながら冴えた考えだと思える。

実際に「おうち飲み会」が行われるのは、月に1回もなく(シーズン1回~2回くらいだろうか)、今回も実に4~5ヶ月ぶりの開催ではあったが、改めて、楽しいなぁとしみじみ思える。
今度はぜひ、『かもめ食堂』を見ながら、近々「おうち飲み会」をしたいと、思っている。
(旦那さん、もしこのブログを見ていたら、ぜひレンタルを、どうぞよろしく。あなたの好きな油揚げのカリカリ焼きを作りますから。)

余談:12月に25日間も忘年会をやった年には、流石に少ないボーナスをすべて飲み会に投入しきって、年明け妙に懐が寂しかったのを思い出します。皆さんも、ご利用は計画的に。

|

« 陰影礼賛…? | Main | 大正なもの。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83670/13815400

Listed below are links to weblogs that reference おうち飲み会。:

« 陰影礼賛…? | Main | 大正なもの。 »