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February 12, 2007

おにぎり、おむすび。

近頃見た映画の共通点。
それは、「おにぎり」。

先日ちょっと触れた『間宮兄弟』と、ブログを読んだ旦那さんが早速借りてきてくれた『かもめ食堂』なのだけど、どちらにも、おにぎりが出てくる。
『間宮兄弟』では、兄が落ち込んだ弟につくってあげるのが「塩むすび」。
『かもめ食堂』では、メインメニューが「梅、鮭、おかかのおにぎり」。
見ていると、おにぎりがとっても食べたくなるのだ。
(そんなわけで私は雨の中、大荷物の上に米までを買い込んだ:詳細は昨日に譲る)

『間宮兄弟』は、小説がとても好きだったので、楽しめた。
小説の1シーン1シーンを思い出しながら観た。
(どちらかというと、小説の方がちょっとだけ好きだった)

『かもめ食堂』は、「絶対あなた好みだと思う」と真剣に薦めてくれた友人が3人もいた(笑)。
私が大好きな女優さんばかりが出ていて、フィンランドという舞台もとても素敵で、食器やらファブリックやらインテリアやら、ひとびとの間のなんだかのんびりとした空気も、薦めてくれた人たちの言うとおりだった。
素敵、と思ったものは数あれど、とくに、憧れの人・もたいまさこさんが着ていた、鳥の柄のシャツ。
あれは私も着てみたいと本気で思った。

さて。
おにぎり、というのと、おむすび、というのでは、同じものを指しているのでも、微妙に印象が違わないだろうか。
何かの本で読んだのだが、「おむすび」という言葉には、心と心を結ぶという意味をこめているのだそう。
だから、正しくは、その相手のことを思って、心をこめて握るのだとか。

青森県弘前市に、おむすびの上手なおばあさんがいるらしい。
おむすびに上手も下手もないのだが、心と心を結ぶ名人。
佐藤初女さんという。雑誌の記事を読んだだけで、心に響くなにかが押し寄せてきて、涙ぐむほどだった。
もし弘前に行く機会があれば、この人に会ってみたい、と思う。

ふたつの映画を見て、なんだかこの、おむすび(おにぎり)の上手な人を思い出した。
佐藤初女さんのようにはいかないが、それでも、子どもや兄弟との家族のこころくらいは、むすびたいものだ。

そういえば、映画の中にこんな言葉もあった。
「おにぎりは、人に作ってもらったほうが、おいしいんだ。」
(不埒な私などは、「だからおにぎり屋さんのおにぎりはおいしいのか!!」と頷いてしまった。)
泣きながら食べる、にいちゃんの塩むすびも、
遠い異国の地で人の心をむすび続ける梅・鮭・おかかのおにぎりも、
ただごはんを丸めただけではない「心」が、ぎゅうっと握りこまれているのだろう。

そんな、しみじみとした「心」を味わいに。
さあ、映画と一緒に、おにぎりをどうぞ。

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Comments

おにぎり、おむすびと聴いた時点で、初女さんのことを思い出しました。ね、本当に実際にお会いしたらどんな方なんだろうと私もずっと思ってる方です。間宮兄弟も、かもめ食堂も、気になりながらまだ話だけ。春になる前にDVDを借りようと思います。

Posted by: ゆず | February 13, 2007 at 11:18 PM

初女さん、会ってみたいよね。
でも気が引ける点も。ただ会いたいと思うだけで行ってしまったら、いけないような気がする。助けを求めてきている人がほとんどだろうから、そうしたら、単に会ってお話を伺いたいというだけの私は、その場にとってよくない気がしてしまって。
会いたい、行きたい、と眺めつつ、つねに遠いところにあるような…灯台のようなといいましょうか…私にとってはそんな人なのだろうと思います。

ふたつのDVDは、個人的な感想としては、寝坊した日曜の昼間に、ビール片手に観たい感じでしたよ~。おにぎりも一緒に、ぜひ。

Posted by: zok | February 14, 2007 at 03:13 PM

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