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December 2006

December 31, 2006

大晦日になりました。

「終わりよければ全てよし」という言葉がある。
今年ももう終わり。
一年を終えての感じ方は「すてきな一年だった」という印象。

この一年、私自身を振り返ってみると、フィールドを広げてくれた一年だったように思う。
それにはもちろん、すてきなひとたちとの出会いがたくさんあった。
アートを通しての、アートナビゲーター仲間や事務局の方々、ワークショップで関わらせていただいた神奈川近代美術館の方々、そこで出会ったいろいろな分野の素敵な人たち。展覧会を通じて出会った、古今東西の名画たち。
歴史の会を通してであった、IさんOさんはじめ、会の方々。時代小説家である講師の先生。そして800年向こう側の、頼朝、義経ほか鎌倉武将達。
それをきっかけとしてであった江戸文化(そういえば江戸検は無事に合格しました)、忘れちゃいけない歌舞伎(ことに尾上菊之助と市川海老蔵)。
子育てノイローゼを回避してくれた療育グループ、子どもの遊び場、子どもを預かってくださる方々、川崎時代からずっと仲良くしてくださっている大好きなママ友さんたち、ようやくお互いの行き来ができるようになった団地のママ友さんたち。
親友の二番目のかわいいかわいい愛娘。
仙台で、(直接は会ったことがないけれど)作品を通して出会っている役者さんたち、ご贔屓にしてくれるお姉さま方。
ある出来事をきっかけとして、自分達の中に根強く感じた、昔からの音楽友達の絆。高校の部活仲間。
どこへいっても痛快な、旅行と美食の極楽三十路堂。
新しい仕事を通してであった方々、昔仕事を通じてであった大好きな方々。
先日見つけたこころがほこほこするようなお茶屋さん。楽しく気さくな和菓子屋のご主人。
加えて、名も知らぬ、行きずりの人のあたたかな親切。

「鎌倉」という土地に挿し木された木が、一気に根を張ったような、そんな感覚だ。
そのいろんな根からたくさんの言葉をいただいて、感覚をいただいて、私という人間も少しはまっとうに近づけるかしら。

来年は、どんな素敵なことがあるだろう。
皆さんも、素敵な新春を、お迎えください。

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December 30, 2006

覚えているのかな。

今日は私の実家に来ています。
我が家では、30日に年末の、2日に新年の、家族での行事があるのです。

はるは久しぶりの実家にちょっと緊張気味。
何度も靴を持ち、みんなに「ばいばい」をして、帰ろうとします。

とはいえ、おじいちゃんのこともおばあちゃんのことも、ぴーちゃんのことも、ちゃんと覚えている様子。
緊張しているとはいえ、こんにちはをしたり、ひとりでぴーちゃんのお部屋に遊びに行ったりしています。

一番驚いたのが、お仏壇。
お仏壇に座って、お線香に火をともしたり、鐘を鳴らしたり、それはそれは心得たもの。
ちゃんと手を合わせてぺこりと頭を下げるので、こういうこと、ちゃんと覚えているんだなぁと驚きました。
ご先祖様に手を合わせること、そういうところから、感謝の気持ちを覚えていく、そんな子になってほしいなぁと願う私なのでした。

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December 29, 2006

三輪車にのって…

仙台に帰るなり、はるはおじいちゃまおばあちゃまからのクリスマスプレゼントに、三輪車を買っていただきました。
大型玩具店に連れて行ってもらうと、もう目移りして大変なことに。

本当は、三輪車をすっとばして、12インチの自転車を買っていただこうと思っていたのだけれど、やはり人間は順序立ててしか成長できないよう。
ハンドルを持つのも、ペダルをこぐのも、まずは三輪車で練習しないと、うまくいかないようでした。

ということで、トーマスとプーさんで迷ったあげく、結局トーマスの方を選んだはる。

とっても喜んで、当日夜、おじいちゃまが組み立ててくださるのを待ちきれずに、途中ながらも「乗る」と大騒ぎ。サドルがついていない、金属板むきだしのところに座って、ご満悦の様子でした。

なかなか歩かないといっていた子がここまで育ち、夏に買っていただいた自動車もバックしかできなかったのに、今は自在に乗りこなすようになり、なんだかみんなでしみじみと成長を喜んだ一日でした。

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December 28, 2006

Sous le ciel de...

さて。
旦那さんが中国から無事帰ってきて、その翌日である今日はもう、里帰りです。
仙台のおじいちゃんおばあちゃんズは、それはもう大変な用意周到ぶり。
いろいろとおもてなしを考えてくださっているようです。

ハロウィンのときの電飾に、はるがチュウしていたのを写真にとって送ったのを覚えててくださり、冬の仙台名物、「光のページェント」を見に行きながらお食事しようということになったり、帰省時間の確認だったり、とても楽しみにしていてくれるようです。
ありがたいなぁ、と思います。
うるさいし大変だから、もう来ないで~と言われるのはいつの日のことか(笑)どきどきしつつも、孫を楽しみにしてくれている両家両親に会えるのをまた楽しみに、旅の空を動いています。

ふるさと、とは言っても、私は自分が育った環境があまり好きではありませんでした。
いじめ等いろいろ大変な目にあったせいかと思っているのですが、最近母と話していて、私にはとてもうらやましく楽しげに思える母の子供時代が、母自身はやっぱりあまり好きではなかったらしく、ああ、これはDNAだったのかと思いました(笑)。
その後母が安住の地を見つけられたのか、私には未だ疑問ではありますが、仮にそう思える場所があるのだとしたら、それはたぶんわずか10ヶ月の、アメリカでの生活だったように思えます。
父も母も、慣れない環境に大変そうではありましたが、とても楽しそうだったことが、もう20年も経ってしまいましたが、つい昨日のことのように思い出されます。

比べて私は、嫁らしく家に仕えることもせずのほほんと遊び歩いてばかりで、恵まれた環境というか、甘やかされるだけ甘やかされて暮らしていますが、やはり今の鎌倉でのこの暮らしが、自分にとって父や母のアメリカでの暮らしのように、喜びあふれるものであるのだと思います。

また同時に、年末年始の区切りを過ごせる場所があるというのも、大事なことなのだと思えるようにもなってきました。離れたからこその効果というのでもありませんが、たまに帰る場所があるというのは、恵まれたことなのかもしれません。
周りの話を聞くと、親御さんの介護をなさっている方も多くなってきました。ひとまず親が健在でいてくれるということは、とってもありがたいと思えるようになりました。
いつ、何があるかわからない御時勢(なんせ私も急に「老化」しましたし、弟は強盗にあうし、いつなにがおこるか人生予測がつきません。)、健康であること、日々をつつがなく暮らせることが、とっても大事なのだなと思います。

年末を前に、新しい年に向けての、嬉しいお話がいくつか飛び込んできました。
自分にできることの精いっぱいを、なにか形として残せるのだとしたら、それはとても嬉しく、ありがたいことなのだと思います。それもこれも、両親が元気に過ごしていてくれるからなのだ、とも思います。
滞在中、またどんな楽しみが待っていることやら。
いつものように怒涛の年末年始となりますが、体力万全にのぞむ私たちなのでした。

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December 27, 2006

今年最大の衝撃。

今年最大の出来事が、年末を前にして起こってしまった。
先日アップした、例の、おなかの痛みのことだ。

自分でも予想だにしていなかった結果に、驚くと同時に、脱力感のようなものも味わっている。
治療のしようがないのだそうだ。
痛かったら薬を飲む、対処療法しか道は残されていない。

結局、原因は胃にあった。
診断された病名は、「萎縮性胃炎」というもの。
これは果たしてどんなものかとおそるおそる担当医師に問うと、
端的で衝撃的な返事が返ってきた。
「老化です。」

老化、だったのだそうです。
まさか花の三十路に足を踏み入れたばかりでこの言葉を聞くとは思ってもいませんでした。
ある意味、想定していた他のどんな病名よりも、衝撃的でした。
目が点になるというのは、晴天の霹靂というのは、まさにこんな状態のことなのだろうと思いました。

そうかぁ、老化だったら、もうどうしようもないもんなぁ。
と、ぽかんと口を開けたまましばし。
医師は呆ける私を見かねたのか、頓服用の漢方薬をいくつか与えて追い払った。
結局そういうことで、他は至って健康、問題なしとのことだったが、そう言われてもなんだかあまり嬉しくないのは何故なのだろう(笑)。

そういうわけで皆さん、健康とアンチエイジングには、十分お気をつけくださいまし。
私も、アンチエイジング研究に心血注いでいる極楽三十路堂・O嬢&I嬢ご指導のもと、もちっと「若さ」にも気をつけねば、と身を引き締める(?)年末なのでした。
今年最高にして、最大のショック。
思い起こせば一年前は、手術の際に針を一本なくされて大騒ぎだったし、どうも私の場合、「年末」「病院」は鬼門のようです。(いや、ネタを提供されているようなものだから、縁起がいいのか?笑う門には福が来るそうだし…?)

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December 26, 2006

あこがれの人がすぐそばに。

私はどうもここ数年、芸者さんに憧れている。
なんというか、粋なところや、独特の色っぽさ、自立した女というかっこよさ、などなど…。

伊豆・伊東温泉に、お座敷文化大学というのがあって、芸者さんになりきって体験講座を受けることができる。本気でこれに行きたいと思ってさえいる(その際は、先日ともに舞妓になった極楽三十路堂の面々が借り出されるはずである。諸姉、ご覚悟)。

そんな話を、ひょんなことから母としていたら…
「あら、○○のおばさんて、昔日本橋の芸者さんだったんだよ」との返事。
母方の遠い親戚筋にあたる方で、私は1~2度しか直接お目にかかったことはないのだが、驚いた。

さらに驚いたことには、もっともっと身近に、「姐さん」がいらしたことである。

母は、温泉旅館に生まれた。
家族経営のちいさな温泉だったが、戦前~戦後にかけてとても賑わい、今も地名になっているある駅は、温泉旅館にお客さんを呼ぶためにひいひいおじいさんがわざわざかけあって誘致した駅なのだという(これ、実話です)。
戦後の混乱期にいろいろあって規模がぐんと小さくなったが、今も同じ場所に同じ名前で、ちゃんと温泉旅館がある。
母は4人兄弟の末っ子だ。
上から長男、次男、長女、次女。この一番最後が母。
そのほか、祖父母の兄弟や母のいとこたちなども同じ旅館に住み込んでいて、ともに暮らしていたのだという。
その中の、Iおばさんという人は、民謡がとてもうまかった。
母の姉である、私の大好きな伯母が、Iおばさんに民謡を習っていたりしたのだという。
温泉旅館には、近所から田舎芸者なども、宴の席に呼ばれてきていたのだという。
その席に並んで、伯母も、「冷奴姐さん」として民謡を歌ったりしていたのだそうだ!!

私が芸者さんに憧れる理由に、その名前のかっこよさというのがある。
「○吉」とか「○奴」とか、もともとは江戸時代に芸者・遊女の取締りが行われ、深川芸者が男名前を名乗って男羽織を着て「男だ」と言い張ったのがそういった名前の発祥といわれているのだが、今となってはそのお名前自体がとっても粋。
前述のお座敷文化大学では、自分で好きに芸者さんの名前を名乗っていいというのがひとつの特徴でもあって、私はまだ参加の目処さえたたぬこの大学入学のために頭を悩まして名前を考えたことも1晩や2晩ではない。

しかし、そこへきて、「冷奴ねえさん」である。
それ以上のすごい名前が、もうすっかり思い浮かばなくなってしまった。
母はあの頃は大変だったけど楽しかったわという。
話を聞いていると、私にも、宴席のにぎやかさや、冷奴姐さん登場の、盛り上がる1シーンが思い浮かんでくるようで、なんだかわくわくしてしまう。
母は最近、文章の書き方の勉強を始めたそうだ。
ぜひ、その子どもの頃の、温泉旅館の楽しいことを書いて、と私はせがんでいる。
今となっては聞きたくても聞けなくなってしまった話が、たくさんある。
せめても、そういった1家族の些細な歴史を、残して欲しいと思うのである。
奇しくも、その時代は私がとても気になる時代でもある。

戦後すぐの、母達のこども時代。
きっとその頃は、ものはなかったかもしれないが、心はとても豊かだった時代なのである。

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December 25, 2006

すてきなおくりもの。

クリスマスを前に、素敵な贈り物がはるのもとに届きました。
はるに向かって語りかけてくれている、オリジナルの絵本です。
送ってくれたのは、はると同じ年の娘を持つ、親友です。
サンタの国から送られてきたその絵本、はるは大喜びで見ています。
特別な感じ、どことなく感じているのでしょうか。

はるだけじゃなく、私もとっても嬉しくて、はると一緒に何度も何度も読み返しています。
突然の、思いがけない贈り物って、こんなに幸せな気分にしてくれるんですね!!

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December 24, 2006

Merry Christmas!!

いよいよクリスマス・イヴ。
みなさんは、どんなふうに過ごされていらっしゃいますか?
私とはるは、今日は一日ゴージャスに遊び歩いています。

お友達の個展を観て、夕方から別れ、私は大好きなひとたちと大好きなお芝居を観。はるはあるホテルの遊び場(託児所)で優雅に遊び。夕食で合流して、そのままホテルに一泊の予定です。
本当ならなんとしても家に帰るところですが、パパのいない部屋にふたりで夜道を帰るのも寂しいし、年に1回くらいとゴージャスに(それに、託児所の料金、宿泊者だと割引がきくんです)。
翌日・本番クリスマスは、昼過ぎに横浜で「しまじろうミュージカル」を観劇の予定。
2日間、こんなに遊び歩いていいのか?!というくらい、遊びまくる予定です。

私がみるお芝居は「ア・ラ・カルト」。10年以上前になりますが、仙台での公演に行ったのがはじめてのア・ラ・カルトとの出会いでした。ショート・ショートのお芝居と、ヴァイオリニスト率いるジャズバンドの生演奏。楽しくおかしくちょっとせつない、素敵な舞台です。
最近では、結婚した年に、ウェディングドレスをデザイン・製作してくれた友人と、うちの旦那さんと、3人で観て来ました。
以来、私達夫婦の夢は「毎年、一緒に『ア・ラ・カルト』を観ること」。
こどもができて、現実には難しくなり、実現しないまま数年経ちましたが、世の中本当に便利になっていて、そういうニーズに応えてこどもを預かってくれる施設が、ちゃんと都内にはあるんですね(鎌倉にはありませんが…)。
欧米のカップルのようにこどもを預けて夫婦の時間を持つことって、まだまだ難しいように思えますが、本気で考えてみると意外と手段はあるものなんだ、と驚かされました。

それに…
今年このお芝居を観るのは、私の運命に定められていることのようなのです。
なんていうと仰々しいですが、もう完売してしまったチケットがひょんなことで手に入り、しかも別々にとった4枚のチケットが手元に揃ってみたら4連番だったのです。
これは、運命と呼ぶより他ありません。
旦那さんは今回は出張中なので行けませんが、そのかわりに大好きなひとたちが一緒に過ごしてくれます。

クリスマスはもともと冬至のおまつり。
冬至は、一陽来復、春に向かって季節が動き出す日。
素敵なクリスマスを過ごすということは、素敵な春を迎えることにもつながる――なんて、飛躍した考えでしょうか。
なにはともあれ、人間、どんなときもしあわせだと思っていれば先の道は開けてくる。
根がおめでたい私は、そう思っています。
皆さんも、素敵なクリスマスを!!

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December 23, 2006

みとれる。

061129_14580001はるがお気に入りの散歩コース、植物園。
中でも、この写真の状態で固まってしまうのが、温室の中のある一角。

小さな滝があるのです。

はるは、滝がとっても気になる様子。
そのおかげで、いつも温室を最低3周、多くて5周以上します。
ある程度滝を見て、もういいやと飽きて、温室の外に出るとやっぱりまた滝が見たくなって入口にまわり、ぐるぐるぐるぐる回り続けるのです。

滝、といえば。
昨日、神奈川県立近代美術館・葉山館で、山口蓬春展を観てきました。
ちゃんと蓬春作品を観たのは、初めて。
動かないのが不思議なくらい、生命感を漂わせた作品に、吸い込まれてしまいそうでした。
色使い。
構図。
どれも目を見張るような作品の中、蓬春の出世作といわれる、「三熊野の那智の御山」(大正15年・1926年)がひと際素晴らしく、院展の満場一致の特選、美術院賞、皇室買い上げという評価を得たというのも頷けました。
空気そのものはもちろん、そこに潜む信仰であるとか、森の息吹、研ぎ澄まされた空気の中、前景に描かれた岸壁に波が打ち付ける音、低く響く滝の音が溢れてくるような一枚で、圧巻というにふさわしい堂々たる風情でした。
展覧会へははると一緒に行ったのですが、美術館を自由に歩きたくて騒いでいたはるも、この絵の前では黙りました。正確にいうと、この絵の前でむずかっていたので、「ほら、滝があるよ、みてごらん」と言ったら、黙ってじいっと見つめていました。
会場には他にも滝の絵があったのですが、そのたびにはるは黙って指差していました。
山口蓬春、葉山館の近くには記念館もあります。
展覧会は明日24日までで終了しますが、興味を持たれた方は是非、蓬春記念館にどうぞ。
(全くの蛇足ながら、蓬春は戦時中山形県の赤湯に疎開していたそうで、子供の頃伯父一家が赤湯に住んでいて、泊まりに行ったことを思い出しました。チャルメラのラーメン屋さんが来たのが子供心にカルチャーショックで、どうしてこんな素敵なものが仙台にはないのかと不思議でした。それまで「チャルメラ」とは、某袋麺の固有名詞だと思っていたのです。)

はるのちいさな頭の中に、植物園の小さな滝と、蓬春の壮大な滝とが、一緒になった瞬間だったのかもしれません。

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December 22, 2006

すてきなひとたち。

先日、年内最後の歴史の会があった。
仲良くしていただいているOさん、Iさんと忘年会をした。
「ビビンバオムレツ」ランチをいただいて、ゆっくりお話ししながら勉強会へ。
Iさんは、今日のお花に、水仙や固いつぼみの椿と一緒にいらした。
Oさんは帯締めをいくつも持ってきてくださった、私の好きな色だった。
私は、お気に入りのLISNの香のセットを、お二人にそれぞれ違う香りでお持ちした。
お二人とも猫や犬を飼っていらっしゃるとのことで、香りのもの、とても喜んでくださった。
Oさんは、お玄関にある、シルクロードの香立てで早速炊いてみるわ、と少女のような笑顔を見せられた。

茶会のお話を伺ったり、途中日本画のギャラリーに寄り道したり、晩ご飯のおかずレシピを教えあったり。
Iさんお住まいの鎌倉山の桜の色。
Oさんが主となった茶会のテーマともののそろえ方。
Oさんのご主人が仙台で「ホヤ」に挑戦されたお話。
Iさんの「+1品」おかずの得意技。
Oさんが時々作られる、かぼちゃをおかずにする方法。
Iさんのお庭の花。

それぞれバックボーンも違うし、もちろん世代も違う。だからこその楽しさがある。
Oさんは今度、洋服を買うときIさんに見立ててもらう心づもりだ。
私は、Oさんに今度八幡宮でのお茶会に誘っていただき、中島千波さんの「孔雀」の絵を見てくる。
Iさんは、今度鎌倉山にある素敵なランチのお店に誘ってくださるそうだ。
春、桜の頃には、華やかではないが、それが逆に風情あってよいのだそうだ。
桜の老木だけが持つ、独自の優美さ。その頃に、Iさんのお宅にもお伺いする。

新しい年の予定が、楽しいことから埋まっていくのは、なんだか良い年の始まりのように思えて素敵だ。

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December 21, 2006

すごい日があるもので。

以前通りすがりにちょっと気になった喫茶店があった。
喫茶店というよりも、甘味処のような風情。
仙台から和好きの友人が来てくれたので、一緒に入ってみた。

カウンターだけのこぢんまりしたお店の中では、和服に割烹着すがたの優しいご婦人が、炉にかけた釜から、柄杓で湯をすくっている。
おいしい抹茶がいただけそうだ、と思った。
ところが、それだけではない、すごい出会いが待ち受けていたのである。

お友達のおかあさんのように、親しくて優しくていろいろ気を配ってくださるこの方、はるにシールをくださったりしていたら、突然。私に向き直って「お菓子作るの興味ある?」とおっしゃる。
はい、好きです。と答えたら、
「じゃあこれ、あげるわ。」
と和菓子の作り方の本を一冊くださった!!
ちゃんと本屋さんで売られている本なのであるが、これがまた写真入で丁寧に作り方が書いてあって、和菓子って難しそうな印象があったのだけど、これならちょっとがんばれそう?と思えるようなもの。
鎌倉にある、茶人が愛する上生菓子舗の方の本だという。
そこの社長さんがよく来られて、好きな人がいたらあげてと仰るのだそうだ。

感嘆の声をあげていたら、とうの本人登場。
その方は洒落がとってもお上手で、わたしたちは始終笑い転げていた。
続いて素敵なマダムがいらしたのだけれど、この方は洋菓子の大家で、シフォンケーキの本を書かれている方だそう!
いったいどうして、こんなすごいところに来てしまったのだろう。
それでもすごい人というのは、やはりとても素敵な人たちで、気さくにおしゃべりしてくださる。
こういう雰囲気は、居酒屋やバーで何度か味わったことがあるけれども、真昼間の喫茶で、は初体験。
加えて、本を書いていらっしゃるような文化人の方々と一緒になんて、初体験。

なんとも、文化的で、すごい一日だった。
手作りの小豆の羊羹がとてもおいしく、お抹茶がまたとってもとってもおいしくて、なんとはるがこのお抹茶を気に入って飲んでいた。和菓子屋さんの、12月の季節のお菓子というのもおまけでいただいた。これがなんともまあ、素晴らしく美味しい!いただいた本を見ると、そのお菓子も掲載されている。
とてもこうはいかないけど、凝り性なので、早速作ります!と申し上げると、冗談のお上手な社長さん「ぜひうちに卸してください」なんておっしゃって、また一笑。

いただいたご本には、和菓子屋さんの案内の他、『喫茶養生記』などもはさみこまれていた。
きっとご好意なのだろう。
鎌倉時代に書かれたこの古典がまた面白くて、「茶を良く飲むことは心の臓を強くして、心の臓が強ければ病気はしない」とあったり、「宋(中国)では茶を良く飲むと羽が生えるという」とあったり(ちなみにこれは体が軽くなって飛び回るほど元気になるとの意なのだそう)、まあ、面白いこと面白いこと。
家に帰ってからもたっぷりとっぷり、楽しませていただいた。

美味しいお抹茶はもちろんのこと、雰囲気に惹かれて、ふと足が向いてしまう。
あの「雰囲気」を味わいに行きたい、と思えるお店に久しぶりに出会った。
幸いはるも気に入ったことだし、今度からふたりで鎌倉に寄るときは、お邪魔させていただこうと思う。
蛇足ながら、このお店に寄った日のうちに私がスーパーで小豆と寒天その他を求めて帰ってきたことは言うべくもない。

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December 20, 2006

新春、予行演習。

今年、義母は病後・術後であるので、おせちは私が、と申し出るつもりである。
家に入って3年。
昨年こそ義母のおせち作りアシスタントを勤めたのだが、ただでさえ一年に一度しか作らないおせち料理である。うまく作れる自信が正直ない。
しかしである。
わざわざ「私が」と申し出ていながら、出来栄えが悪かったら、とても格好悪い。
ましてや、1月1日は義母の誕生日でもあるため、普段懇意にしてくださっている両親のご友人諸氏諸姉が例年こぞっていらっしゃる日でもある。
普段から料理上手、もてなし上手で聞こしめす義母の、ご友人である。
嫁の作ったあまりにも不細工なおせち料理など、来客に饗するわけにはいかない。

というわけで、近頃時間があると、おせちの予行練習をしている。
いっこずつおさらいしておけば、きっと当日はなんとなく手順を思い出せるであろうという腹づもりだ。

まずは私が好きな黒豆の蜜煮から。
これは甘さがあまり足りなかった。豆と同分量にしたのだけど、それでは少なかったみたい。
…となると、その「失敗作」の行き場が困るわけで。
どうしようと思案している間に、黒豆がわるくなってしまっていた。…無念。

それでもめげずに、今後、一品ずつ作ってみようと思う。
数々の失敗に気力がめげない限り…

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December 19, 2006

ただいま料理中。

061211_12240001突然来たクリスマス、サンタさんは今年ははるに、ねんど遊びとおままごとの道具を持ってきてくれました。
近所の本屋さんの一角に玩具コーナーがあるのですが、そこのねんどがずっとずっと気になっていたはる。それを見ていたサンタさんからの、プレゼントです。
おままごとが好きでした、という、こどもの遊び場の先生のお話も、きっとサンタさんは聞いていたのでしょう。
ほとんど私のものになりかけているキッチンセンターを使って遊べる、お皿やスプーンなどの食器セットが、一緒に届きました。

こうなったら、一緒に、ねんど大会です。
私は、はるの指揮下で4色のねんどを混ぜ合わせて、いろんな色を作る係。
はるはそれをお皿に盛りつける係。
そのうち、形にも注文が出され始めました。
「魚の形にして。」
魚の絵本を持ってきて、これこれ、と指差すのです。
色とりどりの魚ができると、はるはフォークで突き刺して、お皿に盛り付けます。
(そのあとで、フォークでついた穴のところを押さえる。必ず。気になるらしい。)
その後、ひと口ずつにちぎって、私にくれます。
時には本当に食べることを強要するので、ごっことは本来のことを真似る行為であって実際に食べてはいけないと教え諭します(ごっこ遊びは3歳からというので、おそらく何度も言い聞かせないとわからないだろうけど)。

しかし、ここからは注意しなければいけません。
双方飽きてきた頃が、肝心です。
良く遊んでいるからいいか、と放っておくと、たとえば和室一面に、ちいさくちぎったねんどをばら撒いてくれていたりします。何度絶叫したことでしょう。
そうなってしまうと、ねんどは、なかなか始末に困ります。
あちこちくっつくし、少し時間が経っていると色移りするし、本当に厄介なのです。
…ここまではサンタさんも見抜けなかったことでしょう。
そんなわけで、ねんど自体は「今日ははると首っ引きでOK」という時以外出せない「危険な玩具」となったのでした。
ああも細かくちぎるのは、指先の感覚発達にとても良いかもしれませんが…
はるの発達か、私の育児ノイローゼか。
危うい一線なのでもありました。

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December 18, 2006

ようこそ我が家へ。

061215_10480001届きました!エスプレッソマシン。
この、まるっこいペンギンのような形が、なんとも愛らしい…。
それでいて、おいしいコーヒーがすぐに飲めるという、なんとも素晴らしい…。
お味もいろいろ、まさに家にいながら優雅にカフェ気分満喫です。
嬉しくて、早速全種類をのみまくって、ご飯が食べられなくなった私であります。

さらに嬉しいことには、なんと、マシンにペアのデミタスカップがついているではありませんか。
デミタスカップがないな…探しにいかねば…と思っていたのですが、これまたマシンに似て丸っこい、かわいい形のカップです。

…というわけで、ノリやすい私は、家をカフェのように居心地よくするため、先日投げ出した大掃除計画をまた一からやり直したのであります。こういうのはノリと勢いが大事と改めて自分の性格を把握しなおした良い機会にもなりました。

ネスプレッソとの出会いは数年前、私が上京した頃にさかのぼります。
ネスプレッソマシンのこの丸っこい形が発売されたばかりの記念イベントだったか…その普及のためのイベントだったか…。
(余談ながらこの丸っこい形は、記憶によれば、ペリカンをイメージしていたのだと思います。使用済のコーヒーカプセルをごっくんとペリカンさながらに飲み込んで、お手入れ簡単というわけで。)
ライフスタイルアーティストのパトリス・ジュリアン氏によるエスプレッソやおうちカフェの楽しみ方トークと、高橋ピエール氏のギター演奏とが行われた会に参加したのでした(確かこれもエルジャポンの企画でした)。
そこで生まれて初めて塩味のマフィンを食べて(バジルとパルメザンチーズ、ベーコンとペッパーとハーブ、だったはず。エスプレッソはもちろんワインのおつまみにもいいらしい)、ずっとずっと憧れていたパトリス・ジュリアン氏の話をライブで聞けて、感動したのです。が、当然、高級なエスプレッソマシンは欲しくても手に届きません。とはいえ、他のマシンでは嫌。この丸っこいのが、いつか欲しい。
そう思い続けるものの、期限は「結婚したら…」「大きい部屋に住んだら…」「家を持ったら…」と、どんどん後ろ倒しになっていたのです。
そこへ来ての、この企画。
信じていれば願いは叶う(?)。
神は私を見捨てませんでした(?)。

今回も無料でエスプレッソマシンをモニターさせてくれるという太っ腹な企画ながら、確かその数年前のイベントのときもネスプレッソは太っ腹で、イベント参加後に、丸っこいミルクジャーとシュガーポットが送られてきたのでした。
「パトリス氏の話がナマで聞けて、パトリス氏の手づくりマフィン(しかも塩味)がいただけて、さらにレシピや作り方まで教えてくれて、ただで美味しいエスプレッソ飲ませてもらって、素敵なボッサ・ギターを聴かせてくれた上に、この上プレゼントまで?!」と驚き、「こうやってがっちり心を摑んでいくのですね、ああ、これぞ販促企画…」と感涙にむせんだものでした(おカネのある会社ってすごいなぁ)。

そして思いがけずこのマシンの到来を喜んでいる人が我が家にさらに一名。
なんと、はるです。
コーヒーカプセルの入った細長い紙箱が、彼にとっては電車のように見えるし、コーヒーが抽出されている間のゴゴゴゴという電動音が面白いらしく、音にあわせてくるくる回っています。

このエスプレッソのすごいところは、デカフェ(カフェインなし)のシリーズが3種類もあること。
宵っ張りでカフェインに弱い私はデカフェタイプを多く注文したので、授乳中の方、妊娠中の方でも楽しんでいただけます。
もちろん他の方も。11種類のエスプレッソ/コーヒーから、お好きなものを、お好きなだけ、召し上がっていただけます。
ぜひ一度、我が家にコーヒーブレイクしに、遊びにいらしてくださいね。

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December 17, 2006

アップルプディングでひと息。

061126_10540001お隣の奥様が、長野のご出身だという。
りんごが名産のようで、時折、おすそ分けに甘くてとってもおいしいりんごをいただく。
ところが、こういうものは、なぜか重なる運命にある。
実家からりんごが送られてくるタイミングと、ちょうどばったり合ったりするのだ。
りんごが豊富になったらどうするかというと、そのまま食べるのはもちろん、アップルジンジャーソースを作ったり、りんごのパイを作ったりする。

先日はちょうどパンを焼いた(でも誰も食べてくれずに残った)のと重なったので、では、とアップル・パン・プディングにした。
普通にパン・プディングを作る要領で、最後にりんごをちらして、味付けはシナモンシュガーにする。
レーズンやくるみがあったら、一緒に混ぜ合わせるととてもおいしい。

ちなみにパン・プディング、フランス語ではパン・ペルデュというけれど、私はこの言い方が好きだ。
「ペルデュ」という言葉は、失われたという意味を持つ動詞で、なんだか詩情を感じるから。

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December 16, 2006

ミーハーの夜明け。

061214_16010001先日書いた、菊之助後援会入会談のその後の話である。
その後すぐに、後援会から領収書と粗品が届いた。

なんと!
写真つきの!油取り紙、である。

あら~やっぱりキレイねぇ、と思ってホレボレ眺める役者姿、あれでもちょっとまって…よく見るとパパ(菊五郎)じゃん!驚いてよくよく見てみると、菊五郎、菊之助、富司純子、寺島しのぶの4冊も、写真+サインで構成されている油取り紙が入っていた。
(ちなみに私、富司純子と寺島しのぶはいらないので、どなたか欲しい方いらっしゃったらお申し付けください。)

役者姿の写真を並べてみると、つくづく、菊五郎/菊之助親子が似ているなぁとわかる。
とても凛々しく、そして美しい。
考えてみたら、團十郎/海老蔵の親子共演舞台は観たけれど、まだ菊五郎を観たことがない。
一月の(例のすごい席がとれちゃったやつ)お芝居でようやく菊五郎/菊之助共演が拝めるので、とても楽しみである。もしかして、菊之助から菊五郎に宗旨替えしてしまうかも…?(いや、浮気はいけない。)

来年二月以降の舞台は、この後援会でのチケット確保を試してみるつもりである(東京公演は少し先のようだが)。そうしたら、発売開始と同時にPCに噛り付かなくても良くなるのかもしれない。

ちなみに皆様、本日から、菊之助/富司純子の初母子共演作品『犬神家の一族』が公開されます。
私は怖くてきっと観られませんし、白塗りじゃない菊之助にあまり魅力を感じないので行かない予定ですが、石坂浩二の金田一はほんとのところちょっと観たい。ホラーが守備範囲内の方、ぜひご感想をばお聞かせください。

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December 15, 2006

とあるベンチ狂。

061129_14200001はると植物園にでかけた。
ここのところ、天気さえ良ければ、週に1~2度は通っている気がする。
近くに格好のお散歩スポットがあることは、本当に恵まれていると思う。
はるは、落ち葉を拾ったり、見知らぬおじいさんに鯉の呼び方を教わったり、が刺激的な様子。

入園するとすぐに、レストハウスでお茶(はるはりんごのジュース)を買って、池のほとりのベンチで一杯やる。
それから鯉を見たり、販売コーナーの間を練り歩いたりして、園内の探検に出かける。
近頃彼はずいぶん達者になって、ひとりで階段を上れるようになった。
植物園の石段も、なんのその。
何段だって、ひとりでさっさと上っていく。
両手を振り上げたりしながら、バランスをとって。

ところでそのはるが、植物園に来ると必ずやらずにいられないことがある。
それは、ベンチのすわり心地を確かめること。
それも特定のエリアのベンチで、藤棚の下だけ。
それ以外のベンチは、特に頓着せず、座ったり通り越したり。
でも、藤棚下のベンチだけは、はるにとっては大事な場所のようで、空いているベンチに全部座る。
それも、二周三周して、すわり心地を確かめている様子。

不思議ではありますが、なんだか面白い。
よくよく見ていると、すっごい笑顔で移動しているの。
何が楽しいのかわからないけれど、楽しいのはいいこと。
一箇所のベンチに座って、元気に走り回るはるを見ているのでした。

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December 14, 2006

すす払い。

昨日、12月13日は、暦では煤払い…つまり、大掃除だ。
とはいえ、1日で全て終わるなんて難しいから、普通は12日からかかって、13日に終了して、新しい年を迎える準備をするのだという。
昨年入院していた頃読んだ本の中に、そういうことが書かれていた。

ほう、と思って、今年は大掃除を12日のうちに始めてみた。

我が家は住人以上に年月重ねた家なので、湿気が、結構厄介である。
こまめに掃除しないと、家人のものぐさ体質がすぐに判明してしまう。
ところが、そんなにこまめに掃除する性分でもないとくる。
そうなったらやはり、年に一度の大掃除くらい、奮起せねばなるまい。

手始めに窓ガラスの拭き掃除からはじめる。
…ところが、あっという間に大掃除の心意気が消沈してしまった。
一瞬忘れていたのだが、うちには、散らかし魔人がいるのであった。

窓ガラス2枚を掃除し終えたとき、窓から部屋に振り向いた私がそこでみたものは、明らかに、さっきよりも散らかっている部屋の中。
どうやら私が掃除のために彼のおもちゃをよけてあるいたのが、「散らかしごっこ」に写ったらしい。
きゃあー!と満面の笑顔で嬌声をあげながらおもちゃを次から次に振りまき、投げ捨て、本棚から絵本をわしづかみにして叩き落していく。本棚はとってもきれいさっぱりとなって、部屋中が本であふれかえる。

…その後私が、おそらく団地中に響きわたるような大声で、彼を叱りつけたことは、ご想像にお任せする。
散らかし魔人の他に、「大掃除、俺年末は忙しいから、来年ね」という旦那さんもいる。確か昨年は、私が入院するから来年ね、と延期したような気がする。もちろん正月になれば、正月から掃除なんて野暮、ということになる。

なんだかどっと疲れて、孤高の大掃除人は、あっという間にその職を捨て、ベッドでふて寝しましたとさ。
育児ノイローゼに掃除がいいと聞いたこともあるが、掃除して余計にノイローゼになりそうな気分なのでした。

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December 13, 2006

思わぬ「後押し」。

告白する。
実は、ついに、とうとう、後援会に入ってしまった。
菊五郎、菊之助、富司純子、寺島しのぶ(つまり菊五郎一家ですな)の後援会だ。

先日菊之助の弁天小僧を観て、これはもう、この人の舞台は見逃せないと確信して、申し込んだ。
後日送ると言われた書類は、千秋楽を過ぎるまで届かなかった。
実はそれまでに、心の葛藤がないわけではなかった。
後援会というとたいそうなように聞こえるのだけど、要は単なるファンクラブなわけで、だけれども、なんだかとても「決心」を必要とさせるような響きでもあった。

どうしよう。
やっぱり、後援会なんて、ちょっと行きすぎかしら。
でも、希望日のチケットがとりやすくなるようだし。
どうしよう。

そうして、ある日ポストに、とうとう待っていた封筒が届いたのだ。
「やられた!!」
と正直、思った。
これでは、もう入会せざるを得なかった。
封筒に貼られていた一枚の切手が、私の背中をぐいと後押ししていた。
あまりに強烈で、目が離せなかった。
061209_18450001
…この、あまりにも歌舞伎とかけ離れた世界は一体何?
わざわざ記念切手になっているところは評価できる。
しかし、しかしである。
歌舞伎との共通項が見出せない。
ダ…ダンディズム…?
新橋演舞場の受付にいたおじさんは、渋めで江戸時代なら凄腕の番頭とでも言えそうな人だった。あの人がこの絵柄をわざわざ選んだのか?彼の趣味?そう思うと余計に滑稽味が増してくる。とにかく歌舞伎との関連性が全然見出せず、ポストから部屋までのわずかな距離、笑いをこらえるのに必死だった。
この違和感、かっこいいかも、と思ってしまった。

そんなわけで、とにかく、もうなんとも、これは入らなくてはならないような気がして、入会してしまった。
来年は、すっかり歌舞伎びたりになりそうだ。

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December 12, 2006

太っ腹エスプレッソ。

みなさんは、エスプレッソ、お好きですか?
私は昔大好きでした。
パリのカフェでコーヒー(正しくはカフェ)を注文すると、たいていがエスプレッソ並みの濃いコーヒーが、デミタスカップで出されてきます。
10年前になりますが、パリでお世話になった彫刻家の方に教えていただいた「ノワゼット」という飲み方が、以来私のお気に入りなのですが、これはエスプレッソに少々のミルクを入れたもの。
カフェオレ(フランスではカフェ・クレームといいます)は、大体1.5~2倍くらいのお値段になり量も多いのですが、ノワゼットはカフェと同じ値段。香りや苦味を消さない程度にまろやかになり、口にも胃にも懐にも優しい飲み物になるのです。
今でこそガイドブックなどにも紹介されていますが、その当時は、パリジャンしか知らないツウの飲み方で、当然カフェのメニューにも載っていない「裏メニュー」だったのです。

さてこのエスプレッソ、苦くて苦手…という人も、大好き!という人も、いらっしゃると思います。
正直私は、今自分がどうなのか、よくわかりません。
もしかしらた苦手かもしれないし、あるいは昔よりずっとずっと好きかもしれない。
でも、エスプレッソマシン、という響きに弱いのは事実です。
なんだかとてもいいもののように思えるし、「エスプレッソマシンでいれたコーヒー」というと、とてもおいしいように思えます。イメージ先行型かもしれませんが(笑)。
ところが、世の常として、「便利だけどなくても困らないもの」は、高価です。
デザインにもこだわったものであれば、なおさら。

ところが、です。
世の中にはすごいことをやっちゃう人がいるもので、無料でマシンを貸してくれるという太っ腹な企画を発見。
500名様に無料でエスプレッソマシン貸与の、モニタリング企画です。
それがまた、とっても素敵なマシンで、さらに、お味も12種類もあるという(ちなみにコーヒー代はきっちりかかります。初回注文25本以上が条件)。
私が飛びついて、さらに実家の母(このひとがそもそも私よりも先に「エスプレッソマシンが欲しい!!」と騒いでいたような気がする)に即教えて、ふたりともモニタリングに参加することにしました。

エスプレッソ好きの方で、ご自宅にマシンがない方。
これを見逃す手はありません。
おうちがたちまちカフェになります。
(我が家の近くにはカフェがないので、これがとってもありがたかったりします)

エル・ア・ターブル ネスプレッソモニター
(時々刻々と状況更新されているので、この記事がUPされる頃にもう終了していたらごめんなさい)

我が家には、早ければ今週中マシンが到着する予定。
届きました暁には、ぜひ皆様、我が家にエスプレッソを飲みにいらしてください。
エスプレッソはもちろん、パリジャン風のノワゼット、ご馳走します。

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December 11, 2006

おんなともだち。

歴史の会で、お着物を通じて親しくさせていただいている方と、先日一緒にお茶をしてきた。

素敵な紅茶の専門店に連れて行ってくださったのは、お茶の先生をなさっているというOさん。以前登場した「着物美人さん」である。
その方と、いつも会に素敵なお花を持ってきてくださるIさんと、三人で仲良くさせていただいている。
Oさんから以前お召しになってらしたというお着物をいただいたり、Iさんから安くておいしいランチのお店を教えていただいたり、私が着物のリサイクルのお店や路地裏の骨董屋さんをお教えしたり、そんなお付き合いが始まった。

世代の違うOさん、Iさんとのお付き合いは、とても楽しい。
違う世界が開けるというのだろうか、自分にはない価値観だったり、世界を覗かせていただけるような気がしてとても面白い。Iさんのお孫さんが1歳というのだから、大体Iさんが親世代くらい。Oさんは更に一世代上でいらっしゃる。
お二人からお花の話や、素敵なお店のお話、ご旅行、ペットなどのお話を伺うのは、格別の楽しみだ。
世代が違うからこその面白さ、というのがあるのだと知った。
共通項でいえば「主婦」と「歴史の会に通っている」くらいのものなのだが、なんというか主婦の大先輩たちでいらっしゃるのに、あえて「おんなともだち」と呼ばせていただきたい、キュートさをお二人とも持っていらっしゃる。きっと、素敵な年の重ね方をなさってきたのだろうと、その笑顔の後ろの豊かな時間の流れを感じる。
私のような小童とも、気さくなお付き合いをして下さる方なのだから、皆さんお二人のお人柄をお察しくださるだろう。

7月に会が始まって以来、ご一緒にお茶をするのは初めてのことなのだけど、次回の会の時には、少し前に待ち合わせして、ご一緒にランチをする。
三人で忘年会、なのだ。

来年はお二人のおかげで、いろんな楽しみが、さらに増えそうだ。
どうなるやら…とても楽しみな、私なのである。

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December 10, 2006

繰上げクリスマス(しかも突然)。

クリスマスの準備は好きです。
わくわくして、なんだか幸せな気分になれるところが、とてもいい。
ところが今年は旦那さんが出張なので、はるとふたり、どうやって過ごそうかな…と考えていた矢先。
突然に、「クリスマス」が到来してしまったのです

ある晩、仕事帰りの旦那さんから、いつものように電話が来ました。
彼はボーナスが出たことでちょっと上機嫌。
「なんでも欲しいものを買っていってあげるよ」とのこと。
じゃあ…と、鳥の丸焼きを注文しました。最寄り駅の構内にある焼き鳥屋さんにあるもので、小ぶりの鳥の丸焼きは、お値段も手ごろなご馳走。そしてとても、おいしいのです。
旦那さんは、ハーフボトルのシャンパンを一緒に買ってきました。
半年間、お疲れ様~と言いながら、グラスを合わせます。
TVからは、はるが最近お気に入りの、ディズニーのクリスマスソングビデオが流れていました。

すると、突然。
「なんだか、クリスマスみたいだな。シャンパン飲んだし、鳥食べたし、歌も流れてるし。まるっきりクリスマスだ。よし!うちのクリスマスは、これってことでいいな。よかった、うんうん。」
え?これ?そしてもう?今日が急にクリスマス?
「どうせ俺当日いないし。これでいいじゃん。ちょうど良かったよ。はる、クリスマスおめでとう!!」
…というわけで、心の準備もないままに、我が家のクリスマスは、終わってしまったのでした…。
もっとわくわく感を味わったり、気持ちを高めてから、クリスマスに望みたかった…どんなケーキを焼こうかさえ迷っていた自分を悔いました。突然に旦那さんが言い出すことは想定外だったにせよ、クリスマスケーキのイメージくらいは作っておくべきでした…。

そんなわけで、はるは翌朝サンタさんからのプレゼントをもらいました。
(これはさすがに準備してあったのです。旦那さんが出張前に「今あげる」と言い出したとき対策に)
061209_09570001061209_09580001はるはしょぼしょぼの目でじいっとプレゼントを見ています。
「サンタさんが、いい子にあげてくださいってパパに頼んでいったよ。いい子のひとはいますか?」
すると、よろよろしながら手を上げます。どう見ても、まだ寝ている顔。
はる自身、サンタさんのことはわかっているやらいないやら、とりあえずもらえるんならもらっておこうという感じ。

こうして、我が家の今年のクリスマスは、あっという間に始まりあっという間に終わってしまったのでした…。

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December 09, 2006

素敵な休日。

061122_16160001鎌倉散歩の折り、ちょっと素敵な看板を発見しました。
定休日なのだそうで、つい頬が緩んでしまうような。
私もこんな定休日がいいなぁ…とつい思ってしまうような。

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December 08, 2006

プチ・パパ。

061203_11210002我が家には書斎がある。
机をはさんで、旦那さんと私が向かい合ってPCを並べている。
12月は旦那さんは大忙し。
でもPCの前には、小さな旦那さんが座っている。
はるだ。

近頃のはるのお気に入りは、インターネットで見る絵本。
自分でクリックすることを覚えたので、放っておいてもきゃっきゃと喜びながら、絵本を見ている。
絵本が一番最後までいくと、巻き戻しはさすがにできないので、「ママン!ママン!」と叫びだす。
(手が届くような向かい側にいるのに、絶叫する)
そうすると私が向かい側に行って、まき戻しをして、自分のPCに戻って…という作業とあいなる。

ところがプチ・パパ、これを面白がって、わざと早く絵本を終わらせて、私を呼びつけるゲームを考え出してしまった。
…ああ、少し楽になったと思ったのに…
天は手抜きを許してくれないのである。

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December 07, 2006

病は突然に?

右の肋骨の内側が痛い。
たいした痛みではなくて、ときどききゅうっと痛む程度で、私は筋肉痛だと思っていた。

先日、インフルエンザの予防接種をはると一緒に受けにいった。
自分ではあまり気に留めていなかったものの、旦那さんがとても心配して「そのお腹が痛いの、見てもらっておいで」と言う。
病院で、本当にもののついでという感じで、「あの、時々お腹が痛いんですけど…」と聞いてみたら、もしかして病気かも、ということになった。
晴天の霹靂とはこのことである。

この位置だと胃、肝臓、胆嚢、十二指腸ですねと言われる。
単なる筋肉痛ですねといわれると思っていた私は、ちょっとびっくりした。
一回、ちゃんと検査したほうがいいです、胆石だと場合によっては命にかかわることもありますから。あんまり石がいっぱいあったらお腹あけて手術ね、と近所のお医者さん。
正直なところ、困った。
12月も1月も予定が目白押しで、とても病院に悠長にかかっている暇などない(遊びで忙しい)。
実際に、1月は、菊之助の舞台を先行予約でとってもとってもいい席を押さえたばかりなのだ。その他にも初ナマ玉三郎を見る予定に、玉三郎×菊之助のシネマ歌舞伎に…と忙しい。
病院になどかかっている余裕はない。

歌舞伎のためにも(?)煩わしいことは早めに片付けておきたいので、早速翌日大きな病院に行った。
その日に検査して、なんでもないならないで、なにかあるならあるで、さっさと決着をつけたかった。
ところが、である。
検査は1週間後と2週間後になるという。
当日できないんですか?と聞いてみると、にっこり笑顔で、血がどばっと出てる人以外は予約です、とのこと。
そ、そういうものなのか…。
でも、逆に考えれば、その程度の軽いものってことだろうと都合よく受け取り、出された胃薬(気休め)だけ飲んでいる。胃薬を飲んで変化があるかというと、ほとんどまったくない。なので、胃ではないのだろうと思う(そのときの医者も承知の上、一応ねと言って出してよこした。一体何に対して一応なのだ?と面白かった)。

このペースでいけば、仮になにかあったとしても、悠長な治療になりそうで安心している。
歌舞伎がちゃんと見られれば私はそれでよいのだ。
また2列目のど真ん中で菊之助が見られるならば、それだけで十分なのだ。
そして2月は菊之助は地方に飛んでしまうので、そのあたりに何か病院イベントが入る分にはなんの支障もない。
だから、のらりくらりして、2月以降に予定を埋めようと目論んでいる。

しかし、この件は重大な秘密である。
旦那さんにバレたら、一喝されるに違いない。
このブログをご覧の皆様、天変地異があろうとも、私の目論見を旦那さんには伝えないでください。
私は菊之助が見たいのです。

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December 06, 2006

願いを、月へ。

名前と、メッセージを、月に届けてくれるサービスがあるという。

月探査機セレーネの打ち上げにまつわるキャンペーンとのことだが、なんとも素敵なアイディアではないか。
ということで、我が家では早速はるの名前で登録。

印刷された名前とメッセージが、月に届けられるという。
終了後には、月にメッセージを届けたという登録証がもらえるらしい。
将来、はるが大きくなったときにこの登録証を見たら、喜ぶかな。

こういうイベントは、なんだか打ち上げそのものを身近にしてくれるような気がする。
打ち上げが無事に済んだかな。今どんな探査をしているのかな。
そんな風に、格別の興味を持って、この探査機の今後を見つめられるような。

インターネット、往復はがきで応募ができる。
自分たちの名前はもちろん、子ども・孫の名前などで、ぜひ登録してみてください。

応募先はこちら
JAXA セレーネ「月に願いを!」キャンペーン

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December 05, 2006

行楽月間、幕開け(おとな編)。

こどもが眠ってしまったら、そこから大人の時間。
美術館を3館まわる壮大な(?)旅の始まりです。

都美術館で開催中の大エルミタージュ展、国立西洋美術館の「ベルギー王立美術館展」、上野の森美術館の「ダリ回顧展」をハシゴ。
一番のお気に入りは、「ベルギー王立美術館展」でした。
なんというか、今の気分にとてもフィットする。
色彩とか、画題とか、そういうものがとても心地よくて、できればまた観に来たい…とはいえ12月10日までの開催なので、ちょっと難しいかな…。
好きな画家マグリットの絵が見られる、というので楽しみに行ったのですが、それ以上に収穫が多く、気になる画家がまた増え、少し時間ができたら勉強してみたいと思えました。その画家は、ポール・デルヴォーとコンスタン・モンタルド。デルヴォーは愛好家も多いと思いますが、物語が濃密に漂う「夜汽車」という絵に、とても惹きつけられました。モンタルドは、初めて気になった画家です。クリムトとの共通性を感じたのですが、調べてみたらそれも道理、クリムト中心に結成されたウィーン分離派の展覧会に出品したりしていたようです。モンタルドは、ブリュッセルのアカデミーでマグリットやデルヴォーに教鞭をとった経験もあるそう。この一連の気になるベルギー作家たち、時間に余裕ができたらぜひもっと詳しく調べてみたい、もっといろいろな絵を観たい。

今回3館を回ってみて感じたのは、年齢を経ると、気になる絵画も変わってくるということ。
ひとつひとつの展覧会をじっくり観ていたら、印象も違うのかもしれませんが、じっくり観たい絵とさっと観る絵、強弱つけざるを得ない状況の中で惹きつけられた絵は、今までとは違った作家のものだったりしました。
(もちろん、意識せずに引き寄せられる絵が、ずっと昔からお気に入りの作家作品だったりもするのですが)
足を運ぶごとに心新たになる展覧会。
アートって、本当に奥が深いです。

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December 04, 2006

行楽月間、幕開け(こども編)。

061201_12080001はると二人、遊び歩くことが多くなりそうな12月。
早速ふたりで、上野動物園に行ってきました!
もともとは、上野で開催中の展覧会をぐるりまとめてハシゴする予定だったのですが、せっかく二人で出かけるのだから、上野を楽しみ尽くしたい(体力・気力の許す範囲内で)。

というわけで、お昼頃に上野に到着したら、動物園ではるにたっぷり遊んでいただき、疲れて眠って静かになったところで展覧会へ…という作戦を立てました。
作戦はもちろん大成功ながら…それ以上に、はるとふたりで遊んだ動物園が、私もとても楽しくて、また一緒に来行こうね!ともう話しているところです。

大きなゾウに興奮したり、
目の前をのしのし歩くライオンに目を見開いたり、
素早い身のこなしのテナガザルに惚れ惚れしたり、
だらりと眠るパンダに目を細めたり。

はる自身、生まれてはじめての動物園がとても楽しかったよう。
終始にこにこして、大はしゃぎ。
もっと遊びたくて眠りたくないのに眠くて眠くて悔しいらしく、泣きながら眠りました。

さてそこからは大人の時間――ここから先は、明日にゆずりましょう。

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December 03, 2006

ひとり旅の思い出。

私がひとり旅をしたのは、小学6年生の頃でした。
それをさかのぼること1~2年前、家族で訪れたときに見た平泉・毛越寺の浄土庭園がどうしても見たくなって、お小遣いを握り締めて出かけたのでした。
たしか晩秋か初冬、雪が降る少し前の、今頃の季節だったのではないかと思います。

隣県とはいえ、小学生にしてはなかなかの距離ではあったのですが、電車を乗り継ぎ、一人で平泉の駅に降り立ったこと、いまだに思い出します。
毛越寺までバスで行ったのだったと思いますが、まわりを取り囲む緑の木々が見えただけで、なんだかじわじわと感動のようなものが押し寄せたものでした。

平泉というと、奥州藤原氏の栄華を極めた中尊寺金色堂が、もちろん一番のビッグネームです。
しかしながら私は、この毛越寺の庭園にどうにも心が惹きつけられたのですが、その理由は今もってもまったくわかりません。
何か言葉では言い尽くせぬ、もしくは人智の及ばない領域のことのようにしか思えないのです。
そのくらい強い、穏やかではありながら、抗えない引力のようなものが、ここにはあるのです。
自分の中にある全ての美しい心の動きの結晶がここにあるような、そんな感じがしたものです。
今の私自身の言葉でようやくそう表現できるようなものですが、当時の私にはもちろんその奥深い感情を表現する術はありませんでした。ただ、そこに行きたいという強い衝動のみに突き動かされました。

平泉は、義経と深い関わりのある土地。
そういう経験を経ると、否が応にも「判官贔屓」になるものです。
この言葉、源九郎義経が判官という官職を得たために(それが原因で兄弟の確執がエスカレートするのですが)判官=義経を指し、(負けるとわかっていても)弱いものに味方することを言います。
月に2度ほど歴史の勉強会で学んでいる『吾妻鏡』、そろそろ義経が登場する場面を学びます(次回あたり)。義経にちなんでか、季節のせいか、ふとそんな昔のことを思い出したある日でした。

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December 02, 2006

二人暮らしの多い季節。

師走ともなれば、文字どおり先生も走り歩くわけで、我が家の先生も土日もなく大忙しです。
どういうわけかこの時期に出張が重なり、毎週末はるとふたり暮らしが続きます。
今年はクリスマス近辺も、旦那さんは一週間の中国出張に出かけてしまうので、はるとふたりぼっち。
さびしい…
とはいえ。
そういってしょげてばかりいる私たちではありません(笑)、ご存知のように。

「パパがいなくてさびしいから」を逆手にとって、何か楽しいこと発見に尽力中。
パパの行く先々のおいしいものをチェックしてお土産に頼んだり、
クリスマスにははるとふたりでホテルにお泊りを計画したり。

さらに、夏至のときに参加した「100万人のキャンドルナイト」が、冬至も開催とのこと。
今年の冬至は12月22日ですが、23日には電車でひとつ・ふたつ先の駅で、イベントも開催の様子。
こういう楽しみも、待っています。
(ちなみに、夏至のキャンドルナイトで楽しかったキャンドルスケープがまた登場。三浦半島の付け根に私がいます、クリックしてメッセージをみてみてくださいね。)

「パパがいなくてさびしいから」を印籠代わりに、ふたりで遊び歩く予定、スケジュールはすぐにいっぱいになりそうです。
旦那さんは旦那さんで、出張先のホテル探しも念入り、小旅行気分のよう。

ただその中で問題がひとつ…。
21~27日が中国出張の旦那さん。
家族三人のクリスマスは、前倒しか後ろ倒しか?という難題が待っています。
前倒しだと、なんだか気抜けするようでもあるし、後ろ倒しだと間が抜けるようだし、実に難しい…。
みなさんだったら、どうなさいますか?

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December 01, 2006

ごめんねちゅ。

はるが近頃「ごめんなさい」を覚えました。
悪いことをして、しかられると、ぺこりと頭を下げます。
「本当に悪いと思っているの?」というと、はーいっと手をあげます。
…あんまりよくわかっていないと思うのですが(笑)。

それでも私が怒った顔をしていると、よってきて、ちゅうをしてくれます。
この「ごめんねちゅ」、ついつい顔が緩んでしまうのは、私がまだ甘いせいでしょうか…。

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