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November 2006

November 30, 2006

記念出版しました。

061129_15390001母のアトリエが、15周年を迎えました。
もうそんなになるのか~と驚くものの、あの頃中学生だった私も、いまや一児の母ですもんね。
時間は、しっかり経っているのです。

今年の作品展は、夏ごろにこのブログでもご紹介したように、私も掌編を書き下ろしてお手伝いしました。
どこからそんな声が湧き出てきたのか、「形にして残したい」という話が舞い込んで、とうとう本当に記念出版することになりました。
出版といっても、自分たちで印刷して、自分たちで配るとても質素なもの。
(とはいえ、12Pの冊子をデザインして作り上げる作業、なかなか大変な労力。全部自分で1からやらなければいけないので…入稿前は、モノの大小に関わらず怒涛の数日間になるのだと改めて再確認しました。DMくらいなら楽チンなんですが…)

内容は、作品展の展示作品集(ハーブの一口メモや掌編小説、生徒さんたちの作品写真)プラス、アトリエの15年の歴史(展示一覧)。
こうやって形にしてみると、15年、よくがんばったよなぁと思います。

当初は作品展参加者に配布するだけの予定でしたが、いざできあがったものを見ると、どうもこのままでは惜しい。ということで、急遽倍に部数を増やして(といっても100部ですが)、母のアトリエの15年の結晶として配布することにしました。

こうして出版という正式な(?)形で記録するのは、初めての母。
小さなパンフレットではありますが、私もとても感慨深いものがあります。
気恥ずかしいので一回も本人に言ったことはありませんが、彼女のつくる作品は、一番初めから私がファンだったはず。まだ名前のついていないポプリを、彼女がキッチンの横で作っていたときから。
今回は作品展の写真集という形で生徒さんたちの作品で冊子を作りましたが、彼女自身の作品で一冊、本をまとめたいという思いも、同時に生まれました。(自分の首を絞める結果になること必至ながら…)

ここから先の15年が、どんなふうに刻まれていくのか、とても楽しみな反面、
怒涛の日々をこれから何度繰り返す羽目になるのかと半ば恐れる私なのでありました。

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November 29, 2006

素敵な織の帯。

061127_16420001先日書いた、歴史の勉強会でのお着物美人さんが、「あなたに似合うと思って…」と、とても素敵な織の帯を譲ってくださいました!!
「ちょっと現代風でしょ」と言いながら取り出されたのは、とっても素敵な織の帯。
「この間の着物に似合うと思うわ」とのこと!

伺えば、お若い頃に気に入って使われていらっしゃったものとのこと。
「昭和30年代くらいのなのだけど…」と仰る。
私のとっても気になる時代!
しかも、なんだか、今見ても新しい感じだし、どことなくアールデコを感じさえするデザイン。
とっても私好みなのです。

ご本人、お着物がお好きで「着物の方が洋服よりも楽なの」と仰る大先輩。
しかも、「この次は、もう着ないお着物を探してきてみるわね」と言ってくださる。
私は着物を着始めたときに参考書のようにしていた『平成着物図鑑』という本を、気に入ったらそのまま持ってらしてください、とお渡ししました。
「着物はもちろんだけど、今の本の作り方みたいなものもわかって、楽しいわ」と仰ってくださいました。
私が大正~昭和初期頃が大好きだというお話をすると、「やっぱり!大正ロマンの色の使い方だわね。お勉強なさっているのかと思っていたのよ」と納得いったご様子。
私よりも少し年上の娘さんがいらっしゃるのだけど、お着物の趣味が合わないとか。
「あなたみたいにお若い人がお着物を着てらして、とっても嬉しいわ」と言っていただき、私も嬉しい限り。

歴史のお勉強だけでも楽しいのに、楽しみがまた増えたような気分です。

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November 28, 2006

魔法使い、はる。

061117_19320001以前でかけた「ディズニー・アート展」のワークショップで、紙製の、ミッキーマウスの魔法使い帽子を作りました。
はるはこの帽子が好きなのか嫌いなのか微妙なのですが、気になることは確か。

今のブームは、わざわざ帽子をかぶってから、上を向いて帽子を落とす遊びです。
人の反応を確かめながら、何回も嬉しそうにわざと落とすのは、なんだか面白いもの。

こどもって、何でも遊びにしてしまうものですね!

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November 27, 2006

焼きそばの鉄人。

旦那さんが得意な料理があります。
それは焼きそば。
私がつくっても、彼のようにぷりぷりの焼きそばはなかなかできない(べろべろしてしまうのです)。

それで、我が家では彼を「焼きそばの鉄人」と呼んでいます。

鉄人の焼きそばにはこだわりがあります。
まず、麺を重視するので、日清の焼きそばがベスト。
ただし、ソースの味の具合はマルちゃんがベスト。
ということで、この2つのメーカーのものを使って作られるのです。
(そして、後に残った日清のソースとマルちゃんの麺は、後日あまりこだわらない私とはるの昼食になります)

通常、この種の焼きそばは、水を少量足して蒸焼きみたいにして食べるのですが、彼はそれをしません。
鉄人は、水なしで熱します。

次に、具です。
これは、食感をいかすために、すべて手ちぎりで入れられます。
肉はできるだけ薄切りのものをそのまま、きのこを手でちぎってぷりぷりにして、野菜もほうれんそう等を手でむしって入れられます。
鉄人の食感へのこだわりです。
(包丁を使うのが煩わしいという疑惑もあります)

旦那さんの「鉄人焼そば」にありつける日は、休日で、しかも私が仕事で忙しくてろくすっぽ寝ていなくて、三人で一緒にスーパーに買い物に行った日(またはその翌日)に限られます。
まあ、平たく言えば、レアものです。
しかし、ここ数ヶ月忙しくしているので、旦那さんの焼そばに助けられることもしばしば。
「どれ、じゃあ僕が焼そばでもつくるか」の一言、どんなに嬉しいことでしょう。
おいしいし、ありがたい。
とはいえ、ありがたい部分を差し引いても、本当においしい焼そばなのです。

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November 26, 2006

しかけ絵本の専門店。

061113_13510001子供のころのお気に入りの絵本に、「眠りの森の美女」のしかけ絵本がありました。
イギリス風の緻密な挿絵と、手の込んだしかけの絵本を眺めている時間は至福の時間でもあって、うす紫色の表紙をしたその絵本の絵を、いまだに覚えているくらいです。

ところで、鎌倉に、日本初のしかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」があります。
鎌倉駅から若宮大路に進み、右手(海の方)にず~っと歩いていくと、ガス屋さんの片隅にあるのです。
はるとのぶらぶら散歩中に見つけたお気に入りのお店です。
店内は、世界中のしかけ絵本がたくさん!!
こぢんまりしたお店なのですが、見ごたえ十分です。
火曜と水曜がお休みとのこと。

こどもだけではなく、大人が十分楽しめる素敵なお店です。
クリスマスの贈り物にも良いかも。
鎌倉散策の折には、ぜひ訪れてみてくださいね。

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November 25, 2006

すてきな子供のおうち。

061113_14400001はると私がお気に入りのこども服やさんがあります。
鎌倉駅から少し南にいった、大とおり沿いにぽつんとあるお店。
ヨーロッパのものを仕入れているので、お値段がなかなか「がんばらないと価格」なのですが、小さなおもちゃや小物なども扱っているので、小さいもの…クッキーの抜き型をひとつ、とか、貝ボタンを1シート(6個)とか、そういうこまやかなお付き合いをさせていただいているのです。

私好みのお洋服がたくさんある中、はるが気に入っているのは、お庭を模したスペースにある、ちいさなおうち。
中にはキッチンセットがおいてあり、カラフルなフラッグが天井から下がり、明るい日の光が差し込んでとても気持ちのいいスペースなのです。
いつかお庭が持てたら、こんな「おうち」、子供に作ってあげられたら幸せだなぁ…なんて思ってしまいます。

(おや、はるがやってきました。彼の感想だそうです。)

jjjjjjjkk;:llkxkkkjjjhhhggbb
ljjjjhgfdさ2wt
[:@;-099@^^うjjhn」   bbんmんんmんんんんんんmmmmmmmmmmmm、、、、、、、。・

(なんだか顔文字らしくみえるところもあり、もちろん偶然ながら、なんだか楽しかった風)

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November 24, 2006

パパ、鯖を釣る!

061123_16260002昨日、旦那さんがお友達と一緒に、釣りにでかけました。
本格的な釣りは始めての彼。
楽しみ半分、(船酔いへの)不安半分で出かけていきました。

午後4時近く、「今から帰る」の電話に、首尾を聞くと、なんと鯖が釣れたそう!!
本人は「一匹だけだよ」とちょっと残念そうながら、初めての海釣りで釣れたなんて、立派なものです。

私は最初に勤めた会社で、釣り部に体験入部したことがありました。
そのときは、意気揚々と出かけたくせに、ひどい船酔いでほとんど眠って過ごすという悲惨なもので、帰りがけにやさしいおじさん課長たちがカレイをいっぱいわけてくださったのでした。
(以来、女子はどんなに意欲があっても、釣り部には入れなくなりました)

そんな思い出も手伝って、旦那さんがちゃんと釣れたこと、素直にすごい!と感激。
釣れた魚の味って、スーパーのお魚とは全然違うんですよね。
連れて行ってくださったお友達の方が、塩焼きがいいよ、と教えてくださり、旦那さんのお母様に電話で聞いてみたら味噌煮がおいしいよ、とのことだったので、我が家ではおいしいおいしい鯖の塩焼きと味噌煮で夕ご飯にしました。
旦那さんが釣ってきた魚で夕食、なんて、なんだかとても贅沢な気分。
幸せな食卓、というやつでしょうか。

パパ、またたま~に、釣りに出かけて、おいしい魚を釣ってきてくれないかしら!!

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November 23, 2006

薄荷中毒。

061117_14580002夏に、とあるハーブ店で発見して以来、手放せなくなってしまったものがあります。
ミントのオイルスプレー。

これが、とってもキクのです。
北海道の名産品らしく、先日母が北海道で仕事の際にも、ストック含め3本も買ってきてもらいました。

香水がわり、気分転換がわりに、結構ふんだんに使うのです。
リフレッシュするし、すっきりするし、夏は虫除けにもいいみたい。

私はどうもミントの中毒の気があるらしく、ミントのオイルを頭から足まで振りかけて、ミント菓子(フリスクとか)を食べて、ペパミントティを飲んでいます。
なんだか頭も冴えるようだし、作業効率も上がるし、とっても素敵なアイテム…もはや手放せない、必需品になっていました。

ところが。
なんと、オイル(原液)をそんなに使ってはいけないらしい!
お土産をもらったときに、母に私のヘビーユーザー振りを披露したら、そんなことが発覚。
びっくりです。
しかも、小さなこどもにはとっても良くないらしい。
麻酔のような効果になってしまうことがあるんですって。

今後は、5~10倍に薄めて使うように!とのこと。
いざ薄めてみると、…どうも物足りない…。
あのピリピリくるような刺激が、とってもよかったのです。
が、精製水で薄めると、どうもマイルドになってしまって(当たり前なのですが)。
何よりも持続性がないのですね。
そこがまた、とっても寂しいようで…。

結局のところ、原液版と希釈版を用意して、基本的に希釈版を使用。
例えばアイディア勝負のときなどは、原液版を使用して、ことにあたっている昨今です。
勉強するときも、これをふりまいてから取り掛かると、とってもよく頭に入っていくような気がするのです。

ミントに中毒性があるなんて聞いたことありませんが…
たぶん、完全に、薄荷中毒です。
う~ん、気持ちいい。

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November 22, 2006

晩秋の楽しみ。

061118_11520003近くの公園にお散歩にでかけたら、パパが、はるにいいものを作ってくれました。
木の枝にはっぱをさした「はっぱ団子」だそうです。

小さな棒切れが好きなはるは、
はっぱがどうしてここにささるのか、とても不思議で興味津々の様子。

じっくり観察したり、振り回したりして、研究熱心です。

私が好きな「木の実ひろい」は、はるはぜんぜん興味がありません。
その話をしていたら、旦那さんもはると同意見。
こういうのって、男の子と女の子の嗜好の違いなのでしょうか。

晩秋、いろんな楽しみ方があるものですね。

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November 21, 2006

あったか一家。

ふたりとも東北出身のくせに、寒がりな私たち夫婦。
とはいえ今年の冬は、とても「あったか」にすごせる最強アイテムをお供に、あったかい冬仕度をしています。
そのアイテムとは…
腹巻。
古典的ですが、とってもあったかくて、重宝します。

からだって不思議なもので、おなかがあったかいと、ある程度耐えられるものです。
寒がりやさんは、一度だまされたと思ってお試しください。
ぽかぽかですよー。

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November 20, 2006

思わぬところでお仲間が。

7月から参加している歴史の勉強会、10月以降はお着物で出かけています。
今年は昨年に比べて暖かいような気がして、家で着物を着る日は少ないのですが、せっかく鎌倉の歴史を勉強する会、こういう機会を逃すのはもったいない。
そんな思いで、着物で出かけはじめたのでした。

以前お花をいただいた方から、「お着物でこういう会ってとても合うわね!ぜひまた着ていらして、楽しみにしてる」と声をかけていただいたのも嬉しく、さらに講師の先生からも「和服ですか!いいですねぇ、きれいですねぇ」と言っていただいたのも嬉しく、すぐ調子にのる私はいそいそと着物で出かけていたのでした。
そうして3度目ほどになる日の会に、着物美人登場。
素敵な秋色、深い茶色の紬に、織のきれいなグラデーションの帯。
まとめられた白髪には透かし彫りの木のバレッタが控えめで美しく、とってもとっても素敵なのです。
帰りがけ、思わず素敵なお着物ですね、とお声がけしたら、
「私、あなたのお着物姿に触発されて着てきたの!」
との、嬉しいお言葉。

どうも、私自身意識していないのだけど、「現代風」の着方をしているらしい。
最初は崩しすぎだという意味かと恐縮していたら、そうではなくてどうやらコーディネートの問題らしい。
半襟の色とか、着物と帯とのコーディネートが、斬新に映るらしい。
「この間の着方も、とっても素敵だったもの!」と、言っていただいた。
着物のリサイクルのお店を利用していることを話していると、その方も、隣にいらした方も、目をきらきらさせて聞いていらっしゃる。
ちなみにその日私は「穴場」のリサイクル店で購入した500円のウールの着物を着ていて、その価格にも皆さん驚くばかり。この近くのお店なんですよ、と申し上げると、お二人とも「ぜひ連れて行って!」とのこと。
お話を聞いていた方は「私も、お着物、これを機に着てみようかしら」とおっしゃる。
「もう、是非に!」ということで、次回、帰りにご一緒する旨お約束してきました。
さらに、お着物でいらした方は、お若い頃の、着なくなったお着物を譲ってくださるという。

思わぬところで、思わぬお着物仲間ができ、とっても嬉しいばかり。
何より、お着物を着る方とご一緒に、お着物談義ができるのが、とっても楽しみな私なのでした。
昔、その方たちがお若かった頃のお着物のお話など、伺いたいなぁと思います。
今よりもっと、身近にお着物の暮らしがあったはず。
にしても、ファッションの話って女性は世代を選ばず、盛り上がりますね。
特にお着物のお話は…

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November 19, 2006

自分で、できた!

061110_14070001はるがまたいっこ、できることが増えました。
ちょっと先にある公園(電車が見えるところ)に、こども用の滑り台があるのです。
慎重派のはるは今までは大人の手を借りながらこの滑り台に乗っていたのですが、手すりをつかんで、自分でのぼり、滑ってこられるようになりました。

本人、とっても嬉しそうで、何度も何度も滑り台を楽しんでは、満面の笑顔。
自分なりにも、成長を感じられるのでしょう。
また、時期が来ると、できなかったこともできるようになるものなんだ、と思えて、私自身も嬉しかったです。

ちいさなことだけど、そのちいさなところにこそ、日々の幸せがあるんだなぁと思えた一日でした。

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November 18, 2006

惚れた!

歌舞伎、二度目の鑑賞をしてきた。

歌舞伎鑑賞の日は突然やってくる。
旦那さんが家にいるスケジュールを確認して観劇に赴くのだけど、ギリギリになるまで予定が立たないのが常なのだ。そんなわけで、今回のように急遽前日にチケットをとったりする。
諦めてしまうこともできるのだけど、今回ばかりはそうもいかない。
海老蔵扮する「弁慶」と菊之助の「富樫」はもちろん、菊之助の「弁天小僧菊之助」はなんとしても見逃せない。

多忙を極めてろくすっぽ寝てもいない中、寝不足赤目を見開いて観劇してきた。

新橋演舞場の花形歌舞伎、「番町皿屋敷」「勧進帳」「弁天娘男女白浪」の三本立て。
新橋演舞場は、歌舞伎座とはまた一味違った雰囲気が楽しめる。
新しいし、お弁当を食べられるスペースや女性用レストルームが充実している。

寝不足の眼も拍子木のリズムに従ってカッと見開いてくるのは、観るのが歌舞伎ゆえか。

番町皿屋敷は、旗本・青山播磨と恋仲の腰元お菊との純愛がゆえの悲劇。
番町皿屋敷といえば江戸三大怪談のひとつ。怖がりの私はおどおどしながら見ていたのだけど、怪談話になる前までで終わってくれたので、普通に恋愛物語として楽しめた。
松緑の播磨はほんと男前で、「本当に一生に一度の恋だから、お前を斬らなくてはならない」という一途さ、それで本望だという芝雀のお菊のこれまたまっすぐさ。
…愛だなぁ。とつい、ほろり。

勧進帳では、海老蔵がやっぱりすごかった。
芝居に舞に見所が多い曲で、菊之助演じる富樫と海老蔵演じる弁慶の修験道をめぐる問答の面白さ、リズムの巧みさと迫力、一段落して杯を受ける弁慶のコミカルな様子など(酒をおかわりして、杯が小さいと盥を所望、がぶのみしたり)、酔って舞うなど、とても面白かった。
あの睨みが、たまらない。

そして、待ってました、菊之助!
いいとこのお嬢様と思いきや揺すりの白浪(盗賊のこと)・弁天小僧。
菊之助を女役男役二度楽しめる、おいしい芝居だ。
豊国の浮世絵から着想を得て河竹黙阿弥が書き上げたというこの作品、テンポも良く台詞も江戸っ子の気風の良さが表れて、小気味良いことこの上ない。
よよよと泣き崩れてたお嬢様が、男と露見した途端にガラリと変わり、「バレたもんはしょうがねぇ」と振り袖を脱ぎに脱いで居直る場面は、ことに痛快。
赤い襦袢から覗く白い肌にどぎまぎするやら、あれよという間に声仕草が男っぽく変わった調子に戸惑いつつも釘付けになるやら。
女装のときのたおやかな様子はどこ吹く風、開き直った弁天小僧は、襦袢を腰まで捲り上げて胡坐をかき、「おぅ、番頭さん、茶をくんな」。
そして続くは、煙草盆でキセルを回しながらの名台詞、「知らざぁ言ってきかせやしょう」。
見所続き、まさに圧巻なのである。
茶目ッ気たっぷりの「弁天」、時間が許すなら二度でも三度でも観たいのだが、そうは問屋がおろさないのが悲しいところ。
黙阿弥が市村羽左衛門(のちの五代目尾上菊五郎)に当てて書いたという芝居、羽左衛門の初演は19歳だったというが、菊之助も19歳で菊之助襲名披露興行を、この演目で行ったという。襲名から10年。
10年前の菊之助こそ知らないが、ますます磨き上げられて洗練されているだろう。

芝居のすごいところ俳優のすごいところは、名優なればこそだとも思うが、
お芝居の、架空の世界を見ていると頭ではわかっていても、
本当にその人物が存在して暮らしていて、
たまたま自分はいまその人の生活の一部を覗き観ているかのような気分になってしまうことだ。
舞台が鎌倉・雪ノ下ということもあり、ついつい弁天小僧を探してしまいそうになる(本気で)。

まだ歌舞伎自体観た数が少ないのだけど、今までで一番面白かったのが、今回の弁天小僧だった。
わかりやすい、というのもあるし、お芝居自体テンポが良く、声色の使い分けやリズム、そういった喜劇芝居の醍醐味がたーんと味わえる。
毎回演目にこれを(もちろん菊之助で)組み込んで欲しいくらい、気に入ってしまった。
歌舞伎を観てみたいけど…というひとには、本当にこの芝居を観て欲しい(なんて、まだ二度目の初心者が言うのもおこがましいのだが)。
惚れた。
(…でも、不思議と、白塗りじゃない菊之助にはあまり魅力を感じない…これこそ歌舞伎の魔力だろう)
もっともっともっと、歌舞伎を、菊之助を観たい!と思う、晩秋なのでした。

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November 17, 2006

いま、むかし。

061020_14320001鶴岡八幡宮、源平池には、白鷺がいる。
鴨や鳩に混じって鷺が魚をとっていた。

曇り空の、寒くも暑くもないのどかな午後で、石造りのベンチの隣には、おばあさん達が座っていた。
はるはベビーカーのまま寝てしまい、私はペットボトルのお茶を飲みながら、ぼんやり鳥たちを見ていた。

鳩の群れは、餌をくれる人めがけて集団を作っている。
鳩もいろいろだ。
妙に肥えて毛艶のいいのもいれば、痩せこけてみすぼらしいのもいる。
隣の二人連れのおばあさんがはるを見て、「良く寝ているね」と声をかけてくる。
2、3言葉を交わして、おばあさん達も私も、まただんまりと鳥を見る。

鷺は、すごい速さで水面にくちばしを突き立て、泳いでいる魚を捕らえて飲み込んでいた。
みすぼらしい鳩が、餌を見つけてつついた。
横から肥えた鳩が来て、餌ではなく、痩せこけた鳩をつついた。
痩せこけた鳩はよろよろとその場を立ち去るしかなかった。
鷺はゆうゆうと、また一匹魚を捕らえていた。

「いじめは、どこでもあるよねぇ」とおばあさんが言った。
「動物の世界でもあるんだから、人間にあるのなんか、当たり前かもしれないよねぇ」ともう一人が応酬した。
「いま、いじめいじめって言ってるけど、昔からあったよね」
「そうね、急に出てきたわけじゃないもんね」
「いま騒ぐのは、みんな弱いからだと思うよ」
私自身、酷いいじめに苦しんだ時期があるので、胸をぎゅっと掴まれたような気持ちで、聞いていた。
おばあさんは、別に私に話しているわけではないのだけれど。
「昔は、いじめられても、知らん振りしてれば良かった。それに、間違ったこという奴に『違う』って言う人らもいたし、かばってやる人たちもあった。でも今は、みんな弱くなってるから、かばったり、意見したりすることができないんだよねぇ」
「それじゃ、いじめられる人は、一人っきりだから、余計に辛くなるもんねぇ」
「かわいそうだね」
「かわいそうだね」
一人がぽつりと言った。
「でもきっと、なくなんないよ、いじめは。」
もう一人も言う。
「昔からあるしね。動物の世界にも、あるもんね。」

鷺は、数匹魚を捕らえて、中州に飛んでいった。
腹がくちくなったのか、木陰にうずくまった。昼寝するのかもしれない。
鷺の羽ばたきに驚いて、鳩がいっせいに飛び立った。

羽ばたきの音に驚いて、はるが眼をさました。
きょとんとして、鳩を、池を、見ていた。

「ぼうや、いくつ?」とおばあさんが聞く。
「二歳ちょっとです」と私が答える。
「そう、色の白い、かわいい顔してるねぇ。足がおっきい。丈夫な子になるよ。ぼうや、強くおなり」
おばあさん達は、「お先に」と言って、去っていった。

私はおばあさん達が言ってたことを思い返していた。
私がいじめにあっていた時も、かばってくれたり、意見する人は、一緒にいじめられるようになって、長いものに巻かれていったっけなぁ。一人で、辛かったなぁ。そうか、あれは、私も含めて、みんな弱かったからなんだ。
江戸時代の資料にも、いじめの話は出てくる。
こどもじゃなくて大人の、もっともネチネチしたいじめの話だ。下級武士同士がある任の折、新任者に「土産の羊羹がいつもの○○屋のと違って不味かった」とネチネチ。鬱憤晴らしをこういうところでするそうな。
子どもの世界に限らず、昔に限らず、今も、大人の世界にも、こういったいじめはたくさんあるだろう。
私も、いじめは、なくならないと思う。
どう対処するか、なのだと思う。
本人も辛いけれど、親はもっと辛いだろうとも思う。
立ち向かえとよく言われるが、私は逃げたもん勝ちだと思う。
逃げられる環境にあるなら、逃げ出すが勝ち。追ってくることは、まずない。
自分を取り巻く世界が辛い環境なら、自分の保身のために、逃げ出して別な世界に飛び込むしかない。
それは決して世界を閉じるという意味ではなく、むしろ世界を広げる行為だと、私は思う。
個人だけで解決できることじゃない。
自分もまわりも弱いなら、弱いなりに保身する方策を編み出す、それもひとつの手段だ。
ひとは、一朝一夕に強くなれるわけではないから。

いまとむかし。
こどもを取り巻く環境は変わったけれど、ゆたかなのはどっちなのやら。
そんなことを思った。

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November 16, 2006

あかまんま、という名の

061110_13470001はると散歩していて、懐かしい草を見つけるようになった。
この赤い花なのか実なのかをたわわにつけた草。
本当はなんという名なのかわからないのだけど、「あかまんま」と呼んでいた。
誰か、ひいおばあちゃんとか、おばあちゃんとか、近所のおじいさんとかに、教わったのだと思う。
子どもの頃は、この草でよく遊んだ。
おままごとに使うのだ。

適当な皿を持って出かけ、この草を見つけると、赤い部分だけをとる。
「あかまんま」というわけなので、お赤飯に見立てるのである。
お祝い事=お赤飯、というのは子ども心にわかっていたので、
「さ、今日はごちそうですよー、お赤飯炊きましたよ、めしあがれ」
と、やるのである。

今私がはるをはじめ、子どもたちを見ていて面白いのは、その家庭が垣間見えるような時だ。
はるはまだしないが、少し大きな女の子などはおままごとが上手だ。
砂場でてんこもりのハンバーグを作ってくれたりする。
夏に会った親友の娘ちゃんは「八時半だから!八時半だから!」と言ってから「朝ごはんですよー」という。きっと、彼女の家では朝ごはんが八時半なのだろう。

そういったことを思うと、きっとあの頃の母も、私たちが「お赤飯炊きましたよ」なんて遊んでいるのを、目尻を下げてみていたのだろうと想像できる。
母は今も昔も「子育てはとっても面白かった」と言う。
私は娘としては出来損ないの部類だが、母が私を面白がって楽しんで育ててくれたから、私も子育てを楽しいと思えるのかな、と最近思う。(小憎たらしいこともあるけれど、概ね楽しんでいる。)

あかまんま、はるがもう少し大人になったら、一緒におままごとしよう。

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November 15, 2006

危険な男。

061108_19480002近頃はるは危険です。
ソファの袖に乗ったり、背(10センチもない!!)に乗ったり。
乗るだけじゃなく、そこで踊りだすので、恐ろしい。
落ちたらどうするの?!早く降りて!!とこちらは髪振り乱して狼狽するわけですが、それを楽しんでいる様子。
こういうことは、付け上がられてはいけません。

以前、教育系出版社に勤務している友人からアドヴァイスを受けたことがありました。
――回想――
私「最近、はるが私の鼻の穴に指をいれるのを面白がって困る」
友「それで、どう反応してるの」
私「そりゃ腕掴んで『やめてー!』って。でも逆にきゃっきゃっと笑われちゃうんだよね」
友「そのオーバーリアクションがよろしくない。それが面白くて繰り返すんだよ。鼻に指つっこまれても、そのままで平然と『何?おかあさんはそんなことじゃ動じなくってよ』くらい、堂々としていなくては」
――――――

と、いうわけで、堂々と横に立って、見ていることにしました。
もちろん、ちょっとでもグラついたら、抱きとめられるようにスタンバイしつつ。
当然、踊っているうちにバランスを崩す。
堂々とした私が抱きとめる。
…ところが、問題があって、これをはるはゲームと思ってしまったらしい。
笑顔で突然倒れこんでくるようになってしまった。
負けじと私は堂々と抱きとめるのだけれども、「怒られない=やっていいこと」と認識されてしまったようだ。

一筋縄ではいかない危険な男。
いま、対応に困っています。

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November 14, 2006

サイレント映画に酔うには…

突然ながら、素敵なお誘いです。

サイレント映画を活弁で楽しむイベント。
12/10に中野で開催される予定!

友人に、弁士さんがいらっしゃいます。
高校の時、同じ演劇部で泣き笑い怒り踊りした仲間のひとりが、タレントさんとして大活躍中なのです。
桜井麻美さんは、昼ドラのナレーションで登場したり、舞台に出演したり、映画の吹き替えをやったり、弁士さんとして活躍のほか、多方面で大活躍しています。

私はサイレント映画を彼女の活弁で初めて聞いたのが2年前なのですが、もうとっても良かったのです。
映画館で映画を見るのとは、ちょっと別の味わいがありました。
血が通った感じの…
映画がまだ「活動写真」と言われていた頃のことを思い出させるような…
それはノスタルジックではあるけれども、センチメンタルなわけではなくて、なにかこうもっと前向きで素敵な感じなのです。
先人が映像に託した思いを、語り口に乗せて、さらりと活写する。
思わず顔がほころんだり、涙が頬を伝ったり。
確か結構泣いていたような記憶が。いつものことですが、感動しやすくて。

「少し昔のもの」が私は大好きですが、そういうものたちが持っている純粋さや優しさ、人類普遍の同じ思いなど、素敵なことのかけらのようなものが、あちこちに散りばめられている。そんな体験でした。

まだ未経験の方にも、あるいはリピーターの方にも、
麻美ちゃんの活弁、是非聞いていただきたいです。
期待を裏切りません。
(>麻美ちゃん プレッシャーかけてるわけじゃありません、あなたなら大丈夫)

今回はピアノの生演奏付きで開催とのこと。なおさら楽しみが増えます!
私は必ず行きます。
興味ある方、早めに私宛ご一報を!チケット、併せて注文しますので。

柳下美恵&桜井麻美 Birthday Live
2006年12月10日(日)
13時開演
なかの芸能小劇場
入場料2000円
*『極地探検』、『第七天国』を弁士:桜井麻美、音楽:柳下美恵で上映のほか、お楽しみシークレットライブを予定しています。*


桜井麻美

桜井麻美 オフィシャルサイト「桜通信」

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November 13, 2006

おりがみつきの。

紙がつくと、グレードがアップする。
そういう感覚を皆さんはお持ちじゃないでしょうか。
「札付きのワル」というと、普通のワルより数段悪そうな感じがするし、「血統書つきの犬」はただの犬より高級そうな感じがして、「レッテルを貼られた変わり者」というと、単なる変わり者よりも相当変わり者のように思える。
つまり、紙がつくと、もともと持っている性質のランクがぐんとあがるんですね。

話は変わって、牛。
高級な牛の代名詞になっている、ブランド牛がいますね。
松坂牛、近江牛、神戸牛、米沢牛。
その牛に、紙がつくと…そりゃあもうすごいことになっている気がします。

ある日友人から提案がありました。
すき焼きを食べたいが、自分は一人暮らしで大きな鍋が無い。
肉を提供するから鍋と場所を貸してくれ。
普段から美食家で知られる彼女のこと、さらにその彼女がたまりにたまったマイレージと交換する肉だというからには、高級なお肉様であろうと思われました。

土曜日の昼にやってきたそのお肉様に、紙がついていた、というわけなのです。
そういうお肉、日常ではついぞ出逢ったことがありませんで、肉の世の中では高級な肉にはこういう紙がつくものなのかもしれませんが、私はとんと知りません。
私だけじゃなく、その場にいた全員(先日京都に行った3人、別名「極楽三十路堂」)、紙つきのお肉様なんて初めてお目にかかる品だったのです。
感嘆の声上がる中、「すき焼きのコツ」と書かれた紙を手に(お肉屋さんありがとう)、すき焼き開始です。
すき焼きを美味しく食べるには、肉を先ず先に焼いて、割り下をいれて、半分くらい煮えたら野菜類を入れるのだそうです。
甘い味が得意ではないわたし達、甘みは酒に任せて、酒と醤油で味付け。
酒も、せっかくの高級牛にはいいお酒でなけりゃ!と、旦那さんのお父さんが送ってくださった浦霞禅を惜しげもなく入れる。
ぐつぐつぐつ…
あとはもう、言わずもがな、ですね。
I嬢に感謝、です。

061111_13270001061111_13380001本日のお献立
証紙つき神戸牛すき焼き(I嬢お土産)/菊のお浸し・あげじゃこ添え/豆腐・ゆず胡椒風味のとんぶりソース/割干し大根と実家の自家製青唐辛子の梅酢風味/よしこママ(旦那さんのお母様)の蕨漬/よしこママのきゅうり古漬/はらこめし/かぼちゃのパイ/しょうゆのロールケーキ(O嬢お土産)/わらび餅(O嬢お土産)

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November 12, 2006

贈りもの、贈られもの。

061103_21160001私をよくご存知の方なら、私がちいさな贈りものをするのが好き、ということもご存じだろうと思う。
手紙にちょっとなにかを入れたり、ヴァレンタインにチョコレートをひとつぶだけ贈ったり、自分の中では「ユーモア」「ジョーク」の範囲なのだけど、そういうひそやかな贈りものをするのがとても好きだ。

そんな私をよく知る友人から、とても素敵な本をいただいた。
贈り物のアイディアの本。
ご自分で愛読していた本のようで、それがまた、なんとも嬉しかった。
彼女は、はるが生まれたときに、素敵な布でブランケットを手作りしてくれたひとでもある。
自身、贈りものの達人なのだ。

本の中には、いろいろな贈り物のアイディアが詰まっていて、読むだけでわくわく!させられる。
早速私も贈りものを考えたくなってしまう。
中に、とても心に響く一節があった。
「もらって嬉しかったものは、ひとにあげなさい。そのものがまた、ひとの役に立てる」
ネイティヴ・インディアンの言葉だそうで、彼女はこの言葉をそのまま実行してくれたのかしらと思って、ますます嬉しくなった。

贈りものは、考えているときと、受け取った相手の目がまんまるくなるのがとても好きだ。
「想定内」というのは、あまり楽しくない。
だから、私の贈りものは定期的じゃない。
ふと気が向いたときに、ぷらっと贈るのがいい。

…とそんなことを考えて家に帰ってみたら、友達から一通の手紙が届いていた。
中には、薔薇と桜の花の形のスプーンが添えられていた。
先日のちいさな贈りものの御礼とのこと。
かわいくて、使うのがもったいないような、銀色のスプーン。
早速お茶やお砂糖をすくう匙に使わせていただいている。

本当にちいさなちいさなものしかお贈りしていないのに、
ときどきこうやって、とても素敵な贈りものをいただくことがある。
そういうとき、私の目はまんまるになる。
姿もかわいいぴーなっつ最中、ミニカー、お気に入りサイトのご紹介、レアなトーマスのふりかけ、きれいなポストカード、元気の出るメールなどなど。
贈る楽しみのみならず、贈られる楽しみまでいただいて、なんだか恐縮なような、照れくさいような、嬉しいとき。

こういう気持ちと気持ちのコミュニケーションって、とても贅沢でとても幸せなことだと思う。
贈りものの楽しみが存分に味わえるクリスマスも、いよいよ来月。
さ、誰かの事を思い浮かべながら…

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November 11, 2006

仰ぎ見るのは…

061030_13500001夜になるととってもはるが喜ぶ。
それも、家中の電気を消して、寝る前のひととき。
面倒くさがり屋の私が仕舞わないだけなのだが、ハロウィンのときに飾った電飾を見るのが、はるはとても好きなのだ。
そんなわけで、なかなか電飾が仕舞えないでいる。
このままクリスマスになってしまっても、それはそれでいいかも…と思うようにもなった。

もともと、この電飾は、私たちの結婚式のデコレーションに使ったもの。
あのときはるは、まだほんの数センチだった。
それが今、こんなふうに大きくなって、喜んで電飾を見ている。
あっという間のような気もするし、とても長かったような気もする。

061030_13490001はるに、私はいろんなことを教えられているように思う。
寛容であれ。
優しくあれ。
笑顔であれ。
とりわけ、素直であれ。
いつも、こどもってすごいなぁ、と思わされる。
こどもを持って幸せだと思えるのは、その子自身が与えてくれるものはもちろん、その子とともに暮らす中で、自分自身の子供時代の幸福な記憶をいくつも発見できることだ。
いつも笑顔でばかりいられるわけではないけど、ごくたまに、はると一緒に、私ももう一度こども時代を過ごしているように思うときがある。
この先どんなふうに育っていくのか楽しみも不安もあるけれど、はるも私も楽しければ、なんとかやっていけるんじゃないか、とも思える。
立派な親にはなれそうにもないけど、ならなくてもいい、とも思う。
自然体がいちばん。
自分にも、素直であれ。
ようやく、そう考えられるようになった。
こんな親に育てられるはるはどう成長するのかわからないが、問題があると思ったら反面教師にすればいいのだ。
今は、はると一緒に、こども時代を存分楽しもうと思う。
夜、寝る前のこんなひとときとともに。

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November 10, 2006

尊敬する人のこと。

尊敬している人は、たくさんいる。
中でも、一時期かみさまみたいに崇め奉っていた人がいる。
ある著名なコピーライターの方である。

最近、文章を書く機会があって、ひさびさにその人の作品集を引っ張り出してきた。

本棚の隅で埃をかぶっていた。
仕事を辞めてから、たぶんはじめて、開いた。
本のページからこぼれ落ちてくるのは、その本を宝物のようにして毎晩読んでいた頃のこと。
作品集は、そのコピーライターの仕事と、彼のエッセイとが一緒になっている。
そのエッセイを読んで思ったことだったり、彼に憧れて、それっぽいコピーを何作も書いた懐かしい昔のことが思い返された。
仕事をしていたこと自体がもう古びた思い出のように思えた。
自分の中で、変わったことや、変わらないことが、鮮明になった。

コピーの本、企画の本、企画書の書き方の本。
仕事を辞めてから弟に全部譲ったけれど、なんとなく、エッセンスのようなものが自分の中に残っているんだなぁとも思う。
こういうのを経験値、と呼ぶのかもしれない。

いつまでたっても自分で気に入る文章が書けないし、
自分の書いたものに対する自信もないのだけど、
いろいろな経験が包括的に栄養になってくれているんだなぁとも思った。

久しぶりに読んだかつてのかみさまの文章は、やっぱりすごく良かった。
私は涙もろい方なので、すぐ泣く。
不思議なもので、悲しいときよりも、嬉しいときや感動したときに、涙が出る。
かみさまの文章は、たった一文で、泣ける。

笑うも泣くも、まじめに考えてみると、すごくエネルギーを必要とすることだ。
やっぱりかみさまは、いつまでもかみさまだなぁ、と思った。

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November 09, 2006

すてきなこと。

雑誌をめくっていて、素敵な言葉にぶつかった。
絵本作家の方の、ものづくりの秘訣。

「リラックスして、集中していること」

これって、簡単なようで難しい。
でも、難しいけれど、とても納得できることだと思った。

なんというか、集中しているのだけど心地よくて気持ちよくて、ちっとも居心地が悪くない。
そんな感じのことを言っているのだとおもう。
そういうとき、心は解きほぐされていて、頭と五感は研ぎ澄まされている。
魂がむき出しになっているような、あの感じのことなのだと思う。

ふと思い返してみると、仕事をしている時は、いい具合にそんな状態になることが多い。
企画書の最終的なツメの段階とか、デザインの作りはじめと仕上げのとき。
あとは物語がただするすると手を伝わってキーボードから文字となって出てくるとき。
それから、実ははると一緒にお絵かきをしているときなんかも、そう。
お付き合いでクレヨンを持っていたはずが、熱中してしまったときなど。

意図してそういう状態を作り出すのは難しいけれど、
気づくとそんな風になっていた、ということは結構ある。
これって実は、右脳と左脳がうまい具合に連結しているときなのかな、と思ったりもする。

リラックスして、集中する。
その訓練をつめば、もしかして、いつかなにか自分が思い描くものを、その通りに創り出せるかもしれない。

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November 08, 2006

初冬にひびく、心地いい音。

久々に音楽を聴いています。
寝ても醒めても聴いていたい音楽に、出会いました。
耳を傾けていると気持ちが浮き立ち、同時にくつろぎ、とても気持ちがよくなる。やる気もむくむく出てきて、音楽を聴きながら仕事をすると、いつもの倍くらい進むほどです。
書斎でPCに向かうわずかな時間しか聴けないのがもどかしいながら、最近の私の時間を潤してくれる、とても素敵な音楽。

出逢ったのは、先週開かれたとっても素敵なJAZZの演奏会でした。

ヨーロッパでとても人気のあるジャズピアニスト、しかも大御所2組という、夢のような演奏会。
もっとも私はジャズに明るくないので、そういったことは全て、教えていただいたことです。
この日私を連れて行ってくださった方は、お仕事を通して知り合ったとても素敵な女性で、私と同僚がいつも「あんな素敵なひとになりたい!」と話していた憧れの方でもあります。忙しい日々の中にありながらもいつも自然体で物腰柔らかく、しなやかな、そしてすっごく仕事がデキる女性。嬉しくも波長が合い、お仕事を辞めてからも、プライベートで親しくお付き合いさせていただいます。
ジャズと出逢ったのは小学校時代と仰る筋金入りジャズファンの彼女が、今一番気に入っていらっしゃるジャズピアニスト・ジョバンニ・ミラバッシ。

――この日はポーランドのアンドレィ・ヤゴジンスキ・トリオとの共演で、ヤゴジンスキはピアニストなのだけど、ミラバッシのピアノにほれ込み、本来の楽器ピアノからアコーディオンに持ち替えての演奏。
次々に演奏される曲、そのどれもがとっても良くて、「この曲が入っているCDを買おう」と思うのだけど、次から次にそう思う曲が出てきて、次第になにか突き抜けてしまう。この人の曲をいろいろ聴きたい、いや、もう聴くしかない。
熱病に浮かされたように突進していくのが従来の私の「はまる」パターンなのだけど(近々では歌舞伎のように)、こんなに静かにじっくりと、心を捉えられて離れることができないはまり方もあるのだと知った。
演奏曲の中には宮崎駿の「ハウルの動く城」のテーマもあり、原曲自体も美しい曲なのだけれど、ミラバッシの手にかかると、そこにいろいろな思いや風景が編みこまれているようで、なんだか、涙腺が緩んでしまった。

休憩を挟んで現れた、ウラジミール・シャフラノフ・トリオ。
こちらはスタンダードを中心に演奏してくれて、耳に馴染んでいるいろんなメロディをちりばめた遊び心ある演奏。
アントニオ・カルロス・ジョビンの曲を演奏するところどころに「イパネマの娘」が顔を出したり。
演奏の素晴らしさはもちろん、聴いたことがある!と思う曲がいろいろあって、なんのメロディーだったか思い浮かべる楽しさも味わえた。

嬉しいことには、来場者特典として、おまけCDがついている!
聴いていると、もっと聴きたいと思う曲もいろいろあって、家に帰ってからも楽しめる。
演奏者2組のCDを悩みに悩んで1枚ずつ選んできたのも含めて、家ではヘビーローテーションでこれら3枚がずっと繰り返されている。「今日はミラバッシだな」とか「今の気分は絶対シャフラノフ」とか、「いろいろ聴いてみたいからおまけCDを…」という具合に。
会場で聴いたのとはまたひと味違う音楽がそこに拡がって、少し肌寒くなって、空気が凛とするこの季節にはとても良く似合う、格別の空間が生まれる。――

そんなわけで、澤野工房ジャズ、少しずつ聴きたいなと思っています。早速会場で迷ったミラバッシのCDを注文したばかり。全曲視聴できるので、購入したいCDを選ぶのがまた、嬉しいつらさ。
会場でいただいたおまけCDを片手に、音楽探検しています。

冬って、ジャズが似合う季節!と思うのは、私だけでしょうか。

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November 07, 2006

空とぶ夢の中。

061105_19580001ハロウィン以来、私の中でも「ピーターパン」熱が続いています。
オークションで手に入れたピーターパンのアンティーク絵本は、奇しくも私と同じ年生まれ。
お年を召した本なので、リビングや書斎に飾っているのですが、そのたびにはるが持ち出してしまいます。

こども用のピーターパン絵本も、うちにはあるのです。
本屋さんで発見したはるに例のごとく買わされ(お目当てのものを見つけるとレジに持っていってしまう癖のお陰)たというのに、こちらの本はあまり見向きせず、アンティークの、私が自分用に買った本の方ばかりを持ち出して、めくってみています。
英語なので、まったくわからないだろうに。
(おっと、でもはるは、日本語もまだわからなかったっけ)

なにかひきつけるものがあるのでしょうか。

この日も、飾りだなから持ち出した絵本を見ているうちに、寝入ってしまいました。
写真には写っていないけれど、片足をソファの背に放り出して、まるでピーターが飛んでいるポーズのよう。
今はるにとってピーターパンは、憧れのひとのようです。

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November 06, 2006

ピーターパンケーキ。

061105_09370001日曜日、朝ごはんにパンケーキを焼いた。
いびつな丸いパンケーキは、ほかほかふわふわ、おいしそうだ。

はるはパンケーキが大好きなので、皿の上のほかほかパンケーキを見ると、「うきゅう!」といって、いつになく嬉しそうな顔をした。
ところが、そのままくるりと背を向けて、こども部屋に走っていってしまう。
「ごはんモード」じゃないのかしら?と思いきや。
はるは昨日届いたばかりのピーターパンの人形を掴んで、走ってきた。

どうするのか見ていたら、パンケーキの上を飛ばせている。
なんどもピーターは往復して、縦横無尽にパンケーキの上を飛ぶ。
そうか!
はるはこれがネバーランドのつもりなんだ!!

なんだかとっても嬉しくなってしまって、絵本を見ながら、ネバーランド型のパンケーキをもう一枚作った。
入り江がうまくできなかったけど…そこはご愛嬌!
「ここがインディアンの島、あっちが人魚の入り江、そしてここにはフック船長がいる人食い海岸…」と、はると一緒に絵本とパンケーキをじゅんぐりに見て、楽しんだ。
はるは、ネバーランドの方はもったいないらしく食べずに、最初に焼いたいびつな丸い方を食べる。
「ティンカーベルを飾ろうか」と言って私が大きなアラザンを一粒ネバーランドパンケーキに飾ると、はるはもっといっぱい飾って欲しそうだ。
急遽、色とりどりのスプレーチョコやアラザンを持ってきて、飾りつけ開始。

はるの食べかけのパンケーキと、もったいなくて食べられないネバーランドパンケーキは、カラフルで楽しげになった。一枚まるまるを食べて、はるはピーターとともにこども部屋に去っていった。
ネバーランドは、ゆっくり起きたパパのおなかにおさまった。
わくわくするような、日曜日の朝。

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November 05, 2006

冬がくる。

そろそろ紅葉も始まり、秋深まったなぁ、と実感しているこのごろですが。
暦の上では、明後日7日が立冬。
もう、冬です。
そういえば風が、冷たくなってきましたよね。

私の好きな11月の別名に「雪待月」というのがあり、11月の歳時記をみると雪に関連する記述もちらほら。
今年も冬がやってくるんだなぁ、としみじみします。
歳時記をひいてみると、「冬支度」という言葉にいきあたりました。
それによると、古来、暦どおりに季節を迎える準備をすれば、慌てずにすむと考えられてきたようです。

立冬は、冬がそろそろ来るから準備するといいよ、というお知らせのようなものなのかもしれません。
町はハロウィンが終わった途端、クリスマスにお召し替えしましたが、これもまた冬の楽しみのひとつ。
今年のクリスマスの計画を練るにも、いい時期かもしれません。

みなさんも、今年の冬の楽しみ方を考えるきっかけにしてみては?

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November 04, 2006

江戸ケン。

061103_11110001受けて参りました、江戸検。
なかなか意表を突かれることも多く、好きな美術分野の問題でも「?あれ?」と思うことが何点か…冷や汗でした。
今回は公式テキストの他に江戸関連の本を数冊読みました。その中でも、杉浦日向子さんの本で得た知識が試験では結構役に立っていて、改めて杉浦日向子氏のすごさを感じたのでした。

その話はちょっと後回しとして、この犬、いや、お犬様。
なんと、江戸検のマスコット犬、「えどけん・つなよし」君です。
生意気に金ぴかの羽織袴着ています。
ふだんはムツゴロウ王国在住なのだそうですが、よくできた犬で、カメラを向けるとこうやってポーズをとる(たぶんトレーナーの人がうまくやってくれてるのだろうけど?)。

試験会場となった青山学院前には、浮世絵デザインの検定のぼりがはためき、漆塗りの大看板が立てられ、もうこれはすっかり「お祭り」でした。受験者は老若男女問わず、小学生からおじいさんまで、歴史関係とあって男性も多く、和服姿の若いカップルの姿も見かけられました。
試験前のアナウンスでは、試験官から「まあみなさん、帰りに初回受験特典のおみやげも出るので、気楽にどうぞ」という声もあり、和みました~。
ほんと、楽しみにやってきている、という感じで。
もっとも当の受験者達は真剣そのもの、試験会場にはただならぬ緊張感がみなぎっていましたが。

試験問題は幅広い分野から出題されているのですが、判じ絵の問題が出たりして、面白かったです。
判じ絵って絶好の娯楽かも!と、またまたいつもの熱中癖が出そうな私(笑)。
「おみやげ」は、広重の「東海道五十三次」全図ポスター。
裏には解説付きで、地図も載っている、優れもの。
楽しかったから、結果はまあいっか。

まあでも、何が一番楽しかったって、一緒に受験したお友達とおいしいランチを食べたりお茶したり表参道散策をしたりが楽しかった(笑)。表面がカリカリの、ほかほかのおいしいマフィンを食べさせてくれるお店を発見!青山散策の常宿ならぬ常カフェになりそうです。
来年も楽しめるといいな!(マフィンも。)
061104_09360001今回読んだ本のメモ(公式テキスト・副読本以外)
『江戸のいろは』(初・中・上級編、吉宗編)/萩原裕雄グループ
『江戸にぞっこん 菊池ひと美のお江戸案内』/菊池ひと美
『お江戸探訪 東京・江戸を歩く』/ブルーガイド
『お江戸の意外な生活事情』/中江克己
『400年の時の旅 江戸東京博物館』/山本博文監修
『一日江戸人』/杉浦日向子
『お江戸風流散歩道』/杉浦日向子
『江戸アルキ帖』/杉浦日向子

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November 03, 2006

試験当日というものは…

皆さん、試験当日になにか実行していることって、ありますか?
受験生の頃には、験をかついで、カツどんを食べたりすることもありましたが、いい手があれば是非教えてください。

実は今日、これから、江戸検を受けてきます。
自信は全くないのですが、そのせいか、夢を見ました。

以前勤めていた会社の人たちと、お花見の待ち合わせをしているんです。
その待ち合わせ場所が、江戸城。
わたし達一行は服装も風俗も現代のものなのですが、江戸城は健在、地理も江戸時代のままで、お役人はちょんまげに羽織袴です。江戸城では厳重な書面手続きを踏んだ上、それぞれグループごとに案内人がついて、初めて中に入れるのです。
中に入ると、商売許可証のような木札を軒先にさげた簡易な路面店がひしめいていて、着物のつるし売りがあったり、甘酒、団子屋、錦絵を売る店などがあったりします。
私は着物のつるし売りにひっかかって、グループにおいてけぼりをくってしまいます。
「仕方ないな、飛んでくか。」と言って、手をバタバタやると、体が宙に浮くのです。
案内人がいるくらいですから、城の中は入り組んでいます。
当然の事ながら私も迷いに迷って、上空をぐるぐるします。
川沿いを飛んでいるのですが、しまいには腕がだるくなってきて、橋の上に降り立ってみたりしているうちに、何か大きな池のようなところに出ました。それが赤坂の溜池(現存しません)とわかり、「ああ、江戸の勉強をして、地理を知っていてよかったなぁ、ここからまっすぐ北東にいけばいいんだ!」とほっとするのです。
東を見ると、石垣が高く積んであって、上るのにちょっと苦労しそうですが、ひとがんばり。これでみんなに合流できる、というそんな夢でした。

着物に引っかかってみたり、一人で迷って腕がだるくなるというのは、試験を暗示しているようで(笑)、あとは神頼みに頼るばかり。
「江戸の勉強をして良かったなぁ」と夢で思っているあたり、自分でもなんだかおかしくなってしまいました。実際には江戸の知識なんて実生活で役立つ場面もないだろうけれど、浮世絵がいままでよりも面白く観られるという特典は十分得られたように思います。
これを機に江戸文化に興味を持って、歌舞伎デビューも果たしたし、まあ、試験の結果はどうでもいっか。と気楽なもの。こういうお気楽検定は、お勉強の過程そのものを楽しんでしまったもの勝ちですね。
さて、でかけるとしますか。

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November 02, 2006

はる?

061018_001601ある日のこと、母が弟の携帯の待ち受け画面を見て、驚いたそうです。
みたことがないはるの写真があって、「そのかわいいはるちゃんの写真、いつ撮ったの?」とにこにこして聞いたところ、「…あの、これ、ぼくなんですけど。」と言われたとか。

弟が送ってくれた、その写真がこれ。
確かに似ているような感じがします。

パパ似だと思っていたけど、はる、私にも似てるってことなのかしら。

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November 01, 2006

かぼちゃのパイ。

ハロウィン、かぼちゃのパイを焼きました。

ずっとずっと気になっていた、アメリカで食べたデボラの完璧なパンプキンパイ、ちゃんと再現できたのです!!
もっともこどもの時のことだし、あれからもう20年も経っているのだから、厳密に言えば同じではないのだろうけれど、でも私の記憶の中の味になりました。

決め手は、ナツメグ。
ずっと、シナモンがたっぷり入っているのだと思っていたのだけど、それだけだとどうも物足りない。ふと思いついて加えてみたナツメグ、これが、デボラのパンプキンパイの、あのなんともいえない懐かしいような優しいような風味を加えてくれました。
こういうことを発見すると、もうとってもとっても嬉しくなってしまいます。

そんなわけで、ホールサイズのかぼちゃのパイ、わがやでは珍しくほとんど私が食べました。
旦那さんもおいしいと食べてくれましたが、新しいものを受け付けないはるは食べません。いつか興味を持って食べたときに、この味がまた将来に引き継がれて、うちのスタンダードになっていくのかな、と思います。

ところで、なんでハロウィンにはかぼちゃのパイなのか、ご存じですか?
ジャック・オー・ランタンをつくった時に、えぐった部分を利用しているんです!
いまは便利なものがいろいろありますが、本式(?)では、かぼちゃを彫って中にろうそくを入れて飾ります。
アメリカにいた時は、父がふうふういいながら、あのランタンを彫ってくれましたっけ。かぼちゃ、ただでさえ固いのに、彫るのってすごく大変なんですよ。私の記憶が確かだったら、父はその後二日ばかり腕が筋肉痛になったはず。懐かしい、宝物のような、思い出です。

ハロウィンはもう終わってしまったけど、ときどきかぼちゃのパイを作ろう!と思っています。
アメリカに過ごした、10ヶ月のことを思い出しながら。

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