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October 03, 2006

ぜいたく時間。

061001_13070001週末、またまたちろりん屋さんの店先(トラック)には、面白いものがありました。
穂紫蘇です。

「青じその実」という鮮やかな緑色の漬物がこどもの頃大好物でした。
いかにも人工着色料の色なのですが、紫蘇の香りと酸味がたまらなくて、ごはんにおにぎりにお弁当に、いつもこれをせがんでいました。

穂紫蘇、たまに刺身のつけ合わせなどで見ることはありますが、売っている姿は滅多に見かけません。
私もちろりん屋さんで見かけた今回が、売られている穂紫蘇との人生2度目の対面でした。

で、早速私家版「青じその実」を作ってみよう、と思ったのですが…
作り方がどうにもわかりません。
私家版だからいいや、と適当に…。
案外うまくいきました。

まず、穂紫蘇から紫蘇の実だけをとる。
紫蘇の実を塩でよく揉む。(この時塩加減に注意。食べられる程度、ちょっとあっさり目にするのがコツです)
特有のいがらっぽさをやわらげるのに、ごま油を少々。
風味づけに醤油を少々。

水気が出ない程度に加えていきます。
紫蘇の実に「まぶす」くらいの感覚です。
それから冷蔵庫で少々寝かせて、半日くらいしたらもう食べごろ。

鮮やかな緑色もこなれた茶色に変わり、お味もまろやか。

ふりかけのように使っても、お茶漬けにも相性抜群です。
お豆腐の薬味にも良く合います。
なによりぷちぷちする食感と、紫蘇の香りがたまりません。
穂紫蘇から紫蘇の実をとるのも、さわやかな香りに包まれてとっても幸せな気分です。

こういうのって、とってもぜいたくだなぁ…とうっとりしながら、日曜日を過ごしました。
何でも買ってくれば済んでしまう今の社会で、ひとつひとつ手をかけていくのって、時間を贅沢に使っている気がします。昔に比べたらとっても便利になったけど、昔の人たちの方が豊かに暮らしていたかもしれません。
江戸時代の読み物の中に、未来記という、現代で言うならSFのようなカテゴリがあって、その中には「旬がなくなる」とか「正月用品も全部パックものを買って済ます」などということも書かれているのだそうです。江戸人たちはこの娯楽本を「ばかばかしい!そんなことあるわけねぇや」と笑い飛ばして楽しんだというのですが、実際私たちの世の中は…。
江戸時代の人たちが現代を見たら、どんなに驚くでしょうね。

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