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September 12, 2006

大好きな場所へ。

060911_21310001京都旅行、楽しみにしていたのがお気に入りのお寺を訪れること。
私が好きなのは東山にある南禅寺です。
三門の堂々とした風情も、さまざまな表情をもつ方丈庭園も、大好き。

京都では東山界隈が大好きで、いつも東山しか歩いていないような気もしますが、その中でも南禅寺は特別好き。どこがどうというわけではないのだけど、その場所に行くだけで体が外側からも内側からも包み込まれるような心地よさがあります。

朝に訪れた南禅寺は、まだ人も少なく、その粋をたっぷりと堪能できました。
特にいままでちゃんと見ていなかった方丈庭園では、襖絵が狩野派の名だたる絵師によって描かれており(元信、永徳、探幽)、その真筆を見られたのが何より嬉しかったです。
日の当たる側のダメージの大きさと、日の当たらない側の状態から、保存・展示についても考えさせられました。
(余談ながら後に訪れた二条城ではまた再び永徳、探幽ほか狩野派の勇壮な襖絵に出会い、もろもろのスケールの大きさとあいまって、オーナー家康の権力の大きさを感じさせられました。特に探幽は25歳の筆というから驚き!!)

さて、南禅寺・方丈庭園で納得させられた2つの庭をご紹介しましょう。

060911_21330001060911_21330002

 
 
 
 
 
 
 
左が「如心」右が「六道」と名のついたお庭。
つまり左は「無」の状態、悟りの境地に至った場合の心の状態。
右はそうではない、煩悩にまみれた…いわば俗世の私達の暮らしということ。
左のすっきりとした美しい庭園に比べて、右は右で美しいことは美しいですが、地面にはびっしり苔が生えていたり。
この違いにはとても納得して、ああ、私の心にもたしかにびっしり苔が生えている…と思わされました。
願わくば美しくすっきりとした左側になりたいと思っても、実際は右側の庭の苔がちょっと減るだけなのかも。
いやいや、それともやはり日々の努力が肝心?
なんて、考えあぐねてきました。

好きな場所があって、そこを訪れる楽しみがあるというのは、本当に幸せなこと。
また京都を訪れた日には、南禅寺に行こうと思います。
そのときは少し、心の苔も減っていることを願って…?

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