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September 05, 2006

花をいただいた。

060829_15460001先日、歴史の同好会の帰りに、お花をいただいた。
講師の方の机上を飾っていた、参加者の方が毎回持ってくるお花。
お花は会のある2時間ばかりに文字通り花を添え、役目を終える。
この日は講師先生が寄り道する予定があり、持ってかえれないというので、私が幸運にもおこぼれに預かったのだ。

紫色の和花と、白い色の花はななかまど。
ななかまどは、東北以北では、秋になると赤い実をつけるのだという。
鎌倉あたりでは暖かいらしく、実がならないのだそうだ。
植物は棲む土地によって生き方を変えていくものなのだと知り、ちょっと驚いた。
そういえば仙台にある伯父の家の庭には大きなななかまどの木があって、庭のシンボルツリーのようになっていた。なくなった祖母の部屋の窓からはななかまどの茂った葉が見えた。
ななかまどを見ながら、祖母のお気に入りの榮太楼の飴をもらいつつ、綺麗な日本画や便箋など美しいものを見ている時間が大好きだったことを思い出した。
赤い実がなっていたかどうだったか、そのあたりの事は記憶にない。
秋に祖母に会いに行くことが少なかったからかしら、とも思う。

花が身近にあると、気持ちが浮き立つ。
私はどうも植物を育てるのが苦手だけれども、美しい花が暮らしの中にあるのはとても好きだ。
今はホームセンターから、その色香に惑って家に連れ帰る花も多いのだが、可愛そうな姿にならなかったものはないので、最近旦那さんから鉢植え購入禁止令が出た。
切花ならもちろん良いのだが、あいにく私の行動範囲には花屋がないのだ。

このお花は、お庭のものだという。
鎌倉の歴史のことを学んでいると、凄惨な場面にも多く出くわす。
それをただひっそりとその場にあるだけで、気持ちを和らげてくれるのは、花の持つ何か特別な力のように思える。
今はわが家のリビングに飾ってあるのだが、ふとしたタイミングで目にするたび、花に慰められているように思う。

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Comments

私は、最近、自分自身がものすごく嫌になっているので、試しに花をお部屋に飾ってみた。
結構いい感じ。
彼氏の部屋にもちっこい盆栽が増えた。
私よりも彼氏が熱心に盆栽の手入れをしている。(波平さん張り・・)
男の人って変だよね。女よりもむしろ緑の指を持っているのではないかと時に思っちゃう。
最近、デイジーが大好き。昔はガーベラが好きだったのに、どんな心境の変化か?でも、花があると和んじゃうよね~

Posted by: あっこ | September 05, 2006 at 12:34 PM

本当、花は和むよね。
盆栽の手入れをする彼って素敵じゃないですか。
(…私は盆栽も枯らしました…是非教えを乞いたい)

好きな花も、好きな色や柄と一緒で、変わっていくものなのかも?そういえば私もそうかもしれないなぁ。
特別好きな花、というと選べない気もするし。
きっとその時その時に惹かれる花が、その時その時必要な力を与えてくれているのでしょうね。

Posted by: zok | September 05, 2006 at 04:16 PM

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