« お庭とお蕎麦 | Main | マイカー、現る。 »

August 10, 2006

温泉旅行。

42県北にある鳴子温泉に連れて行ってもらった。
山形にしろ鳴子にしろ、旦那さんの行ってみたいの一言で、プチ旅行を計画。
ありがたいことに、両家の両親とも、そんなわがままな要望も嫌がらずに連れて行ってださるので、感謝しきり。

鳴子では、夢がひとつ実現した。

旦那さんのお母様とうちの母は40年来の親友なので、いつか両家一緒に旅行できたらいいねと旦那さんとよく話していた。
それがひょんなことから実現したのだ。

近頃はTVや雑誌に良く登場する老舗旅館は、ご当主が母からハーブを学ばれたご縁があり、実家では時折利用させていただいている。
そこに集まり、はるの二歳のお誕生を祝う会という名目で、両家の両親と私の祖母、大人7名こども1名で膳を囲む。
両家で一緒に会食するのは、はるのお食い初め以来。
あっという間の二歳に驚きつつも、皆笑顔を絶やさない。
主役のはるも状況がわかるのかまんざらでもないらしく、いつもよりご機嫌。
ハンバーグやエビフライの特別お膳のほか、女将さんのご厚情でいただいたケーキを喜んでパクパク食べる。
フルーツののったバナナケーキはほどよい甘さがさっぱりとしておいしく、当然のことながらはるの誕生日に私が焼いたものとは大違い。これははるも喜んで食べた。

広い和室を行ったり来たり走り回って、ときどき料理で栄養補給をし、電車のおもちゃで遊んだり、誰かにじゃれついたり、これ以上ないというほどの笑顔で、はるは走り回る。
みんなの愛情を独り占めし、本当に恵まれた子だと思う。初孫って、得ですね。

はるも、笑顔以外にも大サービス。
好物の落雁を全員の口に入れてあげるほど上機嫌で、私達を驚かせた。
きっと本人も、嬉しかったのだろう。
皆喜んでいて、いい夜だった。
こんなに穏やかでいい夜は、時間をまるごと保存して置きたいほど。
いろいろ大変なときもあるけれど、時折訪れるこういう時間に、救われるのだと思う。

鳴子への道の途中、旦那さんのお祖母様に会ってきた。
義父が理事をしている老人介護施設に入居されている。
もう96歳というご高齢だけれどお元気でいらっしゃる。
けれど、30年以上一緒に暮らした義母のこともわからず「どなたですか」と仰るし、義父のことは「おとうさん」と呼ぶ。それは家の主としての「おとうさん」ではなく、ご自分の「おとうさん」なのではないかと、両親は言う。
今ではほとんど目を閉じたままだ。
時折目をあけてあたりをご覧になるけれど、それを見つけた施設のスタッフが喜ぶほど稀なことらしい。
おばあちゃんの曾孫ですよとはるを見せると、おばあちゃんはじっとはるを見て、「かわいい顔をしている」と仰った。
はるも、おばあちゃんをじっと見ていた。おばあちゃんが目を閉じると、旦那さんや義母の袖を引っ張って、もっとお話してあげてと促す。
僅かな間だったけれど、会えて嬉しかった。
はるを見てくださって、嬉しかった。
たとえわからなくても。
鳴子へ行かなければ会えなかったであろうことを思うと、天の配剤と言おうか、めぐりあわせに感謝した。

こんな時間は、いくらあってもいい。
穏やかで皆幸せで自由な、すばらしい夜。

演出してくれた旅館の方々への感謝と、遠い道のりを運転してくれた両親、足の痛みを抱えながらも快く一緒に来てくれた祖母に感謝、です。
そして、施設のおばあちゃんがお元気で、いつまでも長生きされますように。
はるの成長を、覚えてくれていなくていいから、見届けてくれますように。
4143

|

« お庭とお蕎麦 | Main | マイカー、現る。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83670/11364112

Listed below are links to weblogs that reference 温泉旅行。:

« お庭とお蕎麦 | Main | マイカー、現る。 »