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July 06, 2006

貴婦人の気分で。

060701_13200001ずっと、気になっていた美術館がある。
江ノ島にある、香水瓶美術館だ。
あまり聞いたことはなかったのだけど、はるとよく出かける水族館の道すがら、気になっていた場所だった。

母も私も、アール・ヌーヴォー期の美術にとんと目がない。
はるの誕生日ということで母が来てくれたので、ずっと気になっていたここに一緒に出かけることにした。

この美術館は、個人の方のコレクションを展示しているのだというが、ガレ、ラリック、ドームなど、名だたる巨匠の手のもとにいのちを与えられた美しい香水瓶たちがいくつもガラス窓の向こうでくつろいでいる。
中には70年前の香水の香りをきけるところもあり、そんなに大きな美術館ではないのに私たち母娘は1時間ほどゆっくりと堪能した。
中でも、巻貝の形の蓋をした人魚の形のボトルは目をひいた。
ラリックの手によるこの美しい香水瓶、圧巻、というのは、こういうときに発すべき言葉だろう。
いったいどんな香りがここに閉じ込められていたのだろう。
この香水を手にしていた人は、どんな女性だったのだろう。

王侯貴族や貴婦人たちでなければ、こんな香水とうてい持てなかったに違いない。
庶民である私も眼福に預かれるようになったことに改めて先人に感謝を評したいほどだ。

もともと香水瓶というのは、香水を入れるための器、香水が主ならこちらは副であるのに、その美しさに吸い込まれるように見入っていると、なんだか逆のようにも思えてくる。
素敵な香水瓶にいれるために、それにぴったりの香水が作られたのかも、と。
(もちろんそんなことありえないのだけど)

この秋、母とアート+ハーブの講座を企画している。
香水瓶美術館にも作品のあったガレをテーマに、一年間創造的なハーブの用い方を紹介しようと思っている。
第一回目は、香水づくり講座だ。
自分でつくる香水には、どんな香水瓶が似合うだろう?
いや、お気に入りの瓶を探して、そこにいれたい香水を作ろうか?
わくわくする気持ちは、母も同じようだ。

香りに興味のある人ならば、ここは是非ともお奨めしたい。
今までの香りに対する興味とは別の視点で、それを捉えられるかもしれない。

湘南江の島 香水瓶美術館

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