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June 23, 2006

キッチンドランカー、あらわる。

060618_14250001ここのところ、蒸す日々が続いて、ちょっとバテ気味であります。
いや、本当のことを言うと、バテた理由は他にあるのです。
日曜日ごとにやってくるトラックの八百屋さん――わが家でちろりん屋さんと呼び習わしている、彼――が、出血大サービスをしてくれてしまったのです。
何をサービスしてくれたのかというと、梅。

先日友人と会う際に梅のシロップを持参したところ、喜んでいただけたのに味をしめ、手土産がわりにいいかもと思って、梅の袋の前でうんうん唸っていたのが元凶でした。
「何キロもってく?」とちろりん屋さん。
「3キロか、もう一袋足すか…まだ悩み中です。」と私。
なにせちろりん屋さんの梅は、ひと袋が1.5キロなのです。2袋買ったら、普通の3袋に相当してしまいます。つけこむ容器だって、そんなに数はありません。安く梅を買っても、容器にお金がかかるのでは、枝葉末節です。
まだも腕組みして唸る私に見かねたのかちろりん屋さん、八百屋さんならではの妙案を授けてくれます。
「100円ショップにさ、おっきい蓋つきの入れ物売ってるでしょ、あれにドーンとつけちゃったらいい。」
その言葉にちょっとぐらりときてしまいました。
3袋、買ってしまおうかなぁと思っていたら。
「いいや、全部で5個あるからさ、値段は何とかしてあげるから、全部もっていきなよ。」
そしてちろりん屋さん、白髪交じりの頭から鉛筆を取り出して(耳の上にさしてあったらしい)、手のひらのメモにすらすら走らせて、信じがたい値段を私に提示しました。

いいですか、皆さん。
そのときの私の驚愕ぶりといったら、ありませんでした。
こいつは、買わなければ!!
と、強い使命感を抱かせるほど、強力な数字だったのでございます。

一度でも梅を買った方なら、梅1キロがどのくらいの値段なのか、ご存知でしょう。
私がそれまで買っていた梅は1キロが、スターバックス商品で言えばキャラメルマキアートのトールサイズとローズマリーチキンのホットサンドで軽くランチするくらいのものだったのです。
ところがどうです。
ちろりん屋さんのそれときたら、ドトールで一番安いブレンドコーヒーすらも買えぬほどの、廉価ぶりだったのです。
品物はいずれも、梅の名産地・小田原は曽我の一級品。

極めつけは、ちろりん屋さんのいつもの決め台詞、
「悪いけど、うまいよ。」
でした。

かくして私は5袋(7.5キロ)の梅を抱えて家のドアをあけたというわけなのです。
そんなわけで、既に7.5キロの梅を梅酒や梅シロップ、梅干に漬けたあとだというのに、またそれと同量の梅をつけるに至ったわけなのです。合計15キロです、マンマミーア。
うかうかしてはいられません。
梅がまだ青いうちに、漬け込まなければならないのです。7.5キロの梅のへた取りだけでも、随分時間がかかりました。更に洗って漬け込んで、半日がゆうに過ぎていきました。
夕方には、昨年つけた梅酒で気つけしなければ、倒れそうなくらいにふらふらになっていたのでした。

お陰でちょっといいことを発明しました。
おいしい梅酒の飲み方。
でも、お教えしませんよ。
ヒントは写真にあります。
ご自分で試してみてくださいね。

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