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May 21, 2006

帝国の逆襲。

黒の帝国と私達の戦いは、今日も続いている。
近頃は歩兵団が次々と送りこまれ、日々熾烈な戦いを繰り返しているのだ。

長期戦となるのは目に見えている。冬まで持ちこたえようと、帝国軍は必死なのだ。
彼らにとっての一番の懸念は、兵糧だ。
戦が長引けば、おのずと兵糧に響き、兵糧は戦士の士気にも影響する。
重大な問題だった。

しかし、彼らには希望があった。
時折神が来臨して、彼らにふんだんな食糧を与えてくれるのだ。
そして神は、危機に陥ったときのみならず、いつも身近にいて、黒の帝国軍歩兵団を見守ってくれているのだ。
その神の名は「トテチテ様」という。

トテチテ様は、足をトテチテと小刻みに鳴らしてやってくる。
手には砂糖や米粒やパンや、ふんだんな食糧を持っている。
トテチテと踊りながら手に持ったそれを食べるのだが、実際には食べるのを装って帝国軍に食糧を落としてくれているのだと、彼らは知っていた。
トテチテ様がいるからこそ、帝国軍の士気は落ちない。
トテチテ様は、彼らの希望の星なのだ。

そのトテチテ様――わが家でははると呼ばれている――がいる限り、私達と帝国軍との戦いは、終わらないのである。

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