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May 19, 2006

かゆらぐ。

060515_17130001もう何年も愛用している暮らしの定番に、香がある。
香と言っても肩肘はるものではなく、スティック状のカジュアルなものだ。
当時まだ京都にしかお店がなかった香のギャラリーを人づてに聞いて訪れて以来5年ほどになろうか。
今では青山にも支店ができて、都内に出たときにはここに寄るのが私の楽しみでもある。

嗅覚と体調が密接にかかわっているというのは、数々のアロマテラピーなどの研究で明らかにされているところだが、妊娠出産育児中は、香のほのかな香りさえ私の体質には合わなかったようで、ここ数ヶ月でやっとこの楽しみを取り戻せたところ。

気分に合わせて、はもちろん。
書いている物語に合わせて、これと決めている香りがある。
そうはいっても100種類以上もある香の中から選ぶのだから、ギャラリーではつい、これもあれもそれも、という状態になり、家に帰ってからはどれが何の香りか覚えてもいないという自体になる。毎度。
物語にあわせた香はまとめて求める。
どんなに生活にまみれていても、この香を聞きはじめたら自分の世界に飛ぶ。
そんな、空間移動装置でもあるからだ。

香りでオンとオフを区切るのは、仕事時代に行っていた習慣で、家に着くとまず香をたいて、本を読んだり音楽をかけたり。それが今は逆になって、仕事になると香をたく。
やっぱり生活環境は変わっても、香と暮らしは切り離せないなぁと思う。

いま私が愛用している香りは、
沈香
墨汁
トマト
グリーンレジノイド(樹脂のようなものだそう)
ミント

など、ちょっとすっきりした香り。

友人などに贈るときは、
カシス
アップルティー
すみれ野
野ばら
など、甘いものや花の香りを中心に、詩的な名前に合わせたりする。
たとえば結婚した友人にTRUE HAPPINESS(草とフルーツの香)など。

香りは前述のように身体に合う・合わないもあるから、贈り物に適しているかどうかはわからないけれど、今まで贈った中では喜んでもらえることの多いものでもある。なにより自分が好きなので、贈る香を選ぶのもまた楽しい。

香りひとつで気分が変わる、この感覚。
かゆらぐ香に気持ちがほぐされていく、この心地よさ。
自分に合う香りに出逢う楽しみは、何ものにも変えがたい。

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Comments

ごぶさたでした~。
その節は、「すみれ野」をどうもありがとうね♪
とってもいい香りで、気に入っちゃいました。
焚いて灰にしてしまうのがもったいなくて、
お香立てにそのまま立てて香りを楽しんでます。
(でも、香りが弱くなってきたので、そろそろ焚くか…)
こちらのお香を何度か頂いたけど、毎回違った香りが届いて
種類の多さとその「ネーミングの粋」さにいつも楽しませてもらってます。

いつもありがとうね~!

Posted by: レイコ | May 22, 2006 at 09:54 PM

気に入っていただけて何よりです~
お香、そのままの状態と焚いた状態では、香りが違うところも楽しいよね。
「すみれ野」はお花の香だけど甘すぎず心地いい香りで、うちでもときどき使っています~。
気に入ったお香は追加注文承りますよ(笑)

Posted by: zok | May 23, 2006 at 10:37 AM

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