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March 10, 2006

おいしい色彩。

日本には四季折々の草木染の伝統があり、染め色や植物からついた名前が多いのだという。
対して英語やフランス語では、食べ物に関する色の名前が多いのだという。

例えば「キャロットオレンジ」「パンプキン」「カフェオレ」「ビスケット」など。
おや、一部分だけをピックアップしたにせよ、橙色~茶色系の色が多くなりましたね。

実はこれらの色は色彩心理学では食欲に直結した色と考えられているのです。
茶色は大地の土の色でもあり、そこから収穫される穀類など、私達の暮らしを支えてくれる主食たちが、これらの色に属していることにお気づきでしょう。
だからでしょうか?
オレンジ色~茶色はなんとなく…「おいしそう!」と考えてしまう。

このような心理作用を実験した話は、皆さんもきっと聞いたことがあるでしょう。
まったく同じ食事を、蛍光灯の下で見るのと、白熱灯の下で見るのとでは、食欲の度合いが違ってくる…という話。
少し赤みを帯びた白熱灯の灯りは、食べ物をよりおいしそうに見せてくれるのです。

昔パリで生活した時、あまりにも町や店が暗いことに驚いたものです。
美食家フランス人たちはこの考えを頑なに守り、よほどのことがない限り蛍光灯は使わないのですって。
それもエスカレートすると…蝋燭の光だけでディナー!!
(ロマンティックな雰囲気も演出できちゃって一挙両得とのこと。ロマンス好きなフランス人らしいですよね)
以前友人のフランス人がこんなことを言っていました。
「こういう(白熱灯や蝋燭)灯りは、心があったかくなるし、食べ物はおいしそうに見えるし、なんたって女性の美しさが映えるからね!!」
う~ん、「おいしい」は、そちらの意味も含んでいましたか。

我が家もメインは白熱灯でしたが、今の住まいではリビングの照明は作りつけの蛍光灯。
最近は「料理をおいしく見せる蛍光灯」なるものが出回っているようなので、それに交換してみようかな…と思案中です。

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