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January 24, 2006

テレビを見る理由。

一人暮らし時代、かれこれ8年ほど、私の部屋にはテレビがなかった。
もう10年以上も昔からなのだが、ある一定の時期からテレビが見られなくなってしまったのだ、精神的に。ニュースで語られる非道な事件や事故に、必要以上に感情移入してしまって動けなくなるからだ。
だから、新聞も読まないしテレビも見ない。それが私が心地よく暮らす条件だとさえ思っていた。

二人で暮らすようになって、テレビを買った。
旦那さんはしばらく私流の生活に付き合ってくれていたが、しびれを切らしてある日テレビを買ってきた。
それでもやはり、旦那さんがテレビをつけると私は台所に立ったり、隣の部屋で本を読んだりした。
どうもテレビが発信してくるものは、体に馴染まない。

そんなわけで、私はめっきり世相のことに疎い。

三人になってようやく、テレビが見られるようになった。
かつて旦那さんがテレビなしの生活でそうしてくれたように、私も結構努力した、その成果だ。
テレビが見られるようになって、いいこともあった。
美術番組などで素敵な美術品が家にいながらにして見られること。
旅番組などで見知らぬ場所の美味しいものが家にいながらにして見られること。
でも、まだ幼児番組と美術番組と旅行番組限定だ。
ニュースも見られるようになったが、痛ましい事件では思わず胸がぎゅっと押さえつけられるような気がし、涙がこぼれてくる。先日は幼児番組だからと高をくくってみていたら戦争中の子供が亡くなるシーンが出てきてぼろぼろと泣き出してしまった。隣にいたはるは、慰めてくれているのか私の口元や頬をバシバシ叩いていた。

一方、コマーシャルは好きだ。
昔はCMになるとチャンネルを変えていたが、中学の頃母方の祖母に言われた一言で、CMをじっくり見るようになった。
「10秒やそこらでいろいろ見られて、面白いよ。あっという間にいろんな絵が出てくるから楽しいよ」
大好きな祖母に言われたせいか、その日からCMはじっくり見ている。
確かに祖母が言ったとおり、あっという間にころころ場面が変わって、楽しい。

ところで、そんなCMのひとつで、近々弟の声が聞けるらしい。
首都圏限定で放送されるCMのひとつで、彼がナレーションしているのだそうだ。
断っておくと、弟はナレーターでも俳優でも声優でもない。
普段ならむしろその指示をする職なのだけど、ひょんなことからナレーターのオーディションに駆り出されて合格しちゃったのだという。不思議な男だ。

そういうわけで、もう少ししたら、CMを心待ちにして、今よりもっとテレビが見られるようになると思う。

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Comments

テレビ見ようよ!!テレビ!!
とはいっても、私も見ていないのが現状。
でも、筑紫さんを愛する私は23時からがテレビの時間。
結構日本の情勢などが分かりやすくて好き。

確かに最近の日本人はどこかおかしい。
昔の日本はこうではなかったはず。
何かを見失っちゃったんだろうな。
昔はのーんびりした国だったはずなのにね~。

そうそう、最近スカパーを入れようか迷っている。
何故って、お料理専門「食チャン」があるから!!
メニューを作って改めて情報の大切さを身をもって体験。
どーしよっかな~

Posted by: あっこ | January 25, 2006 at 01:00 AM

そうねー。なかったねそう言えばテレビ。
その代わりにスッキリと置かれたAUDIOの存在感がCOOLで、ずっとテレビっ子な俺は『大人ってこう言う事かぁ』って思ったもんだ。

旅番組良いね。あと、俺は歴史番組(古代ローマの水道システムの応用なんか、ずっと産業革命に開発された工場効率化システムだと思っていたのが、実は古代ローマで既に実施されてたりするんだもんなぁ基本は…蒸気を用いるとこまでも)が好き。
旅で思い出したけど、ベネツィアは今大変な事になっていて、サン・マルコ大聖堂なんかが水で、すねくらいまで埋まってるらしい…

マジで水の都が大変な事になってる…。

行かねば…

イパネマ…

と言えばジョアン・ジルベルトとアントニオ・ジョピン。

ふぅ〜やっとおねぇちゃんに繋がった。

オチなしです。

落とせって??

今日はムリっっっっ!!!

とっておきのジョークはCMの後!!チャンネルはそのままで!!!

Posted by: どもナレーターよん | January 25, 2006 at 03:11 AM

>あっこ
スカパー!
かつて私も見ていたよ
(…テレビがないのになんで見れたかって?テレビの代わりにプロジェクタを持ってたので、壁に投影して見てました。夜しか見れないのが難点だったけど意外に不便はなかったよ)

ところでその「食チャンネル」、もしかつて私が見ていたのと同じなら、結構面白かったよ
世界中の料理や食材の紹介したり、料理番組したりするチャンネルで…
たまにイケメンの若い金髪オニーチャンが踊りながら料理作っている番組があって私はボウルの中身や皿に盛られた料理がこぼれないかとヒヤヒヤしつつ見ていました(ああいうスリルはエンターテイメントだね)
のちにそのオニーチャンが何件も自分の名のレストランを持つやり手と判明し驚きました

>ナレーター氏

あっ、その決め台詞!
もしかして君もプレステ「スペースチャンネル5」やったクチ?
昨年秋、自分の中でリバイバルモードが盛り上がって、続編の「2」で手に汗握りましたよ

マイケル(本物)がスペースマイケルっていう役の声を自ら志願してやってました

ああいう平和でハッピーなムード、好きだな

宇宙人が侵略してきてみんなを踊らせてしまう!こちらも踊りで対抗せよ!
…なんて、

Posted by: zok | January 25, 2006 at 11:06 AM

ん?
それやった事ない。

俺は「くまぷー」書いてた人の「大人袋」って4コマまんがのオチでこの台詞があって「オチねぇのかよっ!!」って腹抱えて突っ込んだ記憶あり!万葉堂で。

そう言えば近所にあったBOOKSヤマダが恋しいなぁ…

東京にはまだあんな本屋(駒込にあった…)が残っているけど、仙台にはない。

入ると昔のファンヒーターじゃない石油ストーブの匂いがして、床は確かコンクリで、電気はちょっと暗め。

品数は少なく、あまり良い本屋とは言えなかったけど、何か狭いのにあまり圧迫感のない感じが好きだったなぁ…。

本を入れてくれる紙の封も協友堂より荒っぽくて好きだった。

今はバレエ教室。
時代は変わるものですね。

交差点挟んで、佐藤酒屋の向かい、山田理髪店の隣にあった和菓子屋?あれも懐かしい。
今思うと不思議だけど梅が嫌いな俺が好んで食べていた小さな袋に入った小さな梅味も入ったせんべい?こんぺいとうみたいな形したやつ…あれも見なくなったなぁ…。

なんか急にノスタルジー。

パレード飲んだってお母さんに言ったら怒られた事もあったっけ…。

結構、覚えているもんですね、子供の頃の記憶って。
何か音のなる車に家の中で乗ってた記憶あるし…ハンドルの所が「ピコピコ」なる奴…。

あと、昔、家から皆出かけてても留守番してて、おねぇちゃんと二人で「みんなにごはんを作ろう」って無理な事を考えていて、「架空レストラン」の名前考えるだけで終わった事もあったっけ。
その時俺がつけたのは「レストラン・プロフェッショナル」
んでおねぇちゃんに「どの辺がプロフェッショナルなの?」って聞かれて、何も答えられなかったけど、今ならあの時の気持ちが言えるね!
「気が向いた時で万全な状態でないと何も作らないという妥協を一切しない姿勢のプロ意識!」
そう、そしてあの時も万全じゃなかったので作らなかったのだよ。

まさに「レストラン・プロフェッショナル!」

(本当はジャッキーの「プロジェクトA」が好きで、似た名前にしたかっただけだよ〜〜ん。)

ん〜〜〜こんな遊びもやってたねぇ。
やっぱり何だかんだ言って兄弟の思い出って割と良い思いでの法がディティールまで覚えてるもんだなぁ、と、ふと思った。

あ、何かまただ…最近トラックバックや自分の日記がやたら真面目なんだよなぁ…またアタマのネジをゆるめたいっす。

Posted by: ナレーター | January 27, 2006 at 02:40 AM

なつかしいねえ、山田書店。

ところで[パレード]って何???

「プロジェクトA」かぁ。確かに家でお父さんと君が何度も見てたような記憶があるよ。私はそれよりも「特攻野郎Aチーム」が好きでした。特攻野郎ってところがいまだにスキかも。どんな野郎だ?と思わせる辺りがなんともたまりません。

レストランの名前…そんなこともあったか…しかも結構その当時の私にしてはツッコミ方が冴えてて後の取材時代を思わせるようです。そんなこともあったかぁ。

ちなみに、梅の形の小さな袋、あれはその和菓子屋さんじゃなくて、R286下の菓匠三全だったよ。今でもあるかもよ。でも一時期、あれの変わりに鮎の形ののりせんべいになってて悲しかったっけ。
ふたりしてお年玉の残りであの梅あられを5袋くらい買ってむさぼり食ったこともあったねぇ。
ところでそのせんべい、こっちでたまに見かけます。今度来る時にはご馳走しましょう。

それと君が覚えているという散髪屋の隣の和菓子屋は「雪あかり」といって、求肥にきなこと黒蜜をかけて食べる雪あかりというお菓子が名物でした。雪ん子の絵の描かれた薄い包装紙が懐かしいです。好物だったのになぁ、つぶれちゃった時は私も大ショックだったよ。

Posted by: zok | January 27, 2006 at 12:50 PM

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