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October 03, 2005

葉山まで、魔術師に会いに。

050927_16020001葉山まで足を伸ばした。
目的地は、神奈川県立近代美術館葉山館。
チェコの映像の魔術師ヤン・シュヴァンクマイエルの展覧会が開かれているのだ。

私が初めてシュヴァンクマイエル作品に出会ったのは中学二年の頃。チェコアニメ映画祭に出かけてのことだった。美術好きの友人に誘われてだったか、東欧のアリスを観たくて(その時の演目にシュヴァンクマイエルのアリスがあった)自分から誘ったのだったか。いずれにしてもこましゃくれた早熟なこどもだったことは間違いない。なまなましくて恐ろしいような独特の世界にすっかり度肝を抜かれて、以来毎年、シュヴァンクマイエルを見るために映画祭に出かけた。今見てもグロテスクでさえある作品の一体どこが気にいったのやら。

展覧会では、シュヴァンクマイエルの映像をはじめ、コラージュや絵画、彫刻などの作品をくまなく展示してあり、プラハのある芸術家夫妻の生き様そのものが昇華されて表されているようだった。手で触る絵画などもあって、「楽しい」というよりはなんだか認識そのものについて根本から考えさせられる。
ただ受容するだけじゃなく、自分の内臓の裏側までじっくり覗き込んだような感じで、久々にどっと疲れた展覧会だった。

ふらふらになりながら、カフェへ。
これまた久々に「飲まなきゃやってられない」気分で、ワインとスペシャルハンバーガーをオーダー。
050927_16330001
しかしまた、食べている間にも、アタマは勝手に回転してシュヴァンクマイエル作品をリピートしたりするので、大分気が滅入った。食べている時には大変おいしいと思ったハンバーガーも、フライドポテトの強い塩気しか記憶に残っていない。塩気が強いのは強いので、酒が進んでなかなか良かったのだが。
すっかりシュヴァンクマイエルの魔法に、かかってしまったようである。

神奈川県立近代美術館 葉山館

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Comments

確かに、きつい・・・

私には、やはりきつい、としか
言えませんです・・・

”自分の内臓の裏側までじっくり”
その通り、です。

Posted by: fj | October 03, 2005 at 04:35 PM

面白いことは面白いのですが…
昔の自分への疑問符がたくさん浮かんできました(笑)。
なかなかブラックなんですよね…

Posted by: zok | October 03, 2005 at 05:54 PM

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