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October 13, 2005

無防備な姿態。

050930_12070001近くのホームセンターには、ペットコーナーがある。
犬猫小動物に魚まで、何でもござれだ。
手軽なので動物園代わりに、買い物帰りに寄ってみたりする。

ひとつのケージに釘付けになる。
彼(もしくは彼女)は、この姿のまま、目しか動かさないのだ。
媚びている。
明らかに媚びている。
しかし犬、君が媚びている対象は、目の前にはいないではないか。
そう、ケージの前には人はいない。
彼(もしくは彼女)は、一所懸命に腹見せポーズで媚びながら、まだ見ぬ飼い主または通行人を待っているのだ。

そのポーズはなんとも無防備で、しかも私達が観察している数分間いっこうに動く気配はない。
なんということであろうか。
少々不憫な心持になって、近づいてみた。
先に手を伸ばしたのははるだった。

050930_12080001

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こどもながらに何か感じたのだろうか。
犬は目を動かすだけ。
喜ぶ風でもなく、更に媚びてくる風でもなく、このままである。
そして私達が通り過ぎた後も彼(または彼女)はこのままの姿。
犬は一体、何に媚を売っていたのだろうか。
それともあれだけ嗅覚が発達していると、自分を連れ帰る人かどうか瞬時に匂いで判断できるのだろうか。
なにはともあれ、ひやかし客は御免と、犬に言われたような気がして、ちょっとした敗北感を味わった日であった。

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