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September 24, 2005

妖精の棲む場所で。

050910_14210002稲村ガ崎の町を歩いていると、道路のわきから笑い声が聞こえてきた。
そこは橋になっていて、木陰の下に海へと続く浅い川が流れている。
下に、こどもが二人戯れていた。
木々が作る青い影の下にあって、鈴の音の笑い声を奏でるこどもらは特別な存在に思えた。
水面を歩く足取りは軽やかで(実際には川が浅いだけなのだろうが)、なにか特別な場所に迷い込んでしまったように、私には思えたのだ。

「フェアリーテイル」という映画をご存知だろうか。
実際にあった話である。
妖精の写真を撮ってしまった二人の少女の話。
妖精と友達になった彼女達が写真を撮り、アーサー・コナン・ドイル卿もこれをホンモノと認めた。
妖精の実在について一大論争を巻き起こした、20世紀はじめのコティングリー妖精事件の話だ。

そして妖精といえばピーターパンには、こんな一説がある。
「赤ん坊が生まれてはじめて笑うと、その笑いが飛び跳ねて妖精になるのさ」
笑い声と妖精とは、不可分のもののように、私には思える。

どちらも英国の話ではあるが、もしかすると妖精というのは、もっと近しい存在なのかもしれない。
私たちの住む世界のすぐそばに彼らの世界はあって、何かのきっかけでつながったり、離れたりしているものなのかもしれない。
そしてこども達には、どんなに時代が変わろうと、それは見えているのかもしれない。

きっとこの場所には、妖精が棲んでいるに違いない。
そしてそこにはいつも、こどもらの笑い声がこだましているに違いない。

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