« 水族館で。 | Main | 伝説のアップルパイ。 »

September 28, 2005

色香に惑う。

050917_10040001植物園が、ちかくにある。
天気の良い朝に、散歩に出かけてみたら、睡蓮がたくさん咲いていた。
ひとくちに睡蓮といっても、種類はさまざま。大きさや色、咲き方まで違う。
いくつかの睡蓮が咲いているので、比べられて楽しい。

睡蓮といえば、印象派の画家モネを思い出す。
モネの庭に咲いた睡蓮は、日本びいきの彼がわざわざ日本から取り寄せたもの。浮世絵に感銘を受けた彼は、日本人の画商を通じて、他にも藤や柳など日本の植物を手に入れるほか、亀戸天神を模して(といわれている)太鼓橋まで作ってしまった。偉大なる画家にして、偉大なる造園家。
モネは庭に睡蓮が咲いてからは、それ以外のモティーフは描かなくなる。ひとくちに睡蓮と言ってもその数、実に200作以上。きっと皆、思い浮かべている「睡蓮の絵」のイメージは、全然違う絵だったりするのだろう。

050917_10140001



050917_09400001

 
 
 
 
 
 
 
そのモネが見たらおそらく、開館から閉館まで張り付いているだろうと思われるほど、見事な睡蓮が咲いていた。

白い睡蓮。
うす桃色。
ピンク。
黄色。
青。
緑から黄色へ淡いグラデーションのもの。
青の淡いグラデーションのもの。

いい香りも漂ってくる。
ニンフェアという蓮からだった。
資生堂で香水の研究にあたっている人から、蓮の香りについてお話を聞いたことがある。
たくさんの種類があっても、香水になるような芳香を放つ蓮は種類も限られている。
そのひとつがこのニンフェア。
クレオパトラも愛した蓮の香りだ。

050917_10380003
特に気に入ってしまった蓮は、緑のグラデーションが本当に幻想的な、見入っているとそのまま花の中に吸い込まれてしまいそうな、グリーンスモークという種類。(写真にはうまく写らないのが残念…)
温室の中、漂うほのかな蓮の香りに、花の色に、眩暈がしそうなほど陶酔した朝だった。

神奈川県立フラワーセンター大船植物園

|

« 水族館で。 | Main | 伝説のアップルパイ。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83670/6070308

Listed below are links to weblogs that reference 色香に惑う。:

« 水族館で。 | Main | 伝説のアップルパイ。 »