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September 2005

September 30, 2005

異界の宿、一泊旅行。

050918_102800015年ぶりに、友人ふたりと一泊旅行をした。
いくつかの候補の中から友人が選んだ宿は、与謝野晶子ゆかりの宿。
川沿いをタクシーでゆるやかに上っていくと、川に沿って点々とついた明かりがなんとも温泉旅情をかもしだす。

敷地内に名水が湧き出るというその宿は、昔ながらの温泉旅館といった風情。
古いけれどもそこに情緒を感じるような、そんな場所である。
宿内の水はすべてその湧き水であるという。
飲んでみればすっきりして体に染み渡る、ほの甘い水だ。
効用はなんと、美肌、疲労回復、二日酔い防止。
顔にすりこんでみると、確かに肌がしっとりして、化粧ノリがいつもよりも良いようだった。
何箇所もある温泉、露天風呂と室内の風呂をハシゴして、すっかりリラックス。
この温泉、開湯はなんと734年だという。…奈良で大仏が完成する約20年前だ。
1200年以上も前から、ここは幾万人もの心身を癒してきたのだ。

翌日宿を出る時、初めて敷地内に神社があることを知った。
なんと、口コミで有名な縁結びの神様の唯一分社!
しかもその宿は、昔でいうなら村の外…すなわち、異界に属していた。
(帰り道の途中、宿の手前で、村の境界を示すものを見つけたのだ)
私はこの宿を選んだのが独身の友人であったことを、妙に納得した。
神社の存在も知らぬ中、彼女は縁結びの神に呼び寄せられてここに来たのだろう。

異界に湧き出る、名水。
そこに祀られる龍神。
人の力の及ばぬ異界にあるのだから、霊験あらたかなはずである。

その夜、驚くべきことに、
霊験は早速独身の友人に第一陣として降り注いだ。
この神社を教えてくれた友人が経験した「モテ期」が、きっと彼女にも訪れるに違いない。
彼女からの吉報を、同行した私たちは今か今かと待っている。

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September 29, 2005

伝説のアップルパイ。

050917_18170001伝説のアップルパイを食べに、箱根富士屋ホテルに出かけた。
外国人専用のホテルとして作られただけあって、日本文化をアピールする如くに和風である。
しかも、外国人が過ごしやすいように天井は高く、金髪碧眼のスタッフもいて(流暢な日本語、しかも尊敬語謙譲語もばっちりだ)、未だに外国人の姿が多いのも頷けた。
柱の一つ一つにも藤の花が彫られ、和風な絵画を飾り、趣あるスタイル。
洋風な暮らしの快適さはそのままに、日本情緒を味わいたい人にはぴったりだ。

お目あてのティーラウンジは中庭に面していた。
滝が池に流れ込んで、日常を忘れさせる。
開いた窓からは、滝の心地よい水音と細やかな細やかな泡沫が飛び込んでくるかのよう。
が、私たちは心穏やかではいられない。
アップルパイへの期待で胸が高鳴る。

ここのアップルパイを紹介してくださったのは、仕事時代に御付き合いさせていただいていた大先輩ライターさん。あちこちのアップルパイを召し上がり、ここのが日本一、いや世界一と仰っていた。
仕事でもプライベートでもなかなかこだわり屋さんの彼の御墨付きなら、絶対においしいはず。

運ばれてきたアップルパイは、
皮がさっくりしっとり、
中のリンゴはほどよくしんなり、
そしてスパイスが、多すぎず少なすぎずの絶妙としか言えないバランスで効いている。

食べたいけど、食べたくない、もっとこれを味わっていたい。
そんなアップルパイだった。
ホールサイズでも、きっと食べ切れてしまうはず。
そしてそれでもまだ、もっと食べたいと思うに違いない。

後からきいたところ、どうやらこのアップルパイ、
ジョン・レノンが食べたとして、有名になったのだとか。
きっと彼も舌鼓をうったに、違いない。
偉大なる英国音楽家に敬意を表してこのアップルパイ、
伝説のアップルパイと呼ばせてもらおう。

これを食べるためだけに箱根に行っても、
絶対後悔しないはずである。
そんな、アップルパイなのだ。

富士屋ホテル

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September 28, 2005

色香に惑う。

050917_10040001植物園が、ちかくにある。
天気の良い朝に、散歩に出かけてみたら、睡蓮がたくさん咲いていた。
ひとくちに睡蓮といっても、種類はさまざま。大きさや色、咲き方まで違う。
いくつかの睡蓮が咲いているので、比べられて楽しい。

睡蓮といえば、印象派の画家モネを思い出す。
モネの庭に咲いた睡蓮は、日本びいきの彼がわざわざ日本から取り寄せたもの。浮世絵に感銘を受けた彼は、日本人の画商を通じて、他にも藤や柳など日本の植物を手に入れるほか、亀戸天神を模して(といわれている)太鼓橋まで作ってしまった。偉大なる画家にして、偉大なる造園家。
モネは庭に睡蓮が咲いてからは、それ以外のモティーフは描かなくなる。ひとくちに睡蓮と言ってもその数、実に200作以上。きっと皆、思い浮かべている「睡蓮の絵」のイメージは、全然違う絵だったりするのだろう。

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そのモネが見たらおそらく、開館から閉館まで張り付いているだろうと思われるほど、見事な睡蓮が咲いていた。

白い睡蓮。
うす桃色。
ピンク。
黄色。
青。
緑から黄色へ淡いグラデーションのもの。
青の淡いグラデーションのもの。

いい香りも漂ってくる。
ニンフェアという蓮からだった。
資生堂で香水の研究にあたっている人から、蓮の香りについてお話を聞いたことがある。
たくさんの種類があっても、香水になるような芳香を放つ蓮は種類も限られている。
そのひとつがこのニンフェア。
クレオパトラも愛した蓮の香りだ。

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特に気に入ってしまった蓮は、緑のグラデーションが本当に幻想的な、見入っているとそのまま花の中に吸い込まれてしまいそうな、グリーンスモークという種類。(写真にはうまく写らないのが残念…)
温室の中、漂うほのかな蓮の香りに、花の色に、眩暈がしそうなほど陶酔した朝だった。

神奈川県立フラワーセンター大船植物園

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September 27, 2005

水族館で。

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音に聞く八景島シーパラダイスに出かけてみた。
はるは眠くてぽかぽかの手なのに、じっくりイルカやアシカのショーを見ていた。
イルカがジャンプすると「おっ」「おっ」と声を出す。
…ちょっとおやじな掛け声だ。
ペンギンが好きなはるは、ペンギンの水槽でも「うー」「おっ」と大興奮。

パパは贅肉ダルダルのセイウチが気に入ったそうだよ。
ママンはやさぐれていたシロクマが好きだったよ。

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魚をいっぱい見た後、私は無性にヅケ丼が食べたかったけれど、
「よく魚見ているところで魚食べようと思えるね!」
と、旦那さんから非難ごうごう。ランチは焼肉やさんに入った。
それだけ非難しておきながらも、夕飯の買い物で旦那さんがかごに入れたのは刺身。
ぷりっぷりの真鯛、本マグロ、トロサーモン。
…やっぱり、水槽の中をぴちぴち泳ぐ魚を見ると、
ついつい食い気に走ってしまう、
花より団子な家族なのでした。

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September 26, 2005

海こわい。

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懲りずにはるを海に連れて行った。
江ノ電に乗って、稲村ガ崎へ。
駅を出ると、ゆるやかな傾斜の先に水平線が見えた。

台風のあとのせいか、浜は漂流物でいっぱい。
なかなかベビーカーを押して歩けそうな場所はない。
途中でベビーカーをたたんで、抱っこして波打ち際へ行った。
しばらく見ていたはるも、途中から泣きべそ。
パパが肩車をしても、泣きべそ。

おともだちの赤ちゃんたちがみんな海好きだっただけに、
私たちがはると海の出会い方を間違えてしまったのではないかと気になる。
音が怖いのかな。
砂が怖いのかな。

ひとまずゆっくり、来年まで慣らしていこうね。
いつか一緒に海に入れることを、楽しみにしているよ。
(ママンは浜で昼寝専門だけれども)

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September 25, 2005

栗と月。

050916_19320001去る18日は、中秋の名月。
ぽかんと秋空に浮かんだ名月を見上げながら、芋名月・栗名月という言葉を思い出した。
9月と10月の、お月見。
どちらかが芋名月で、どちらかが栗名月のはずだ。

調べてみると、芋が旧暦8月(今の9月)、栗がそのひと月後。
芋名月すなわち中秋の名月は十五夜のお月さんをいい、栗名月は十三夜なんですって。
昔からこの二つはセットになっていて、どちらか片方のみを見ることは嫌われ、
両方を見て愛でるのがよしとされていたよう。

栗も出始めてきました。
モンブランが好きな旦那さんにも、栗ご飯が好きな私にも、嬉しい季節です。
走りの栗を食べながら、栗名月の夜の献立に早くも思いを馳せる、夜なのでありました。

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September 24, 2005

妖精の棲む場所で。

050910_14210002稲村ガ崎の町を歩いていると、道路のわきから笑い声が聞こえてきた。
そこは橋になっていて、木陰の下に海へと続く浅い川が流れている。
下に、こどもが二人戯れていた。
木々が作る青い影の下にあって、鈴の音の笑い声を奏でるこどもらは特別な存在に思えた。
水面を歩く足取りは軽やかで(実際には川が浅いだけなのだろうが)、なにか特別な場所に迷い込んでしまったように、私には思えたのだ。

「フェアリーテイル」という映画をご存知だろうか。
実際にあった話である。
妖精の写真を撮ってしまった二人の少女の話。
妖精と友達になった彼女達が写真を撮り、アーサー・コナン・ドイル卿もこれをホンモノと認めた。
妖精の実在について一大論争を巻き起こした、20世紀はじめのコティングリー妖精事件の話だ。

そして妖精といえばピーターパンには、こんな一説がある。
「赤ん坊が生まれてはじめて笑うと、その笑いが飛び跳ねて妖精になるのさ」
笑い声と妖精とは、不可分のもののように、私には思える。

どちらも英国の話ではあるが、もしかすると妖精というのは、もっと近しい存在なのかもしれない。
私たちの住む世界のすぐそばに彼らの世界はあって、何かのきっかけでつながったり、離れたりしているものなのかもしれない。
そしてこども達には、どんなに時代が変わろうと、それは見えているのかもしれない。

きっとこの場所には、妖精が棲んでいるに違いない。
そしてそこにはいつも、こどもらの笑い声がこだましているに違いない。

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September 23, 2005

予知夢。

弟が、このところ立て続けに予知夢を見て、電話をくれる。
それは、はるが初めてしゃべる夢だ。

彼によれば、はるの初語は「大丈夫大丈夫」か、「ブラジルサンバ」。
いわゆる初語からはイメージがずいぶん違っているが、インパクトがあって面白い。
食事時やテレビを見ているときに、はるはしゃべるらしい。
弟の問いかけによってしゃべるらしくて、
「大丈夫」のときは、食卓にならんだ食べ物を見て「大丈夫かな、これはるちゃん食べられるかな」と私に聞いたところ、はる本人が「大丈夫大丈夫」と答えて驚くというもの。
「ブラジルサンバ」のときは、弟がテレビを見ているとサッカーのニュースか何かが始まり、はるに「はるちゃん、ほら、サッカーだよ」と教えると、「うう…あー…ブラジルサンバ!!」というのだそうだ。
サッカー=ブラジルと、微妙に関連性があるところが面白いと弟は言う。
そういえばはる、生まれた頃から私が子守唄で歌っていたボサノヴァには今でも時々反応するなとか。音楽をかけているときにラテン系のサンバとかマンボとかがかかると、妙に腕を振り回すのだったなとか、一年前を思い出した。

まぁ実際、何を話すのかは別として、
こうもたびたび見ているということは、
はるはそろそろ話すのかもしれない。
ひとことくらいしゃべるのかもしれない。

ありえないけれども、
願わくば、
それは「ブラジルサンバ」であってほしい。
…面白いから。

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September 22, 2005

静かに季節を眺める。

鎌倉は駅の改札を出て、小町通をぶらぶらと歩く。
両脇に商店が建ち並ぶ中、和装小物や骨董や、あるいは食べ物をちらちらと眺めながら、八幡さまの方へ。
真ん中頃の賑やかな界隈を過ぎて、本や工芸品などが静かに並ぶようになったら、そこを左に曲がる。
そこからは急に、住宅地。

私はその中の、ひとつに入る。
風情ある門をくぐると、日の光を受けてなお楚々とした花が迎えてくれる。
そこには少し前まで、明治生まれの画家が住んでいた。
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彼の名は、鏑木清方。
美人画や、生まれ育った明治中ごろの東京下町風景を描いた人。
私は彼の、なんとも言えない色彩の運びが大好きだ。
華やかなようで清楚で、
大人しいようで大胆で、
しっとりと空気に溶け込むような、
そんな色を彼は描く。
そこには美しい人達がいる。
きらびやかな人でも高貴な人でもない、そこにいるのは、私達のすぐ隣にもいそうな市井の人たち。
だが彼らは、画家の手を通して、美しい人となる。
画家の感性が、なにかを転換しているに違いない。

画家の家はそのまま美術館となった。
彼が愛した庭が、画家が見ていた時そのままに美しく手入れされている。

ここでは季節に合わせた展覧会を催している。
画家が見た季節を、彼の絵を通して、静かに眺めることができる。
そこに描かれる季節の風景は、今では変わってしまったものも、変わらないものもある。

心の動きを呼び醒ますのは、
自然の流れそのものなのか、普遍的なものなのか、懐古的なものなのか。
その動きを求めて、
季節が変わるのを感じるといつも、
私の足はおのずとここに向く。

鎌倉市鏑木清方記念美術館

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September 21, 2005

単衣のころ。

050905_14200001四季の中で単衣の季節、というのは短い。
着物には、袷(あわせ)と単衣(ひとえ)がある。
袷は10月から5月、単衣は6月から9月。
でも7、8月には薄物といって絽とか紗の着物を着る慣わしなので、必然的に、単衣は6月と9月に着るものになる。その単衣の着物ばかり、夏の終わりに2つも手に入れてしまった。一つは紗紬なので盛夏にも着られる便利物。が、もうひとつは、厳密なふた月のみのもの。それが、この黄色い花の、正絹の単衣だ。

買うつもりなんて全然なかったのに、
という言い訳が、私が着物を買うときの毎回の口癖になってしまった。
買うつもりなんて全然なかったのに、
もうほれ込んでほれ込んでどうしようもなくなってしまうのである。

水彩画のような伸びやかな花と草と蔓。
大柄で黄色と緑が白地にある、結構目立つ着物なのに、鏡に当ててみるとしっくり馴染むようで、手放せなかった。
着ていくあてなんて、もちろんない。
家や近所まで普段着に着る着物。
リサイクル着物屋さんの店先にあったそれは、値段もその用途には適している。
それが更に半額になるというバーゲン。これを見逃す手があろうか。

というわけでこっそりと、家に持ち帰った。
旦那さんに見つかったら、また着物!と怒られてしまうだろう。彼は知らないが、それも一年の6分の1の季節しか着られないものだとわかったら、なおさら火に油を注いでしまうだろう。
そう思って2、3日ほど閉まっておくのだが、
うずうず着てみたくなって、
いざ着てみると見せびらかしたくなって、
とはいえちゃんと帯も締められないし、着物のプロ(のように見える)ばかりがいる鎌倉に着ていく勇気はない。
そこで結局旦那さんが帰ってくるのを待って、
呆れられるというわけだ。

単衣の着物が着られるのも残すところあと10日。
暑い日も寒い日もあるけれど、少し涼しい日、寒い日には着物を着ている。
はるが寝た後にこっそり着て、起きたら洋服に着替えることもある。

自分で心地よいと思う服を身に着けることは、
色彩心理学上も、風水上も、とても良い効果があるのだ。
…なんて、やっぱり都合のいい言い訳かもしれないけれど。

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September 20, 2005

ぽっぽさま

知人が鎌倉土産に、鳩の根付を持ってきてくれた。
鶴岡八幡宮の幸運を呼ぶ鳩の、白い根付である。
携帯につけてみると、これがまた、絶妙というほどにしっくりくる。

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鈴付きの鳩は、携帯を持ち歩くとりんりんと鳴って心地よい。

鈴の音は神道では神を呼び寄せるものだ。
鈴がなる度にその涼しげな音色に、なにか心躍るような気すらする。
白鳩は鶴岡八幡宮の神使い(実は鎌倉銘菓・鳩サブレーがなぜ鳩なのか、というのもここに由来する。鶴岡八幡宮の「八」の字は対の鳩が描かれているのだ。詳しくは下のリンクをどうぞ)だが、
西洋でも白鳩は神聖なものとされている。
洪水から逃れたノアの箱舟が、アララト山の山頂についた時、ノアは一羽の白鳩を放つ。
水がまだあるのなら、鳩はそのまま戻ってくるだろう。もしかすると戻ってもこないかもしれない。
だが、鳩は戻ってきた。口にオリーブの小枝を咥えて。
以来、白い鳩は平和のシンボルだ。

洋の東西を問わず、神聖なものとして愛される白鳩。
そのモティーフを、シンプルなデザインに閉じ込めた根付。
すっかり気に入ってしまったのである。
名前もつけた。
ぽっぽさま。

東西の鳩に思いを馳せながら、鳩サブレーをかじりつつ(私は尻尾からかじる派)、御茶にでもしようか。

鳩サブレー誕生秘話・豊島屋

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September 19, 2005

いとしの覆面パトカー

050828_21450001友人からミニカーのセットをいただいた。
教育系出版社で働く彼女の御見立ては、さすがに教育的なセレクトで、「働く車」シリーズ。
消防車、はしご車、救急車、パトカー、覆面パトカー。
何が好きかしら。
赤いはしご車が気に入るかしら、それとも白と黒のコントラストが目立つパトカーかしら…と思ったら。
はるのお気に召したのは、なんの変哲もない(?)、白い覆面パトカー。
上にぽちっと赤いのがついていなければ、単なる白いセダン。
他の車を蹴散らして、下に落としては、覆面パトカーを裏返して車輪を指でいじって遊ぶ。
とってもお気に入りで、私がテーブルに載せると、遠くから高速ハイハイしてきては、同じことの繰り返しだ。
友人も、地味なセレクトに驚いていた。

…はる好みって、いまいち読めない…。

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September 18, 2005

丘の上には…

050824_14250001鎌倉の起伏の多い道を、昔大好きだった犬のことなどを思い出しながら歩いていると、たいそう立派な門構えの御屋敷の前に出た。
建物は見えない。
しかし綺麗に舗装された道は弧を描いて奥につながっている。
両脇には蔦と、様々な木や花が、きちんと整えられていて、この奥には素晴らしい御屋敷があるのだろうと思うに足る佇まいであった。


するとその弧の奥から出てくる人があった。
御屋敷という場所柄からは連想できない、カジュアルなご婦人だった。
帽子とウォーキングシューズ、ラフなTシャツとパンツ。
立ち止まっている私に軽く会釈をして、彼女は通り過ぎていった。
ふと横をみると、看板があった。
その御屋敷は、美術館だったのである。

050824_14270001鎌倉大谷記念美術館は、ホテルニューオータニのオーナーが別荘として使っていた屋敷に作られた。
色彩の画家・デュフィの展覧会をやっているというので、早速覗いてみることにした。
私邸を美術館に仕立てた場所はいくつかあるが、この場所ほど「隠れ家」という表現に叶いながら、美術館たる風格を持った場所を、私は見たことがない。

撮影厳禁との文字がなければ、本当に美術館なのか疑わしく思って、開けるのをためらってしまいそうな重厚な木の扉。
扉をあけると体を包み込むひんやりと心地よい空気。
目に飛び込んでくる寄木細工の床。
吹き抜けに飾られたピエール・ボナールの、緑色の静謐な絵画。

展示室に入ると、左側に庭に面したテラスと、奥に小さな和室がある。
半円状のテラスには歓談席が設けられ、その真ん中から丁度よく見える位置に、デュフィの黄色いテーブルとヴァイオリンの絵がかけられている。
和室には、速見御舟の、朝顔。
二間続きの二階の展示室では洋間に障子を模した格子状の窓が切られ、今村紫紅、速見御舟といった日本画の巨匠が花鳥風月を垣間見せてくれたかと思うと、デュフィの明るい色彩が描く海辺の町が広がる。

ここは、洋と和が、美の名の下に調和している、そんな場所だ。

鎌倉を訪れた時、時間が少しあったなら、おすすめしたい。
じんわりと沁みる心地よさが、待っているはずだ。
050824_14510001

 
 
 
 
 
 
 

鎌倉大谷記念美術館

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September 17, 2005

ばんのいた夏。

鎌倉の、起伏の多い道を歩いていて、ふと思い出したことがある。
盛夏に比べて落ち着いたけれど、照り付けてくる日差し。
降り注ぐように聞こえてくる、蝉のじりじり啼く声。
ぬるい風が心地よく顔を撫ぜていく感覚。
木々の、あるいは草の、青いにおい。
それらが私を昔に引き戻した。
ばんのいた夏に。

ばんは、父の恩師が飼っていた犬だ。
大きくて、なま温かくて、優しい目の犬。
オスだったかメスだったかもわからない。
小学校低学年の私は、ばんが大好きだった。
犬、という生き物自体好きだったけれど、その中でも、ばんは特別だった。
年を取っていたせいなのか、どことなくゆったりと構えて、動作がとても穏やかだった。ばんの頭や背を撫でていると、ちくちくするような短い毛から、なま暖かい体温が伝わってきて、気持ちが良かった。ばんも、気持ちよさそうに眼を閉じていた。ばんと寄り添うのが、私はとても好きだった。

母に連れられて、丘の上の、ばんの家へ出かけた。
御中元とかご挨拶とか、そんな用向きだったのだろうと思う。
母に手を引かれて出かけるばんの家への外出は、ある日突然にやってくる嬉しい驚きだった。
バスは坂の途中までしか乗せていってはくれない。
そこからは、坂道を上っていくのだ。
緩やかに長く続く坂道には、いつも青いにおいがした。道端に草が茂っていたからなのだろうか、それとも野草園がそばにあったからなのだろうか。木々からは蝉の声が降り注いできて、照りつける夏の日差しに眼を細めながら、それでも嬉々として一歩一歩坂を上っていった。

汗をたっぷりかいた後、ひんやりと風の吹き抜けるばんの家に付く。
ばんに良く似た優しい眼差しの奥さまが迎えてくれる。
冷たい麦茶にはほんのり甘みがあったように思う。
たぶん、こども用にと砂糖を加えてくれていたのだろう。
のどを鳴らさないように注意しながら飲み干して、必ずおかわりもいただいたはずだ。
母と奥さまが話しをしている間、私はウズウズと庭に眼をやる。
御行儀良くしていなさい、と言われているため、ばんの姿を探すのも、眼だけできょろきょろとやる。
そのうち堪らなくなって、ばんと遊んでいいですか、と申し出る。
庭へのガラス戸を開けてもらったその後は覚えていない。夢中だったのだ。庭を走ったこともあったかもしれないし、ずっと撫でていたかもしれない。ばんとの記憶にあるのは、優しい目と、薄い茶色の短い毛と、大きな体と、温かさだ。大きな犬だったと思う。私の体よりもずっと大きかったように思うが、真偽のほどは定かではない。

その後しばらくして、恩師が亡くなり、ばんも亡くなった。
私がばんの家に連れられて行くこともなくなった。
母からは、ばんの御葬式を出したのだと聞いた。犬でも御葬式をするのだと思った。
曾祖母もまだ健在の頃、私が死というものに直面したのは、ばんにもう会えないのだという事実が初めてだったように思う。
ばんの死を聞いた夜、私は人知れず泣いた。布団をかぶって寝たフリをしながら、泣いた。
泣きながら、自分の中にある空虚な感覚が何かわからずにいた。
嫌だ、と思った。もう会えないなんて、嫌だ。
でも仕方ないとも思った。どうしようも出来ないから、諦めるより他に手はない。
諦めたくはなかった。ばんに、また会いたかった。
会えないのならせめて、ずっと忘れない、と思った。
ばんと一緒に過ごしたあの夏の一日と、ばんの優しい目が胸にこみあげてくるようでもあった。

夏の日、丘の上を歩いていると、そんな昔のことを思い出す。
たぶんこれからも、思い出すのだろうと思う。

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September 16, 2005

名刺デザインコレクション〔5〕

これは一番最近に手がけた、声の御仕事をなさる方のもの。
ご自身、水が好きということや、
朗読などをなされていることから、
物語を感じさせるデザインにした。

このイラスト、アンデルセンの人魚姫の表紙イメージに使われたものらしくて、
私のお気に入りのひとつ。
(著作権はもちろんクリアしているのだけど)

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…名刺の御仕事をいただくたびに、
大好きなアールヌーヴォーの資料と首っ引きになる時間がたまらなく好き。
いつも大体、5000点くらいの資料から選んでいます、といったら相当驚かれた。
いっこいっこ吟味するんですか、と。
そうです、いっこいっこ吟味してます。
それが、楽しいんです~…

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September 15, 2005

名刺デザインコレクション〔4〕

こちらはプライベート名刺。
御仕事用の名刺をつくるときに、いくつかデザイン案を出すのだけど、
そうすると大抵2つくらい迷われて、
一番のお気に入りを仕事用に、
二番目のお気に入りをプライベート用にして作って、
と言われることが多い。

女性の名刺ばかり作っている性なのか、
プライベート用というツールの性格なのか、
お仕事用のものよりも、柔らかい印象がある気がする。

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September 14, 2005

名刺デザインコレクション〔3〕

フードコーディネーターの方の名刺。
メニュープランを立てたり、いろいろなさっているのだけど、
御話しを聞く限りご本人はお菓子を作るのが好きみたいで、
パティシエめいた御仕事もあるとのことなので、
お菓子のイメージで。

クラス感あふれる感じと、
食欲につながる色、茶色をベースに
シンプル目に仕上げました。

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September 13, 2005

名刺デザインコレクション〔2〕

こちらはピアノの先生をなさっている方の名刺。
後ろに楽譜をすかして、ミューズ(芸術の女神)をあしらってみました。

こども好きな方なので、
その優しい感じをピンクで表してみました。
ちなみに、うしろに透かしている楽譜は、キャロルの楽譜。
キャロルって、個人的にはみんなで楽しく音楽に親しむイメージがあるので…。
そんな「楽しさ」を暗喩(?)してみました。

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September 12, 2005

名刺デザインコレクション〔1〕

今年に入って、友達の名刺をよく作っています。
作って、と頼まれたものもあれば、作らせて、とお願いしたものもあります。
まともに仕事として受けていた頃は、デザインについてもちゃんと対価をいただいたりしていたのだけど、
最近はそういうこともあったり、うやむやに印刷分だけにしたり、ケースバイケース。

注文を聞いて作る割に、出来上がったものは、やっぱり自分の好きなものになることが多いのです。
私は「仕事ナルシスト」のきらいがあって、基本的に自分で手がけた仕事は好き。
時間がたってからみると、ここを直したい!手を入れたい!と思うことはあっても、基本的に好きです。
こういう人間は、大成しないんだよね(笑)。

でも、作っている方も楽しいのです。
できあがったものを喜んでもらうと、もっと楽しいのです。
(そういうわけで、名刺を作りたいと思ってるかた、私でよければ、いつでもメールでご相談下さい)

前フリがながくなりましたが、今週は、名刺デザインウィーク、ということで。
最初は声のお仕事をしている方の。
声にとても華があるので、花のイメージで。
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September 11, 2005

いっぱしの子ども気取り。

050901_14510001スーパーの二階に、ガチャガチャのコーナーがある。

久しぶりに見た、なつかしのガチャガチャ。
一緒に見ていたはるが、ベビーカーから突然起き上がった。
身を乗り出すので立たせてみたら、それは、はるの大好きなアニメ「でこぼこフレンズ」の前だった。
思い切りケースを叩く、叩く。

くいしんボンもサボサボも、叩きまくる。

そして、この、
訴えるような表情。
うわー、いっぱしのこどもになったな、と驚いた。

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買って欲しいのかな、と思い、200円を投入して、ガチャガチャ。
出てきたのは、タマゴ王子。
はるに手渡すと、じっと見つめて、おもむろに捨てて、またケースを叩き始める。
どうやら、成果物への興味はないらしい。
…なんだ…単に叩きたかっただけなのか…
変わってないじゃん、なんにも。
成長してなくて肩透かしを食らったような、どこか安心したような、そんな日なのでした。

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September 10, 2005

惚れ込んで、惚れ抜いて。

お気づきでしょうか?
9月から、カテゴリをちょっと再編集しました。

「しごとのこと」というカテゴリだったのを、「デザインのこと」に変更しました。
考えてみると、ここの記事は2つしかなくて、なんだかカテゴリを立てた割にもったいないような気がしたので。
そこで、再編集を行って、ちょっとずつ好きなものや、自分の仕事(?)についてものせてみようかな、と思い至りました。(来週は、私が今年手がけた名刺のデザインをご紹介する予定。)ほかにも、「くらしむき」「みつけたもの」から映画と本を独立させたりしています。

さて今日は、ここのところ骨董市で惚れこんでしまった、素敵なものを御披露目します。

まずは、シャープペンシル。
アンティークのシャープペンシルって、今あまりないそうで、こんなものが?というものに6000円~8000円の値札がついていたりします。
私が惚れこんだモノはもっとチープ。
たぶん、そんなに古くないんだろうと思います。
でもでも、とっても綺麗…

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昔フランスの万年筆メーカーが、ある万年筆につけたキャッチコピーを思い出しました。
「あなたを綴る宝石です」
その女性向けの小ぶりの万年筆は、確かにそう言えるだけの魅力がありました。見た目も、価格も。

そこまでの価値はないのだけど、私にとっては、
このシャープペンシルはまさに「宝石」然とした魅力を備えていました。
きらきら輝く銀の筋。
小ぶりなフォルム。
クリップ部分だけが金、それも控えめな色目。
しかも羽みたいに軽い。

もともと安いのに更にわがままを言って安くしてもらい、1000円で手に入れました。
見ているだけで幸せ。
そんな文房具って、ひとつ持っていても、いいものです。

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September 09, 2005

重陽の節句。

本日は、重陽の節句。
…ってなんだか、しっていますか?

私は季語の本や民俗学の本を読むようになって知ったのだけど、
1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日が古来よりの節句に定められているそう。
どれも奇数が重なっていることに気がつきますね。
陰陽の考えでは、奇数は陽。
陽が重なる=めでたいとして、お祝いしたり、魔を避ける呪いを施したりしたらしいです。

で、重陽の節句には何をするかというと、
菊のお酒を飲みましょう。
陰暦9月が菊の季節というのと、
中国の菊の名産地近くに名水があり、菊花が漂うその水を飲んでいるその流域の人々が長寿であることから、
菊水を飲むと長寿になるとことほいでこれを習慣化したということらしいです。
(それにあやかって、「菊」の名をつけたお酒、みなさんもひとつふたつご存知では。)

まぁ、なにはともあれ、酒飲みは、酒が飲めれば理由はなんだって良いのです。
(酒が飲めなくなっても酒飲みの気概だけはしっかり持ち続けています)

本来は菊の花と米で作ったお酒を飲むそうなのですが、
菊の花を散らしたお酒でもよいとされているそう。
それも面倒(?)なわが家では…加賀の銘酒、菊姫でも買ってこようかな。

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September 08, 2005

アンティークマーケットにて

050831_12390001横浜は赤レンガで、アンティークマーケットがあった。
西洋骨董、和骨董、なんでもござれ。
早速出向いてみる。

いつも(?)行く、鎌倉骨董市とは趣が違っていて、ちゃんとしたイベント会場で行われる催しは、どこか「よそゆき」の気分。
ふらりと出かけたのだけど、そんな私を待ち受けていたのは、「目利き」なひとたちだった。
骨董歴○年、という感じの横濱マダム&ムッシューと、そんな顧客達に対峙するプロの目利きたち。

ふるぼけた女の子の人形を見て、ママー人形かな?と思ってみていると、
鋭い目のマダム:「あの和製ビスクはおいくら?」「」
店主:「5万だね、引いても4万」
そこからふたりは交渉に入る。
ここがこうだから安くならないか、あそこがこうだから引けない。
まさに、バトル。

ああ、骨董というのは、こういう人たちが楽しむものなのだなぁと改めて思った。

少なくとも私は場違いで、場違いなりに物見遊山。
鎌倉の骨董市では3桁~4桁の楽しみがあったけど、ここでは4桁~5桁、6桁。
メインの価格帯は、5桁だ。
ただしそのお値段の分、素敵な品もたっぷりとある。
ほれ込んでほれ込んで、でも高くて買えなかったお皿の写真をとらせていただいた。

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骨董の良し悪しなんてわからないけど、このお皿は見れば見るほど心地よくって、ほんわかするような気持ちになる。見ても見ても見飽きないお皿だ。
写真を撮らせてください、とお願いしたら、ご店主がわざわざ値札をとってくださり、ぜひ裏も撮ってあげてください、とお皿を裏返してくださった。

裏に、うさぎが佇んでいる。この顔といったら。
ますます離れがたくなるけれど…
この10センチほどのお皿に、福沢諭吉数枚。
なんでこんなに高いんだろ。
しばらくは、写真でガマンガマン。

結局この日は、キモノの端切れ4枚と、お召し(キモノ)を一枚と、フランスのアンティークの石鹸ラベルを一枚、つれて帰る。石鹸ラベルも、岩崎ミュージアムで見たような、よだれが出そうなくらいのものがたくさん。一枚1000円くらいだけど、何枚も何枚も費やすわけにはいかない。断腸の思いで10以上の候補から一枚を選び抜いた。
あまり長い時間店先でうなって見ていたせいか、ご店主が20%引きしてくれて、ちょっとホクホク。
*ラベルとキモノは後日、デザインのコーナーでご紹介します。乞うご期待*

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September 07, 2005

秋めいて…

秋が近くなってくると、ここ3年ほど、そわそわする。
私にとっての秋は、芸術の秋だ。
食欲の秋でも、読書の秋でもいいのだけど、不可抗力で、芸術の秋になっている。
その不可抗力に、そわそわさせられる。

実はここ3年ほど、ある試験を受けている。
美術系の検定試験で、ほとんど趣味のクイズみたいなものなのだけど、結構面白い。
3年前にできた試験なので、3級、2級と無事クリアして、今年はいよいよ1級。
初回の試験が一番評定が甘いと思うので、今年を逃したらきっと1級はとれないと思う。
が、今年もまた、合格する自信は、ない。やれるだけやって、だめだったらだめで。
(受検料がもったいないという理由でがんばってます)

そもそも私、美術好きだったっけ?
と振り返ってみると、どうもその原点が見えないでいる。
少なくとも小学校中学校では、美術に関して満足のいく成績をもらったことがない。
高校ではそれに嫌気が差して音楽専攻にしたし。

なのになぜ私は美術館で働く資格をとり、今こうして美術の試験を受けているのか?
絵が好きだったような気もするけど、思い出せない。
ピンポイントで好きな画家はいるけど、美術全般が好きとは言えないし…
どうも考えれば考えるほど答えは出なそうだ。

でも、ま、答えのある勉強ってそれはそれで何も考えなくていいので楽しくていいです。
(昔、受験生だった時はとてもそうは思えなかったけどね)

とりあえず、美術の薀蓄が一年のこの時期にだけ、たっぷり蓄積されるはず。
皆さん、今がチャンスです。
今のうちに私を美術館に誘ってください。
私のテキトーな解説を聞いて、テキトーに楽しめばいいもんだとわかって、
美術のテキトー楽しみ方を知る良い機会になるかもしれません。
そうすると私もなかなかやるもんだと思ってもらえるかもしれません。
ただし期間限定です。
11月上旬のみ。
試験は10月末だし、11月も中旬に入れば、ノド元過ぎて確実に全部白紙になるので。

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September 06, 2005

はたらきもの

050727_19380001はるは、働き者です。
引越しの荷物の整理を手伝ってくれます。
…これも単なる遊びなんだろうけど…

一見とても働き者に見えます。

実際とても働き者です。
とにかく遊ぶ、家でも外でも。

親のやっていることを自分もやりたい人なので、私が箪笥に洋服を畳んで入れていると、自分はそれを掴んで出す。しばらく使わないものをひとつにまとめてダンボールにつめて内容を書いていると、そのペンを奪って自分も書く。
スーパーで私が品物をカゴに入れれば、自分も手の届くものを入れている。(先日レジで、カゴに覚えのない袋菓子が入っていて驚いた)

そのうち、遊びと思わせて家の手伝いをさせてしまおうと画策する私なのでした。
成功するといいなぁ…
雑巾がけとか、洗い物とか、洗濯とかね…。

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September 05, 2005

ビールに、いとうづけ。

050829_21570001友人・伊藤に、とても美味しい漬物を教わりました。
正式名称が分からないので、うちでは「いとうづけ」と呼んでいます。
ピリ辛で、ビールに合うので、是非お試しあれ。

 
 
 
 

きゅうり   3本
すりごま  好みで
ごま油   好みで
ラー油   好みで
塩     好みで
しょうゆ   好みで
にんにく   極小の1片

(>伊藤 ディテールが違っているとしたら私の覚え違いですが、うちではこれで作って食べています)

きゅうりを包丁の背で叩いて、食べやすい大きさに切り、
にんにくの極小のもの1片をすり下ろして、
すりごまとラー油とごま油と、塩としょうゆをいれて混ぜる。
以上。

ちなみに、どのくらい漬け置くのか聞き忘れたのですが、
食べてみたら、すぐに食べられました。
(直ぐ食べる時は、手できゅうりをつぶすような感じで揉むと美味しかったです)

お試しあれ。

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September 04, 2005

フェチバトン…

またまたバトンが…しかもなんだか危ういバトン。
フェティシズムについて。


Q1.あなたは何フェチ?

血管。
手とか足とか、ぷくっとしている血管を見ると、ぷにぷに押さずにはいられません。


Q2.異性を見るとき,まず何処を見る?

眉間。
(目を見ているように見えて、実は見ていない)


Q3.最近プッシュできる部位

注射直前(ゴム巻かれた時)の肘の内側。


Q4.異性の好きな部位5つ

手の甲の一番膨らんでる血管
手首の内側の脈拍を取る血管
肘の内側の太い血管
くるぶしの下の血管
頚静脈


Q5.フェチを感じる衣装は?

…思い浮かばない…


Q6.バトンを渡す5人は?

レイコ、ぺこゆき、Reisama、あい、姫蔵。
よろしく。

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September 03, 2005

ぼうしのかわりに…

DSCN1930
はるは帽子が嫌いなので、どんなにかぶせても自分でとってしまう。
ゴムつきの帽子でも、ダメだ。
自分でひっぱってとって、勢い良く地面に投げ捨ててしまう。

そこで登場するのが、手ぬぐい。

こんなほっかむりをさせると、大人しくしてくれることが、あるのです。
見た目はちょっと、面白いけど…。
すれ違う人がベビーカーを覗き込んでいくのが面白い、悪い母親なのでした。

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September 02, 2005

骨董市、再び。

また鶴岡八幡宮で骨董市が開かれるというので、
はせ参じた。
今回は岡山から来た友人も誘い、二人で物色してみる。
やはりこういうものは、気心知れた友人と行くのがいい。
時にはストッパーになり、時には悪魔になる囁きが、またいい。

今回もまた50店ほどの骨董商が軒を連ねている。
前回出店していたお店は、今回も大体同じ位置に店を出していたので、歩きやすい印象だった。

前回に比べ、今回は購買意欲もたっぷり。
なにせ引っ越した後なので、「荷物になるから…」と前回諦めた食器類にも、手を出せるのである。
そして、重いものを購入しても、家もそう遠くないので、大丈夫なのである。

購入したのは…
イタリアのアンティークのカフェオレボウル、ふたつ。大きいのと小さいの。
それぞれ1200円と800円なり。
(ちなみに下に敷いてある麻のテーブルセンターは、骨董市の帰りに雑貨店で購入。ご店主のご好意で正札2800円を800円で入手。「もうすぐ夏が終るから…」というのが値引きの理由。さすが鎌倉、風流で潔い…。良く見ると孔雀の羽みたいな模様がかわいらしい)

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それから、これは相当掘り出し物、と自分では思っている、木の御重箱。
塗りの色がとてもきれい。ヴァイオリンの名器ストラディヴァリウスの、赤い茶色のニスを思わせる。
ちゃんと金の模様もきれい。
それに、胴がぷっくり膨らんでいるフォルムが、なんともなんともかわいらしい。
これがなんと、500円なり。

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一緒に行った友人は、
四季の絵が描かれた八角の小鉢を購入。
それから、つづれ織りの楊枝いれ、銀の楊枝つき。
ほっこりした感じの白い釉薬に、淡緑で葉が描かれた湯のみ(蕎麦猪口?)。
それぞれに、それぞれでほくほくした気分であった。

…これだから骨董市は、面白い!

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September 01, 2005

植物園へ。

050827_16520001すぐ近くには、植物園がある。
県立の施設なので、なかなか広くて、散歩のし甲斐がある。
外出したくて半狂乱になったはるをつれて、出かけてみた。

睡蓮の池があり、バラ園があり、さくら園、もも園、藤蔓のアーチ、名前の分からない花の山…
中でもハスは、達磨大師がインドから中国に持ち帰ったとされている幻のハス、の株分けされたものがあって、
幽玄な姿を見せてくれた。

きれいなところ満載だというのに、相変わらずはるは無感動な様子でベビーカーに座るのみ。

…まぁ、森林浴に似た効果があったと祈ろう。

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