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August 19, 2005

夏の着物。

050810_18500001絽、とか、紗、とか、名前だけでも涼しげな夏の着物。
その響きだけでもうっとりとしてしまって、よく物語の中にも使うのだけれども、着物の文化というものは、私にはいまだかつてないものでした。

なんと言うか、憧れているけれども、ちょっと手を出しがたい感じ。

最近は若い人達が(こういう表現を使うようになっただけ、私は年を取りました。確実に…)とても自由にファッションとしての着物を楽しんでいるみたいだけど、私にはそれもなんとなく抵抗があり、昔みたいに、しゃっきりすっきり、はんなりと着たいものだなぁと常々思っているのです。

しかしながら、私自身の暮らし向き自体、しゃっきりすっきり、はんなり、とはいかないもので、実際はぐうぐうたらたら。こんな私が着物など着ては、着物に、ひいてはその文化を引き継いできた先輩諸氏に大変失礼であると、思っておったのです。
思っておったのに、先日ふらふらと、着物を買ってしまいました。

自分でお金を出して買った、初めての着物になるわけで、それはつまり、着物文化にデビューしたことをも意味しているのでした。
青と緑の中間のような、なんとも曖昧模糊としているのにしゃっきりすっきり美しいお色。
紗の生地はしゃりしゃりとして、少し透けて。
ここしばらく、衣類に対してここまでの情熱(あるいは物欲?)を持っただろうか、というほどの、恋焦がれ具合。

着物のセオリーも何もわかっていない人が、着物を買おうというのです。
どれだけ惚れ込んでしまったかは、ご想像にお任せします。
恋愛に喩えるならば、一目惚れした勢いで押しかけ女房をするようなもの、になるのでしょうか。

というわけで、今、きれいに着物を着るために、着付けの本を読むことから始めています。
紗の着れる季節のうちに、着物が着られるようになるとよいのだけど。

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Comments

今年の夏、
去年までまだ似合わないと思っていた、
白い浴衣が着られました。
去年のお気に入りの紺よりも、
今はこちらのほうが似合うような気がして
(自分で言ってりゃ世話ないのだけど~)。

私も年を取りましたね(笑)。

いつか、仙台に着ていらしてね~。

Posted by: ゆず | August 24, 2005 at 07:07 PM

白い浴衣、きっと良くお似合いでしょうね!
白の浴衣の方が大人っぽく見える、のかな
紺よりも。
初めて知りました!
そういうドレスコードを知るのって、なんだかわくわくするね。

冬の仙台では、きもの三昧の予定です!
両方の母から、着ていないきものをいただく予約をとりつけたの(笑)。
今年の冬は12月頭から帰省しています。
(夏にできなかった手術をする予定で!)
きもの姿で会えたらいいね。

骨董市でも素敵なきものをたくさん見かけたので、
今週末も出向くつもり。
新しいカルチャーを知るのって、
ほんとうに楽しいね!

Posted by: zok | August 24, 2005 at 11:26 PM

おかあさんの着物、いいね~!!
私は身長が違いすぎて、そのままでは着れないのが残念。

着物で忘年会、ぜひ、やりませう。

そして、古民家の新居、ほんとうらやましいです!
蚊との闘いはなんとも大変そうだけど、
蚊取り線香は、やっぱりちゃんと効くみたいだよ。
それから、蚊帳。
古いおうちには、きっとぴったりでしょう。
…て、そこまでは古くないのかしらん。

絵描きの友人、はるちゃんが、
8月24日に発売になった「つくばスタイル」という雑誌に、
このたび引っ越した古民家での暮らしや、
彼女自身のライフスタイルを取材されているの。
ほんとうに素敵な女性。
よかったら見てみてね。
のどのどブログに載せている、つくばの家は、彼女の家だよー。

今気付いたけど、はるくんと同じ名前だ(笑)。

Posted by: ゆず | August 25, 2005 at 08:28 PM

おお、古民家。
それってまさに憧れ!
「つくばスタイル」、見てみます。
うちはそこからは程遠い(?)、いわゆる団地ってやつです。
コンクリの素っ気無い外観に、板の間+和室3つの、平均的なやつ。むかしの家みたいな「田」の字型の間取りだよ。

古めいた家具が手に入ったので、
板の間のリビングにはソファ+茶箪笥+モダンな茶箪笥(和風のサイドボード?)、という一見ちぐはぐな感じの、
でもなにか通奏低音を感じるようなお部屋に仕立てました。

前にゆずさんのお宅にお邪魔したとき、
お茶箱がさりげなーく使われていたのがとっても素敵だったよね!ああいう感じ、憧れです。

ちょっと古い時代に、
タイムスリップしたような。
そんな暮らしにしたいなーと思っているのだけど、
実際どうなるやら(笑)。

蚊取り線香、
はるがいたずらしそうなので、
昔ながらの渦巻きのやつを断念して、
液体のやつにしました。
…ちょっと残念。

こちら方面に来る機会があったら、
のぞきに来てね。

Posted by: zok | August 25, 2005 at 09:28 PM

ぜひ伺いますよー!
そうか、はるくん、蚊取線香はもうすこし危険ですね。
団地とはいえ、一軒家、うらやましいです。。
私の街は雪下ろしが必要なので、
一人暮らしで一軒家は気が進まないけれど、
いつかはちいさくてもいいから庭のある家がいいな。。。

茶箱を覚えていてくださって光栄です、
荷解き、がんばってね!

Posted by: ゆず | August 26, 2005 at 05:40 PM

ありがとう!
ただ…説明が足らなかったですね、ごめんね。
うちは…イワユル団地で…新興住宅地という意味ではないほうの。
一昔前の火サスとかでよく主婦が殺されているような、
古い古いマンションの一室住まいだよ。
職員宿舎なので、結構まわりを気にしてます。
まだあまり御付き合いがないので、よくわからないんだけどね。

庭つきの家、いいね!私も憧れ。ちっちゃくていいから、くつろげる家を
…いつかね!

Posted by: zok | August 27, 2005 at 01:44 PM

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